聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

LAW & ORDER:性犯罪特捜班 8TH SEASON

2012-06-23 15:04:43 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
日本では″長寿ドラマ″というと
CSI:シリーズを思い浮かべる方が多いかと思いますが、
こちらだって本家はドラマ史上タイの20年も続き
このスピンオフだって
今年シーズン14に突入します


ちょっと間を飛ばしてしまいましたが、
日本での最新シーズンがFOXCRIMEで始まったので
見てみる事にしました




LAW & ORDER:性犯罪特捜班
             8TH SEASON




タイトルにもある様に
"性犯罪"を題材にしているので
万人受けするとは思わないけど
相当クオリティの高いドラマだと思います

1話1話、ぐぐっと引き込まれるように鑑賞しています

本国では06~07年に全22話O.A.されました



ニューヨーク市警の中でも
選りすぐりの捜査官が特殊任務にあたる
性犯罪特捜班(=SUV)


所属する捜査官の1人
オリビア・ベンソン(マリスカ・ハージティ)は
FBIが担当する潜入捜査のため
しばらくチームを離れることになります。


長年コンビを組んできた
エリオット・ステイブラー(クリストファー・メローニ)の
パートナーとして代わりにやって来たのは
ダニー・ベック刑事(コニー・ニールセン)


離婚秒読みのステイブラーは
仕事上だけの付き合いにとどまらず…



同じくSUVに所属するジョン・マンチ(リチャード・ヘルザー)と
相棒のオダフィン・"フィン"・チュツォーラ(アイス-T)


4回も離婚しているマンチですが
フィンも離婚経験があり、
何やら元妻の子は性犯罪者らしく…



ドナルド・クレイゲン主任警部(ダン・フロレク)の下
社会の敵レイピストたちをメンバーが逮捕し
そこからケイシー・ノバク検事(ダイアン・ニール)が起訴し、法廷で闘う
2つのクライムシーンを堪能できる犯罪ドラマ第8弾です















実はこのシリーズ、シーズン2の途中までで
ストップしていたのですが…




このシーズンは相当面白い



いえいえ。
扱っているテーマが性犯罪なので
こんな言い方をしたら"不謹慎"と思われてしまいそうですが、
この"面白い"というのは
もちろん"興味深い"という意味ですよ



クリ・マイなどもそうですが、
扱うテーマが特化していると
他と差別化が図れますよね~


このドラマは特に子供が絡んでくる。
"レイプ"というと
男性が女性を乱暴するイメージが強いかと思いますが、
実は"子供"に対してというのも多いんですよね


無理やりというだけでなく
大人が16歳以下の子と関係を持ったら
間違いなく犯罪なのです



#2"幼すぎる少女"では
病気で体が成長しない、見た目は子供の女性が登場。
彼女を愛する人は小児性愛者なんだけど
女性の実年齢から
彼を法で裁く事はできず…



#18"大人の責任"では
若くして子供を産んだ母親が親になりきれず
高校生の娘(演じているのグレ・アナのエイプリル役サラ・ドリュー)の同級生と関係。
しかもバーに行くより家で飲んだ方が安全だからと
お酒まで提供し…


と、ちょっと例に挙げただけでも
深くのしかかってくるものばかり。


他にも警官がとりあわず
結局被害者を死なせてしまったり、
(#11"泥沼の離婚調停")
最近ようやく最後の逃亡犯が逮捕されましたが
地下鉄サリン事件を髣髴させたり
(#13"社会の闇")
実社会に通じるものが沢山ありました。



その中でも出色していたのは
#6"性犯罪捜査官の威信"でしょうか

オリビアが被害者に寄り添う姿が見事で
マリスカが8年連続
エミー賞にノミネートされているのも納得です



そうそうこの作品も長寿ドラマなので
今はスターになっている人のゲスト出演も楽しみの1つ

#10"ティアニーの贖罪"には
クリ・マイのエミリー役パジェット・ブリュースターが、
#14"ゆるぎない信頼"には
リベンジで大ブレイクしたエミリー・ヴァンキャンプが、
#17"家族の絆"には
先日プラ・プラの降板が伝えられたティム・デイリーが出ています。


