ヒッチコック(12)を見た時に
ウィットフィールド・クックが関わっていると知り、
CSI:科学捜査班 S12#2"死ぬのを見たのは誰"で
ラッセルがこのタイトルを口にした。
それはいつ見るの?
「今でしょ」(え、もう古い)
という訳で、アルフレッド・ヒッチコック監督51年作品。
見知らぬ乗客
流石はサスペンスの神様。
もう少し、もう少しという寸止めで物事が進むから
ハラハラ、ドキドキ、イライラ。
キーっとなりながら、王道の宙ぶらりん状態を楽しみました
ちなみに記事によってウィットフィールド・クックの役割がバラバラなので
オープニングロールで確認した所
adaptationつまりは脚色を担当していましたよ
脚本=screen playはチェンツイ・オルモンドと
深夜の告白(44)でもお馴染みレイモンド・チャンドラーの共同です。
あ、でも原作があるから今の定義に当てはめると難しいかも…
ワシントンから故郷メトカフに帰る列車の中。
プロテニスプレーヤーのガイ・ヘインズ(ファーリー・グレンジャー)は
試合を見たというブルーノ・アントニー(ロバート・ウォーカー)に出会います。
最初は応援してくれたようなので、快く対応していたのですが
話は別れたいと思っている妻ミリアム(ケイシー・ロジャース)、
その後結婚したいと考えている恋人にまで及び
雲行きが怪しくなってきます。
そのうち「交換殺人」の話を持ちかけてきたのです
つまり自分がガイの奥さんを殺すから、
父親を殺して欲しいと
もちろん、ガイは冗談だと思い取り合わなかったのですが
後日ブルーノは本当に殺したと訪ねてきたのです
彼が奥さんと上手くいっていなかったのは
世間の知るところなので、すぐに第一容疑者に。
ミリアムが殺された時刻
列車の中である教授に会っていたので容疑は晴れるだろうと思ったら
教授は酔っぱらって覚えていないとの事
動機もあり、アリバイも無い彼は
犯人はブルーノだと証明しようとするのですが
彼の異常な行動はますますエスカレートするばかりで…
今や「交換殺人」の代名詞。
バトリシア・ハイスミスの原作を、その映像魔術で魅せる
アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作の1本です
ガイとブルーノの足を交互に映し、
足がぶつかった事で会話が始まる導入部。
テニスコートで観客皆が右、左、右、左と首を動かし
ボールの行方を見守るっているのに、
ひとりじっと正面を見据える異様なブルーノがいる中盤。
クライマックスのメリーゴーラウンドでの対決など
沢山の語り継がれる名場面がありますが、
個人的に1番印象的だったのはライターのシーン
この作品はライターが1つの鍵なんですね。
ガイが列車の中に置き忘れたんですが
これが殺害現場にあれば当然証拠となる訳です。
自分の父親の殺害を求めても
一向に応じない彼にせめて奥さん殺害の罪をきせようと
後日ライターを置きに行こうとするのです。
けれどマンホールに落としてしまって…
一方、ガイはテニスの試合があって
何とか早めに終わらせて阻止しようとするんです。
全くライターに届かない手。
ガイがリードしている。
まだ届かない手。
まだリードしているガイ。
少し届きそうになる手。
追い上げられたガイ…
と、交互にこのシーンが出てきて、もどかしさと言ったら半端ない
刑事がガイを追い詰めたラストでも
ライターをブルーノが持っていると言っているのに
当の本人は持っていないと言い張り…
古くからありつつも、ギリギリのところでじらす
これ以上のスリリングはないのだなあと
改めてヒッチコック監督の功績を実感した次第です
ちなみに監督恒例のカメオ出演は始まって10分。
ガイが列車から降りる時、コントラバスを持って乗り込んでいる人です
これは顔がしっかり出ていたので結構分りやすかったかな~
もう1つ。
ヒッチコック(12)でさらに知れ渡る事になった
奥さんのアルマ・レヴィル。
彼女との子供がバーバラ役パトリシア・ヒッチコックなんですって
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ウィットフィールド・クックが関わっていると知り、
CSI:科学捜査班 S12#2"死ぬのを見たのは誰"で
ラッセルがこのタイトルを口にした。
それはいつ見るの?
