聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

サイコパスが登場する交換殺人の代名詞

2013-05-24 12:26:00 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
ヒッチコック(12)を見た時に
ウィットフィールド・クックが関わっていると知り、
CSI:科学捜査班 S12#2"死ぬのを見たのは誰"で
ラッセルがこのタイトルを口にした。

それはいつ見るの?
「今でしょ」(え、もう古い

という訳で、アルフレッド・ヒッチコック監督51年作品。



  

    見知らぬ乗客

流石はサスペンスの神様。
もう少し、もう少しという寸止めで物事が進むから
ハラハラ、ドキドキ、イライラ。

キーっとなりながら、王道の宙ぶらりん状態を楽しみました

ちなみに記事によってウィットフィールド・クックの役割がバラバラなので
オープニングロールで確認した所
adaptationつまりは脚色を担当していましたよ

脚本=screen playチェンツイ・オルモンド
深夜の告白(44)でもお馴染みレイモンド・チャンドラーの共同です。

あ、でも原作があるから今の定義に当てはめると難しいかも…



ワシントンから故郷メトカフに帰る列車の中。

プロテニスプレーヤーのガイ・ヘインズ(ファーリー・グレンジャー)は
試合を見たというブルーノ・アントニー(ロバート・ウォーカー)に出会います。

最初は応援してくれたようなので、快く対応していたのですが
話は別れたいと思っている妻ミリアム(ケイシー・ロジャース)、
その後結婚したいと考えている恋人にまで及び
雲行きが怪しくなってきます。

そのうち「交換殺人」の話を持ちかけてきたのです


つまり自分がガイの奥さんを殺すから、
父親を殺して欲しいと


もちろん、ガイは冗談だと思い取り合わなかったのですが
後日ブルーノは本当に殺したと訪ねてきたのです


彼が奥さんと上手くいっていなかったのは
世間の知るところなので、すぐに第一容疑者に。

ミリアムが殺された時刻
列車の中である教授に会っていたので容疑は晴れるだろうと思ったら
教授は酔っぱらって覚えていないとの事

動機もあり、アリバイも無い彼は
犯人はブルーノだと証明しようとするのですが
彼の異常な行動はますますエスカレートするばかりで…


今や「交換殺人」の代名詞。
バトリシア・ハイスミスの原作を、その映像魔術で魅せる
アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作の1本です








ガイとブルーノの足を交互に映し、
足がぶつかった事で会話が始まる導入部。

テニスコートで観客皆が右、左、右、左と首を動かし
ボールの行方を見守るっているのに、
ひとりじっと正面を見据える異様なブルーノがいる中盤。

クライマックスのメリーゴーラウンドでの対決など
沢山の語り継がれる名場面がありますが、
個人的に1番印象的だったのはライターのシーン


この作品はライターが1つの鍵なんですね。

ガイが列車の中に置き忘れたんですが
これが殺害現場にあれば当然証拠となる訳です。


自分の父親の殺害を求めても
一向に応じない彼にせめて奥さん殺害の罪をきせようと
後日ライターを置きに行こうとするのです。

けれどマンホールに落としてしまって…

一方、ガイはテニスの試合があって
何とか早めに終わらせて阻止しようとするんです。


全くライターに届かない手。
ガイがリードしている。
まだ届かない手。
まだリードしているガイ。
少し届きそうになる手。
追い上げられたガイ…


と、交互にこのシーンが出てきて、もどかしさと言ったら半端ない


刑事がガイを追い詰めたラストでも
ライターをブルーノが持っていると言っているのに
当の本人は持っていないと言い張り…


古くからありつつも、ギリギリのところでじらす
これ以上のスリリングはないのだなあと
改めてヒッチコック監督の功績を実感した次第です


ちなみに監督恒例のカメオ出演は始まって10分。
ガイが列車から降りる時、コントラバスを持って乗り込んでいる人です

これは顔がしっかり出ていたので結構分りやすかったかな~

もう1つ。
ヒッチコック(12)でさらに知れ渡る事になった
奥さんのアルマ・レヴィル

彼女との子供がバーバラパトリシア・ヒッチコックなんですって


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CSI:ニューヨーク シーズン8

2013-05-19 13:05:34 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
どちらかというと日本人に通じるものがある
几帳面さやコツコツ努力する姿勢がドラマ全体から醸し出されていて、
やっぱり私はシリーズの中で、このニューヨーク版が好みなんだなぁ


