娘を亡くした俺にラブソング…

グループ名と数曲だけの知識だったので
タイトルを聞いた時、
「あれ?ジャズグループだったけか」と的外れな疑問を抱いたのも1年前。

勘違いも甚だしい
ニュージャージー出身の″ジャージー″だったのね

ジャージー・ボーイズ

ジャズだったら″ジャジー″か
というくだらない前置きを書いたら読む人が減りそうですが、
ちょっとお待ちを

めちゃめちゃ心に染みる作品でしたから
さすがはクリント・イーストウッド監督

キネマ旬報映画ベストテン外国映画部門では
見事ベスト1にもなっている2014年の作品です。

1951年ニュージャージー州。

州の実力者ジップ・デカルロ（クリストファー・ウォーケン）ともつながりのある
トミー・デヴィート（ヴィンセント・ピアッツァ）は
ベースのニック・マッシ（マイケル・ロメンダ）と3人で
″バラエティ・トリオ″というバンドを組んでいました

そんな彼の目に留まったのがこの物語の主人公。
のちにフォー・シーズンズのリードヴォーカル
フランキー・ヴァリとして名をはせる事になる
フランチェスコ・カステルチオ（ジョン・ロイド・ヤング）

独特のファルセットボイスがすぐに人を魅了し、
才能豊かな駆け出しの作曲家
ボブ・ゴーディオ（エリック・バーゲン）も仲間に加わります

そしてお馴染みの「シェリー」「恋はヤセがまん」「恋のハリキリ・ボーイ 」から
現在もアメリカ、日本問わず様々な人がカバーしている
「Can't Take My Eyes Off You（君の瞳に恋してる）」などをヒットさせ
ロックの殿堂入りまで果たすのですが
その成功の裏には測り知れない物語があって…

80歳を過ぎてなお精力的に作品を世に送り出している
クリント・イーストウッド監督ならではの
トニー賞を受賞したミュージカルの映画化です



ああ、Can't Take My Eyes Off Youって
彼の曲だったんですね

私はボーイズ・タウン・ギャングの
あのディスコチックなヴァージョンで最初に知りました。
その時ちらっと原曲を調べた気がするのですが
すっかり忘れていた

改めてカバーしている人も調べましたが
時代を越えてそうそうたるメンバー。
すごいな～。
そんな曲を歌っていた人だったなんて

しかも娘をドラッグで亡くし
乗り越えるための曲として
ボブが作ってくれたんですね…

歌い切って正面を見つめる彼には
胸が痛くなりましたよ。

そして1992年にロックの殿堂入りを果たし
皆が再開するラストシーン。

本当家族や仲間って他人には判らないもろもろがあるんですよね。
トミーの莫大な借金が明らかになった時
何故そこまでして彼をかばったのか不思議で仕方ありませんでした。

その後の営業も全てその借金の返済のために
やる事になるのですから。
しかも実話でしょ。

でも
このラストで腑に落ちたと言いますか…
一部だけを切り取れば、
確かにトミーはいつまでたっても田舎者のチンピラって感じでしたが
フランキーの台詞にもあった様に
彼に拾ってもらわなければこの成功はなかった。

才能がある人はどんな形でも世に出るでしょって
今は思うけど
ネットも携帯もない当時、しかもアメリカなら違うのかも…

本当に彼の借金を肩代わりする価値があったのかもしれない。
全てを解りあったような2人の見つめ合う視線は
見えない感情を見せてくれた気がします。

さらに駆け出しの頃が素晴らしかったって振り返ると
昔に戻っている演出
素敵だね～

あんまりフォー・シーズンズについては詳しくなかったけど
改めて曲を聴きたくなったのも
素晴らしい作品だったからでしょう

今の私の頭の中のヘビロテは完全に「Can't Take My Eyes Off You」です
あ、「Sherry」もね。

にほんブログ村
ドラマじゃないけど励みになりますのでクリックよろしくお願いします

	ジャージー・ボーイズ ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
	ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

	Very Best of Frankie Valli & Four Seasons

殺人を無罪にする方法 シーズン1

本国での評判も良かったので上陸を楽しみにしていましたが
期待していたものは
やっぱり夢中にさせられましたね～

それはグレアナ、プラプラ、スキャンダルと
数々のヒット作を生み出してきた
ションダ・ライムズプロデュースのリーガルサスペンス。

　　　　　

