聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

人は必ず困難を乗り越える

2011-01-31 19:39:23 | 洋画ヒューマン
久しぶりに″???″な映画を見てしまった。


と言っても別に悲観的な意味ではなく、
世に出ている全ての映画を理解する
な~んて不可能だからね。


人と同じです。
途中まで面白かっただけに、オチが解らず、残念




イカとクジラ 


現在公開中で
今年度アカデミー賞の本命と言われている「ソーシャル・ネットワーク」
主演ジェシー・アイゼンバーグが出演しているので
再び注目を集めています



ニューヨークはブルックリンに住む作家
バーナード・バークマン(ジェフ・ダニエルズ)は
本業が落ち目になってきて
今は″教える事″で生計を立てています。


そんな夫に嫌気がさしている
ジョーンローラ・リニー)もまた作家。
けれどこちらは上昇気流



結婚して16年、いや17年になるけれど
いつしか2人の間には溝ができてしまい、
結局、離婚する事に。



それで割を食うのはやっぱり子供達。

16歳の長男ウォルトジェシー・アイゼンバーグ)は
歌のコンテストで
自作ではないのに嘘をついて、優勝してしまい…



2人の離婚に大反対だった
12歳の次男フランク(オーウェン・クライン)は
学校の図書室で問題行動をとったり…



そりゃ誰もが幸せな家族は夢見るもの。
けれどそれはあくまで″夢の世界″




″離婚″がそれほど珍しくなくなった現代の家族に
ノア・バームバック監督が送るリアルなヒューマンドラマです












一杯思う事はあるけれど
久しぶりに″考え込んでしまう″作品なので
1つに絞って書きますね。


もちろん、それは私が解らなかった″オチ″について。




この映画のタイトルでもあるけれど
ウォルトが最後自然史博物館で
イカとクジラが戦っているオブジェを見ているシーンで
終わりますよね。



これはセラピーを受けている時、
(セラピストはLOSTのマイルズ役ケン・レオンですよ
彼が、昔怖かったと話したものですよね



昔見て、今怖くなくなったというのは
″親の離婚を乗り越えた″
ひいては、人生における
″思い通りにならない事を消化した″って事なの



まあこの映画では″離婚″という判り易い例だけど
人生は思い通りにならない事の方が多い。


私はそんな時どう対処するのか?が醍醐味で、
人は必ずそれを乗り越えて強くなっていくものだと思っている。


監督はそんな前向きなエールを送ってくれたんだろうか
う~ん。



誰か解ります
知っている方や
自分なりの解釈があったら、是非教えて下さい



いやむしろ
これを読んだ皆さん全員見て
感じたことを教えて下さ~~い

フルハウス 1ST SEASON

2011-01-29 20:27:58 | 洋画コメディ、コメディタッチ
フレンズが青春時代を描いたシットコムなら
こちらはその後の家族を描いている


同じ様に、アイロンをかけながら、
書き物しながら…と″ダラ見″しようと思って選んだのに
面白くって
ついつい手を止めて見てしまいます




フルハウス 1ST SEASON


すでに20年以上前の87~88年にかけてO.A.されたのに
じ~んと心が温かくなる。

家族を思う気持ちは普遍なんですね




交通事故で妻を亡くしたばかりの
スポーツキャスターダニー・タナー(ボブ・サゲット)には
ちょっとおませな3人の娘がいます。


長女ドナ・ジョー=DJ(キャンディス・キャメロン)
次女ステファニー=ステフ(ジョディ・スウィーティン)と
赤ん坊ミシェル(メアリー=ケイト&アシュレー・オルセン)


男手1つで、乳飲み子を含めた幼い3人を育てるのだから
さあ大変…





と思いきや
エルヴィスかぶれの義理の弟ジェシー・コクラン(ジョン・ステイモス)や
親友でコメディアンのジョーイ・グラッドストーン(デイブ・クーリエ)と
一緒に暮らす楽しい毎日