加えて前シーズンから仲間入りした
セラ・ウォード演じるジョー・ダンヴィル
その真面目さを程よく崩していて、喜怒哀楽にもふり幅が出たと思います

彼女がいるからこそ、
#7"毒牙"でのダニーの言葉も生まれたし。

めちゃめちゃになった現場を見て、「ジョーのオフィスみたいだ」って



  

 CSI:NY 8TH SEASON



A.J.バックリー演じるアダムもまた
良い具合に崩しているよね

彼の回りくどい説明に笑ったり、苦笑いしたり
時には、いやほとんどかないらっとしたりしている
マックを見るのも好きです

残念ながらシーズン9でのキャンセルが発表されましたが
充分楽しく見ている日本最新シーズン、
とこよりも早くWOWOWで全18話放送されました




死を身近に感じ
ニューヨーク市警(=NYPD)で働き続ける事に自信がなくなった
マック・テイラーゲイリー・シニーズ)は
科学捜査班(=CSI)を離れる事に


とりあえずチーフの代わりは
ジョー・ダンヴィル(セラ・ウォード)が務めるのですが
チームを離れるのは彼だけではありません
ダニー・メッサー(カーマイン・ジョヴィナッツォ)もまた…


と言っても彼は昇進
巡査部長になり、部下を従え現場で働くのです。



そんな訳、で家庭も仕事もタフにこなすリンジー・モンロー(アンナ・ベルナップ)、
検死官から捜査員になったシェルドン・ホークス(ヒル・ハーパー)、
ITを得意とするムードメーカーアダム・ロス(A.J.バックリー)、
そしてドン・フラック刑事(エイデン・ケイヒル)は居るものの
新しい人材も探して、チームはバラバラ

検死官シド・ハマーバック(ロバート・ジョイ)にも
大きな変化が訪れるようで


同時多発テロからちょうど10年の節目にあたる
2011年に始まった今シーズンは
メンバー各々の2001年9月11日を描いたエピソードや
ジョーがFBIを追われるきっかけになった事件も深く描かれ、
さらにマックに新しいお相手も現れるようで…ますます目が離せません











今シーズン最初の#1"9月11日の記憶"は
シリーズ160話以上見てきた中でも出色したエピでした


中でも興味深かったのはアダム


当時大学生だった彼は
前日飲み歩いていて昼過ぎまで寝ていたけど
今まで後ろめたくて誰にも言えずにいた…


この時亡くなった方、尽力した方は数えきれないほどで
ドキュメンタリー、映画、ドラマでも一杯、
もちろんこのエピの中でも描かれています。

けれどアダムの様な人がいたのもまた事実ではないでしょうか


決して胸張って言える事ではないけれど
バカやった日がたまたまこの日だったのです。


それなのに偶然この日だったために
必要以上に自分を責めなければならなくなった。
それが9.11という日…

長く続いているドラマで
しかも舞台がここニューヨークだからこそ切り取れた部分だと思いました




#4"疑惑の銃弾"も良かったナ~

ダニーが立派な先輩になったかと思いきや
こんな形でチームに戻って来るとは

後輩に話を付けに行ったリンジーも格好良かった

今シーズンは仲の良さを物語るシーンが要所要所に織り込まれていて
ダニーが眉間のしわを触って嫌がっているのも微笑ましかったし、
フラックに「家でやってくれ」って
突っ込まれるなんてお話もありましたね~。