そう考えると、今シーズンは特に豪華ですね


という訳でこのシーズンですっかり虜になったので
間を見るか、それとも先に新しいシーズンを見るか
嬉しい悩みに踊らされている今日この頃です

プライベート・プラクティス シーズン4

2012-06-22 11:29:06 | 洋画ヒューマン
深いドラマなのはとっても嬉しい事なんだけど、
若干、違う方向性にいっていると思うのは私だけでしょうか


面白いドラマって感じるのは
″なさそうである、ありそうでない″

このバランスを微妙に保っているからだと思うんだけど、
今回は″なさそうで…、やっぱりない…″

って感じる事が今シーズンは多かった気がします




 

プライベート・プラクティス 4TH SEASON




本家はもう2シーズンの制作が決定しましたが、
こちらは13エピソードに減らしてかろうじて続行


本国では10~11年にかけて放送された全22話を
どこよりも早くWOWOWプライムでO.A.





結婚に失敗し、
新たな人生を送ろうとL.A.にやって来た
新生児外科医アディソン・フォーブス・モンゴメリーケイト・ウォルシュ


ところがそう上手くはいかず、様々な問題が


特にベストフレンドである
ナオミ・ベネット(オードラ・マクドナルド)は
自分が誘った共同クリニックを辞め、
同じビルに入る病院へ移動。

しかもその元旦那サム・ベネット(デイ・ディグス)を
好きになっちゃったから…



一方、あれだけ息子の親権をめぐって
裁判で争っていたヴァイオレット・ターナー(エイミー・ブレネマン)と
ピート・ワイルダー(ティム・デイリー)が結婚



それに面白くないのは
ヴァイオレットの親友である小児科医
クーパー・フリードマンポール・アデルスタイン


彼が過剰に反応する分、
結婚を決めたシャーロット・キング(ケイディ・ストリックランド)だって…

しかも今シーズンは彼女にとって試練が待ち受けています





人気医療ドラマグレイズ・アナトミーからのスピンオフ
アラフォーだった登場人物たちもすでにオバフォー
その分、非常に重いテーマを扱ったメディカルドラマ第4弾です






















色々プライベートな悩みはあるけれど
医療ケースはこのドラマのメイン。
"自分ならどうするか?"をすんごい勢いで
考えてしまうエピソードもあります



例えば#6″偽りの幸福″では
事故で昏睡状態になった妻と
彼女が目覚めるのを信じて献身的な看病をする夫が。


サムたちスタッフは目覚める可能性がほとんどないから諦めた方がいいと言います。
しかも動けない彼女が妊娠して、
それは暴力だとアディソンは警察に知らせようとするのですが…




#15″あやふやなステップ″では
共に障害のある若いカップルが妊娠。
女性の母親は、
「娘は愛しているが、これ以上障害のある子を育てる自信がない。」を
中絶する事を選ぼうとするけれど…




この様に、医療ドラマの醍醐味を味わえる部分もありますが、
こういう質の高いエピが
今までに比べて少し減ってきているかなぁ…


アディソンのウザさも耐えがたくなってきているし…



勝手な事を言わせて頂くと(ん、いつもか

アディソンを筆頭にこのドラマの登場人物たちは
自分の事ばっかりだよね、最近。

最初はそれこそ先ほど書いたような
考えさせられるエピが多かったんだけど、
患者には自分の考えを押し付けすぎだし、
何かにつけ″友達″だからと意見を通そうとする

ドラマであっても
何だか見ていると不快感を覚えてくるんですよ。
この辺りが辛くなってきている要因な感じが…

#21"責任の矛先"で
あまりに自分の事は棚に上げて皆を責めるヴァイオレットに
「ベッツィーを引き取らない事で皆に罪悪感を与えた。
 なのに自分は一度も彼女を訪れなかった。」とクーパーが指摘しました。

