今回この作品を見直したのには3つの理由があります。
まずはゲイリー・シニーズが出演しているから。
2つ目はロバート・ゼメキス監督だから。
そして最大の理由は、
ここ数年のアカデミー賞受賞作品と比べると
非常に″らしい″作品だったよなぁと思い
確かめたかったから。
そんな今のよしおかが興味津々なのは
94年、監督・作品などをはじめ6部門のオスカーを手にした
フォレスト・ガンプ/一期一会
タイトルの″フォレスト・ガンプ″は主人公の名前ですが
″gump″には間抜けなという意味があります。
知能指数が低く生まれた
フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)
それでも母親・ミセス・ガンプ(サリー・フィールド)の前向きな考えのお蔭で
素直に育った彼は
体育会系の社会にバシッとはまります。
大学ではアメフトで大活躍。
卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争へ。
ダン・テイラー中尉(ゲイリー・シニーズ)が指揮する小隊に配属されます。
ダン中尉は敵の攻撃で足を失ってしまいますが
フォレストはここでも大活躍。
さらに除隊されても卓球で活躍したり
ダンのお蔭で、株で大儲けしたり…
人より知能指数は低いけれど
人々の憧れであるスポーツの代表選手に選ばれ
財を成し
初恋の女性ジェニー(ロビン・ライト・ペン)と結ばれる。
まさにアメリカンドリームを手にした男の物語です
まず、ロバート・ゼメキス監督作品だという観点から話をすると
やはり″時間″をテーマにしている
この作品はフォレストがベンチに座って
隣の人に語りかける事で話が進んでいきます。
相手は次々に変わっていきますが
幼少期、大学時代、軍隊時代…
各々回想しながら
フォレストの人生が明らかになっていく。
最初のシーンで鳥の白い羽根が舞いますが
最後にも同じ様に舞う。
これは
「今ある現状は説明してきた数々の理由からだ」
つまり、現在のフォレストが形成された理由を
現在を軸に過去を引き合いに出す事で説明している。
″時間″というキーワードを使うなら
「説明している過去の数々の時間があってこそ
今のフォレストがある」
と語っていると思うのです。」
まあこう書くと
″誰だってそうじゃん″と思うかもしれませんが
ゼメキス監督は
意図して、そう映像化している訳ですね。
最初に見た時、私はそういう視点で見ていなかったから
単純にアメリカンドリームの作品だと思ったけど
知ってからだと
その″つじつまを合わせる″感じが非常に病みつきになります。
まさに監督節。
また当時の大統領やジョン・レノンなどを
CGを使って登場させているのもいかにも
他の作品もこの視点でまた見てみたいと思います
ゲイリー・シニーズに関しては
やっぱり名脇役なんだ~と思いました。
誤解のない様に言いますと
現在アメリカで人気のTVドラマCSI:NYシリーズでは主演
でもこのドラマは毎回ある意味、
主役は″事件″なんです。
彼は事件を興味深いものにしている
引き立て役と言いますか…
だから名脇役
彼はこの中尉でもそうです
″抑える″演技で
人間のエネルギーを表現しているように感じる。
私はこの2役の彼しか知らず
単純に考えると、気性の激しいダン中尉と
誠実で穏やかなマック主任は正反対のキャラだけど
内に秘めた情熱が一緒に思えて仕方ない。
こういう人物が得意なのか
単純にはまり役なのか…
他の彼も是非チェックする事にしましょう
そして最大の目的は、今回のアカデミー賞で
最優秀作品賞を受賞しているから。
今年のアカデミー賞から、作品賞のノミネートが10作品に戻った理由の1つは
最近の受賞作がお祭り作品ではないから。
社会的なもの、単館・インディペンデント系のもの
言葉が悪いけどもっとストレートに言うと
″地味なもの″が多いから
「アニメ、娯楽性の高いものまで選択肢を広げよう」
とノミネート作品を増やした。
何だかんだ言ってもアカデミー賞は祭典だから
受賞したら世界的に盛り上がって
劇場に足を運ぶ人が増える事を望んだ訳です。
かつてそうだった様に…
まあ今年もやはりそんな状況とは、ほど遠い結果になりましたが…
その点この作品は確かにお祭り向き。
弱者が成功を収めるこの作品は
好き嫌いはあるにせよ
不愉快になる人はいないはず。
見終えた後に勇気が出てくる映画はやはり万人向け。
これぞ″THE オスカー″作品だよなぁ、と思うのです
個人的にはハリウッドより単館系、
アクションよりドラマが好きな私ですら
最近のアカデミー賞には少し物足りなさを感じてしまいます。
是非来年はいかにもな
