憧れのノスタルジー!?

これだけ自分の知っている場所が
映画に出てくるなんて、そうそうない

しかも、好評で早くも続編制作が決定


北海道が生んだ大スター大泉　洋さんが主演とくれば
ますます″北海道人″が応援したくなる作品です





探偵はBARにいる


個性派俳優のこのポジション。
どうしても大泉さんと田中　邦衛さんが
かぶってしまうのは私だけ


原作ススキノ探偵シリーズ「バーにかかってきた電話」の
作者東　直己さんもまた札幌を中心に活動中


北海道の方なら″のりゆき″でお馴染みかな
（思いっきり、ローカルネタ）




札幌の歓楽街ススキノ
この街を知りつくしている俺（大泉　洋）は
探偵をしている。


暇さえあれば寝ていたいという
変わり者の北大生高田（松田　龍平）を
運転手に。



そんなある日、行きつけのバーに
″コンドウキョウコ″と名乗る女から1本の電話が掛かってきた


簡単な以来だと思って引き受けたのが
実行した直後に半殺しの目に



地元のヤクザ「桐原組」の若頭相田（松重　豊）に訊くと
どうやら、関西の裏社会が関係しているらしく…




果たして事件の真相は
そして、"コンドウキョウコ"とは何者なの


大泉　洋さんが札幌を駆け抜けるアクション・ミステリーです








缶ピース、黒電話、光岡自動車、
純喫茶、ロンリコ、キャバクラ…


きっとこの作品に"共感"するのって
私より1つ上の世代以上ですよね



たぶん、バブルを知っている世代が
心をくすぐられる小ネタが
一杯出てくるんじゃないでしょうか


実際、私は知らないので
最初に書いたキーワードで手一杯だったんですが
他にも沢山あるんじゃないのかな



"うわ～、懐かしい"とか"はまった～"とか
いわゆる「ノスタルジー」を感じるもの。


そういう意味では、個人的に
「コクリコ坂から」と同じ感覚を味わってしまった


正直、解らない


別にだから駄目というのではなく、
当然、その時その時で
生きた、過ごした人にしか解らない空気感というのが
あると思うんですね。



もちろん、流行した歌とかドラマとかでは
皆懐かしさを感じると思うんですが、
1つの時代として私達世代が後に
"ノスタルジー"を感じる何かって
あるんだろうかとふと思ったのです。

社会全体の共通認識としての何かが。



気が付けば、田舎にまで大手企業が進出し、
どこに行っても同じ街並み。

ファストファッションが流行してみんな同じスタイル。

お酒も飲まず、タバコも吸わなくなり
車も乗らない…




もちろん個々を見れば、様々あるのでしょうが
果たして社会全体として
同じ方を向いた、同じ価値観を共有した事って
最近、あったっけ


それとも私がまだ働き盛りの年齢だから
"ノスタルジー"を感じるには、早いだけなのかな


決して昔に生まれたかったとは思わないけど
そんな"こだわり"を共有できた時代が
ちょっとだけうらやましい気もします。


あ、余談ですが、
光岡は私が免許を取りに行っていた時
「いつか乗りたい」と憧れた車


タンカレーよりボンベイ・サファイア、
ウイスキーならローゼズの黒。
今はほとんど飲まなくなったけど、
ちょっと知ったかして注文したバー。

これには"ノスタルジー"を感じます

デスパレートな妻たち 6TH SEASON

先日本国では予定よりも早く、
現在放送中のシーズン8で終了する事が発表されてしまいました

ショック～～


このシーズンを見る限りでは
とっても面白くて、終わる事なんて全然想像できないのに



大人の女性に絶大な人気を誇る
ちょっとイケナイ女の日常を描いたこのドラマの
日本での最新シーズン





デスパレートな妻たち 6TH SEASON




09～10年にかけて放送された全23話
BSプレミアムで先日すべてO.A.されました


新しくソプラノズやジョーイでもお馴染みの
ドレア・ド・マッテオが
架空のイーグル州にあるウィステリア通りに仲間入り


訳ありの奥様を主役ばりに熱演しています




前シーズン、妻と娘を殺された復讐で
スーザン（テリー・ハッチャー）は
殺されかけましたが…


何とか元旦那マイク・デルフィーノ（ジェームズ・デントン）に
助けられ、
2度目の結婚式を挙げるところから物語は幕を開けます。




結果的にマイクに捨てられる事になった
キャサリン・メイフェア（ダナ・デラニー）は
スーザンを許していないようで…


さらにスーザンの娘ジュリーは何者かに殺されかけ…



夫カルロス・ソリス（リカルド・アントニオ・チャビラ）の仕事も順調で
子育てに追われている元モデルの
ガブリエル＝ギャビー（エヴァ・ロンゴリア・パーカー）


細かい問題はあるにせよ、ほとんどうまくいっていたのに
カルロスの曲者の親戚を養子に迎える事になって…




カルロスの会社で働く
リネット・スカボ（フェシリティ・ハフマン）は
まさかの妊娠
すでに手を離れた子供もいる年なのに…




完璧主義の主婦から一転。
会社も経営する料理研究家ブリー・ホッジ（マーシア・クロス）は
2度目の夫オーソン（カイル・マクラクラン）と
別れたくても別れられず、
スーザンの元旦那カール・メイヤー（リチャード・バージ）と
秘密の不倫関係を続け…




