聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

SMASH シーズン2

2014-03-12 17:57:12 | 洋画ミュージカル
2012年O.A.のドラマでは断トツ好きだったのと
ジェニファー・ハドソンがゲスト出演し、
隠されたアメ・アイ対決になると聞いていたので
非常に始まるを楽しみにしていたミュージカルの続編

前半は少々物足りなく感じていましたが
後半は本領を発揮し、高揚感を味わいながらラストを迎えました


    

    SMASH 2ND SEASON


2013年に放送されたこのシーズンで終了したものの
製作陣が納得のいく内容だったという様に
個人的にも楽しく全17話、Dlifeで鑑賞しました

また大好きなブラ&シスのスコッティ役
ルーク・マクファーレンを久しぶりに見られたのも嬉しかったな
役はトムが恋するトニー賞の審査員


マリリン・モンローを題材にしたミュージカル
"ボムシェル"のボストン公演を成功させ、
いよいよブロードウェイでの公演が現実になりつつある時。

作曲家のトム・レヴィット(クリスチャン・ボール)は評価されたものの
コンビを組んでいるジュリア・ヒューストン(デブラ・メッシング)は
脚本をけなされたので自信を失っていました。

レベッカに代わって主役をはった
カレン・カートライト(キャサリン・マクフィー)は実力が認められる一方、
彼女の結婚をも壊したライバル
アイヴィー・リン(メーガン・ヒルティ)は
"ボムシェル"でも居場所を失い、再びオーディションを受ける日々


そんな中、"ボムシェル"の上演に暗雲が。
プロデューサーであるアイリーン・ランド(アンジェリカ・ヒューストン)が
集めた資金に問題があったのです。

演出家のデレク・ウィルズ(ジャック・ダヴェンポート)も
女性問題でマスコミにたたかれ…


果たして、プレビュー公演までこぎつけた"ボムシェル"は
無事にブロードウェイで上演できるのでしょうか
また、様々なライバルがいる中、
本場ニューヨークのショービズ界で成功できるのは誰なのでしょう

今シーズンは、グラミー歌手ジェニファー・ハドソンも迎えたさらに本格的なパフォーマンスもあり、
トニー賞授賞式に向けてクライマックスを迎えます






前半物足りなかったというのは"ベタ感"で
分りやすい展開でなくなったという事なのかもしれません。

男と女がいれば恋に落ちる。
目指すポジションが同じならばライバルになる。
幸せな人がいれば、そこに妬みや嫉妬が生まれる。

悲しきかなどんなに人は歴史を歩もうと
その根本は変えられないのです。

そして変えられないからこそ、"普遍"というものがあり
時代を越えて共感できるものがあるのでしょう。

シーズン1はそういったベタベタな展開を中心に
話が進んでいた所こそ面白かった


カレンアイヴィーだったし、
その嫉妬から男を奪った。

演出家はこういった世界ならよくありそうな感じで
主役の女性にすぐ手を出す。

スタッフもすぐに演者と親密になる。

マジですか~と突っ込みながらも
やってくれましたと拍手しながらそのベタな展開を喜んで見ていました


ところが、今シーズン最初はそれがちょっと判り難い。



ジェニファー・ハドソンはもちろん期待通りの
素晴らしい、心打つパフォーマンスを見せてくれたけど
改めて思えば彼女が演じたベロニカてどんな役だったけ

歌もあまりに上手過ぎて何だかストーリーから浮いていた様な気がしたし…


いつのまにやら、もう1つ"ヒット・リスト"というショーが作られる事になって
カレンはそっちに行っちゃって、
激しい争いをするライバルも何処へやら…

そして最大のマリリン・モンローも何処へ行ったのじゃ~

もちろん"ボムシェル"が題材にしているのは解るんだけど
今シーズン、マリリンの人となりがほとんど見えてこない。
もっともっと彼女の人生を知りたい。

やっぱり彼女あってのSMASHだったのではと思うのです。

その点#11"ドレス・リハーサル"は
マリリンのミュージカルシーンもあり、
"ボムシェル"と"ヒット・リスト"の判りやすい対決もあり、
カレンがデレクを振って意地悪されるっていうベタな展開もあり、
これよこれよと1人拍手して鑑賞しました


そして後半はこの様に求めていたベタな出来事が起きて
面白さを取り戻しました

"ヒット・リスト"の主役ジミー・コリンズ(ジェレミー・ジョーダン)が
問題ばかり起こし、挙げ句ハイになってショーを引っ掻きまわしたり、
トムとジュリアが仲違いしたり、
アイヴィーが望まぬ妊娠までしてしまったり...

