2008年★5つ作品 26作品

2008年に本国で上映された、または放送された（ドラマ）5つ作品。
ちなみに順番は各々のジャンルで好きな順です。

邦画

　1．ぐるりのこと。
　2．アフタースクール
　3．ハッピーフライト
　4．歩いても　歩いても
　5．トウキョウソナタ
　6．百万円と苦虫女
　7．蛇にピアス
　8．余命
　9．おくりびと
10．闇の子供たち
11．崖の上のポニョ
12．ザ・マジックアワー
13．20世紀少年


洋画
1．SEX AND THE CITY（劇場版）
2．JUNO
3．ダークナイト
4．ナルニア国物語第2章カスピアン王子の角笛
5．インディ・ジョーンス～クリスタル・スカルの王国～


ドラマ

1．SCANDAL


アメドラ

1. クリミナル・マインド 4TH SEASON（～09）
2．プライベート・プラクティス 2ND SEASON（～09）
3．24 リデンプション
4．デスパレートな妻たち 5TH SEASON（～09）
5．フリンジ 1ST SEASON（～09）
6．ターミネーター：サラ・コナークロニクルズ1ST SEASON
7．グレイズ・アナトミー　5TH SEASON（～09）

グレイズ・アナトミー 1ST SEASON

こ～んなに面白かったんだ
ずっと、WOWOWで放送しているのに見ていなかったなんて
海外ドラマ好き失格よ～ぉ、私
（え？オーバー）



いえいえ、それ位面白いんですもん




グレイズ・アナトミー　1ST SEASON　


1STシーズンは全9話だったので2日間で見終えましたよ


「仕事も恋も頑張る」な～んてキャッチフレーズが付いているメロドラマ。
よしおか好みでない訳がありません。




舞台はシアトル・グレース病院。
外科インターンとして勤務することになったメレディス・グレイ（エレン・ポンピオ）は、
覚悟はしいていただろうけど、かなりハードなインターン生活。

指導者だって「ナチ」というあだ名が付くほどの厳しいベイリー（チャンドラ・ウィルソン）。


一緒にそんな時間を過ごす仲間は
負けず嫌いで野心家のクリスティーナ・ヤン（サンドラ・オー）、
下着モデルで学費を稼いだ努力家の美女イジー（キャサリン・ハイグル）、
穏やかだが気弱そうなジョージ（T・R・ナイト）、
自惚れ屋で口の悪いアレックス（ジャスティン・チェンバース）。



最初は一線を引こうとしていたメレディスでしたが
徐々に皆とも打ち解けあい、
恋にも精を出します
お相手は…
外科医のデレク・シェパード（パトリック・デンプシー）。

こういう業界では
というか、まあどこの業界もそうなのかもしれないけど
実力社会だとそれで贔屓されるとかがあって
上司と部下の恋愛はタブー。

ベイリーに関係がばれた時、当然反感を買います。
さらに友達からも厳しくあたられ…

こんな中でメレディスは仕事と恋を両立できるのでしょうか？



もちろん他の仲間の恋愛模様も複雑。

こちらも上司と部下の関係で周りに秘密にしていますが
クリスティーナはプレストン・バーグ（イザイア・ワシントン）と心惹かれあい
キャリアと恋愛のどちらを優先しようか迷っていた所…
妊娠してしまいます。
ジョージはどうせ相手にされないからと半分諦めつつ
メレディスに想いを寄せている…etc
サイドストーリーも物語を盛り上げています。


そうそう忘れてはならない事に
メレディスのもう一つの悩みがあります。
実は彼女のお母さんは医療に携わる人なら誰でも知っている有名な外科医………

だったのです
「だった」と書いたのは、そんな母が痴呆症になってしまったからです。
誰にも言うことが出来ずに悶々としていましたが
ついに病院に運ばれ、皆に知られる事になるのです。