「あなたたち何をやっているの」と
突っ込みたくなる主婦たちが住むウィステリア通りに
またまたデスパレートな妻アンジー（ドレア・ド・マッテオ）が
仲間入り。
彼女は過去を隠す為、ここに越してきたようですが…


果たして今シーズンは
ど～んな悲惨な状況が彼女たちを襲うのでしょうか
















こう毎回、毎回いろんな悩みが出てくるので
流石に今シーズンは…





と思ったのも数話の間

人気ドラマは相も変わらず
私たちに″かぶらせて″くれますよ～

しかもみんな″親″になったせいか、非常に愛情に溢れている
哲学的な問いかけも




どうして人はすぐに「もし…」と
決して戻れない時を振り返って、考えてしまうのか…


#11"時をかける妻たち"で何とウィステリア通りに飛行機が墜落し、
スーザンの元旦那カールが亡くなってしまうのです


皆考えます。
「もし…だったら…」



この事故でリネットの双子が命の危険にさらされ、
先生に、もし生まれても障害が残るかもと言われるんですね。
消えゆく意識の中、
彼女は障害を抱えた子供を育てている夢を見る。


この10分位のお話はすごく感動しました。

体に麻痺が残った我が息子が
「サンドイッチを作って」と頼むのです。
けれどこれからの事を想って、自分で作らせる。
いつかお母さんは居なくなってしまうのだからと…


涙をこらえて作らせたその姿に涙しない人はいないのではないでしょうか？

流石は演技派ハフマン


成長した息子が連れてくる婚約者との対決も見もの



#4″ゆがんだ虚像″でのギャビーの一言も
深かったなぁ。。




昔はモデルで華やかな世界にいた彼女。
見るものすべてが新しくて、煌びやかで
どんどん世界は広くなっていった。

ところが…




きっと人はどこかで
本当の意味で現実に向き合うのでしょう。

夢や憧れの世界に後ろ髪をひかれつつも、
実感する。

″そんな平凡な生活も満更すてたもんじゃない″って


しかもこの深～いエピが
のちの#17"見えない本性"に、ぐぐっと効いてきますからねっ




そう考えると、
改めてこのドラマの面白さはここですよね。


つまり彼女たちの身に降りかかる具体的な出来事は
実際にはそうそう起きない。
今までの登場したどれか1回が起きたら充分

ハリケーンが起き、殺人者がよく紛れ込んでいて
飛行機が墜落する通りなんて
さっさとみんな引っ越しなさい




けれどどんな出来事だって、その解決法は違っても
家族を想う気持ちだったり、
今の自分に自信がなかったりするのは一緒。
世界共通な訳です


″ありそうでない、なさそうである″という
絶妙なバランスこそ
長く支持されていた理由の1つでしょう




さらにここにきてリネットの旦那トム（ダグ・サヴァント）の
奥深さを知りました。


リネットはいつでも全部1人で仕切ろうとする。
でもそれには深い理由があった。
よそから見ると、完璧な"かかあ天下"なんだけど
実はわざとそうしていたんです、
彼女を安心させる為に


本当に夫婦の事はその夫婦にしか解らない。
他人が口を出すことでは無いんですね。



さて、今シーズンはキャサリンが精神を患ったり、
ジュリーがとんでもない人と不倫していたり、
ズーザンは刑務所に入ったり、
リネットがカルロスを訴えたり、
マイクがスーザンにとんでもない秘密を持っていたり…



どちらかというと今までは″覗き見″気分だったけど
何だか今シーズンは感動するシーンが目白押しです

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炭鉱娘が町を元気に

東日本大震災の影響で
現在も避難生活を続ける方々…



そうだ
この映画福島県が舞台だ


今見ずに、どのタイミングで見るんだとばかりに
口コミでも評価の高い作品を鑑賞



フラガール


評判通りの素晴らしい内容で
久しぶりに″悲しさ″や″切なさ″ではなく
感動の涙が頬を伝いました


悪人でも数々の賞をもたらした
李　相日【リ・サンイル】監督の
2006年、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品