もちろんブロードウェイを舞台にしているドラマだけあって
トニー賞を描いていたのも興味深く
本当の授賞式を見ている様な感動がありました

残念ながら2シーズンと短い期間でしたが
個人的にはすでに鑑賞した歴代のアメドラの中ではかなり上位に入る作品になりましたよ

さてあなたはどの様にご覧になったのでしょう

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SMASH シーズン2 DVD-BOX
2014年3月5日発売
ジェネオン・ユニバーサル

glee シーズン3

2013-03-26 14:57:49 | 洋画ミュージカル
高校生たちが主役なので
今までは内容よりも単純に音楽を楽しむ方が強かった。

けれど、今シーズンは卒業する年だけあって
"人生の転機"という誰にも訪れる事を描いていて、
共感の持てる部分も多かった

また自分の子どもが卒業していくようで誇らしくもありました

もちろんショウ・クワイアーも見応えがあり
昨年放送されていただけあって
ヒット曲もまだまだ耳馴染みのあるものばかり


今年のグラミーで2部門を獲得した
FUN.(ファン)♪We Are Young(「Some Nights」収録)
テンション上がったなぁ





  glee 3RD SEASON


2月に前シーズンが終わったばかりで
興奮冷めやらぬ中、今度はBSプレミアムで集中放送がありましたよ

各々の高校生活3年間を振り返りつつ
ちょっと感傷的になって見たり、
マット・ボマーウーピー・ゴールドバーグのゲスト出演に
ウキウキしたり…

本国では2011~12年にかけて全22話O.A.されました



オハイオ州の田舎にあるマッキンリー高校の合唱部(=グリー・クラブ)


いつもメインをはるレイチェル・ベリー(リー・ミッシェル)をはじめ
多くの生徒にとって高校最後の年。

各々が卒業後の進路を決めなくてはなりません。

レイチェルやカート・ハメル(クリス・コルファー)は
ニューヨークのブロードウェイで活躍するという夢があるけれど
フィン・ハドソン(コーリー・モンテース)は
何もやりたい事がなくて焦るばかり


そんな中「ニューディレクションズ!」が分裂の危機


何かにつけ主役はレイチェルばかりで
自分の能力が発揮できないと
メルセデス・ジョーンズ(アンバー・ライリー)がチームを離れ、
第2のグリー・クラブ「トラブルトーンズ」に入ってしまうのです


彼女だけでなくサンタナ・ロペス(ナヤ・リヴェラ)や
ブリトニー・S・ピアーズ(ヘザー・モリス)もまた…



果たして高校生活最後の年。
同じ高校から2つのグリー・クラブが地区大会に出場し、
全国制覇する事ができるのでしょうか

またメンバー各々は自分の進みたい道に行く事ができるのでしょうか

リアリティ番組「Glee プロジェクト 〜主役は君だ!」で優勝した
ロリー・フラナガン(ダミアン・マクギンティー)と
ジョセフ・ハート(サミュエル・ラーセン)も加わって
昔懐かしの名曲から最新ナンバーまでカバーしています












前シーズン、陰の主役がブリちゃんなら
今シーズンはメルセデスとサンタナですよね~

もともと歌唱力があるのは判っていたけど
ルーツが同じ人の歌だとその魅力は倍増

メルセデスはジェニファー・ハドソン♪Spotlightなんて
素晴らしかったわ~

サンタナは枚挙に暇がないけど
トラブルトーンズが出来たお蔭もあって
そのラテン系のセクシーさを活かしたパフォーマンスを
披露する機会が沢山ありましたよね

この年、2011年に実生活でもレコード契約しましたし



個人的には何と言っても#18"プレッシャー"が良かったな~

そろそろ卒業が近づいてきて
皆にとっては人生の岐路。

そんな中ずっと夢見ていたNYADA(ニューヨーク架空の芸術学校)のオーディションで
レイチェルがまさかの失敗

ノア・パック・パッカーマン(マーク・サリング)も
皆に手伝ってもらったにも関わらず落第

さらにシャノン・ビースト(ドット・ジョーンズ)が
夫からDVを受けている事まで発覚したのです



そう、人生って思い通りにいく時もあればいかない時もある。

いつもの様に楽しい音楽と共に
深刻になり過ぎず描いていたのですんなり心に入ってきました

後で挽回できたのも良かったし、
大好きなウーピー・ゴールドバーグ天使にラブソングを)が
ゲスト出演していたのも嬉しかった


クリスマスエピ#9"幸せを贈るクリスマス"も
白黒のコメディタッチが素敵だったわ~



そして欠かせないのが追悼エピの#17"ホイットニーに捧ぐ"でしょうか

「ボディーガード」を見に行ったのは高校生の時。
正直、高校生の私は大して感動もしなく
ケビン・コスナーが親父だなぁと思った覚えがありますが
今改めて聴くと♪I Will Always Love Youは良い曲ですよね~。