#17"悲しいギフト"では
「傍にある幸せな贈り物に気付いていないのが哀れだわ」と
リンジーが事件の重要人物に言っていましたが
ここからも2人が幸せなのが伺えました



#6"墓穴"では久しぶりにシドが活躍

しばらく人の恋愛話に絡んでこないよな~と思っていたら、
「ハマーバック・スリーパー」なる安眠枕を開発していたとは

マックに「死体のような寝心地」は駄目だとか
愛情を込めて「変人」とか言われてたけどね

その後、この安眠枕の特許が日本の企業に売れて
突然大金持ちなったのに、
念願叶って買ったのがダイソンの掃除機って

最終的には科学捜査のために大学に寄付したなんて
目頭が熱くなってしまいましたよ

本当今シーズン、シド好きには嬉しいお話が一杯ありました


そして、ジョーが追われた理由が明らかになった
2つのエピ#8、9"奪われた人生"最後の手段"にも
触れない訳にはいきません


FBI時代、彼女は同僚が証拠を駄目にしたのを公にした事で
レイプ犯が釈放されてしまったのです。

彼女が間違った事をした訳ではないけれど
被害者の父親が権力を持っていたので仕事を奪われてしまった…


そのレイプ犯が再び現れた

被害者はレッドセルにも出ていたボー・ガレットが演じているのですが、
嘘を付いていたんですね。

この嘘のせいで犯人が再び釈放されそうになったのですが
根拠が"科学″


そう、科学だったんですよ~

長く見ていると、違うパターンを求めるし、
制作側もマンネリを避けるために様々な工夫を凝らしてくるので
本来のコンセプトを忘れそうになる。

でもこのドラマはやはり″最新科学を駆使して″

被害者が不利になってしまったけど
リンジーが科学に基づき証言した結果なのがファンには嬉しい展開でした


他にも#2"ロックな恋人"では斬新な偽札の作り方、
#10"消された関係"では同時に撮られた写真を3Dにして
犯人を割り出すなんて日進月歩の科学を見る事ができます


きっとこの奇をてらわない辺りもニューヨーク版の魅力だろうな~。

シーズン・フィナーレ"死の淵にて"もそう

マックが撃たれてしまって生死をさまようエピソード。
特別珍しい事件ではなかったけれど
臨死体験するマックが各々のメンバーと会話していくんです。
もちろんこの"臨死体験"エピもよくあるけど魅せるんですね~

制作にも携わっている分、出演時間が少なくなっている中、
これぞマック・テイラーだと
ゲイリー・シニーズの演技力を見せつけてくれました。

残念ながら、ある程度覚悟していた通り
マイアミに続き、こちらも次のシーズンで終わってしまいますが
まだまだ面白く、続きが見たいと思わせる要素も一杯。

WOWOWではきっと「ファイナル」という文字が付くでしょうが
シーズン9の上陸を楽しみに待ちましょう


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あなたの努力を知るべきだし、知られるべきよ

2013-05-17 14:37:38 | 史劇・歴史・伝記
映画が始まる前、スティーブン・スピルバーグ監督
南北戦争について簡単に説明してくれました。

もちろん映画の中で歴史について語る方法はあるけれど
時代も変わり、「ああ教科書で見たな」程度の人が増える中、
潔く、冒頭で語るのもいいなぁと思いました。

いや、むしろ若い人でも見られるから
とっても親切ですよね


アメリカ人ならその名を知らぬ人はいない
"最も偉大な大統領"第16代合衆国大統領
エイブラハム・リンカーンを描いた伝記映画




  リンカーン


今年のアカデミー賞で最優秀主演男優賞も受賞しましたが
ダニエル・デイ=ルイスの役作りは素晴らしいですね

今改めて、ネットで彼を検索すると
まあ似てる、似てる

彼が居なければこの映画は成立しなかったのだろうなぁと思います。

そしてリンカーンが居なければ、
アフリカ系アメリカン、延いては女性の今の暮らしもなかった事でしょう。



第16代アメリカ合衆国大統領
エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が
再選を果たし2か月が経った1865年1月。