1965年、閉鎖においこまれた
福島県いわき市の常盤炭鉱。

このままでは生活できなくなると
新たな事業として立ち上げたのが
常盤ハワイアンセンター


東京からフラダンスのプロ
平山　まどか（松雪　泰子）をよんで
若い女性たちで"フラガール"を結成しようとするのですが…




率先して参加した木村　早苗（徳永　えり）や
彼女に付き合って始めた谷川　紀美子（蒼井　優）をはじめ
みんな素人…
全然踊れません



しかも"フラダンス"＝"裸で踊る"という
間違った解釈から
まわりの大人は大反対


平山も東京で何かあったらしく…



現在はスパリゾートハワイアンズと名をかえ
長く愛されている"常盤ハワイアンセンター"が誕生し、
成功するまでを描いたヒューマンドラマです













蒼井　優ちゃん

いいですね～

どちらかというと今までは
見たい作品に"たまたま"出演していたのですが、
百万円と苦虫女、おとうと、
そしてこの映画を見て確信

すごい女優さんなんだ～



パッと見は良い意味で普通なんだけど
時にハッとするほど美しい表情をのぞかせる。


その差が、きっと意図的なものなんだろうなぁと
プロを感じるのです。


今後は"彼女を"見るのも楽しみになりました。
まずは来年公開の山田　洋次監督「東京家族」です





そんな蒼井　優ちゃんが素晴らしかったのは
言うまでもありませんが、
ラストのフラダンスは圧巻でした


この映画が公開された後、
フラブームが起きたのも納得

こんなにも温かく、優しい気持ちになれるダンスだとは
知りませんでした

何となく「波をイメージしているのかな」くらいの
雰囲気で踊っているのかと思いきや
手話がベースで
1つ1つに意味があったのですね
奥深さを感じました。


本当、見終えた後心に潤いを与えてくれる。
私はこういう映画が好きです
かなりおススメ


そしてモデルとなったスパリゾートハワイアンズは
多くのレジャー施設が苦戦を強いられる中、
リピーターも多く健闘しているそうです。


先日地震後ようやく再開できたというCMを見たので
これからも是非、元気なダンスを披露し、
福島の町が復興する事を願っています

Dr.HOUSE 5TH SEASON

このドラマは"ミステリー"より
登場する"キャラ"に魅力があると言っていますが
このシーズンは特にそう


というより、若干"医療ミステリー"だと忘れそう


それ位、登場人物の人間関係の行方が
気になりました





Dr.HOUSE 5TH SEASON


あの人とあの人は予想できたけど
あの人とあの人も


08～09年にかけて全24話O.A.され、
第61回エミー賞作品賞、主演男優賞にノミネートされました





前シーズン、恋人を失った
ジェームス・ウィルソン（ロバート・ショーン・レナード）

失意から立ち直れず、病院を辞め
グレゴリー・ハウス（ヒュー・ローリー）の
元からも去ってしまいます


普通なら恋人の死に関わっていると
申し訳なさで一杯になりますが
そこは偏屈天才Dr.ハウス

相手の都合はお構いなしで
探偵を雇って彼の近況を調査します



一方、ずっと子供を望んでいた
医院長リサ・カディ（リサ・エデルシュタイン）は
せっかくとれる事になった養子を
諦めなければならなくなり、
それがきっかけでハウスと…



そんな悩める人間関係があっても
もちろん患者は待ってくれません


見事選考試験をパスした
″13番″ことレミー・ハドリー（オリヴィア・ワイルド）、
クリス・タウブ（ピーター・ジェイコブソン）、
ローレンス・カトナー（カル・ペン）
そして以前からのエリック・フォアマン（オマー・エップス）という
新しいチームで原因不明の病気を解明していきます