仕事に恋に友情に家族に奮闘する主人公たち。
毎回ジェットコースターに乗っているようなスリリングな展開から目が離せませんよ







ジャンルはメロドラマ。
もちろん他の登場人物それぞれに悩みや秘密があり、
人間を見ているだけでも十分楽しいですが、
やはり医療と言う未知の世界。
こんな患者がいるのか～とか、
生死が絡むのでハラハラドキドキもするし、心に重くのしかかる場面も多い。


個人的には先日エントリしたデスパに並ぶ面白さ。
というか系統的に一緒だからね。


本国アメリカではエミー賞の常連でもあるし
個人的にはもっともっと日本でも人気があって良いような気がします。


ちなみに来年1月6日から、AXNでこのシーズンが再放送されますので
J:COMに加入しているあなたは是非ご覧下さい
WOWOWでは4TH SEASONが放送中です


それにしても海外ドラマはシーズン毎に終わらない
ネタばれ警報出すから
見ていない方はここから読まないで頂たいのですが



色々あったけど、結局メレディス達は
周囲の反対も押し切り、カップルになったんですね。
けれど、最後の最後にデレクに奥さん＝アディソン（ケイト・ウォルシュ）がいた事が発覚
え～～～
どういう事？
続きが気になるので、早速この後2ND SEASONに突入です。

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デスパレートな妻たち 3RD SEASON

SCANDALを見ていたら、久しぶりに見たくなりました。

私多分、2ND SEASONまでしか見ていないよね
という訳で



デスパレートな妻たち　3RD SEASON　


100%面白いっ
久しぶりに夜中にうとうとしながら、
続きを見ちゃうという
寝不足まっしぐらコースも交えながら10日間で全23話終了しました



はっきり言って一番好きな海外ドラかも
確実に5本の指に入ります



せっかく（）なのでSCANDALのモデルである事を
分かりやすくする為にカッコで登場人物も比較して書きますね。


ちなみに本国アメリカでは現在5TH SEASONが放送中です




この物語は自殺した主人公
メアリー・アリス・ヤング（ブレンダ・ストロング）の語らいで始まります。
（1ST 、2ND SEASONも同じですよ）
ウィステリア通りという閑静な郊外の住宅街で起きた突然の自殺…
（＝理沙子の失踪事件）



そんなメアリーと最後に言葉を交わしたのは親友の1人
リネット・スカーボ（フェシリティ・ハフマン＝桃井　かおり）。

元々はキャリアウーマンだったんだけど、
キャリアより家族と過ごす事を選びます。
さらに夫であるトム（ダグ・サヴァント）がピザ屋を始めるという夢も応援します。

ところがこれが夫婦の危機を生み出してしまうのです。
それだけではなく…



親友は他にも3人います。
平凡が物足りないというのか、自分から災いを招いてしまう
スーザン・メイヤー（＝長谷川　京子）。

この街に引っ越してから出会ったマイク（ジェームズ・デントン）と
ゴールイン直前、
マイクは交通事故にあってしまい、昏睡状態になってしまいます

必死の看病が実を結んだのか、マイクは目覚めるのですが
それは違う男性との恋が発展してしまった後。

しかもマイクは記憶の一部を無くし、
スーザンの事も覚えていないのです…



吹石　一恵さんと同じ様に元モデルで
リッチな彼（遠藤　憲一）と結婚したのは
ガブリエル・ソリス（エヴァ・ロンゴリア・パーカー）。

けれど上手くいかなくなって泥沼の離婚劇を繰り広げます。
その後出会ったのは
市長候補のビクター（ジョン・スラッタリー）
彼女の応援もあって見事選挙に当選し、
結婚するんだけど…