リンカーン率いる奴隷に反対する北軍が、
賛成する南軍をまもなく制圧しようと優勢になっていました。

けれど大統領はただ戦争を終わらせるのではなく
ある事を成し遂げようと思っていたのです。


それは合衆国憲法修正第十三条を下院議会で批准する事


すでにリンカーンは奴隷解放宣言をしていましたが
全ての州での法的な根拠がなく
何としても"奴隷制を禁止する事が明記された"修正案が必要だったのです。


妻のメアリー・トッドサリー・フィールド)は南部出身で
幼い我が子を亡くした過去もあり、
必ずしも夫婦関係が上手くいっているとは言えませんでした。

それでも彼を支え、目標を共にしようとするのですが
同じ共和党内の票をかき集めても20票足りない…


そこで大統領はウィリアム・スワード国務長官(デヴィッド・ストラザーン)に
どんな策を使ってでも票を得るよう命じ、
W.N.ビルボ(ジェームズ・スペイダー)をはじめとする
私的な政治活動を行うロビイストを駆使して、
敵対する民主党議員の切り崩しにかかります。


一方、奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)は
その動きを冷ややかににみつめ…


「すべての人間は自由であるべき」という信念の下
奴隷制度をなくす、偉大なる功績を成し遂げたリンカーンが
如何にして世界を変える法律を作ったかを描いた伝記映画です















こういう事があったのだと世に送り出してくれただけで
スピルバーグ監督の功績も大きいのだけれど
やはり内容が内容なので、"映画"についてより
"リンカーン"を含めたその時代についての感想を書きますね。


最初に印象深かったのが
自分たちの自由を求めて戦う黒人の兵士が
リンカーンと話すシーン。

黒人の地位向上を訴える中で
「100年後には参政権を」という話があったのです。


一方、下院議会で「黒人に参政権を与えるのか」(ブーイング)
「女性に投票権を与えるのか」(ブーイング)と
民主党の反対派の人達が騒いでいるシーンも。


そうなんですよね。
今でこそ私達女性やアフリカ系アメリカ人が選挙に行くのは当たり前だけど
たった150年前は選挙権どころか
人間としてすら扱われていなかったのです。


リンカーンが修正案を通さず
ただ戦争を終わらせるだけだったら…


想像しただけでもそら恐ろしくなりますよね


だからね、いいんです。
どこまでが本当で、どこまでが脚色なのかは判りませんが
リンカーンが多少汚い手を使っていても。

たぶん、自分の為なら駄目でしょうけど
あくまで「他人」「後世」の為なら
それもまた正義の1つの形なのでしょう。

正義の奥深さを知りました。



そしてラストはとてもびっくりしたのですが
リンカーンは暗殺されていたんですね

授業で習った「人民の、人民による、人民のための政治」という名言や
奴隷を解放した事などは知っていましたが
この修正案を通した後すぐに暗殺されていたのは知りませんでした。

他人の為に奔走したのに
最後、他人にその命を奪われてしまうなんて
何とも皮肉なものですよね。

それでも彼はこうも言っていました。

何歳まで生きたかは重要ではない。いかにして生きたかが重要だ。
It’s not the years in your life that count. It’s the life in your years

これだけの事を成し遂げたからこそ重みのある言葉。

私が今のんきにパソコンの前に向かっていられるのも
このスタートがあったらからなのだと
改めてこの作品と偉大なる大統領に感謝する事にしましょう



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パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット(Person of Interest)

2013-05-16 10:56:47 | 索引
マシンがはじき出す社会保障番号を基に
いつ、どこでまた加害者か被害者かも判らない状況で
起きる事件を未然に防ぐ新感覚のクライム・アクション


 