後半の方で久しぶりに″謎解きしてる～～″という
わくわく感を覚えました

特に#19″閉じ込められた心″は新鮮でした


いつもは当然ハウスが主役ですが、
このエピは患者が主役。

たまたま別の病院に患者と居合わせたハウスは
主治医を差し置いて
その男性患者を診断するのです。


彼は何らかの原因で、
植物状態のようになるんだけど
実は表現できないだけで、意識はある。

この心の声が私たちに聞こえて
まるであかちゃんが喋る映画ベイビー・トークのようなお茶目さがあった
個人的なこのシーズンのベスト・エピ


#15″嘘をつけない男″も
脳の一部の抑制がきかなくなり
本音が出放題というコンセプトも面白かったな




そしていつもの様にネタばれ警報ですが…







40人の中から試験をパスした3人は
結果として「番組に続けて出演できる」という
″リアル″なオーディションにも勝ち残った訳ですよね。

けれどカトナーは自殺してしまい、
カル・ペンは降板。

インタビューでウィルソン役のロバートが
″彼は下手″と答えていたので
やっぱりクビって事よね



それに対し死んだアンバー役
アン・デュデックは
ハウスの幻覚として数話出演。

う～ん、流石は実力社会です


ただし、カル・ペンは2009年で俳優業を引退し、政界に入っているので
クビではないかもしれませんが…




さて、今シーズンは最初にも書いたけど
人間関係に大幅な動きがありました。


いつかはくっつくのではと思われていた
ハウスとカディ。


キャメロンとチェイスはまさかの結婚

そして、フォアマンと13番まで…



う～ん。
あんまり恋愛ネタが多くなると
このドラマ本来の魅力が薄れてしまう気がするので
これ以上はやめて下さいと願うばかりです


それでは満を持して
日本初お目見えのシーズン6に突入する事にしましょう

第63回エミー賞（2011年：ドラマ部門）

毎年8月下旬から9月中旬に、
第63回（2011年）は9月18日にロサンゼルスで授賞式が行われました
が付いているのが受賞作品、人です。


作品賞（6作品）



（公式HPより）

　　ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON
　　デクスター 5TH SEASON
　　グッド・ワイフ 2ND SEASON
マッドメン 4TH SEASON
　　ゲーム・オブ・スローンズ 1ST SEASON
　　フライデー・ナイト・ライツ 5TH SEASON

強いですね～マッド・メン　4連覇達成

今クールから始まったボードウォーク・エンパイアは最多の8部門を受賞し
作品賞も有力視されていましたが、
軍配は広告マンに上がりました

ちなみにどちらも現代ではなく、
前者は20年代、後者は60年代と古き○○な時代を描いています。
＝近代時代劇


主演男優賞（6人）




　　スティーヴ・ブシェミ（ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON）
　　マイケル・C・ホール（デクスター 5TH SEASON）
カイル・チャンドラー（フライデー・ナイト・ライツ 5TH SEASON）
　　ヒュー・ローリー（Dr.HOUSE 7TH SEASON）
　　ティモシー・オリファント（Justified 2ND SEASON）
　　ジョン・ハム（マッドメン 4TH SEASON）

見事、受賞したフライデー・ナイト・ライツは
日本には上陸していないのですが、このシーズンで終了。
マニアックな支持を得ていたようですが、結局視聴率がふるわなかったみない
それでも最後に有終の美を飾りました


主演女優賞（6人）




　　コニー・ブリットン（フライデー・ナイト・ライツ 5TH SEASON）
ジュリアナ・マルグリース（グッド・ワイフ 2ND SEASON）
　　キャシー・ベイツ（ハリーズ・ロー 1ST SEASON）
　　マリスカ・ハージティ（LAW & ORDER:性犯罪特捜班 12TH SEASON）
　　ミレイユ・イーノス（THE KILLING ～闇に眠る美少女 1ST SEASON）
　　エリザベス・モス（マッドメン 4TH SEASON）

彼女はER時代に助演で受賞していますが
今回は見事主演で受賞

この部門で注目はハリーズ・ロー
プロデューサーはアリーなどでお馴染みのデヴィッド・E・ケリー
残念ながらシーズン2で終了してしまいましたが、
ケリー節炸裂で久しぶりにヒットしたリーガルものです。


助演男優賞（6人）




ピーター・ディンクレイジ（ゲーム・オブ・スローンズ 1ST SEASON）
　ジョシュ・チャールズ（グッド・ワイフ 2ND SEASON）
　アラン・カミング（グッド・ワイフ 2ND SEASON）
　ウィルトン・ゴギンズ（Justified 2ND SEASON）
　アンドレア・ブラウアー（Men Of A Certain Age 2ND SEASON）
　ジョン・スラッテリー（マッドメン 4TH SEASON）

ディンクレイジはかの有名なファンタジーナルニア国物語にも出演していましたが、
受賞したゲーム・オブ・スローンズもファンタジー。

大河ファンタジーシリーズ「氷と炎の歌」のうち、
シーズン1は第1巻をTVシリーズ化したものですが
かなりディープな王位争奪戦が描かれているそうなので注目の作品です


助演女優賞（6人）




　クリスティーナ・ヘンドリックス（マッドメン 4TH SEASON）
　ミシェル・フォーブス（THE KILLING ～闇に眠る美少女 1ST SEASON）
　ケリー・マクドナルド（ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON）
マーゴ・マーティンデイル（Justified 2ND SEASON）
　アーチー・パンジャビ（グッド・ワイフ 2ND SEASON）
　クリスティン・バランスキー（グッド・ワイフ 2ND SEASON）

主要部門で結構出てきているJustified
ここでようやく受賞しましたが、
このドラマは本国では人気急上昇中の西部劇犯罪ドラマ。
悪役が登場し、解りやすい構図が徐々に支持を広げているようで
来年はシーズン3が放送されます。