他にもこんなに良い曲があったのだと
ホイットニー・ヒューストンの偉大さを感じる事になりました


ちなみに彼女の国歌斉唱の素晴らしさも語られていましたが、
こちらは私がラスベガスに行った時の
ホテルベラージオの噴水ショーです。

20パターン以上もある中、
1日の終わりに掛かるのが彼女の国歌斉唱。

是非素晴らしい歌声と共にショーもお楽しみください
ちょっと私の歓声が邪魔な部分がありますが





さて、結局失敗したにもかかわらず
諦めなかったレイチェルはニューヨーク行の切符を手にしました
残念ながら、フィンとは別れたものの

夢に一歩近づいた彼女は、ついにブロードウェイデビュー出来るのでしょうか。

高校のグリークラブと共に
そんなニューヨークをも舞台にしたシーズン4は現在FOXで放送中。
BSでの放送はもう少し先ですね


glee/グリー シーズン3
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サム・ナイツ~蒼い夜~
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SMASH シーズン1

2013-02-18 17:30:51 | 洋画ミュージカル
残り1ヶ月を切る頃、
2012年に上陸した中では個人的に1番面白いんじゃな~いという位
心まで踊るミュージカルが上陸しました


始まってすぐに身を乗り出し、
煌びやかなタイトルロールが出てきてすでに虜になりましたが
あのスティーヴン・スピルバーグも製作総指揮に名を連ね
マリリン・モンローが題材と言うんだから納得



 

SMASH 1ST SEASON


スピルバーグという名前から連想するのとは
ちょっと肌合が違う気がしますが、
長年温めてきた構想をついに実現させたそうです


この"SMASH"には演劇や本などでの
"大当たり"や"大成功"という意味がありますが
その通りそれを狙うブロードウェイが舞台。


と書くと、ブロードウェイに興味のない方には
な~んだと思われそうですが、
かくいう私もブロードウェイ素人

全く事情を知りませんが
その裏側こそ描いている部分なので問題ありません

むしろ、何処だって何だって人が集まれば生まれる
確執や恋愛、競争などが
入り組んで描かれているから
ヒューマンドラマとしての見応えもたっぷり


そんな今後も期待が持てる全15話は
昨年NBCで、日本ではDlifeで放送され
中だるみする事なく最後まで釘付けで鑑賞しました




ニューヨークはマンハッタンで
ウエイトレスをしながら
スターを目指すカレン・カートライト(キャサリン・マクフィー)

なかなか芽が出ず
親には彼氏デーヴ・サンダラム(ラザ・ジャムリー)と
早く結婚した方が言いと言われる中
チャンスが訪れます


それは50'sのセックス・シンボル
マリリン・モンローを題材にしたブロードウェイ・ミュージカル


オーデションには皆がこぞって
マリリンの格好で来ているのに、ただ1人普段着の彼女。
それでも歌い出したら制作陣の心をつかみ


一方、人気作曲家コンビ
ジュリア・ヒューストン(デブラ・メッシング)と
トム・レヴィット(クリスチャン・ボール)は
ブロードウェイ育ちでブロンドの"いかにも"マリリン
アイヴィー・リン(メーガン・ヒルティ)を推していて


果たしてこの舞台でマリリンの座を手にするのは誰なのか。
また今までは旦那のお蔭で仕事ができていた
アイリーン・ランド(アンジェリカ・ヒューストン)は
プロデューサーとして自立し、舞台を成功させることができるのでしょうか。

過酷なショービズ界を舞台に
人間の欲望が渦巻くミュージカル・ドラマです

















シーズンを通して聴ける
♪Let Me Be Your Starは今年度のグラミー賞にもノミネートされましたが
ミュージカルドラマである以上、
その魅力はやはりパフォーマンス