たっぷりの愛情にほどよい厳しさをスパイスしたら
居心地のよいタナー家の出来上がりっ












そろそろ私の周りにも
″しつけ″を必要とする年の子供を持つ友達が増えてきた。

だから色~んな叱り方を見る機会があるんだけど…




本当に難しいよね
正解がない分、私はなるべく口を出さない様にしています。



親だって人だもん。
間違う時も
自分がイライラして八つ当たりする時もある。

けれど「ちゃんと自分の事を思っている」というのを
伝えていれば大丈夫。

逆にこれが伝わっていないと
全く耳を貸さないよね



客観的に見ていると面白いですよ~~。



子供って小さくてもちゃんと人。
大人が考えている以上に、大人だよね。


だからあんまり考え過ぎても仕方なくて
きっと愛情さえ与えていれば
ある程度は勝手に育つんだろうね~。




その点このドラマはやっぱり″ドラマ″
完璧すぎるぞ、ダニーパパ



気分で怒ったりしないし
ちゃんと″何故駄目なのか?″どうしていけなかったのか?″と
子供に解るように説明している。
完全なる″しつけ″


だからタナー家にはいつも笑いが溢れている


「いいな~こんな家族」と理想を抱きながら
楽しく笑えるドラマです


逆に子供がいると落ち込んじゃうかな
あくまでドラマでっせ~~。



いずれにしろこのドラマは全8シーズン。
ゆるりゆるりとタナー家とお付き合いしていくことにしましょう


ちなみにミシェルのクレジットに&がありますが、
この子役は知る人ぞ知るオルセン姉妹

20歳を前に総資産300億円以上あったといわれる双子の女優。

大人になってからは何かと問題を起こしていますが
子供のころは可愛いね

右利きが姉のアシュレー、
左利きが妹のメアリー=ケイトです。
見ている時にチェックするとこれまた楽しみが増えるかもしれませんね

24-TWENTY FOUR- シーズン5

2011-01-11 22:15:27 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
テレビ史に名を残すことになったこの作品も
ついに昨年終了。

このシーズンあたりになると
″裏をかく法則″に大分慣れてくるので

「へへ~ん。それ読めちゃったもんね~」と
優越感にひたれるのも束の間。


やっぱりそれ以上の展開が待っている



24-TWENTY FOUR- 5TH SEASON


06年にO.A.されたこのシーズンは
第58回エミー賞作品賞を受賞し、名実共にNO.1の地位を得ました



政府内部から命を狙われた為
死を装い、静かに暮らしていた
元CTU(=テロ対策ユニット)捜査官ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)


その偽装死から1年後の朝7時。


パーマー元大統領(デニス・ヘイスバード)が
何者かに暗殺され、
すでに現場から離れていた捜査官
トニー・アルメイダ(カルロス・バーナード)と
ミシェル(レイコ・エイルスワース)夫婦、
さらにはIT技術者クロエ・オブライエン(メアリー・リン・ライスカブ)も
命を狙われます



彼らの共通点は1つ…


ジャックの生存を知っている事


最初、彼はパーマー暗殺の容疑をかけられていたのですが
容疑は晴れ、真犯人を突き止めるため力を貸す事に。


今度のテロは政府内部にも協力者がいて
誰敵で、誰が味方なのか


LAに神経ガスが撒かれるのを防ぐ為、
ジャック・バウアーのとくかく大変な1日がまたまた始まります








最後はいつもの様に
そこにきたか~
嬉しい裏切りにアドレナリンが出まくりですが
今回はどうしても引っ掛かる点があった



思いっきりネタばれ警報
(見ていない方は読んだら面白さが1/10位になっちゃうのでご注意を)