監督賞（5人）

マーティン・スコセッシ（ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON #1"The Pilot"）
　　ジェレミー・ポデスワ（ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON #4"The Anastasia"）
　　ニール・ジョーダン（The Borgios 1ST SEASON #1、2"The Poisoned Chalice"The Assassin"）
　　パティ・ジェンキンス（THE KILLING ～闇に眠る美少女 1ST SEASON #1"The Pilot"）
　　ティム・ヴァン・パタン（ゲーム・オブ・スローンズ 1ST SEASON #1"The Pilot）

流石はオスカー監督マーティン・スコセッシ
明らかに他のエピソードとは違い重厚でまるで映画さながらでしたよ


ゲスト男優賞（6人）

　ブルース・ダーン（ビッグ・ラブ　5TH SEASON）
　ロバート・モース（マッドメン 4TH SEASON）
ポール・マクレーン（ハリーズ・ロー 1ST SEASON）
　ジェレミー・デイビス（Justified 2ND SEASON）
　マイケル・J・フォックス（グッド・ワイフ 2ND SEASON）

あの狂った演技を見れば受賞も納得


　　前年（第62回）へ　　翌年（第64回へ）

glee～グリー 踊る♪合唱部!?～ 1ST SEASON

青春ドラマでありながら
10代だけでなく、大人にも受け入れられているこのドラマ。

サントラはヒットチャートに輝き、
キャストはホワイトハウスに招かれて
パフォーマンスを披露するなど、本国では社会現象化

エミー賞では今年ももちろん、
3年連続作品賞にノミネートされています




glee～グリー 踊る♪合唱部!?～ 1ST SEASON




ミュージカルなので音楽はもちろん
加えてドラマや笑い（コメディ）もたっぷり詰め込まれているので
″ミュージカル・ドラメディ″とも言われています


4月からBSプレミアムで始まり、
09～10年にかけて放送された全22話がO.A.





オハイオ州の田舎にあるマッキンリー高校。

まもなく子供が産まれそうな
ウィル・シュースター（マシュー・モリソン）が
顧問になったグリー部（＝日本でいう合唱部に近い）


部員の1人
レイチェル・ベリー（リー・ミッシェル）は
音楽の才能には溢れているけれど
高校の中では…


他の部員も同じように
ヒエラルキーが存在するアメリカのハイスクールの中では
ハミ出し者


それでも自分の居場所を見出し、
アメフトの人気者フィン・ハドソン（コーリー・モンテース）の入部をきっかけに
全国大会での優勝を目指します



60年代から現代に至るまでの
幅広いヒットナンバーをキャストが見事に歌い上げ
思わず体を一緒に動かしたくなる
ミュージカル・コメディです










アレサ・フランクリンからビヨンセ、
シカゴからエミネムと
年代、ジャンルを問わず、名曲を楽しめるのが
このドラマの１番の魅力



吹き替え版だと
歌声まで替えてしまって
ドラマ本来の雰囲気を味わえない事があるのですが
スタッフはちゃ～～んとその意図を汲んでくれているので
本来のキャストの実力をしっかり堪能できます

本当に実力派の出演者ばかりです


この人気を受けて
楽曲提供するミュージシャンが後を絶たず
今一番熱いレディ・ガガや
マドンナ、オリビア・ニュートンジョンなど
まるまる1人のアーティストの曲で構成されたエピもあります



特に最終話"僕たちのジャーニー"は圧巻でした

キャストの歌う♪Don't Stop Believin’はグラミー賞にもノミネートされましたが
州大会との設定で披露。

こんなプロみたいな高校生いないだろっと
軽いツッコミを入れつつ、
思わず胸が熱くなりました。本当に素晴らしかった






ちなみに2ND SEASONでは
ブリトニーやコールドプレイ、
ポール・マッカートニーなどさらに豪華になっているようです




ところで最初に
″大人も楽しめる″と書きましたが
それはユーモアのある毒


実はサイドストーリーも結構面白い



ウィルはもともと音楽の道を目指していたんだけど
現実と向き合い教師を続ける事にした。
子供もできたし…


ところが
実は奥さんは妊娠していなかった
それを必死で隠しているんだけど…



ついにバレた



というか今までバレなかったのが不思議よね。
流石はコメディ。
ウィルがおまぬけさんすぎ


当然、ウィルの事を好きな同僚のエマ（ジェイマ・メイズ）は
好きでもない人との結婚を決めていたんだけど…



花形のチア部の顧問スーは
とっても意地悪なんだけど、実は障害のある姉がいたらしく…

いつもウィルを敵対視していたけど、最後にはやっぱり



この描き方が普通のメロドラマと違って
たっぷり毒のある笑いを持っているので
大人の鑑賞に堪える青春ドラマになっているのです



いや、むしろ
大人だからこそ楽しめるんでしょう

もちろん成長していく子供達にハッとさせられる事も


あなたも一緒にヒットチューンと共に
勢いにのっているアメリカンドラマを楽しみませんか

CSI:科学捜査班 3RD SEASON

このフランチャイズで最初にニューヨークを見たので
個人的な思い入れはそちらの方が強かったんだけど
やっぱり冷静に見ると
流石は10年続く、本家本元という感じがする