　殺人を無罪にする方法 1ST SEASON

この日本語タイトルを初めて見た時
一体原題はなんて名前なんだろうって思っていたけど
「How to Get Away with Murder」
そのままだったんですね～

うん。確かにほぼ直訳のこのタイトルがぴったりだわ

昨年から今年にかけてOAされた全15話が
どこよりも早くDlifeで放送されました


世界遺産でもある独立記念館が有名な
フィラデルフィアにある架空のミドルトン大学で
犯罪学を教えるのは
アナリーズ・キーティング（ヴィオラ・デイヴィス）

彼女は授業の最初にはっきりと学生たちに言いました。
「私が教えるのは
　"How to Get Away with Murder（殺人を無罪にする方法）"だ」と

つまり有罪か無罪かはどうでもいい。
大切なのは依頼人を無罪にする方法だと。

現役弁護士であるも彼女は
自分の担当しているケースを題材に
無罪にする方法をあの手この手で考え出すのです。
時には愛人である
ネイト・レイヒ刑事（ビリー・ブラウン）を証人喚問してまで

同時に学生の中から事務所に来てほしい優秀な人材を探し出します。
誰よりもアナリーズに憧れるミカエラ・プラット（アジャ・ナオミ・キング）、
仕事の為ならゲイである自分をも利用する
コナー・ウォルシュ（ジャック・ファラヒー）,
事務所の従業員フランク・デルフィノ（チャーリー・ウィーバー）と関係を持つ
ローレル・カスティーリョ（カーラ・ソウザ）など
毎年4人が選ばれるのですが
今回は補欠として、アナリーズの浮気現場を目撃した
ウェス・ギビンズ（アルフレッド・イーノック）もメンバーに入り

一方でウェスをはじめとする選ばれた学生たちは
かがり火パーティの日
死体を処理しようとしています

しかもその死体はあの人で
ライラ・スタンガード（メーガン・ウェスト）の殺人事件とも
絶妙に絡みあい…

物語のスタートは3ヶ月前。
徐々に過去と現在の時間が縮まり殺人事件の謎が明らかに。
今年の2月に終了したヒット作が無料放送のDlifeに登場です




学生たちが殺人事件に巻き込まれ
その死体がアナリーズの旦那サム（トム・ヴェリカ）だったという
ショッキングな展開でスタートしたこのドラマ。

日本では賛否両論あるようだけど、
個人的にはかなり引き込まれ
勢いそのままにシーズン1を終えたと言うのも納得のストーリーでした

そもそも物語は2つの柱を中心に動いていたんですね。

①基本1話完結で、
　キーティングのクライアントを無罪にする

その一方で
②何故サムが殺され、学生たちがその死体を処理しているのか…が
明らかになっていきました。

1話完結で描かれている内容は現在のものに思えるのですが
実はこれ過去の事で
徐々に現在に近づいて、#8″DND鑑定″でほぼ時間軸が一緒になったんです。


結論から言いますと
サムは殺され損（なんて言葉はないけど）だったのではないでしょうか。
この前エントリした時
あいつは悪い奴だなんだかんだと散々ケチをつけましたが
彼はライラを殺してはいなかったのです。

確かに愛人という立場でありながら妊娠していましたが
むしろ彼はアナリーズと別れようとしていた…

けれど学生たちはサムが殺したと思っているから
ライラの容疑者として逮捕されアナリーズが弁護している
レベッカ・サッター（ケイティー・フィンドレー）が襲われそうになった時
身を守るために殺してしまったという訳

では、ライラ殺しの犯人は誰かと言うと
全く予想していなかったフランク

ただこれも来シーズンの布石で
サムが依頼したとも受け取れるし、
アナリーズが頼んだとも受けれました。

さらにレベッカも殺されていたんです
この犯人もまたシーズン2でヤキモキさせられるところでしょう

あとアソシエイトのボニー・ウィンターボトム（ライザ・ウェイル）と
アナリーズの関係も何かありそうで気になるところ

他にも意味深なシーンが多く
余力があればもう一度見直したいドラマでした


ちなみにもう1人の容疑者
グリフィン・オライリー（レニー・プラット）の弁護をしていたのは
グレッグ・ジャーマン
#7″専門家証人″にゲスト出演していたんだけど
アメドラファンならご存知ですよね
アリーのリチャード
同じ弁護士をやらせるんだからにくいわ～