今回の首謀者は
まさかのローガン大統領(グレゴリー・イッツェン)だった訳ですが
その設定にちょっと無理がある


細かい矛盾を突いていたら
このドラマを楽しめなくなっちゃうので
深くは突っ込まないようにしているのですが…




#5″13:00″で
無理を言って、ジャックをCTUに復帰させたのは
ローガン大統領だよね



彼が犯人なら
絶対そうしないはず。
ジャックの能力を充分理解しているはずだから
むしろ何をしても
彼だけは捜査に加えたくないはず。

実際ローガンが犯人だって
私たち見る側が判ったら
ジャックを殺そうとしていた。

それが引っ掛かった瞬間
どうもこの世界に入り込めなかったんですよね~


確認の為
もう1度#5あたりと見直したんだけど
やっぱり犯人ならあ~いう態度はとらない気がする…


残念っっ



けれどそれ以外は
びっくりのあの人が関わっていたり
あの人がそんな行動に出たり
CTUが危機にさらされたり
あの人が死んでしまったり…



まさかの展開にハラハラドキドキするのは健在です





ところでシーズンを重ねる度に
クロエはイイ味出していますね~


最初は嫌な奴~~って思っていたけど
ただ不器用なだけなんだって解ったし、
実はイイ奴


超面白い人と結婚していたのも明らかになったし

こんな興味深いキャラを演じている
メアリー・リン・ライスカブ
役柄から想像できないけど、もともとコメディエンヌなんですってね。


実際にテロ対策をしている組織に
キャストが招かれた時
つまらない話ばかりしている人に嫌味を言って
会場をわかせた事もあるそう

今後は是非この元夫婦の絡みをもっと見たいです


さてラストは以前ジャックが
中国総領事館を襲い、恨んでいる中国人が
彼を拉致するクリフハンガーですが…
どう切り抜けることやら

共鳴する捜査官

2011-01-10 19:37:01 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
制作された86年当時は別の邦題でしたが、
のちに羊たちの沈黙がヒットし、
ブレット・ラトナーがリメイクして
″レッド・ドラゴン~レクター博士の沈黙″と改められました。
(全然、博士は沈黙していないけど


けれど、そのリメイク版と区別がつかなくなるので、
私は当時の題でエントリしますね



刑事グラハム~凍りついた欲望~ 




原題は″MANHUNTER″
つまりは捜査官。
刑事じゃないなぁ

CSI:科学捜査班でお馴染みになった
細~いウィリアム・ピーターセンが主役です





数々のおぞましい事件に遭遇し、
精神的に患ってしまった
ウィル・グラハム捜査官(ウィリアム・ピーターセン)


しばらく捜査からはずれていたのですが
昔の同僚の頼みで、
もう1度だけ現場に復帰する事に。


その事件というのは
満月の夜に美人女性とその家族を惨殺するというもの。


目的は夢を実現させる為で
殺し方はまさに病的


そこで、精神的に病んでいる犯罪者を捕らえた
実績がある彼がよばれたのです。


その犯罪者の1人がレクター博士(ブライアン・コックス)

ウィルが精神病になった原因でもあります。



けれど捜査を進める中、
彼はレクター博士に意見を求め…



のちに次々と続編が作られる
トーマス・ハリス原作、
レクター博士シリーズ映画の第1弾です









アメリカンドラマが映画を越えたと言われる昨今、
こういう昔の作品を見ると
やっぱり″2時間集中させる″というチャレンジは
続けて欲しいわ~
一ファンは純粋に思います。


ストーリー的には
それこそピーターセンのCSIクリミナルマインドなんだけど、
音楽の使い方、ウィルのやり取りの緊迫感、
徐々に終盤に向っていく時間の過ぎ方などは
最初に決めていなければ出来ない仕上がりですもん




のちに多くの監督が映画化している事からも判るように
レクター博士は非常に魅力的なキャラで(映画を作る上で)
羊たちの沈黙でもそうだったけど、
彼と捜査官のやり取りは
独特の空気感があるんですよね~。



監督なら必ず、
ここに力を入れるでしょう



マイケル・マン監督も
もちろん、そうしたでしょうし、
彼は空の美しさにも力を入れたと思う




なんだろう?
あまりに美しいマイアミの空と海は
事件の残酷さを際立たせる為なんだろうか



不気味で物悲しい音楽も妙に印象的だったし。


この様に原作があるものを
色々な人が監督していると比べられるのも楽しいですよね



手始めに
持っているけど、まだ見ていないリメイク版があるので、
見てみようかな

見所は新旧音楽対決!?

2011-01-06 16:14:46 | 洋画ミュージカル
お正月気分も抜けきらない中、
新年最初の作品を見ようと
ユナイテッド・シネマ札幌にやってきたら
人気の作品で、レディースディという事もあって超満員


2時間以上前にチケットを買いに行ったのに
前から2列目しか空いていなくて
見づらいな~~と思ったんだけど
そんな事、全然気にならないほど
スクリーンに見入ってしまいました



バーレスク 



満を持してのグラミーアーティスト
クリスティーナ・アギレラ主演の作品ですが
映画というより、PVを見ているような感じで、
彼女の歌声を聴くだけでも、劇場に行く価値があります