プロデューサーはLOSTフリンジでお馴染みの
ヒットメイカーJ.J.エイブラムス

同じくプロデューサー兼脚本はテレビ初参加の
ジョナサン・ノーランで、始まる前から話題でしたが、
放送後も視聴者数NO.1を獲得するなど
すでに視聴率争いにも参加している大人気シリーズ

本国でも放送されたばかりのシーズン2(12~13)
早くもAXNにお目見えしましたよ


1ST SEASON(11~12)全23話
2ND SEASON(12~13)全22話


パーソン・オブ・インタレスト
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CSI:マイアミ 10 ザ・ファイナル

2013-05-15 14:05:25 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
旅に行ったような美しい風景の中、
悪には厳しく、弱者には優しいアキニ率いるチームが
個性的な事件を解決してくれるこのクライム・アクション


先日ニューヨークのキャンセルも決まりましたが
先に終了したのはこのスピンオフ

もちろん終わってしまうのは残念ですが、
それ以上に10年間もファンを魅了し続けてきたって事に
改めて驚きと感謝の気持ちで一杯です



   

CSI:マイアミ 10TH SEASON



長い間サングラスと決め台詞で
私達を楽しませてくれましたが、泣いても笑ってもこれで最後。
ファイナル・シーズン


2011から12年にかけてCBSでO.A.された全19話、
日本ではどこよりも早くWOWOWで放送されました

本当は結構前に放送済ですが
勿体なくて出し惜しみしながらようやく全話鑑賞




前シーズン、シリアルキラーによって
車のトランクに入れられ、海の底に沈められた
ナタリア・ボア・ヴィスタ(エヴァ・ラ・ルー)

ホレイショ・ケイン(デヴィッド・カルーソ)は撃たれ
絶体絶命



でも
何とかするのがマイアミ・デイド郡警察(=MDPD)
科学捜査班(=CSI)
のチーフ

刑事の様に積極的に現場に行き、
弱い者に優しい彼は
メンバーからも絶対的な信頼を得ています


長年チームを組んでいるのは
銃が専門のカリー・デュケーン(エミリー・プロクター)と
水中捜査や指紋採取のエキスパート
エリック・デルコ(アダム・ロドリゲス)


彼に見出されたライアン・ウルフ(ジョナサン・トーゴ)や
チームのムードメーカーウォルター・シモンズ(オマー・ミラー)、
現場の強い味方フランク・トリップ刑事(レックス・リン)も加わって
今日も最新科学で凶悪犯を追い詰めます


南の楽園マイアミを舞台に
CSIの活躍を描いた大ヒットドラマも
ついにファイナル・シーズンです














あはは~。
すごいね~。ホレイショは不死身ですね~
これぞホレイショって感じですね


このシリーズではすっかりレックス・リン演じる
フランク・トリップ刑事のファンになったのですが
#6"青い死体"のラストには思わずニヤリ。

そんな一面もあったのね~と
ハロウィンらしいエピソードに微笑んでしまいましたよ


#9"19年の呪縛"ではシーズン8に続いて
制服警官だった貴重な姿も
「うお~髪が~髭が~」と叫んだのは私だけ

このエピでは彼の昔担当した事件の真相が明らかになったんですが
事件自体も切なかったし、
その切ない思いをフランクも引きずっていて
こういう所が好きなんだよなぁと
改めて彼のファンなのを誇らしく感じました



#13"100人の我が子"も好きなエピだったなぁ
結構このドラマは「え、そんな事で人を殺すの」という犯人が多いけど
これに関してはかなり同情。
独身時代の行為は100歩譲って許せるとしても…
自分も同じ事をされたら解らないよな~と思ってしまいました

まあそんな男好きにならないけど


ところで、今シーズンは
その圧倒的なスケールとスピード感も顕在する中、
新しいキャラも登場しましたね

夜番から移動してきた研究員サマンサ・オーウェンズ(テイラー・コール)
男性陣はメロメロになっているようだけど
ちょっとナタリア意地悪じゃない
お局さんみたいな接し方だし、
刑事に合格した時も心から祝福していないし…

