聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

2009年★5つ 21作品

2009-12-31 23:59:59 | 索引
2009年に本国で上映された、または放送された(ドラマ)5つ作品。
ちなみに順番は各々のジャンルで好きな順です。

邦画

1.ディア・ドクター
2.川の底からこんにちは
3.誰も守ってくれない
4.空気人形

洋画

1.しあわせの隠れ場所
2.アバター
3.それでも恋するバルセロナ
4.Disney'sクリスマス・キャロル

ドラマ

1.ギネ~産婦人科の女たち
2.アイシテル~海容~
3.トライアングル

アメドラ

1.ナース・ジャッキー 1ST SEASON
2.24-TWENTY FOUR- 7TH SEASON
3.グレイズ・アナトミー 6TH SEASON(~10)
4.デスパレートな妻たち 6TH SEASON(~10)
5.クリミナル・マインド 5TH SEASON(~10)
6.デクスター 4TH SEASON
7.ダメージ 2ND SEASON
8.ホワイトカラー 1ST SEASON
9.ブレイキング・バッド 2ND SEASON
10.マッド・メン 3RD SEASON

参考までに2009年の大きな出来事

・新型インフルエンザの大流行
・WBCで優勝
・マイケル・ジャクソン死去
・民主党に政権交代
・黒人初のオバマ政権誕生

知らない事をバカにするのは間違っている

2009-12-23 14:02:40 | 洋画コメディ、コメディタッチ
その時々の季節に合わせて
見たくなる映画ってありますよね~

特にこの時期はX'MAS作品

と言ってもこの続編自体、クリスマスと関係している訳では
ないのですが
キリストへの気持ちを歌った曲が多く収録されたサントラは
必ずX'MAS SONG特集に取り上げられます



天使にラブソングを2 

もちろん、サントラと共によしおかコレクション


1作目で、売れない歌手だったデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)も
今やラスベガスの二流()スター。


毎日忙しい日々を送っている中
昔の友人であるセント・キャスリン修道院のシスター達が
彼女に助けを求めてやって来ます。


実はシスター達は現在社会奉仕として
サンフランシスコの高校で
先生をしているんですね。


ところが生徒達はいわゆる悪ガキで
どの先生もお手上げ状態

そこでデロリスに何とかして欲しいと頼みに来たのですが…

彼女が担当するのは音楽クラスという事もあって
再び聖歌隊を作り…

歌と笑いでこの世を救う
お助けシスターが再び登場です


この作品を最初に見たのは
LAURYN HILL(ローリン・ヒル)目当てだったと思う。

今ではすっかり有名になったローリンも
当時は無名で
母親に歌を反対される高校生リタ役として出演しています。

彼女が友達とピアノ1つでハモるシーンがあるんだけど
何度見てもゾクゾクして
胸が熱くなる

もちろん、前編に音楽要素満載で
どのシーンも楽しくなるんだけど
個人的には1番の聴き所だと思います
それほど、ローリンの歌声は心に届くのです。
(只今のBGMは彼女の98年のソロアルバム「MISEDUCATION」


音楽以外の好きなシーンは
デロリス生徒達に注意する場面。

生徒達の実力や歌声を把握する為
1人1人に歌を〝メリーさんの羊"を歌ってもらうんですね。

その時、この曲を知らない子が居て
他のクラスメートがバカにすると
デロリスは叱ります。

「知らない事をバカにするのは間違っている。」


本当にその通りだと思います。

大人になってからは自分の努力次第で解決出来る事もあるけど
子供の時って、
育った環境で大きな違いがあると思う。

単純な例で言うと、お金持ちの子は塾にも行けて
習い事をして、美味しい物を食べて
素敵な洋服を着て…
一方、貧しい子は学校にすらまともに行けない…

これはどうにもならない事実で
これを不平等だなんて言うのはナンセンス。
社会ってそうですよね。

だって人はそもそも生まれながらに平等ではない。
顔も性格も能力も環境も違う。
それを隠そうとするからゆがむのではないかな。

その違いを前提に、
それを認め合うのが大切なんだと思う。

「メリーさんの羊を知らない。」
「じゃあ、教えてあげる」と単純に。


差別するのではなく
お互い助け合う気持ちを
学校で伝えて欲しいなぁと思います


少し前の事だけど
「皆で仲良く手をつないで徒競走」だなんて
その場しのぎの逃げでしかない。  
はっきり言います。
くだらない

まあ今は無くなったのかもしれませんが。。

いずれにしろ、ハートフルなこのコメディ。
音楽はもちろん
デロリスの人柄に心癒される事間違いなし

見た事がないあなたは1作目から是非ご覧下さい
15年以上経ってもちっとも色あせません   


LOST 2ND SEASON

2009-12-16 21:35:51 | 洋画SF・アドベンチャー、ファンタジー
現在プレ・フィナーレとなる
5TH SEASONが好評中のこのアメリカン・ドラマ