誰も彼もが素晴らしいのですが、
中でも主役のキャサリン・マクフィーは別格


物語の中でもオーディションでスタッフをうならせていましたが
実際、その時の♪"Beautiful"は
この上なくブラボーで、ぞくぞくしました。


ちなみに彼女も有名なオーディション番組
「アメリカン・アイドル」=アメ・アイ出身で、
2度目のブレイクになったのですが…


シーズン2では同じくアメ・アイ出身者
ジェニファー・ハドソンも登場


ジェニファーはグラミーなどでも賞をとっていて
本当に素晴らしい歌手なんですが、
何でも彼女とカレンがライバルになるんだとか。

う~ん。
アメ・アイ出身者同士にまた対決させるなんて
何てにくい演出
早く見たいわ~~





もう1人は当然アイヴィー役メーガン・ヒルティ


はっきり言って彼女とカレンが文句なしに上手いのでこれだけで物語が成立しています。
逆に言うとこの2人が上手くなかったらドラマの成功はなかったでしょう。

#9"堕天使たちの街"ではリアーナ / ♪Cheers (Drink to That)を歌っていましたが、
こんな人達が本当にNYのストリートでパフォーマンスしていたら感動して泣いちゃうね


そもそもこの"ブロンドVSブルネット"という対決は
アメリカの映画やドラマではよく見ます。

gleeならレイチェルクイン、
ラブ・リーガならジェーンキム、
グッド・ワイフならアリシアダイアンetc…

まもなくシーズン2が始まるリベンジだって
タイトル通り対決のお話ですが、
エミリーとヴィクトリアもそうですよね。



と数え上げれば切がないけど定番中の定番。
この定番に代表されるように
このドラマはベタな方、ベタな方を選択しているんですね。

それなのにとてつもなく面白いと言うのがクオリティの高さを表しているし、
メロドラマ好きにはたまりません



大体、演出家デレク・ウィルズ(ジャック・ダヴェンポート)と
寝た人物がオーディションに受かるって

ジュリアもまた浮気するんだ
しかも夫にばれるんだ

アイヴィーはカレンに意地悪するし、主役なのにのど痛めるんだ
挙げ句、ドラッグに手を出すんだ


まさにマリリン・モンローの世界
このドラマの柱です。

 


セクシーやププッピ・ドゥ~(お熱いのがお好き
地下鉄通気口でのまくれ上がるスカート(七年目の浮気)等
断片的には知らない人が居ないほどの大スター。

でも彼女の人生については


それこそ彼女が亡くなってからすでに50年が経ち、
読んで下さっているほとんどの皆さんは
リアルタイムではご覧になっていないんじゃないでしょうか

どの作品の時、どんな出来事があったのか。
どんな精神状態だったのか。
どうして悲しい結末に至るまでになったのか…

今では誰もが知っている映画を撮っている中
愛する人に去られてしまったり、
どんなに名声を得てもやっぱり孤独だったり…


ミュージカル製作の裏側と同時に
マリリン・モンローという人物の裏側もまた
描かれているのが非常に興味深いんです







そんな中、後半に待ってましたのユマ・サーマンが登場
ユマと言えばパルプ・フィクションですよ~

わがまま、身勝手がよく似合いますが
今回も違わず、気まぐれなハリウッド女優
レヴェッカ・デュヴァル役。

ますます激しくなる主役争奪戦はもちろん別の争奪戦も繰り広げてくれました



結局マリリンの座はカレンのものになった訳ですが、問題は山積み。
ショーが成功するかも判らないし、カレンはデーヴと別れてしまうの

そして何と言ってもエリス・ボイド(ジェイミー・セペロ)



本当に最初から最後まで憎たらしくてね
このドラマを陰から支えていた1人でもありますが
ようやく最後、アイリーンにクビにされたかと思ったらまシーズン2にも登場するらしい
今度はどんな風に引っ掻き回すのやら。
ほどほどに…いや、目一杯頼んます


さて見逃してしまったあなた、保存版にしたいあなた
DVDは4月5日発売予定ですよ

SMASH DVD-BOX
ジェネオン・ユニバーサル

The Music of SMASH
BMG Import Argentina

マリリン・モンロー・ダイヤモンド・アルバム
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glee シーズン2

2013-02-12 15:16:35 | 洋画ミュージカル
一昨年のグラミー賞で、グヴィネス・パルトロウ
当時大ヒットしたシー・ロー(Cee Lo Green)の曲を
一緒に歌って大盛り上がりだったんだけど
実はこのドラマで彼女がカバーしていたんですね~


もちろんデュエットだけでも充分見応えがあったけど
この#7″代理教師にお任せ″を見ていたら、
もっともっと楽しめた事でしょう


しかもラストの雨に唄えば(52)
Umbrella / RIHANNA feat. JAY-Z
マッシュアップも素晴らしかった~~


キャスト陣はその技術が
驚くほどブラッシュアップされましたよね

ヒット曲うんぬんより
彼女たちのミュージカルシーンを見ているだけでも心踊ります





 glee 2ND SEASON



以前BSプレミアムで一挙放送が行われていたのですが、
2010~11年にかけて放送された全22話
今回はNHKEテレで放送されました


さらにFOXでも始まった最新のシーズン4には
SEX AND THE CITYのキャリー役
サラ・ジェシカ・パーカー
「あの頃ペニー・レインと(00)」ケイト・ハドソンなども出演。