にほんブログ村　励みになりますのでクリックお願いします

	殺人を無罪にする方法 シーズン1 Part1 [DVD]
	2016年3月2日発売決定♪
	ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

LAW & ORDER:性犯罪特捜班 シーズン4

長く続いている人気ドラマだから
今は有名な俳優さんが無名時代にゲスト出演しているのは当たり前なんだけど
今シーズンは本当一杯いますね～

グレアナからはサラ・ラミレス（#1"世間と自分を欺くウソ"）と
チャンドラ・ウィルソン（＃8"完ぺきな細胞"）
ラブリーガからはシャロン・ローレンス（同じく#1）
ER-緊急救命室-からはグロリア・ルーベン（＃7"捨てられた人形）
そして#14"殺しの事実"にはプリズン・ブレイクと同じケラーマンという名前で
ポール・アデルステインが。

事件もさることながら、この様にゲストをチェックするのも楽しみなのは

　　　　　

LAW & ORDER:性犯罪特捜班 4TH SEASON


もちろん事件自体も興味深く、
テーマが重いのにも関わらず嫌な気分にならないのも脚本の妙だと思います

とは言え見るのにはやっぱり体力を消耗するので
本国では02～03年にかけてOAされた全25話を
ゆるりゆるりと鑑賞しました


ニューヨーク市警に本部を構え、
選りすぐりの捜査官がレイプ、性的虐待、セックス産業などの特殊任務にあたる
性犯罪特捜班（＝SUV:Special Victims Unit）

メンバーの1人は自らもレイプで生まれたという過酷な運命を背負う
オリビア・ベンソン（マリスカ・ハージティ）

相棒のエリオット・ステイブラー（クリストファー・メローニ）も
父親に虐待された過去を持ち、
ゆるぎない信念から権力にも立ち向かいます

そして彼らと同じ様にオダフィン・チュツォーラ（アイス・T）も
人によっては過度に同情する事も。

その点、ドナルド・クレイゲン（ダン・フロレク）主任警部が居ない時に
代わりも務める皮肉屋のジョン・マンチ（リチャード・ベルザー）は冷静

そんな私生活をすり減らして逮捕する容疑者を
アレックス・キャボット（ステファニー・マーチ）検事が起訴し、
後半は法廷ドラマにもなっているクライムドラマ。
本国ではこの秋シーズン17に突入です





1つ1つの特異性から言ったら
クライムサスペンスの中でも群を抜いていて
見終えた後のやりきれなさは半端ない

それでも見ちゃうのは嫌な気分になるっていうより
普段自分が知る事のない世界を知ったという
知的好奇心が満たされるからでしょう


たとえば今シーズンの事件は17歳の少年と継母の性的関係。
この#2"神聖な婚姻"で描かれるのは
まだ善悪が付かない子供を大人がマインドコントロールしているという事実。

#8"完ぺきな細胞"では昏睡状態の女性をレイプ。
妊娠していたので犯罪が発覚したのですが、
何と犯人はパーキンソンを研究している医者だったのです

娘を培養皿のように扱うなんて許せないと
涙ながらに訴えていた母親の気持ちとは裏腹の判決に言葉を失うばかり。
証言台に立った人物の要求にも腹立たしい限りでした。

#9"罪の意識"では、大麻を自宅で栽培していた女性が殺されます。
犯人はまだ12歳と14歳の男の子なんだけど、
14歳の子は知能障害があって12歳の子に利用されていて…

#11"堕ちた天使"では6歳の少女がレイプ。
それを支持した人を知った時の衝撃たるや
こういう特殊犯罪は育った環境によるものが多いようですが
ここまでいくと、その本人を恨んでいいのか、
ちゃんと愛情を持って育てなかった大人を恨んでいいのか…

#15"パンドラの箱"ではステイブラーがチェコへ。
チェコではドイツの半値で遊べるから
ドイツ人が後を絶たずやって来るんですって。
ピンクの窓が10歳以下の女の子、ブルーの窓が男の子がいるという合図で
判っていても警察が見て見ぬ振りをしているから
欧州警察は手出しできないそうです