田舎育ちのアリ(クリスティーナ・アギレラ)は
若い時に母を亡くし、
1人でいきてきたのですが、
故郷に嫌気がさし、L.A.に上京します


そこで見たのはあまりに美しく
煌びやかなクラブ″バーレスク″



私もここでこんなショーをやりたいっ


早速自分を売り込みにかかるのですが
クラブのオーナーで元ダンサーのテス(シェール)に門前払い



それでも絶対働きたいと、
ウェートレスからスタート。

そのうちチャンスが巡ってきます



妊娠して辞める事になったダンサーの代役のオーディションで
テスの右腕
ショーン(スタンリー・トゥッチ)が才能に気付くのです



最初は仲間に入れてもらえなかったり、
看板ダンサーのニッキクリスティン・ベル)に
意地悪されたりするのですが…




アカデミー賞の前哨戦とも言われる
ゴールデン・グローブ賞
今年度、作品賞をはじめ3部門にノミネートされたサクセスストーリーです












ちょうど、ゴールデン・グローブ賞のノミネート作品が
発表されたので、少し関連のお話から。
(ご存知の方は飛ばして下さいね




この時期以降に公開される作品は
ノミネートされていれば
こぞって前面に押し出してくるでしょう。


映画に関しては大きく2つ
①ドラマ部門と
②ミュージカル・コメディ部門に分かれていて、
各々ノミネート作品は5つずつ。

この作品は
ミュージカル・コメディ部門作品賞にノミネート。




何だかこの文言を
よく見るなぁと感じるのは
他にTV部門などもあるからかもしれません。





と、ちょっと説明が長くなりましたが、
そんな訳でこの映画のジャンルは
″ミュージカル″にしました




結構な比重で恋愛が描かれていたし、
(お相手役のキャム・ギガンデットは超キュート
 The O.C.にも出演していましたが)
そりゃアギレラとシェールの歌声は素晴らしかったけど
ストーリー自体は
歌のない状態でかなり進んでたので
恋愛?ヒューマン?とも思ったんですがねっっ。


まあプロが″ミュージカル″って言っているからいいか
という感じです。




本当ね~
アギレラの歌は泣けましたもん。

アリは着々とチャンスをものにし、ステップアップして
ニッキの代役を射止めるんです。

それに腹を立てたニッキが嫌がらせで、
ショーの最中、曲を止めてしまうんですね。


困って、テスが幕を下ろそうとしたその瞬間…




アリ、
つまりはアギレラの力強く、心に響く歌声が…


この歌声を聴く為だけに
1000円払ったとしても安いわ~~



よっぽどお家にホームシアターセットがない限り、
映画館で見る事をお薦めします





と、自分で書いていて何なのですが、
逆にホームシアターセットがあれば
果たして映画館に行く必要があるのか




この数年、ハリウッドとTV業界の垣根がなくなったと言われていますが、
この作品は改めて実感します。

テスの旦那役として登場したピーター・ギャラガー
もともとハリウッドの人ですが最近は The O.C.が有名。


クリスティン・ベルヴェロニカ・マーズでブレイク。

グレイズ・アナトミーエリック・デーン
さっきちょっと触れたキャム・ギガンデット
私にとってはテレビの顔。

あまりに皆他の役のイメージが強すぎて
すんなり今回の役に馴染めなかったのは否めない。



う~ん。
もしかしたらこれが映画館離れに拍車をかけている
理由の1つかもしれません


どうなんだろう?
あなたはどんなポイントで足を運びますか

よしおかはまさにこのような映画こそ、非日常の空間である劇場で見たいですけどね

ピーター・ギャラガー(PETER GALLAGER)

2011-01-06 09:33:23 | 海外の出演者
よしおかは人気海外ドラマTHE O.C.で知ったんですが
セックスと嘘とビデオテープ
彼の代表作ですよね




1955年8月19日、ニューヨーク生まれの現在55歳で
家族とともに住んでいます。


タフツ大学卒業後、
1977年にミュージカル「ヘアー」の再上演でブロードウェイ・デビューを果たし、
その後、「グリース」にも出演しました。


アイドル・メーカー(80)で映画デビュー。
全米で最も優れた俳優の1人として舞台や映画、TVなど、幅広いジャンルで
現在はTVをメインに活躍中ですが
最近ではクリスティーナ・アギレラ主演のバーレスク
シェールの元旦那として出演しています


それにしてもTHE O.C.サンディ・コーエン
魅力的なキャラだと思います
彼の魅力を存分に堪能できます


どちらも何だかお金の話ばかりしている気もするけど



主な作品

アイドル・メーカー(80)
セックスと嘘とビデオテープ(89)
あなたが寝てる間に・・・(95)
アメリカン・ビューティー(99)
パヒューム(01)
Mr.ディーズ(02)
THE O.C.(03~07)【TV】
Shark (2008)【TV】
バーレスク(10)