こんな風に正してくれる人がいると
ウザキャラも引き立つんだけどね




とは言っても最初と比べてと言う意味で
主人公が人生長く生きている分、教わる事もありますよ


例えば#1"リセット"のサムは良かったなぁ~

結局、母になった娘と子供は無事で
ほっとした訳だけど、
若い"母"に対して、付っきりのナオミ。

義理の息子の入るすきがない



そんな時、悩みを打ち明けた彼に対し
サムはファウルして
バスケットのゴールを決めたんです



これぞまさに人生訓


誰も教えてくれないけど
人生本当に欲しいものは多少汚い手を使ってでも
手に入れるしかないんです。

それを子供にどうやって伝えるか
これはいいお手本だと思いましたよ


#5″強気と弱気″でも。


人って今まで生きてきた全部を受けとめて生きているんだなぁって。


ヴァイオレットが模範囚を担当し、
結局、出所する事になったんだけど、
彼は切々と語るのです。

コーヒー一杯を飲んでも、
風がそよいで、葉がそよそよしているのを見ても
罪悪感を覚えてしまう。
人を殺した自分は生きる資格がないと…


確かに犯罪はよくないけど、犯してしまったのは過去の事。

多かれ少なかれ、長く生きていれば
誰しも心に1つや2つ思い出す度、
自分が嫌になる事を経験しているのではないでしょうか?

それを全部受けとめ、
罪悪感も抱えながら、前に進まなきゃいけないんだなぁって思いました。

それが年をとるってことなのかもしれません。


いずれにしろ、このシーズンでオードラが、
次のシーズンではティムが、
そしてシーズン6ではなんと主役のアディソンが降板します

果たして最初の様な共感を呼ぶドラマに戻る事が出来るのでしょうか

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奇跡は起こるんじゃない、起こっているのだ

2012-06-21 13:22:43 | 洋画SF・アドベンチャー、ファンタジー
賛否両論あるけれど
私は3Dが大好き


とは言っても何でもかんでもO.K.なのではなく
やっぱり2Dより3Dを選ぶ意味がある作品が良い


内容うんぬんの前に、
″立体である事をシンプルに楽しめるか″が大事。


という訳で、しっかり1作目2作目のおさらいも済ませて
いざ夢の世界へ



 

メン・イン・ブラック3


正直、3Dじゃなかったら一個少なかったと思うけど
いいんです。
それでこそ劇場に足を運んだ甲斐があったというもの


先月25日に日米同時公開となった
ウィル・スミス4年ぶりの主演作です。





奇想天外なエイリアンたちを監視している
最高機密機関メン・イン・ブラック(=MIB)


捜査官"J"(ウィル・スミス)と
"K"(トミー・リー・ジョーンズ)はパートナーなのに
Kは単独で事件を追っています

不審に思って確かめるのですが
全く相手にされず…


翌日不信感を募らせたJは
Kを探すのですが、どこにもいないだけでなく
上司が「40年前に亡くなった」という始末



え~~。
どうなっちゃってるの




同じ頃、エイリアンの侵略が一斉に始まり
地球は未曾有の危機に陥ります。
どうやらKが居ない事と関係しているらしく


10年振りにあのコンビが帰ってきた最新作では
時空を超え、タイムスリップした"過去の世界"を舞台にした
壮大な戦いが繰り広げられます。


レディ・ガガジャスティン・ビーバーなど
恒例のカメオ出演でも話題の本作は
大ヒット公開中です


















この作品が洋画で今年1番ヒットしているのを受けて
批評家関係者が残念がっているツイートも
よく目にしますが…




個人的にはいいんじゃないと思います




確かにもっと面白いのも、為になるのも、
考えさせられるのも、感動するのもあるでしょう。


けれど、な~~んにも考えずに笑えるって
とっても大切な要素だと思うんです。
映画って娯楽ですからね。


だって最初にあ~んな色っぽいエイリアンが出てきて
お色気むんむん漂わせているのに
案の定、ポイっと空に放り出されちゃうなんて
解り易すぎますよ。


これをくだらないなぁって
笑えなきゃ逆に勿体ない


少なくとも私は
今年度アカデミー受賞作よりはこの作品をお薦めします



じゃあ、何が良かったのかと訊かれると
若干キーボードをたたく手が止まりそうですが
まずはジョシュ・ブローリン


トゥルー・グリッドに出ていた
あの、ジョシュ・ブローリンですよね。


Kの若い頃なんだ~?と半信半疑でしたが
と~~っても似てる


バリー・ソネンフェルド監督が
「1作目の時、ジョーンズはむすっとした、
 抑える演技をする事に本当は不満だった。」
とインタビューで語っていましたが、
それを聞き入れず、自分の信じる道を通して良かった。