このドラマに参加したい人が後を絶たないようですね




メキメキ実力をつけて
素晴らしいパフォーマンス(=ショウ・クワイアー)をしているのに
相変わらずバカにされている
マッキンリー高校の合唱部=(グリー・クラブ)


主役をはるレイチェル・ベリー(リー・ミッシェル)も
変わらず自意識過剰で、
部員から非難されることも

けれど、アメフトの人気者だった
フィン・ハドソン(コーリー・モンテース)と付き合い始め



そのフィンは親が付き合いだした
カート・ハメル(クリス・コルファー)と同居。
同性愛者だとカミングアウトしている彼は
フィンに恋して親を引き合わせたので…



他にも、チアに復活したクイン・ファブレー(ディアナ・アグロン)、
車いすでギターの名手アーティ・エイブラムス(ケヴィン・マクヘイル)、
転校してきたサム・エヴァンス(コード・オーバーストリート)など
個性的な面々がそろう新生グリー・クラブ「ニュー・ディレクションズ!」


顧問はスペイン語教師ウィル・シュースター(マシュー・モリソン)

もともと学生時代にグリー部に所属していた彼は
廃部寸前だったグリー部を立て直す事に情熱を傾けるうちに
夫婦仲が悪くなってしまいます
そして離婚。

しかも同僚のエマ・ピルズバリー(ジェイマ・メイズ)とも色々あって

ようやく付き合えるようになったと思ったら
今度はエマに彼氏カール・ホーウェル(ジョン・ステイモス)ができていたのです




そんなこんなで、み~んな青春真っ只中。
一杯トキメキつつ、地区、州、そして全国大会を目指します


歌って、踊れて、笑えるミュージカル・ドラメディ。
ブリトニー、ビヨンセ、アリシア・キーズ、ガガ様、ジャスティン・ビーバー
2010~11年を彩ったミュージシャンから映画まで
さらに豪華なナンバーを堪能できる。
のが、今シーズンのお話

















#2"憧れのブリトニー・スピアーズ"は
ドラマのファンなら必ずや好きなエピソードの1つに挙げるでしょう

一瞬、本人かと見紛うほど
キレのあるヘザー・モリスの踊り

実は彼女ビヨンセのバックダンサーをしていた事もあるそう
通りで魅せる訳だ





#9″運命の地区大会″でも再びメインの踊りを披露していて、
本気で格好いい
ソファに寝転がって見ていたのに、
思わず起き上がって前のめりで観てしまいましたよ


しかも、ブリタニーの名前は"ブリタニー・S・ピアーズ"で
続けて発音したら"ブリト(タ)ニー・スピアーズ"って


その後も誰よりもキレのあるダンスを披露しているし、
本気でサンタさんを信じていたり、
子供はコウノトリが運んでくると思っていたり、
とってもチャーミングなキャラですよね

個人的にはすっかり彼女のファンになっちゃいましたよ

気が付いたら今シーズンはレイチェルより目立っているね




曲については書き出したらきりがないので控えますが、
#4"最強デュエット歌合戦"で、クインとサムが歌った
Jason Mraz Feat. Colbie Caillat♪Lucky
大好きなチューンです



#5"ロッキー・ホラー・グリー・ショー"のタイトルにも入っている
「ロッキー・ホラー・ショー」は75年のホラー映画。
私は見ていないけど、このエピを見たら観たくなりました

この様に知らなかったけど、
観たくなる、聴きたくなる名曲が一杯出てくるのも嬉しいですよね



と、音楽に関して語りたい事が山ほど出てくるのはもちろん、
先ほども書いたようにこのドラマは″ドラメディ″とも言われています。
つまり感動させられるドラマ要素もあるのです


そもそもマッキンリー高校は社会の縮図。
悲しきかな、いじめられる側もいじめる側も存在する。
先生同士だってしかり。



よくいじめ問題を語る時に
「なくす為にはどうしたらいいか」という話をする人がいるけど
それには無理があると私は思う。

だって大人の社会だって無数にいじめがある。
それを子供の社会でだけなくすなんて出来る訳ないじゃん。
子供に教える立場の大人がそうなんだよ。


大切なのはそうなった時、どう困難に立ち向かうかという事なんじゃないかな。

このドラマだと、ゲイであるカートが
よく心無いいじめにあっています。
彼の問題への向かい方、生き方は
考えさせられる部分が多いんじゃないでしょうか


結局カートは自分を受け入れてくれる
ダルトン高校に転校するという結論を出しますが、
必ずしも自分の居場所は今いる所だけだと絶望的にならないで
新たな道を探るというのは大切な事ですよね