#19バーチャル・ポルノの罠″では急速に進む
法ではなかなか裁ききれないネットに潜む危険性を問うていました。

#21″悲しい現実″では性同一性障害の人がレイプ未遂に。
本人は今までの過酷な暴力、差別の経験があるから
同じ様に襲ってきた人を殺してしまうのです。
女性なら正当防衛が成り立つのでしょうが、
まだ男性器を持つ女性がやったものだから…
あまりに辛いラストには朝9時に見たのに暗～い気持ちに。

そしてシーズンフィナーレ"冷血な殺人"では
犯人の母親の言葉に愕然としました。
息子がそんな風になったのは
本当に生まれ持っての悪人だからなのか…
そんな人がいるんだろうか…

子を持つ親としてはあまりに苦しい結末でした

これでも厳選して書いているつもりですが
この様に書き出していったら切がないほど1つ1つが秀逸。

相変わらず皆さん見て下さいと言えるドラマではないけど
余力がある方はどうぞアメリカ社会の闇をのぞいてみて下さい

にほんブログ村　励みになりますのでクリックよろしくお願いします

	Law & Order 性犯罪特捜班 シーズン4 バリューパック [DVD]
	ジェネオン・ユニバーサル

よみがえり～レザレクション～ シーズン2

すっかり最後までの感想をエントリするのが遅くなりましたが
なるほどね

ニワトリが先か、卵が先か…と言う話は後ほどするとして
前半はSF要素、延いてはミステリー要素
後半ヒューマンドラマとしての見応えがあって、
途中まではなかなか楽しめましたよ

しかも主要人物であるあの人までよみがえっていたなんて

　　　　

　レザレクション 2ND SEASON

正直、最近評価の指標とされる事が多い
Rotten Tomatoes（ロッテン・トマト）の映画評論家の評価も低いですし
このシーズンで終了も決まりました。

でも個人的にはそれなりに見どころもあったと思う
昨年から今年にかけてOAされた13話は
Dlifeで放送されました


よみがえった人達が軍に連行されましたが
ジェイコブ・ラングストン（ランドン・ヒメネス）も
例外ではありませんでした

同時に移民・税関捜査官の
マーティン・ベラミー（オマー・エップス）まで連れて行かれたのですが
なんと彼もまたよみがえっていたという衝撃の事実で
今シーズンは幕を開けます

さらにラングストン家はヘンリー（カートウッド・スミス）の母、
つまりはジェイコブの祖母でもある
マーガレット（ミシェル・フェアリー）もよみがえります

彼女は54歳の時、ガンでなくなったのですが
彼女こそ大きな秘密を握っているようで

本国ではこれがファイナルとなってしまいましたが
日本人の″亡くなった人″と上手く付き合える独特の感性があれば
それなりに楽しめるSFドラマです



最初に書いたニワトリが先か、卵が先か…という話ですが、
つまり「打ち切りが決まった」から「尻つぼみになった」のか
それとも「尻つぼみになってきた」から「打ち切りになった」のか…

いずれにしろラストは
あれあれ全然問題が解決されなかったと
非常に残念な結末になってしまいましたが
途中までは3つの大きな謎に翻弄されました

①何故、よみがえったか?
②どうしてよみがえった人が消えるのか?
　またどうすれば消えないのか?

中盤になって
③ラングストン家に近づいているブライアン・アディスンとは誰なのか?
以下私が途中まで謎解きを楽しんだ痕跡


まず①のよみがえった理由ですが、
マーガレットが非常に興味深い事を言っていました。

「罰を受けるため」だと。

それを裏付けるかのように、
よみがえった人の多くは殺されていたのです

格好の例が警官カール・エンダース（クリストファー・ベリー）の兄マイキー

実はカールは何度もマイキーを殺していたみたい
ただ、消える方法の1つも判ったみたいで
それが病気になる事。

この病気はよみがえった人しか罹らず
基本かかった人は消えていなくなってしまうのです。

ところがそのルールを破ったのが
レイチェル・ブレードウッド（キャスリーン・マンロー）。

何故病気にかかって消える人と克服する人がいるのか

これまたマーガレットが言っていたのですが

「生きている人と同じ様に″生きる意欲″を失うと
　よみがえった人も死ぬ…」
つまりはいなくなるのだ、と。

これこそが②のヒントですよね。
彼女は子供が出来て生き残る意欲があったから

一方で病気を治療するには胎児が関係しているという説も浮かび上がってきましたし、
よみがえっていない人も病気になりました。


#5″生きる意欲″ではバーバラ（エイプリル・ビリングスリー）も消えるのですが
彼女はもしかしたらフレッドに殺されたのかもしれない
ただ、自分は不倫をしていたし、
ジェイコブを死なせてしまったしという負い目があるから
深くは追及していなかったのかもしれません