その不満も解っていながら
ストレス顔をさせた事で、2作目はもちろん
今回は俳優が変わったって、笑えたんですからね。


細かい部分で言えば
"F"はすでに死んだから額縁に入っていたし
いよいよアポロ11号発射という時に
「何か見た?」「いや見ていない」と
見て見ぬふりをしていたのにも笑えたし、
MIB本部のモニターに映った
ガガ様には「そのままじゃん」って突っ込みたくなった



全体を通しては夢溢れるところでしょうね~


そもそも
21世紀の今、仮にエイリアンが存在したとして
あんな外見
何だかどこかで時代が止まってません

しかもその気持ち悪いエイリアンが
こっちに向かってくるんだから
思わず避けちゃうっつ~の



タイムスリップしたのが1969年というのも上手ですよね~


人類が初めて月を歩いた年であり、
お荷物球団と言われていたニューヨーク・メッツ
奇跡のワールドシリーズ優勝を果たした年。

1つ1つの積み重ねで
こういった奇跡が生み出された事実に絡めてくるんだから
わくわくしない訳がありません


もしかしたら自分も…

ほ~ら、あなたのその行動ももしかしたら…


メン・イン・ブラック3
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角川書店

北の国から '98 時代(視聴率25.9%、24.8%)

2012-06-20 21:49:53 | 邦画ヒューマン

歴史に名を刻んだこのシリーズも
いよいよ残り1作品。

つまりSP版としては7作品見た訳ですが
個人的には1番好きです

前・後編通して約5時間あるのにず~~っとゆるい涙が出っ放し。
本当に素晴らしいドラマです


北の国から '98 時代


何がすごいって「知っているのに泣ける」ところ

好んでか、好まざるのにか
これだけのドラマになると色んな方法で、名シーンが入ってくる。

だからこの7作目の名シーンも先に知っちゃいました

それでも号泣だもんな~
またしばらくたってから見ても
やっぱり号泣するんだろうな


1997年夏。
落石に暮らす妹の(中嶋 朋子)を
正吉君(中沢 佳仁)が訪れている頃…

黒板 純(吉岡 秀隆)は
ゴミ収集車の仕事にも慣れ、
恋人の小沼 シュウ(宮沢 りえ)の両親に会うなんて話も出ていた。

一方父さんの五郎(田中 邦衛)は
炭や堆肥作りに凝っている。

父さんの作った堆肥は
農薬を使わないとして
一部の農家さんからは重宝がられているらしい。


対照的に
草太兄ちゃん(岩城 晃一)は農薬を使い
バンバン畑を広げている。
何だか昔の兄ちゃんはどこかに行ってしまったみたいで…


そんなある日。
蛍が中畑のおじさん(地井 武男)に
お金を借りに来たらしい


断られたら、正吉君や
旦那さんと別れて富良野で暮らすことになった
雪子おばさん(竹下 景子)のところにも


しかも落石じゃなくて
札幌に暮らしているって言うし
ねえ、蛍。
一体何があったんだ


あんなに小さくて可愛らしかった蛍が
ついに結婚する事になったSP版第7弾です





このドラマに関しては
思う事がふつふつと沢山湧き上がってくるんだけど
一貫して感じるのは


″全て巡り巡ってくる″という事


良い事に関しては
「この行いは必ず自分に返ってくる。ぐふふ。」
な~んて思いながら行動していたら
若干、いやらしい人間だけど

悪い事をする時には特に思います


倫理に反しているかもと迷った時
もし自分に返ってきても
それを全て引き受ける覚悟があるのか


その最たる例が″不倫″で
悲しきかな雪子も蛍も奥さんから取ったはいいけど
結局そのつけがまわってきた。

所詮、″自分だけは特別″なんて
幻想でしかないという
教訓が込められているんじゃないでしょうか


今回のドラマは草太兄ちゃんと正吉君の
″男っぷり″に多くの人が感動したと思うんですが、
逆にこれは良い事が巡ってきた例ですよね。