コンセプトが一緒なので
大まかな流れは同じなんだけど
小ネタの出し方が絶妙な塩梅なんだもん


CSI:科学捜査班 3RD SEASON


だってさ、あ～んなに冷静なグリッソムが
実はギャンブルにはまった事があるなんて驚き


本当に彼には色んな秘密がありそうで
ますます興味を持っちゃうわ


02～03年にかけて、全23話O.Aされました





砂漠の中にある
カジノ&リゾートの町ラスベガス


アメリカ西部にあるネバダ州最大の街でも
日々、凄惨な事件が起きています


そんな事件に最新科学を駆使して立ち向かうのが
CSI（＝科学捜査班）


主任のギル・グリッソム（ウィリアム・ピーターセン）は
冷静・沈着で、非常に優秀なのですが
最近遺伝する病気で
耳が聴こえづらくなり…


そんな異変も察知する
熱き、戦うシングルマザーキャサリン・ウィロウズ（マージ・ヘルゲンバーガー）
彼女はある事件から
本当の父親を知る事になり


その他、グリッソムの元教え子サラ・サイドル（ジョージャ・フォックス）、
負の連鎖を自分で断ち切った
ウォリック・ブラウン（ゲイリー・ドゥーダン）、
以外と失敗も多いニック・ストークス（ジョージ・イーズ）など
チームで協力して凶悪犯を見つけ出します


もちろん現場との連携も大切
ベテラン刑事ジム・ブラス（ポール・ギルフォイル）の力も借りながら
今シーズンはどんな事件を
どんな科学で解決していくのでしょうか











今シーズン気になるのはやっぱり、グリッソムの耳
お母さんもそうだったんだけど
彼は病気でだんだん耳が聴こえなくなってきたんです


最終的にあまりにひどくなったから
手術を受ける事にしたのですが、大丈夫かな


ただね、それを逆手に取ったエピが非常に面白かったんです
#2"科学捜査班の失敗"



容疑者が敏腕弁護士を雇い
CSIに猛攻撃をかけてきて
メンバーが証言台に立たなければならなくなったんですね。

皆たじたじになり…

グリッソムは問題ないはずだったんだけど
小さな声で話されてしまいピンチ

それを口の動きを読んで切り抜けたんです

格好いい～～


けれどその後だんだんひどくなって先ほど書いたように
治療が必要に
現在、このドラマの中で1番の関心事です



ところで今シーズンは
前シーズンで好評だったヘザーが再び登場
#15"永遠の別れ"

THE O.C.でお馴染みメリンダ・クラークが
彼女はこの後のシーズンでも登場するらしいので要チェック

ちなみに次のシーズンではLOSTのあの人も登場予定。
さあ誰でしょう

まるで舞台劇の様なサスペンスの傑作

「え～～ホラーじゃない、
　サスペンスだよ彼は」と
批判の声が聞こえてきそうですが

な～んか写真を見ると怖かったんだもん


ず～っと″ホラーの神様″だと思っていたけど、
″サスペンスの神様″だったんだね

ジャンルが違っていたと判れば、もちろん鑑賞



裏窓


という訳で、私としては
CSI:NY 6TH SEASONのオマージュを先にインプット

う～ん、先に見ていたかった

見ていたらまた違った感情が芽生えたかもしれませんもんね。

あのアルフレッド・ヒッチコックの54年の作品です。





NYのダウンタウンに暮らす
カメラマンのL.B.ジェフリーズ（ジェームズ・スチュワート）は
足を骨折し、車いす生活になります


とは言え、上半身は元気なので
向かいのアパートを覗き見


お手伝いさんや彼女のリザ・フレモント（グレース・ケリー）に
はしたないからやめなと言われていたのですが…




状況が一転



ある1室に暮らす夫婦。
旦那さんは寝たきりの奥さんを看病していたのですが
奥さんの姿が突然見えなくなったのです


殺人事件だ


最初は考え過ぎだと、
親友の刑事はもちろん、誰もとりあってくれなかったのですが…



アルフレッド・ヒッチコックお得意の
美男美女カップルを主役にした、サスペンスの古典的傑作です











最初信じていなかったリザが
徐々に夫が殺したのだと確信していく理由に
ちょっと時代を感じました


「どこか遠くへ行くなら、バッグと宝石は置いていかない」
「結婚指輪は外す訳がない」



女の人が社会進出していなかった時は
こういう理由が
"殺人"を確信する理由にすら、なり得たのね～



とは言え
流石は"サスペンスの神様"