「今でしょ」(え、もう古い)
という訳で、アルフレッド・ヒッチコック監督51年作品。
見知らぬ乗客
流石はサスペンスの神様。
もう少し、もう少しという寸止めで物事が進むから
ハラハラ、ドキドキ、イライラ。
キーっとなりながら、王道の宙ぶらりん状態を楽しみました
ちなみに記事によってウィットフィールド・クックの役割がバラバラなので
オープニングロールで確認した所
adaptationつまりは脚色を担当していましたよ
脚本=screen playはチェンツイ・オルモンドと
深夜の告白(44)でもお馴染みレイモンド・チャンドラーの共同です。
あ、でも原作があるから今の定義に当てはめると難しいかも…
ワシントンから故郷メトカフに帰る列車の中。
プロテニスプレーヤーのガイ・ヘインズ(ファーリー・グレンジャー)は
試合を見たというブルーノ・アントニー(ロバート・ウォーカー)に出会います。
最初は応援してくれたようなので、快く対応していたのですが
話は別れたいと思っている妻ミリアム(ケイシー・ロジャース)、
その後結婚したいと考えている恋人にまで及び
雲行きが怪しくなってきます。
そのうち「交換殺人」の話を持ちかけてきたのです
つまり自分がガイの奥さんを殺すから、
父親を殺して欲しいと
もちろん、ガイは冗談だと思い取り合わなかったのですが
後日ブルーノは本当に殺したと訪ねてきたのです
彼が奥さんと上手くいっていなかったのは
世間の知るところなので、すぐに第一容疑者に。
ミリアムが殺された時刻
列車の中である教授に会っていたので容疑は晴れるだろうと思ったら
教授は酔っぱらって覚えていないとの事
動機もあり、アリバイも無い彼は
犯人はブルーノだと証明しようとするのですが
彼の異常な行動はますますエスカレートするばかりで…
今や「交換殺人」の代名詞。
バトリシア・ハイスミスの原作を、その映像魔術で魅せる
アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作の1本です
ガイとブルーノの足を交互に映し、
足がぶつかった事で会話が始まる導入部。
テニスコートで観客皆が右、左、右、左と首を動かし
ボールの行方を見守るっているのに、
ひとりじっと正面を見据える異様なブルーノがいる中盤。
クライマックスのメリーゴーラウンドでの対決など
沢山の語り継がれる名場面がありますが、
個人的に1番印象的だったのはライターのシーン
この作品はライターが1つの鍵なんですね。
ガイが列車の中に置き忘れたんですが
これが殺害現場にあれば当然証拠となる訳です。
自分の父親の殺害を求めても
一向に応じない彼にせめて奥さん殺害の罪をきせようと
後日ライターを置きに行こうとするのです。
けれどマンホールに落としてしまって…
一方、ガイはテニスの試合があって
何とか早めに終わらせて阻止しようとするんです。
全くライターに届かない手。
ガイがリードしている。
まだ届かない手。
まだリードしているガイ。
少し届きそうになる手。
追い上げられたガイ…
と、交互にこのシーンが出てきて、もどかしさと言ったら半端ない
刑事がガイを追い詰めたラストでも
ライターをブルーノが持っていると言っているのに
当の本人は持っていないと言い張り…
古くからありつつも、ギリギリのところでじらす
これ以上のスリリングはないのだなあと
改めてヒッチコック監督の功績を実感した次第です
ちなみに監督恒例のカメオ出演は始まって10分。
ガイが列車から降りる時、コントラバスを持って乗り込んでいる人です
これは顔がしっかり出ていたので結構分りやすかったかな~
もう1つ。
ヒッチコック(12)でさらに知れ渡る事になった
奥さんのアルマ・レヴィル。
彼女との子供がバーバラ役パトリシア・ヒッチコックなんですって
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