そんな彼女もマーガレットに追い詰められ消えてしまうんですけど
マーガレットは消せる方法を知っていました。

そうそう、この「殺された」理論でいくと
マーティンはOKですが、レイチェルは自殺したでしょ。
ジェイコブは…

そして③の彼はラングストンファニチャーで火災が起きた時の
被害者＝ウィリアムの孫でした。
当然復讐って事になるんでしょうが
火災では助けてくれと言っていたウィリアムの姿から想像すると
どうもただの火災ではなさそうでしたが
一体当時何があったのでしょう

と、うだうだ考えたけど、結局何一つ明らかにならなかったのか
あはは。

レイチェルの子が「産まれてきてはいけない子」だなんて言われていたけど
これもどうなるのか知りたかったな～。

一応ラストはさらに多くの人が当たり前によみがえる様になり
1年後、マーティンは"よみがえり局"で働いていたんですけど…
まあ仕方ないですね


ちなみにヒューマンドラマとしての見どころとしては
まず#4″古傷″でラングストン家が集まったディナー。

バーバラも参加したのですが、
特に面白くないのはルシール（フランシス・フィッシャー）。
どんな理由があるにせよ、
息子が死んだ時に一緒に居た人を許せるでしょうか…
何せ、彼女は愛人と居たのですから

「あなたがサムと寝るために、私が息子を失ったんだ。」という台詞は
あまりに酷、いやそれとも当たり前

トムの奥さんジェニンのリアクションも痛いですよね～。
浮気じゃないんだもん。
死んでしまった昔の恋人なんだもん。
自分が子供を持てなかっただけに追い詰められていくのは当然ではないでしょうか

女同士の火花はなかなか見応えがありましたよ


にほんブログ村　応援よろしくお願いします

よみがえり～レザレクション～（Resurrection）

日本でも先月発売になったジェイソン・モットのSFファンタジー
「The Returned」（邦題はドラマと一緒）を原作にした
ファンタジードラマ。

Dr.HOUSEでもお馴染みオマーエップスが主役です。

　　　

2014年スタート当初は″死んだ人がよみがえる″という非現実な設定ながらも
「愛する人ならどうするか」という
ヒューマン要素も織り交ぜ人気を博していましたが
ABCはシーズン2の途中で打ち切りを決定。

という訳で残念ながら後半の失速感は否めませんが
分かって見ればそれなりに楽しめる部分も
個人的には女同士の熱い火花ににやにやさせられました

日本ではDlifeで放送されましたよ

1ST SEASON（14）全8話
2ND SEASON（14～15）全13話

ダメージ シーズン4

私がアメドラ好きになったのは
ここ15年位だから（ん、結構長いぞ）
もしかしたらもっと前からある手法なのかもしれませんが
最近人気の殺人を無罪にする方法は
まさにこのドラマにヒントを得たものですよね

某放送局では途中で放送してくれなくなりましたが
Dlife様が…うん、様まで付けちゃう
最後までOAしてくれています

そんな続きのシーズンで、
ちょっと間が空いていて忘れている部分もあると思うのですが
やっぱりすごく面白かったです

　　　

　　　ダメージ 4TH SEASON


改めて見ても女同士の対決が凄まじいですよね
常連となったエミー賞で、
このシーズンはグレン・クローズのみのノミネートになりましたが
スタートしたばかりの年なら間違いなく
ローズ・バーンもノミネートされたでしょう
それほど熱い

本国では2011年にOAされた全10話を、
Dlife様様が放送して下さいました


NYで上司と仲睦まじく働く弁護士
エレン・パーソンズ（ローズ・バーン）は
現在の事務所では充実感が得られず
新たな訴訟を起こそうと調査中。

そのターゲットは国から仕事を請け負う
民間の軍事会社ハイスター警備。

昔のプロムの相手でもあった
クリス・サンチェス（クリス・メッシーナ）が働いていたので
久しぶりに話をするがてら、
ハイスター社の内情を探ろうとするのですが…
クリスは自殺を図ってしまいます