このプロットが現代のサスペンスやミステリーの基本ですよね～


最近は幾重にも重なっているものも多くなりましたが
肝となる謎に注意を集中させる。


その為に気が散りそうなものを排除しておく。




もともとこの原作はコーネル・ウールリッチ（ウィリアム・アイリッシュとも）で
ジェフはスポーツマンタイプの男という描写。

それをファインダー越しに部屋を覗いても
大して違和感のないようにカメラマンに変更した。


これでぐぐっと物語に入り込める訳です



終わり方もとってもおしゃれですよね～



そもそも車いす生活が暇だから
この事件に首を突っ込むことになったのに
結局、さらにね。ぷぷぷ。







そうそうよくこの映画を見た後に

「結局、旦那は奥さんを殺したの」と
質問する人がいます。


当然の質問と言えば、当然なのですが
実はこれ、″マクガフィン″というもので
ヒッチコックが創りだしたと言われています。


″物語の中で重要なものだけど
　結局見ている人には明かされない出来事・もの″という
ちょっと解りづらい定義ですが


この場合、″奥さんの消息″
延いては″奥さんの生死″ですね。



つまり私たちは
「奥さんは本当に殺されたのか」が
気になってずっと見ていたのですが、
結局真実を明かされずに終わった。


ならこの映画が面白くなかったのかというと
決してそうではない。
いやむしろとっても面白かった


この様に物語の肝でありながら
結果が重要でないものを言います。



そう考えると
先日見たインセプションの駒などもまさにそうですね



巨匠と言われている人にはそれなりの理由がある
初めて見たヒッチコック作品は
色々な発見があったので、別なものも見てみま～す


あ、ちなみにお得意のヒッチコックカメオ出演は
作曲家のアパートで時計を巻いていたそう。

ぜ～んぜん、気づかなかった

救命医ハンク シーズン2

シーズン1は
まだ実態がつかめない部分があったけど、
確かに真面目な兄に対し、弟はおちゃらけていてイイコンビかも

原因不明で倒れる患者も
毎回緊張感を持ったミステリーを見ているみたい

ロイヤル・ペインズ 2ND SEASON

日本では一早WOWOWで全18話OAされました


理不尽な仕打ちでERのドクターから一転、
ニューヨーク州の高級住宅地ハンプトンズで
セレブ御用達の専属医＝"コンシェルジュ・ドクター"になった
ハンク・ローソン（マーク・フォイアスタイン）

的確な治療と誠実な人柄でお客を増やし
弟エヴァン（パウロ・コスタンツォ）と
助手ディヴィヤ・カダイ（レシュマ・シェティ）と一緒に
会社を軌道にのせつつあったのですが、
この狭い土地でライバル登場

一方、付き合って別れ、
友達になったハンプトンズ記念病院の
病院長ジル・ケイシー（ジル・フリント）や
子供の時に捨てられ、折り合いが悪い
父エディ（ヘンリー・ウィンクラー）との関係も悩みの種