どうしちゃったんでしょうね
昔自分を取り合った2人が彼女を取り合って面白くないんでしょうか
シーズン4参照)

まあラストまで見たら納得のリアクションだったかもしれませんね


もちろんゲスト出演者も楽しみの1つ


今シーズンはマイアミの有力家ナヴァロとの対決が
数話に渡って描かれましたが
このナヴァロ家の人物が豪華


#4"眼球の絶叫"、#8"鉄壁のアリバイ"、#16″般若降臨″に、
24-TWENTY FOUR-のトニー役でお馴染みカルロス・バーナード
ディエゴ・ナヴァロ役で、
同じく#16にその母ヴィーナ役としてラクエル・ウェルチが登場。

私は彼女の事を知らなかったのですが
″20世紀最高のグラマー″と称されるほど伝説的女優なんですってね


確かに存在感ありまくりで、若干ホレイショを食ってましたからね。
すごい対決が見られました。



 

他にも#7"捨て身のギャンブラー"には
ジョーイデスパ S6ドレア・ド・マッテオ

ちょっと裏があるけれど、誰よりも息子思いの母親を熱演していました


救命医ハンクから#14"美しき性悪女たち"にはジル・フリントが、
#15"残念な聖人君主子"にはレシュマ・シェティが。

ジルはいつも美しい格好をしていたのでそのギャップにびっくりしましたよ



そして残り3話となった#17"シャワールームの魔物"では
再びアダム・ロドリゲスが監督・脚本を担当。

最後まで犯人の判らない展開と
各々に見せ場がある脚本は長く番組に関わってきた人ならでは。

もっともっと彼の撮るエピを見たかったなぁとも思います


最後はカリーに素敵な家族が出来て、
メンバーで笑いながら飲んでいたのでちょっとホッとしました

もし最初から終わる事が決まっていたら
こういうラストだったのかな~と思いつつも
悲惨な事件を扱うドラマで笑顔のラストは本当に良かったです


という訳で、このドラマもファイナルまで鑑賞し、
感想もアップしましたのですでに終了したアメドラ入り
あなたにとっては歴代どれほど好きなドラマになるのでしょうかっ

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DVD BOX-1は6月7日発売予定です

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CSI:マイアミ シーズン8

2013-05-08 13:03:48 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
いいね~いいね~
長く続いているとこんなお遊びも出来るのね

今シーズン最初のエピは"バック・トゥ・ザ・マイアミ1997"
そのタイトルからも判る様に1997年を描いています

当時はまだ正式にCSIが出来ていなくて
この年カリーが移動してきたんです

現在とフラッシュバックを巧みに使って
どんな風にメンバーがラボに勤めるようになったかが明らかになりました。

ホレイショとデルコの関係にもウルッときた


  

CSI:マイアミ 8TH SEASON


前身時代に居たジェシー・カルドーザ(エディ・シブリアン)も仲間入り

LAからやって来ていきなり立てこもりに合うんだから
(#2"デイド署襲撃")
正真正銘、マイアミチームの仲間入りですよね。
メンバーはひどい目にあってこそですから

ウォルターはカリーに苦手なものを
ほれ~って小学生みたいに意地悪されていたしね

今となっては最初で最後のトリロジーも作られた全24話は
2009~10年にかけてO.A.されました


ロシアンマフィアと全面対決する事になったMDPD(=マイアミ・デイド署)

銃撃戦が繰り広げられる中
逃走する車の中に居たのは
何とメンバーの1人エリック・デルコ(アダム・ロドリゲス)