前シーズンで巻き返したと言われたけど
その間を見るのは正直、しんどい

な~んて思っていたら…

それなりに面白いではありませんか

LOST 2ND SEASON 

最初のシーズンがあまりに斬新だったから
評価が下がったのでしょうね。
全24話どんどこ見ました


オーストラリアのシドニーから
アメリカ、L.A.に向っていた
オーシャニック航空815便がある島で墜落。

ジャックマシュー・フォックス)をはじめとする
48人の生存者たちは
一向に助けがこない島で、毎日を送る事になります。


この島では助けが来ないだけでなく
幻覚を見る人がいたり、病気が治ったりする人が居たりと
何かが違うと皆が感じています。


また、イカダでこの島を飛び出し、
何者かに襲われた生存者達
ソーヤー(ジョジュ・ホロウェイ)、ジン(ダニエル・デイ・キム)
マイケル(ハロルド・ペリノー)も
再び皆と合流する事に。
ただし、マイケルの子ウォルト以外。



と、言うのも飛行機が墜落する前から
島に住んでいる人達(=アザーズ)が居たのです
そのアザーズが子供を狙っている模様

でも、回が進むにつれ
子供なのではなく、
特定の人物が狙われている事が判明します

1ST SEASONで生き残っていた人達だけでなく
別の場所にも生存者が居たのも判り…


果たして、この島は一体何なのでしょう
そして、無事に生存者達は
この島から脱出できるのでしょうか





このドラマの魅力は何と言っても
謎解きだと思います。

伏線が上手く張られているので
1つ解決する度に、爽快感があり
しかもまた、新たな謎が生まれる。

この絶妙な感じが
ロスティと言われる中毒者を生み出すのでしょう。

結局、私達視聴者の関心事は

「この島は何

なんだけど、当然、来年の6TH SEASONまで続くのが
広く知れ渡っている様に
このシーズンでも全く解決しない


それでも腹立つ事無く
純粋に続きが見たいと欲望を書きたてるのは
海外4強と言われる質の高さでしょう

個人的には次のシーズンあたりから
DVDを購入し、コレクションに加えたい位です。

何度も見る方が面白そう

いずれにしろ
現在あるドラマを全巻購入し
それを見ている所なので
LOST 3RD SEASONは少し先になりそうですが
VIVAアメリカン・ドラマ


あなたにもお気に入りが見付かります様
どんどん更新していきますので、
引き続きお付き合いよろしくお願いしますね

ギネ~産婦人科の女たち(平均視聴率11.79%)

2009-12-10 20:31:52 | 邦画ヒューマン
今クール結局何だかんだ最後まで見たのは
たった2つでした

その2つとも視聴率は芳しくなかったものの
本格的なドラマだと思います。

そして昨日よしおかイチオシの
産婦人科を舞台にした大人の本格的医療ドラマが最終回を迎えました



ギネ~産婦人科の女たち 


原作は現役の産婦人科医岡井 崇さんの小説「ノーフォールト」
全9話。


柊 奈智(藤原 紀香)は5年目の産科医こと
ギネドクター
腕も良く、誰よりも仕事熱心なのですが

つまり「生きる事に」非常に執着し
むしろ命にしか興味がありません

ですから、人とのコミュニケーションも苦手
そんな柊についた研修医玉木 聡(上地 雄輔)はさあ大変

何も教えてくれないし、口すらまともにきいてもらえない。
同じ研修医の嶋 えりな(本仮屋 ユイカ)の
指導医桧口 涼子板谷 由夏)とは大違い。


もちろん振り回されるのは玉木だけではありません。
柊の上司、産科医長の君島 紀子(松下 由樹)も
彼女に手を焼いています。

柊はとにかく命を助ける事を最優先にするので
手術室が満杯なのに、急患を受け入れたりするんですね。
君島が反対したとしても。

その結果、2話目では
子宮外妊娠してしまった高校生の子宮を
全摘出する事になってしまった…


確かに医者だから、1人でも多くの命を救いたいのは解る。
君島も若かりし頃、同様に突っ走って
植物状態の子供を産ませてしまった事があるのです。

この子供は10年経った今でも目を覚ますことなく
両親にも見捨てられてしまいました。


そんな現状を目の当たりにしても、彼女は言うのです。

「でも生きているじゃないですか。」


何故柊はそんなに「生きている事」に拘るのでしょう
この拘り方は普通ではなく
何かトラウマがあったとしか思えません。
一体彼女は何を抱えているのでしょう



加えて、当然治療現場も見物。
毎回答えを出すのが難しいシチュエーションで
非常に考えさせられる社会派医療ドラマです





最初に「大人の」医療ドラマと書きましたが、何が大人なのか


それは黒白付けられない状況でも
決断していく人を描いている所ではないでしょうか。


例えば2話目で、子宮を全摘出する事になった事例は
命にかかわる急患を
柊が無理に受け入れたのが発端です。

その結果B型の血液が不足して
高校生の命を救う為には
当初予定していた、一部切るという手術を変えるしかなくなった。

だから柊先生が急患を受け入れたせいで
高校生は子宮を失ったとも言えるでしょう。
けれどもし受け入れなかったら、急患は死んでいた…



どちらが正しかったのか?
どちらが良かったのか?