すごく几帳面で主婦業を誇りに思っているのは
ブリー・ホッジ（マーシア・クロス）

彼女は最初の旦那さんを病気で亡くし
ようやく理想のパートナーを見つけ幸せに暮らせると思った矢先、
娘の望まない妊娠が発覚


一見すると幸せそうな家族が集まる通り。
けれど、玄関の扉を開くとそこにはそれぞれの秘密があります。
ねえ、あなたにはどんな秘密があります










やっぱり終わらないんだね
全然解決しないんだね
まあでも人生そんなもんか


一応これはジャンルで言うとサスペンスなんですけど
まさにドラマです。

もちろんメアリーが何故自殺したのかが気になりますが、
これはシーズン1で解決しているので
この前提なくてもいいくらい。



あんまり男性は人の家庭に興味がないのかもしれないけど
女性って人の事気になるんですよね～。
何故か

それはきっと、性なんでしょう


どちらかと言うと
私は人は人、自分は自分って割り切っている方で、
別にその人が幸せなら、私が口を出す事ではないと思っている。


でもやはりドラマだと面白いんですよね～。
なので女性の皆さんにお薦めです

それにしても早く続きが見たい。
今の所、専門チャンネルやBSでも放送する予定が立っていないので
とりあえず、違うドラマを見ますね。
まだまだ見たいもの、沢山あります。お正月は海外ドラマ三昧かな

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サム・メンデス（SAM MENDES）

昨日最新作を見たので、改めて整理する意味でもアップしますね

そうそう、普通にハリウッド映画を撮るので忘れそうになるんですが
イギリス生まれです。
もともと舞台出身で、ローレンス・オリヴィエ賞も受賞しています。

よしおかが彼を知ったのはアメリカン・ビューティー(99）で
この作品が彼を世に知らしめる事になり
アカデミー賞最優秀監督賞に輝いています


気が付けは、彼の作品をすべて見ているんですが…
負の要素が多いよね（笑）


もちろん人間良いも悪いも両面があって生きているし、
負の部分から学ぶ事も多い。
しかも結構感じやすいしね。

そういう意味では普段の彼に是非お目にかかって見たいです

ちなみに奥さんは今回レボリューショナリー・ロード（08）で
ヒロインを演じるケイト・ウィンスレッドです。


主な作品

アメリカン・ビューティー(99）
ロード・トゥ・パーディション（02）
ジャーヘッド（05）
レボリューショナリー・ロード（08）

こんなはずもあんなはずも自分で選んだ道

今日はクリスマスですけど、あんまり関係なく
見たい試写会があったので行って来ました。
見たい理由はサム・メンデス監督だからというのと
来年2月に控えたアカデミー賞の呼び声が高いからです。



レボリューショナリーロード
　　　　/燃え尽きるまで　

タイタニック以来のカップル、ディカプリオ&ケイトが主演です


よくあるように幸せな出会いをして結婚したカップル。
エイプリル（ケイト・ウィンスレット）の妊娠をきっかけに
アメリカ・コネチカットの新興住宅街に引っ越してきました。

旦那であるフランク（レオナルド・ディカプリオ）は
出会った時、人生を楽しく生きる事が一番で
今で言うフリーターだったんですね。


でも、責任をとるという意味でも彼は家庭人になることを決め
仕事は面白くはないけど企業人になり、
子供2人と幸せに暮らしていたのです。

綺麗な奥さんと可愛い子供。
そして、素敵なマイホーム。
傍から見ると幸せだし、そう思おうとしていたけど…
徐々にエイプリルに無理が生じます。


実は彼女は昔、女優を目指していたのです。
家庭に入ると決めて、なんとか暮らしてきたけど
「自分の人生、こんなはずじゃなかった…」


そう感じてしまった途端
すべての歯車が狂い始め、この夫婦の中を引き裂き始めます。

夫の浮気。
エイプリルの浮気。
中絶…

結婚って一体何？
幸せって何？

サム・メンデス監督が独自の視点でメスを入れます。



サム・メンデス監督好きなんですけどさっ、
確実に見た後、ブルーになります（笑）


矢口監督が人間の正の部分を描いているなら
確実に彼は負の部分を描いているのでしょう。


綺麗事ばっかりじゃない世の中。
結婚したら大変な事も多いし、
我慢も多いのでしょう。


でも最近思うのです。
それを「我慢」「忍耐」というマイナスの言葉で、気持ちで捉えるのか、
はたまた
「安定」「安心」という大切なものを得るための
「努力」という前向きな気持ちで受け止めるのか…