どうやらアフガニスタンでの作戦で仲間が死んだようで

一方、パートナーのトムを失った
パティ・ヒューズ（グレン・クローズ）は1人で事務所を構えつつ、
孫のキャサリンの面倒を見ています。
親であるマイケル（ザカリー・ブース）が
あれ以来3年間行方不明なので…

3か月前のクリスマス。
子供がサンドイッチを
捕らわれている人に渡すシーンから今シーズンはスタート
名優ディラン・ベイカー演じるジェリー・ボアマンの
容赦ない隠ぺい工作にヤキモキしながら
女同士の駆け引きも見もののクライム・サスペンスです




このシーズンでディラン・ベイカーはエミー賞にノミネートされてると
改めて調べたら、そうかこの時はグッド・ワイフ S3のコリン役の方で
ゲスト男優賞にノミネートされたんですね

確かにコリンも強烈なキャラですが
はっきり言ってこのシーズンは彼が主役でしょと言ってもいい程
中心に話が進んでいました。

そもそも今回はちょっと現状に物足りなさを感じているエレンが
エリクソンという巨大な民間軍事会社に
訴訟を起こそうとしたところからスタート。

結論から言いますと
ジェリー・ボアマンはCIAの厄介者で
アフガニスタンで違法な作戦＝通称ダブルDを、
エリクソン社に実行させていた中心人物だったのです。

エリクソンのCEOというのがこれまた名優
ジョン・グッドマンですが
彼が演じるハワード・エリクソンも食えない人物だったんですよね～

敬虔なクリスチャンを装いながら
利益の為なら人殺しもいとわない、ただの強欲な悪人だった。

そんな2人がタッグを組んでいたものですから
真実を明らかにしようとする人が
次々と不幸な目にあい
クリスもまたそんな1人でした

意を決してエリクソンを訴えようとしたら、
監禁され殺されそうになったのです。

という話の流れから#9"裏切りの報酬"まで見て
最初に映し出されたエレンが見て泣き崩れた人物というのはクリス…だと
普通は想像しますよね。

ところが間一髪、
殺されたのはサンドイッチを渡した子供＝コーシャを狙っていた
ボアマンだったのです。

「狙っていた」という言葉は適切ではないかもしれません。
と言うのもダブルDはそもそも
自分の息子であるコーシャを助け出すのが目的。
だから彼としては「助け出す」って事だったんですよね。

でもそれを仲間には明かせないので、
仲間はターゲットが子供だと思ったのです。
もちろん子供を捉えるなんて皆反対します。
それでも息子を連れて帰る為に…3人を殺した…

全てが明るみに出て、エリクソンも刑務所に入り
一応の解決を見せたのでした。

けれど…この裁判でクリスの命が危険にさらされ
エレンが訴えを取り下げた時
裏切ったパティとの間に亀裂が。

その結果マイケルにキャサリンの監護権をめぐって
訴えられているパティについて
母親失格であるとエレンが証言するようで

いよいよ来シーンはファイナル
容赦ない駆け引きに翻弄される女同士の熱い闘いを
他人事だから余裕の顔して鑑賞する事にしましょう

にほんブログ村　そのままシーズン5を見ているあなたはクリック

	ダメージ シーズン4 ソフトシェルDVD-BOX
	ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

ダメージ（Damages）

現在から過去にさかのぼるフラッシュバックを巧みに使い、
物語が進むと同時に
時間のさかのぼり幅も少なくなり、
謎が明らかになってくるという斬新なリーガルサスペンス

07～12年までからFXでOAされていました

ハリウッドからTV業界に転身してきた
グレン・クローズはその実力を見せつけ、
エミー賞最優秀主演女優賞に4度ノミネートされ、
ドラマが始まった年の第60回と第61回で見事2連覇を達成

サスペンスが好きだけど、
オーソドックスなものでは物足りないというあなたにも

1ST SEASON（07）全13話
2ND SEASON（09）全13話
3RD SEASON（10）全13話
4TH SEASON（11)全10話
5TH SEASON（12）全10話

	ダメージ (シーズン1-5) ソフトシェル DVD BOX 全巻セット
	ソニー・ピクチャーズエンタテインメント