転校して入ったこのダルトン高校のグリー・クラブ「ウォーブラーズ」
徐々に居場所も見付けましたしね。

もちろんニュー・ディレクションズ!とは一味違った
男子校ならではのハーモニーも見どころの1つでした



さて、そんな今シーズンはあまりに沢山の登場人物が出てきて
後半ちょっとごちゃこちゃした感じがありましたが
シーズン3はもう少しすっきりしているようです。


残念ながら、全国大会では12位となってしまった彼らの中には
いよいよ全国大会最後の年となる生徒も多く、後がありません
果たして今度こそよい結果が出せるのでしょうか

またパフォーマンスに関しては
マイケル・ジャクソンのエピもある等ますますパワーアップ

すでにDVDなどはリリースされていますが、
BSプレミアムでは3月12~24日まで集中放送がありますよ

早い方はすでにシーズン4に突入ですね


glee シーズン2 
DVDコレクターズBOX
20世紀フォックス・ホーム・
エンターテイメント・ジャパン

グリーザ・クリスマス・アルバム
Volume 2
SMJ

We Sing We Dance We Steal Things
Jason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)
Atlantic / Wea

glee~グリー 踊る♪合唱部!?~ 1ST SEASON

2011-09-18 13:36:04 | 洋画ミュージカル
青春ドラマでありながら
10代だけでなく、大人にも受け入れられているこのドラマ。

サントラはヒットチャートに輝き、
キャストはホワイトハウスに招かれて
パフォーマンスを披露するなど、本国では社会現象化

エミー賞では今年ももちろん、
3年連続作品賞にノミネートされています




glee~グリー 踊る♪合唱部!?~ 1ST SEASON




ミュージカルなので音楽はもちろん
加えてドラマや笑い(コメディ)もたっぷり詰め込まれているので
″ミュージカル・ドラメディ″とも言われています


4月からBSプレミアムで始まり、
09~10年にかけて放送された全22話がO.A.





オハイオ州の田舎にあるマッキンリー高校。

まもなく子供が産まれそうな
ウィル・シュースター(マシュー・モリソン)が
顧問になったグリー部(=日本でいう合唱部に近い)


部員の1人
レイチェル・ベリー(リー・ミッシェル)は
音楽の才能には溢れているけれど
高校の中では…


他の部員も同じように
ヒエラルキーが存在するアメリカのハイスクールの中では
ハミ出し者


それでも自分の居場所を見出し、
アメフトの人気者フィン・ハドソン(コーリー・モンテース)の入部をきっかけに
全国大会での優勝を目指します



60年代から現代に至るまでの
幅広いヒットナンバーをキャストが見事に歌い上げ
思わず体を一緒に動かしたくなる
ミュージカル・コメディです










アレサ・フランクリンからビヨンセ
シカゴからエミネム
年代、ジャンルを問わず、名曲を楽しめるのが
このドラマの1番の魅力



吹き替え版だと
歌声まで替えてしまって
ドラマ本来の雰囲気を味わえない事があるのですが
スタッフはちゃ~~んとその意図を汲んでくれているので
本来のキャストの実力をしっかり堪能できます

本当に実力派の出演者ばかりです


この人気を受けて
楽曲提供するミュージシャンが後を絶たず
今一番熱いレディ・ガガ
マドンナオリビア・ニュートンジョンなど
まるまる1人のアーティストの曲で構成されたエピもあります



