日本ではそれほど大ヒットしている訳ではないけど
本国では始まった年から
エミー賞で4連覇を達成するなど
非常に評価の高い
マッド・メン
この作品の最新シーズンが先日3月25日にスタートして
話題を呼んでいます。何故か
その前に、少し"シーズン"についてお話を。
日本でも最近はそこそこ視聴率が良いと、
シーズン2、3…と続編を作るようになってきましたが、
それでも「作らない」のが普通ですよね。
ところがアメリカの場合は「作る」事を前提に制作されています。
だから、シーズン3や4くらい放送されるのは
決して珍しい事ではない。
そして、日本では4つの"クール"という期間に分かれて始まるのに対し
アメリカでは9月に始まり、5月に最終回を迎えるというのが一般的です。
もちろんその間をあえて狙って放送する番組もありますが、
(
救命医ハンクなどはその時期にあった開放的なムードが受けて成功した例)
この9か月にも渡る約全24話を
"1シーズン"と言うのです。
ここで改めて、では何故今
マッド・メンが始まったのか
先ほど言ったように多くは24話前後なのですが、
もう1つ一般的なのは12話前後。
間に放送される番組などがそうですが
比較的ケーブルテレビで放送されるものもそうです。
マッド・メンもケーブルTVで放送されているので各々13話。
このまま最終回を迎えると…
6月10日
この日付に驚いているのは私だけでしょうか
だって、だって
エミー賞の規定では
対象は「6月1日から5月31日までに放送」となっているんですもの。
つまり今年開催されるものでは
2011年6月1日から2012年5月31日に放送されたものが対象。
今まで散々賞を受賞してきた最終話などが対象外になるじゃないですか
う~~ん。
どうもクリエーターが意図的にやったように感じるのは
うがった見方でしょうか?
これだけ連覇している作品を何も考えずに
この時期に放送するとは到底思えません。
LOSTの最終話を対象にするかしないかで
話題になったのも記憶に新しいですが、
こんな風に話題をさらう気なのでしょうか
今年の
エミー賞は違った意味でも楽しみです。
"シーズン"について書いた機会にもう1つ。
私のブログでは
アメリカンドラマを扱っている他のサイトやブログと違い、
必ず
○○ SEASONと書くようにしています。
これは私がウザイ人間だからなのではなく

このシーズンを書くことが非常に重要だと思っているからです。
というのも、続くことが前提になっているので
尻つぼみになっているドラマも結構あるし、
逆に最初はいまいちだったけど後半とっても面白くなったのもある。
長ければ長いだけ、全部のシーズンのクオリティが高いというのは
難しくなっていく訳ですよね。
そこで

このシーズンを参考にして頂きたいのです。
よくドラマを紹介する時に
「エミー賞受賞作」な~~んて文字を目にしますが、
「え~~あんまり面白くなかった。」なんて事もあるはず。
それもそのはず。
シーズン1は全く評価されていなくて、
シーズン3でいきなり作品賞を受賞したとする。
このドラマのシーズン1を見て
「面白い」と思える方が不思議なんです。
だから、是非このブログを参考にされている方は
"シーズン"を少し意識してご覧になって頂きたいです。
そうすれば、せっかくこれから面白くなるドラマを
見逃すチャンスが少なくなるし、
逆に尻つぼみになるものは途中でやめちゃって、時間を無駄にせずに済みます
しっかりシーズン毎にまとめて、
大事な部分をネタばれさせているのもそのため。
シーズン3から見たいなら、1と2は読んで3から見始める。
逆にシーズン1しか見る必要がなければその後は、
このブログで結果を知り、他の作品に移る。
そんな利用の仕方もできると思います。
あなたの
アメリカンドラマライフにお役立て頂ければ嬉しいです