さらにドイツ公爵家出身の大富豪である
ハンクの雇い主ボリス（キャンベル・スコット）は
原因不明の難病を患ってるし、
ハンクを雇ったのも何か思惑がある様で…

本国ではシーズン3に突入した、人気の新しい医療ドラマ第2弾です



私が感じる以上に、
このドラマはアメリカで人気があるらしく
主役のマーク・フォイアスタインはシーズン3での出演料が倍近くに

アリーmy LOVE S3では
アリーを口説くためいきなりキスして
カプチーノをかけられていたのに、出世したわね


個人的に、このドラマを見続けている理由は
エヴァン役のパウロ・コスタンツォです
な～んか彼の持っている空気感が好きなんですよね～。


例えば#4"キューバへの招待"では
エヴァンが頭にけがをするんですね。
あわてて駆け付けたハンクが、救命道具の入ったバッグを開けると…


ないっ
治療するうえで基本の手袋や縫う針が、ない
このバッグを自慢げに作っていたのは…

エヴァン
余計な人形とかTシャツとか作ってるからよ、あは


こう書くとべたなんだけど
べたなネタこそ力量が問われますよね。
彼がやると単純に笑える

たぶん、これはパウロのもっているテンポのおかげなんでしょう

最近まで同時にフレンズのスピンオフ、ジョーイも見ていたんだけど
こちらでもイイ味出しているから、きっとコメディアンの才があるのでしょうね


そして何と言ってもこちらは"メディカルドラマ"
当然、治療していく部分が見所な訳ですが、
この部分が非常に新しいですよね。

緊迫感のあるERでの治療というのは
沢山のドラマで描かれているけど、どれも病院での出来事。

でもこれは突然死にかけたりするので
場所は関係ない。
当然、道具もないのでそこら辺にあるものを
上手く使って応急処置しているのです。

エヴァンが怪我した時は麦わら帽子を使っていたし、
患者の目の中にある瘤を取る時はメガネを
改めて考えてみると、ここが1番新しいんですよね～

そうそうこのドラマは実際には行けそうにない高級地の
風光明媚な景色を見ているだけでも充分価値がありますが
今シーズンはゲストも一杯ですね～

24-TWENTY FOUR-のクロエ役でお馴染み
メアリー・リン・ライスカブが患者として
ダメージでケイティ・コナー役のエミリー・ペックは
ライバルのお医者さん、ア～ンド…として、
私はラブ・リーガルのブルック・ドーセイは患者の恋人として出演。
これからエヴァンと何かあるようですが

ゲストが知っている人だとテンションあがりますよね


ところで後半はディヴィヤも緊急の治療をするようになってきましたが
疑問に思いませんか、
医者でもないのに、医療行為ができるのと。

わたくし気になってちょっと調べてみました。

アメリカで医者になるためには日本と比べて時間がかかる。
メディカルドラマを見ていると
なんとなく理解できるんですが、
一人前になるまでには15年位かかると考えて下さい。

15年ですよ、15年。
長いですよね。

そこでPA(=Physicians Assistant：医療助手)という職業があるんだそうです。

ディヴィアがこのPAなんですが、
この資格、PA博士号を取るには平均25～27か月の医療教育を受ければいいのです。

この後さらに学ぶ事もできますが
医者と比べると資格を取るのにずい分短くて済みますよね。

もちろん医療行為をしても問題ありません。

なるほどね～だからお医者さんではない彼女が
治療にあたっているんですね、納得

これでますますこのドラマを楽しめます
どうでしょう、少しはお役に立ちましたか

さて、結局ディヴィヤは結婚を辞め、
お父さんは逃げそうな感じですが…
気になる次のシーズンは来年放送の予定です

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フルハウス 7TH SEASON

コメディなので、全体的に明るいトーン

それでも扱っているテーマが深く、考えさせられるドラマ

その中でも今シーズンは
色々な形の″別れ″がテーマの様です





フルハウス 7TH SEASON


同じ″別れ″でも前向きに描いているのが
流石人気を博したドラマだと思います


93～94年にかけて全24話O.A.されました





ジェシー・カッツォポリス（ジョン・ステイモス）と
レベッカ（ロリー・ローリン）の双子の子供も2歳になり
ますますてんやわんやのタナー家


ご主人のダニー（ボブ・サゲット）は
すっかり大人になったDJ（キャンディス・キャメロン）にやきもき


と同時に自分も結婚を決めた相手と
すれ違いばかりで…


次女ステフ（ジョディ・スウィーティン）は
とにかく口が達者で、おせっかいなので
何かと問題を起こします

輪をかけてわがままな末っ子
ミシェル（メアリー=ケイト&アシュレー・オルセン）も
また違う形の問題を…



それでも愛に溢れたタナー家はいつも一緒
今シーズンはジョーイ・グラッドストーン（デイヴ・クーリエ）に
ついにできた恋人にも、
多額なお金にも心惑わさせつつ、ここはいつもHAPPY FAMILY














すでに終了しているからなのか
今シーズンはとっても″終わり″を予感しているなぁと感じました


それが最初にも書いた″別れ″


確かに今までもプレイボーイだった
ジェシーが誰かと交際を続けないなど
軽いものはあった。

けれど、今回は…


あ、いつもの様にネタばれ警報ですが…




ダニーが婚約者と
描く未来が違うという理由で（#13″恋のピリオド″）


そして1番大きなものは
DJがスティーブと（#19″恋人たちから友達へ）″



leccaの″FOR YOU″の歌詞じゃなけど
人を好きになるって気持ちを知ってから
自分にとってそれ以上
大切なものがあるんだともまた、知らなかった。


けれど高校や大学を卒業して
また広い世界を見て
もっともっと知の欲求が出てくるのも事実。


好きだけど…


この″…″というのが出てくるんだよね。

これをとても前向きに描いているのに
とてもびっくりしました


正直アメリカンドラマの中では
ターゲットを絞ってしまう分
高校生（青春）or大人ドラマとなってしまうものが多く
この"男と女の成長に必要な別れ"を
描いているものは少ないと思う。


少なくとも私は
10年以上まえのドラマに対して
「初めて」という感じを覚えました



という訳で改めて、
この作品の底力を感じます



さて、ミシェルの純粋な思いから
大切なを売らないと決めたダニーですが
いよいよ次でシーズンラスト


私達にはどんな思いを残してくれるのでしょうか