蛍は別れたはいいけど、妊娠していた。
1人で育てる決意をし、金策していた訳ですが、
それを助けたのが草太だった。

お金を貸したのはもちろん
その事実を五郎が知った時の事を考え、
正吉にある提案をしたんです。

″自分の子供だとして、蛍と結婚しろ″と


黙って受け入れた正吉君は
あまりに格好良くって
男らしくって、思い出しただけでも泣けてきますが
2人にこういう行動を取らせたのは
紛れもなく五郎なのでしょう。


正吉君は黒板家を家族と思って
家族を助けるために覚悟を決めましたが、
″家族″の意味を、改めて教わりました


血の繋がりだけじゃない。
縁の繋がりで、しっかり家族なんですね


変わりゆく現代の家族の形にヒントをくれているんじゃないでしょうか



とろこでそんな粋な計らいをした草太は
事故で亡くなってしまいました


大人の事情で殺してしまったそうですが
それでも蛍の結婚式でカセットテープから流れる
草太の声は感動です。
知っていても、ボロボロです。

いよいよもって完結編が楽しみになりました

という訳で、どれだけ人の水分奪うんだよというこのシリーズ。
完結編のSPは7月7日BSフジで再放送です。
一緒に思う存分、水分奪われましょう

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ER 緊急救命室 6TH SEASON

2012-06-20 15:30:37 | 洋画ヒューマン
長く続いているとどうしてもマンネリ化してしまうけど
このドラマはスタッフの成長に合わせて
違和感なくメンバーを入れ替える事で
新鮮な風を取り入れていますよね


特に今シーズンはひねりのあるキャラが参加するのと同時に
人気のキャラも去るので
とても印象深いシーズンになりました


  

ER 緊急救命室 6TH SEASON



キャロルの新しいお相手役として
ルカ・コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が登場しましたが
よく見ると、ジョージ・クルーニーに似てる

彼女がダグのかげを追っていたと実感できる
キャスティングの妙


99~00年にかけて全22話放送されました




ダグがER(=緊急救命室)を去った後に
妊娠が判った看護士の
キャロル・ハサウェイジュリアナ・マルグリース

1人で双子を育てる決意をし
大きなお腹で働き続ける事に。


同じ様に母親になる事を決めたのは
HIVポジティブを公表しているドクターアシスタント
ジェニー・ブレ(グロリア・ルーベン)

そんな彼女にいつも来ている警察官がプロポーズし…



一方、後任の診療部長として
ロバート・ロマノ(ポール・マクレーン)の名前が挙がり
反対するマーク・グリーン(アンソニー・エドワーズ)を裏切り、
ケーリー・ウィーバー(ローラ・イネス)が
ちゃっかりERの部長に


そんな一波乱あった人事の下
新しいスタッフも仲間入り。


ユーゴ内戦で、妻と2人の娘を失ったドクター・コバッチュ。
熱血小児科レジデントクレオ・フィンチ(マイケル・ミシェル)、
とことん明るく口が達者なレジデント
デイヴ・マルッチ(エリク・パラディーノ)など



今シーズンは実習中の医大生
ルーシー・ナイト(ケリー・マーティン)が思わぬ事件に巻き込まれ
ジョン・カーター(ノア・ワイリー)もとんでもない事態に陥る
医療ドラマの金字塔です


















この最初のエピも
安易なクリフハンガーはいらないという
格好の例ですね~


いきなり車は突っ込んでくるし
ケリーは裏切るし
ちょっと位それまでの内容を忘れていても
心をわしづかみにされるスタートです


ちなみにこの最初のエピ#1"ウィーバーにはかなわない"には
プリズン・ブレイクの刑務官役ウェイド・ウィリアムズもゲスト出演していましたね



全体を通してのテーマは"延命"