正直、答えは誰にも出せないのではないかな。

状況は違えど
人はこんな風に正解のない決断の連続で
生きているのだと思います。

だからこそ、自分の価値観と違う人の考えも
尊重しなければならないんでしょうね。

このドラマは押し付けがましくなく
そんな風に感じられる所が良い


その延長で光ったのは八嶋 智人さん。
出産途中に、奥さんが亡くなり
弁護士に背中を叩かれ
病院を訴える事になったのですが…



比較して申し訳ないけど、
前クールの救命病棟24時第4シーズン
若干、新藤先生の生き方が正しいと、押し付けられた気がしました

その点非常に前向きでありながら
考えさせられる内容でとても面白く毎回拝見しました。

正直、
よしおかHDに見ようと思っている映画やドラマがわんさか溜まっているんだけど
これは何よりも先に見ましたよ


それにしてもこの作品の中でも出てくる言葉が
「医療システムの崩壊」

実際、原作を書いているのが、現役の産婦人科医というだけあって
説得力があります。

「今の医療現場は
 医者の熱意と情熱だけで支えられている。」


何でもこういうものだけに支えられているって
長続きしないんだろうな、きっと。
だって、仕事する40年間位、情熱を持ち続けるのは不可能だから。

仕事って一生するものですよね。
(もちろん親とか、主婦とかも含めた広い意味で)
だから無理のない状況が
しっかり根底に無いと出来ませんよね~。

5話目で柊の上司が言いました。
「反抗期とは自分が何者でもないのを知る時期だ」と。

へ~。
びっくりしました。
そうなんだ。
知らなかった。

自分が何者でもないってこんなに早い段階で知るんだ。
これって
でも
現代の医学で解明された事実ですよね

やはり興味深いです。




ところで上地さんもいい味だしてますね~
正直「羞恥心」とか全く興味ないんだけど(笑)
彼はこれがきっかけでやはり世に出る人だったんでしょうね。
素敵な演技をされていて好きになりました



まあ長々と語ってしまいましたが、とにかくこのドラマは面白かった
DVDも近々出るそうなので
見逃した方は一気にどうぞ

女性は愛を抱いた男に徐々に魅力を見出していく

2009-12-01 23:25:23 | 洋画ヒューマン
最近、スティーヴン・ソダーバーグ監督の作品を
気付けばよく見ていて
改めて、彼のデビュー作を見たくなりました。

低予算映画
いわゆるインディペンデント系でありながら
1989年、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し
いきなりその名を世に知らしめした

セックスと嘘とビデオテープ 




久しぶりに見直しても、やっぱりよく解らない
なのによしおかコレクション。
こっちの方が、意味解んないかな


少し精神的に病んでいるアン(アンディ・マクダウェル)は
貞淑な妻。
夫のジョン(ピーター・ギャラガー)は有能な弁護士で
表向きは平凡に暮らしています。


ところがジョンの大学時代の友人グラハム(ジェームズ・スペイダー)が
現れた事で
少しずつ見えなかったものが見えてきます。

実は、ジョンはアンの妹シンシア(ローラ・サン・ジャコモ)と
浮気していた…


グラハムは如才ない夫とは正反対で
口数も少なく、内気な人なので
正直、アンは接するのに最初戸惑っていたんですね。

でも、
というよりだからこそなのか、
彼のアパート探しを手伝ったのがきっかけで
夫にすら話せない事を話せ
親密になっていく。

ただグラハムには
ちょっと変わった趣味があったのです


前編に不穏な空気が漂い
出演は4人だけなのに、ぐいぐい引き込まれるヒューマンドラマです



最初に解らないと書いたけど
決して面白くないという意味ではありません。

単純によしおかの人生経験不足と言うのか
理解力を超えていると言うのか
事実、ここまで書くだけで1時間以上費やしている


もちろん、よしおか好みの映画ではなく
記事を書くのに困って時間が掛かる事はある
でも、それとは質が違うんですよね~。

心で感じている事が上手く表現できないというか…

なので今回は特に断片的な感想を書きますね



すごく共感したのが
グラハムとアンの喫茶店での台詞。

「男は魅力を感じた女を徐々に愛するようになるが
 女は愛を抱いた男に徐々に魅力を見出していく」


解る~ぅ

もちろん、人それぞれだとは思いますが
よしおかはまさにそう

どちらかと言うと
長く一緒にいる方が好きになる。
例えば、最初は嫌だったお調子者の部分すら
愛おしくなる。
はは。
これがよしおか゛女、女してる″って
人から言われる部分だろうなぁ。


あと、アンが神経質な人として描かれているんだけど
掃除しているシーンなんてまさに象徴しています。
ちょっ鳥肌が立つもん。


この映画に関しては
是非、あなたのぐぐっとキタ~シーンを教えて頂きたいです

まさに人間の奥深い部分を描いた作品。
100人いれば、100人引っかかる部分が違う映画だと思います