しかもその車に発砲したのは
同じくメンバーであり、付き合ってもいる
カリー・デュケーン(エミリー・プロクター)だったのです

これで、デルコの立場は危うくなり…


一方、"H"ことホレイショ・ケイン(デヴィッド・カルーソ)率いる
CSI(=科学捜査班)には
まだ科学捜査が確立されていなかった頃
一緒に仕事をしていたジェシー・カルドーザ(エディ・シブリアン)が
LAからやって来るのですが、不審な行動も多く…

さらに夜番からは犯罪現場写真が専門の分析官
ウォルター・シモンズ(オマー・ミラー)が移動してきます。


事件を解決する為、激しく巻き込まれながら捜査するのですが
DNAのスペシャリストナタリア・ボア・ヴィスタ(エヴァ・ラ・ルー)や
制服警官から転身したライアン・ウフル(ジョナサン・トーゴ)もまた
相変わらず悲惨な目にあい…


新しい検死官トム・ローマン(クリスチャン・クレメンソン)も加わり、
メンバーも入れかわるけれど凶悪犯を捕まえるのは一緒。

最新科学を駆使して南の楽園マイアミを駆け回ります









そうだったんだ~。
すでにこの続きに登場していたので全く知らなかったんだけど
一旦、デルコはCSIを離れていたんですね~

最後には正式に戻る事になりましたが
その間、メンバーをスパイする等して
皆の反感をかっていたのにも重ねて驚きです。

嫌な役はウルフじゃん

な~んて言ったら怒られる

でも、今回#22"木端微塵"で濡れ衣を着せられた時、
ちゃんと彼じゃないって思えたから
トム検死官と早速やりあっていたって
本気で嫌な奴~とは思わなくなりました。
良かった、良かった



そして#12"炎のフェニックス"でも驚きの事実が発覚しました。

見た感じは良い人がにじみ出ているジェシー。

けれどナタリアとの約束をすっぽかしたり、
ウルフに知り合いをごまかしたり、
挙げ句、カリーの車を使ったのに用途を濁したりと
どこかうさんくささも醸し出していたんですよね

その挙動不審な理由は
妻殺しの犯人がマイアミで野放しになっているからだったのです

結局、#16"LA大捜査線"で犯人は捕まりますが
ジェシーは加わったばかりで大活躍ですよね~


#14"風の証言"もエピソード自体とても面白かったのですが
若かりし頃の彼が登場し、これまた主役級扱い

妻と娘を殺した罪で犯人が死刑執行になるまさに直前、
目撃者の証言が疑わしくなったのでもう一度検証する事に。

隣に暮らす目撃者ははっきりと旦那だと言い切ったのですが
「キッチン」からという証言通りだと
木が邪魔になって隣の家の中は見えない。

だから検察官が「リビング」と若かりし頃のジェシーに
書きかえる様に命令したのですが…

旦那が本当の犯人なのか、否か最後まで判らずドキドキし、
「キッチン」が勘違いだったのかどうか明らかになった時は
その意外さに舌を巻きました



#15"ゼロGの攻防"も変わり種で楽しかったな~

殺人が起きたのが宇宙船。
同じ様な無重力状態で検証する為
ジェシーとウォルターが乗り込むのですが
2人楽しんじゃったりしてね

他のエピでもそうである様に
ウォルターのお茶目っぷりが見ている私達をハッピーにしてくれました


他にも決定的にジェシーが怪しかった#9"正義の一撃"、
日本刀が登場した#13"サキルの刀"、
カリーが幽体離脱するという#20"もう一人のカリー・デュケーン"等
バラエティに富んだエピソードが沢山


そんな中、ラストはクリフハンガー

最近ではリベンジでメイソン役としてもお馴染み
ロジャー・バートがゲスト出演していますが、
ラボに毒が巻かれ、次々と皆が倒れてしまったのです

私は先にシーズン9を見てしまったので
ああ、こんな風に繋がるのかと納得したのですが、まさかあの人が

このシーズンを見ると尚更
意外な展開で物語は繰り広げられていますよ


CSI:マイアミ シーズン8
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