特に最終話"僕たちのジャーニー"は圧巻でした

キャストの歌う♪Don't Stop Believin’はグラミー賞にもノミネートされましたが
州大会との設定で披露。

こんなプロみたいな高校生いないだろっと
軽いツッコミを入れつつ、
思わず胸が熱くなりました。本当に素晴らしかった






ちなみに2ND SEASONでは
ブリトニーやコールドプレイ、
ポール・マッカートニーなどさらに豪華になっているようです




ところで最初に
″大人も楽しめる″と書きましたが
それはユーモアのある毒


実はサイドストーリーも結構面白い



ウィルはもともと音楽の道を目指していたんだけど
現実と向き合い教師を続ける事にした。
子供もできたし…


ところが
実は奥さんは妊娠していなかった
それを必死で隠しているんだけど…



ついにバレた



というか今までバレなかったのが不思議よね。
流石はコメディ。
ウィルがおまぬけさんすぎ


当然、ウィルの事を好きな同僚のエマ(ジェイマ・メイズ)は
好きでもない人との結婚を決めていたんだけど…



花形のチア部の顧問スー
とっても意地悪なんだけど、実は障害のある姉がいたらしく…

いつもウィルを敵対視していたけど、最後にはやっぱり



この描き方が普通のメロドラマと違って
たっぷり毒のある笑いを持っているので
大人の鑑賞に堪える青春ドラマになっているのです



いや、むしろ
大人だからこそ楽しめるんでしょう

もちろん成長していく子供達にハッとさせられる事も


あなたも一緒にヒットチューンと共に
勢いにのっているアメリカンドラマを楽しみませんか

見所は新旧音楽対決!?

2011-01-06 16:14:46 | 洋画ミュージカル
お正月気分も抜けきらない中、
新年最初の作品を見ようと
ユナイテッド・シネマ札幌にやってきたら
人気の作品で、レディースディという事もあって超満員


2時間以上前にチケットを買いに行ったのに
前から2列目しか空いていなくて
見づらいな~~と思ったんだけど
そんな事、全然気にならないほど
スクリーンに見入ってしまいました



バーレスク 



満を持してのグラミーアーティスト
クリスティーナ・アギレラ主演の作品ですが
映画というより、PVを見ているような感じで、
彼女の歌声を聴くだけでも、劇場に行く価値があります






田舎育ちのアリ(クリスティーナ・アギレラ)は
若い時に母を亡くし、
1人でいきてきたのですが、
故郷に嫌気がさし、L.A.に上京します


そこで見たのはあまりに美しく
煌びやかなクラブ″バーレスク″



私もここでこんなショーをやりたいっ


早速自分を売り込みにかかるのですが
クラブのオーナーで元ダンサーのテス(シェール)に門前払い



それでも絶対働きたいと、
ウェートレスからスタート。

そのうちチャンスが巡ってきます



妊娠して辞める事になったダンサーの代役のオーディションで
テスの右腕
ショーン(スタンリー・トゥッチ)が才能に気付くのです



最初は仲間に入れてもらえなかったり、
看板ダンサーのニッキクリスティン・ベル)に
意地悪されたりするのですが…




アカデミー賞の前哨戦とも言われる
ゴールデン・グローブ賞
今年度、作品賞をはじめ3部門にノミネートされたサクセスストーリーです












ちょうど、ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が
発表されたので、少し関連のお話から。
(ご存知の方は飛ばして下さいね




この時期以降に公開される作品は
ノミネートされていれば
こぞって前面に押し出してくるでしょう。


映画に関しては大きく2つ
①ドラマ部門と
②ミュージカル・コメディ部門に分かれていて、
各々ノミネート作品は5つずつ。

この作品は
ミュージカル・コメディ部門作品賞にノミネート。




何だかこの文言を
よく見るなぁと感じるのは
他にTV部門などもあるからかもしれません。





と、ちょっと説明が長くなりましたが、
そんな訳でこの映画のジャンルは
″ミュージカル″にしました




結構な比重で恋愛が描かれていたし、
(お相手役のキャム・ギガンデットは超キュート
 The O.C.にも出演していましたが)
そりゃアギレラとシェールの歌声は素晴らしかったけど
ストーリー自体は
歌のない状態でかなり進んでたので
恋愛?ヒューマン?とも思ったんですがねっっ。