これはもうお医者さんなら誰もが
自分の無力さや虚しさを感じると
想像に難くありませんが
中でも、マークのお父さんが息を引きとるまで。


何とか自分のそばで最大限の看病をしたいと願う息子。
一方、父は迷惑を掛けたくないからと
遠ざかろうと必死でした。


延命拒否できる現代だからこそ
様々な問題を私達に投げかけていますよね。

助けられるのに、助けてはいけないという
葛藤に悩まされて
キャロルやグリーン、ベントン、ルーシーだけでなく
ウィーバーまでもが延命治療にこだわり
停職になってしまいました



この正解のない対立という面では
最終話"危機"での
ベントンコバッチュもそうですよね~。

規則通り重症の患者を優先しようとするベントンと
子どもを優先させようとするコバッチュ。
子どもは被害者で、重症患者は殺人犯


子どもを先に助けて欲しいと願うのは
エゴなのでしょうか





ところで今シーズンも様々な患者が
ERに運び込まれてきましたが
ベストエピはやはり#14"延命"でしょうか

何とルーシーとカーターが
精神病の患者に刺されて、
ルーシーが亡くなってしまったのです


仲間に必ず助けるからと言われながらも
この世を去った彼女は
涙なしには見られませんでした…



そしてこの後遺症として、
カーターは薬物中毒になり
リハビリ施設にいく事に

う~~ん。
次のシーズンはさらなる試練が待ち受けていそうです

CSI:ニューヨーク シーズン7

2012-06-10 17:24:41 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
今シーズンは″科学捜査を見せ場にする″という
本来のコンセプトが非常によく出ていて
見応えがあるんじゃないでしょうか


捜査シーンがじっくり描かれている分
当然、台詞も少なくなる。


最近は「あれ、早送りささっちゃった?」って言う位
台詞が多いドラマがあるのに対し、
この字幕を追う作業が少ないおかげで
ゆったりと鑑賞できて、充足感がある



 

CSI:NY 7TH SEASON



さらに、エミー賞も受賞している実力派
最近ではDr.HOUSEの元恋人役としてもお馴染み
セラ・ウォードが加わり、人間関係に深みが出て
思わず微笑んでしまうシーンも増えました


物語の中で、マックがたじたじになっているシーンもよく見かけるんだけど
本当にゲイリー・シニーズ
彼女のアドリブの手にかかって笑っているそうです



本国では10~11年にかけてO.A.された全22話が
WOWOWプライムでどこよりも早く放送されました





前シーズン、命を狙われた
ニューヨーク市警CSI(=科学捜査班)
ダニー・メッサー(カーマイン・ジョヴィナッツォ)


妻のリンジー(アンナ・ベルナップ)が
犯人を射殺して
事件は一応の解決をみせます。


この一件で彼女は表彰され、
優秀な部下を持って鼻高々




と主任のマック・テイラーゲイリー・シニーズ)は
いきたいところですが…




アダム・ロス(A.J.バックリー)がちょこまかやらかし
マックの目を盗んでチャット中、
何と殺人事件まで目撃してしまうのです





一方ステラの後任として入ってきた
元FBI捜査官ジョー・ダンヴィル(セラ・ウォード)は
すぐにチームになじむものの
仲間の不正を目の当たりにして移動してきたので
心からは信じられず…





それでも事件が起これば別

今シーズンは思わぬハプニングに見舞われる
メガネがトレードマークの検死官シド・ハマーバック(ロバート・ジョイ)と
熱血刑事ドン・フラック(エディ・ケイヒル)と共に
凶悪犯に立ち向かいます