この映画の様な作品が受賞する事を願って…
まずはゲイリー・シニーズが出演しているから。
2つ目はロバート・ゼメキス監督だから。
そして最大の理由は、
ここ数年のアカデミー賞受賞作品と比べると
非常に″らしい″作品だったよなぁと思い
確かめたかったから。
そんな今のよしおかが興味津々なのは
94年、監督・作品などをはじめ6部門のオスカーを手にした
フォレスト・ガンプ/一期一会
タイトルの″フォレスト・ガンプ″は主人公の名前ですが
″gump″には間抜けなという意味があります。
知能指数が低く生まれた
フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)
それでも母親・ミセス・ガンプ(サリー・フィールド)の前向きな考えのお蔭で
素直に育った彼は
体育会系の社会にバシッとはまります。
大学ではアメフトで大活躍。
卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争へ。
ダン・テイラー中尉(ゲイリー・シニーズ)が指揮する小隊に配属されます。
ダン中尉は敵の攻撃で足を失ってしまいますが
フォレストはここでも大活躍。
さらに除隊されても卓球で活躍したり
ダンのお蔭で、株で大儲けしたり…
人より知能指数は低いけれど
人々の憧れであるスポーツの代表選手に選ばれ
財を成し
初恋の女性ジェニー(ロビン・ライト・ペン)と結ばれる。
まさにアメリカンドリームを手にした男の物語です
まず、ロバート・ゼメキス監督作品だという観点から話をすると
やはり″時間″をテーマにしている
この作品はフォレストがベンチに座って
隣の人に語りかける事で話が進んでいきます。
相手は次々に変わっていきますが
幼少期、大学時代、軍隊時代…
各々回想しながら
フォレストの人生が明らかになっていく。
最初のシーンで鳥の白い羽根が舞いますが
最後にも同じ様に舞う。
これは
「今ある現状は説明してきた数々の理由からだ」
つまり、現在のフォレストが形成された理由を
現在を軸に過去を引き合いに出す事で説明している。
″時間″というキーワードを使うなら
「説明している過去の数々の時間があってこそ
今のフォレストがある」
と語っていると思うのです。」
まあこう書くと
″誰だってそうじゃん″と思うかもしれませんが
ゼメキス監督は
意図して、そう映像化している訳ですね。
最初に見た時、私はそういう視点で見ていなかったから
単純にアメリカンドリームの作品だと思ったけど
知ってからだと
その″つじつまを合わせる″感じが非常に病みつきになります。
まさに監督節。
また当時の大統領やジョン・レノンなどを
CGを使って登場させているのもいかにも
他の作品もこの視点でまた見てみたいと思います
ゲイリー・シニーズに関しては
やっぱり名脇役なんだ~と思いました。
誤解のない様に言いますと
現在アメリカで人気のTVドラマCSI:NYシリーズでは主演
でもこのドラマは毎回ある意味、
主役は″事件″なんです。
彼は事件を興味深いものにしている
引き立て役と言いますか…
だから名脇役
彼はこの中尉でもそうです
″抑える″演技で
人間のエネルギーを表現しているように感じる。
私はこの2役の彼しか知らず
単純に考えると、気性の激しいダン中尉と
誠実で穏やかなマック主任は正反対のキャラだけど
内に秘めた情熱が一緒に思えて仕方ない。
こういう人物が得意なのか
単純にはまり役なのか…
他の彼も是非チェックする事にしましょう
そして最大の目的は、今回のアカデミー賞で
最優秀作品賞を受賞しているから。
今年のアカデミー賞から、作品賞のノミネートが10作品に戻った理由の1つは
最近の受賞作がお祭り作品ではないから。
社会的なもの、単館・インディペンデント系のもの
言葉が悪いけどもっとストレートに言うと
″地味なもの″が多いから
「アニメ、娯楽性の高いものまで選択肢を広げよう」
とノミネート作品を増やした。
何だかんだ言ってもアカデミー賞は祭典だから
受賞したら世界的に盛り上がって
劇場に足を運ぶ人が増える事を望んだ訳です。
かつてそうだった様に…
まあ今年もやはりそんな状況とは、ほど遠い結果になりましたが…
その点この作品は確かにお祭り向き。
弱者が成功を収めるこの作品は
好き嫌いはあるにせよ
不愉快になる人はいないはず。
見終えた後に勇気が出てくる映画はやはり万人向け。
これぞ″THE オスカー″作品だよなぁ、と思うのです
個人的にはハリウッドより単館系、
アクションよりドラマが好きな私ですら
最近のアカデミー賞には少し物足りなさを感じてしまいます。
是非来年はいかにもな
この映画の様な作品が受賞する事を願って…