まあプロが″ミュージカル″って言っているからいいか
という感じです。




本当ね~
アギレラの歌は泣けましたもん。

アリは着々とチャンスをものにし、ステップアップして
ニッキの代役を射止めるんです。

それに腹を立てたニッキが嫌がらせで、
ショーの最中、曲を止めてしまうんですね。


困って、テスが幕を下ろそうとしたその瞬間…




アリ、
つまりはアギレラの力強く、心に響く歌声が…


この歌声を聴く為だけに
1000円払ったとしても安いわ~~



よっぽどお家にホームシアターセットがない限り、
映画館で見る事をお薦めします





と、自分で書いていて何なのですが、
逆にホームシアターセットがあれば
果たして映画館に行く必要があるのか




この数年、ハリウッドとTV業界の垣根がなくなったと言われていますが、
この作品は改めて実感します。

テスの旦那役として登場したピーター・ギャラガー
もともとハリウッドの人ですが最近は The O.C.が有名。


クリスティン・ベルヴェロニカ・マーズでブレイク。

グレイズ・アナトミーエリック・デーン
さっきちょっと触れたキャム・ギガンデット
私にとってはテレビの顔。

あまりに皆他の役のイメージが強すぎて
すんなり今回の役に馴染めなかったのは否めない。



う~ん。
もしかしたらこれが映画館離れに拍車をかけている
理由の1つかもしれません


どうなんだろう?
あなたはどんなポイントで足を運びますか

よしおかはまさにこのような映画こそ、非日常の空間である劇場で見たいですけどね

30年以上経った今も世界中で愛されるミュージカル

2008-10-07 23:09:53 | 洋画ミュージカル
最近、よくトラボルタ作品を見ている。
それに気が付いたらもっと見たくなって、借りてきました。

グリース 


ヒロインはオリビア・ニュートンジョン
彼女は声だけでなく
顔も透き通るように美しくて感動しました。
今までCDジャケでしか見た事が無かったので
動く彼女の可愛らしさ、美しさ、セクシーさにドキドキです。


ストーリはちょっとアメリカン・グラフィティに似ていますよね
卒業を控えた若者の青春群像。

その夏オーストラリアから来たサンディ(オリビア・ニュートンジョン)と
ダニー(ジョン・トラボルタ)は恋に落ちます
けれどサンディは国に帰るからと分かれる事になります。
素敵な思い出を胸に…


それからしばらくして2人は再会を果たします。
と言うのもサンディはオーストラリアには帰らず
ダニーが通うハイスクールに転入したから。
その再会は超ロマンチック




…のはずが全く
何故なら不良のダニーは友人の手前格好つけて
冷たい態度をとってしまうから。


当然高校生くらいで「可愛いものね、ふふ」なんて余裕はなく
サンディは他の男子と付き合おうとします。


けれど当然惹かれあっている二人。
結局は付き合うようになり、めでたしめでたし


あは、完璧エンディング書いちゃった。
でも内容知っていても楽しい元気になれるミュージカルですよ
もともとは72年にブロードウェイで上演された定番の作品ですからね。
見た事がない方は一度は見てみてもいいかもしれません。

ちなみに現在、東京・大阪では
北海道出身のジャニーズ事務所所属生田斗真君がダニー役で
舞台も行われていますよ

自分を信じてひた走るぽっちゃり少女

2008-10-06 16:23:33 | 洋画ミュージカル
WOWOWで今月放送するのを楽しみにしていました

ヘアースプレー 

だって、ミシェル・ファイファーの最近の作品って久しぶり。
さらに、ベイビートークシリーズで最近またまた
好きになったトラボルタも出演。

単純にミュージカルは楽しくなれるしねっ


舞台は1960年代のボルチモア。
ぽっちゃり体系のトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)は
ダンスが大好きで、ダンサーを夢見る女の子。

そのお母さんがまたまたぽっちゃりで、ジョン・トラボルタが演じています。

えっ、お母さんお父さんでなくて

そうそう良いのです。
最初、彼が出演している事しか知らなくて、
「いつ出てくるんだろう?」なんて思っていたから
気付いた時にはびっくりでしたよ
巨漢ママの好演に拍手です



ところで、何か夢を目指す人には
必ず邪魔する嫌な人が登場するものです。
今回はテレビ局のダンス番組に権限がある部長(ミシェル・ファイファー)親子。


そんな反発にも負けず、自分を信じて
正しいと思う道をひた走るトレーシーに元気をもらえるミュージカルです




この映画は比較的明るく表現しているんだけど
差別が2つ描かれています。

まずは人種差別。
時代も時代だから激しい黒人差別があった。
もう一つは体の差別。
つまり太っているという事に対しての。


本当に良くない事だよね。
それをこの様に軽いタッチで書いているっていいなって思いました。
若い人もすんなり受け入れられるのではないかな。

何事も真剣に語るばかりが訴える方法ではないですもんね。
改めてこの表現方法を学びました


それにしてもミシェルって本当に美しい。
嫌な役だけど、それでも惚れ惚れしてしまいました

第79回アカデミー賞最多6部門8ノミネート

2007-03-08 20:31:45 | 洋画ミュージカル
本日は確実に面白いであとうという映画
第79回アカデミー賞最多6部門8ノミネート

ドリームガールズ 


舞台は1960年代。
一つの新しいサウンドを生み出したデトロイトのレーベルMOTOWNがモデル。
さらに言うなら、シュープリームスよね。

歌手になることを夢見た女性が
一躍スターダムへと伸し上がりますが…



私はスティーヴィーが大好きなので、
MOTOWNについてはある程度知っていましたが、
それとは関係なく何時の時代でも、どの分野でも、
自分を表現したい人はこういう葛藤に出会うのではないかと思います。
だからこそ、
一流と呼ばれる人の努力は並大抵のものではないのでしょうね