21世紀ならではの事件から
大都会ニューヨークの流行や文化も垣間見られる第7弾

















このシリーズの沢山のエピを見ているので
各々「今の科学ってすごいのね~」と
感動する事はそれなりにあります。

でも





今回はちょっとすごいんじゃな~~い


マスクをかぶった顔が判ったり(#2″最後のチャット″)、
バラバラになったスプレー缶を元通りの形に再現したり(#19″危険なメニュー″)、
コンピューターをぴぴぴ~って操作すると
想像以上の事が出来るんだね~~。


似顔絵だって、今やタッチパネル式のPCで出来るんだね



他にも、グリッソムが居たら喜ぶんじゃないという位
すごい数のスライドガラスにのった虫のサンプルを操作していたり、
気体を使って、皮膚についた指紋まで採取したり…




まじまじと身を乗り出して、見てしまうシーンが沢山あります


もちろんこのドラマに出てくるすべての科学が本物という訳じゃないけど
本当にできるんなら、すご過ぎですよね~~。
ドラえもんの世界もそう遠くはないかも






事件だってそう

#12″出口を求めて″は
霧で上から出てくるアルコールを吸わせるクラブが、
#13″パーティ・ダウン″は
トレーラーで行われるクラブが舞台でしたが
そんなパーティがある事自体驚きだし、
ツイッターなどで人を集めるというんだから、これまた流石はニューヨーク


#17″優等生の秘密″はハイスクールで殺人が発生。
一斉に、携帯片手にその現場を撮っているシーンも
現代っ子だなぁと感じます。


そう考えると、本家に対しこちらはちょっと若者向けかもしれませんね





ところで、今シーズンファンにとっての1番の関心事はステラ
ですよね。

通常長く続いているドラマのキャラが去る時、
何かしらの理由を描くものですが、
特になし



えっと思ったけど、逆にイイかも



無理やりこじつける為
ありきたりのストーリーにしたり、
殉死させたりするくらいなら
普通にいない方がしっくりくる。


1話完結だから
このシーズンから新しく見始めることもできるし



一方、新しく入ったジョーは
事件で関わった子を養女に迎えていたり、
キャバレーで働いていた事があったり、
机がとっても汚かったりと意外な一面が
次々明らかになって、興味深い

大切なシドのメガネが壊れた時だって
耐衝撃ガラスで作り直してプレゼントしたりして
う~~ん″できる女″


あの目で見つめられたら、犯人はすぐに自白しちゃうんじゃない
流石は、演技力のあるセラ・ウォードです


先月、3つのシリーズの中でマイアミの終了が伝えられましたが、
このニューヨークが続いたのはかなり彼女のおかげだと思います


だって、マックにプライベートな相談をしたりするのなんてなかったし、
チームの仲の良い雰囲気が画面からも使わってくるし、
確実に今まで以上に面白くなっているもん


そして、このシーズンで終わる事も意識して
最終話は作られたのでしょう。

ファイナルシーズンだったとしても納得の素敵なラストでした。
とって付けたようなクリフハンガーではなく
各々の明るい未来に進んでいくかのような…

いつも視聴率トップ10とかに入っているようなドラマじゃない限り
長く続いているドラマはそのシーズンで終わる可能性もあるのだから
本当見習ってほしいと思いましたよ。


もちろんこのドラマがそうである様に、次のシーズンに繋げる事もできるし

いずれにしろ今シーズンはシーズン7ある中、ベストシーズンだと思います。
まだご覧になっていない方はDVDが8月に発売されるので、楽しみにしていてくださいね

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カメオ(CAMEO)

2012-06-01 16:04:34 | 用語
有名なスターが普通なら演じないようなわき役を演じた時に
使われる言葉。

マイケル・アンダーソン監督が
「八十日間世界一周(56)」で使ったのがきっかけと言われています。

もともとは宝石からきていて
わき役だけどキラリと光るというニュアンスがありますが
最近はわき役でなくても話題を集めるために頻繁に使われている気がします。

「サ・マペッツ(11)」ジャック・ブラックなどが良い例でしょう

現在3作目が公開中の「メン・イン・ブラック」シリーズも
これがお約束になっていますよ

ちなみにエキストラ的に出演するのまで
この言葉を使っている人がいますが、
あくまで″有名な人″に対して使う言葉です