私は結婚していないからというのもあるけど
やはり「我慢」とは思いたくないな。

誰かと一緒にいると、思い通りにならない事は多いですよね。

例えば、よしおかは好きな音楽を聴けない、
お酒を飲めない、
いつもより早起きをしなければならない。


でもこれをプラスに捉えると
へ～この時間こんな楽しいTVやっていたのか
お酒を減らせて体にいい
朝日がまぶしいな～とか。

まあ実際によしおかがこうだと言うのではなく
なんだかこの映画を見て
もっともっとポジティブになろうと思えたのです。

結婚だけではなく大変な事は世の中に一杯あるでしょう。
でも
最近よしおかは楽々～で幸せですよ


普段頭を使わないよしおかに
こんなに物事を考えさせるなんて、
恐るべしサム・メンデス監督

映画は来年1月24日から公開です。
ご覧になったら感想もお待ちしていますね

SCANDAL（平均視聴率12.8%）

ほとんどの連ドラが最終回を迎え
よしおかが見ているドラマもこれで終了しましたが
一番、しっくりとした終わり方でした。
最終回を迎えても5つはこれだけです


以前、ちらりと女性誌を立ち読みしたら、
SEX AND THE CITYとも思えるなんて書いていましたが
全く違うって。それを言うならデスパレートな妻たちです。


SCANDAL　



高柳　貴子（鈴木　京香）は家事を完璧にこなす40歳の主婦。
CA時代の人気者と結婚し、
自分の主婦業に誇りを持って暮らしていました。
ところが自問するきっかけが出来たのです。

それがこのドラマの大テーマでもある

白石　理沙子（戸田　菜穂）失踪事件


なんと理沙子の結婚披露宴の日に
彼女は姿を消してしまったのです

その結婚式に招かれた4人の友達の1人が貴子。


財務省の行員の妻である河合　ひとみ（長谷川　京子）。
専業主婦で、理沙子は高校時代の家庭教師。

旦那の鮫島　賢治（遠藤　憲一）は開業医でお金持ち。
前の奥さんから奪って結婚しただけでなく
理沙子からも奪ったしたたかな25歳真由子（吹石　一恵）。

さらに新藤　たまき（桃井　かおり）。
派遣会社で上司だった彼女には弁護士で8歳年下の旦那さんがいる。
加えて、部屋に引きこもる息子も…



小さな気になり事を上手くちりばめつつ確信に迫ります。
何故、理沙子は姿を消さなければならなかったのか？

この事件をきっかけにそれぞれが自分を鑑みることになります。



特に切なかったのはたまきの息子について。
彼女は事故で息子を亡くしてしまったのです。
それも自分のせいだと思うような形で。
だからそれを認めたくなくて、認められなくて
息子が部屋に引きこもっていると言い聞かせていたんです

しかも旦那さんはそれに付き合っていたあげたんですよ。
けれどいつまでも芝居を続けている訳にはいかないですもんね。


女性が5人いたら、5人それぞれの人生がある。
もちろん男性だって5人いれば5人の人生がある。
つまりは人にはそれぞれの生き方があるんですよね。

彼女たちも最後には自分なりに決着を付けます。
それがハッピーに映るか
不幸と捉えるか
やはり私をはじめ、人が判断する事ではないんですよね。


すごく人間を描いた、まさにドラマだと思います。
とっても面白かった
見終わってすがすがしくなり、思わず拍手を送りたくなりました

スタッフの皆様有難うございました

ブラッディ・マンデイ（平均視聴率11.2%）

本日12月20日最終回を迎えました。
何度も書いてきたけど、想像が全く追いつけず
まさに海外ドラマ「24」を彷彿させるテロ・ドラマ



ブラッディ・マンデイ　


ロシアでウイルステロが起こり、多数の人が亡くなります。
同じ様な事が東京でも起きようとしているのです。
そのウイルスとはブラッディX。

そのテロを防ぐために警視庁の先鋭部隊＝サードアイが必死になり
加えて白羽の矢が立ったのが高木　藤丸（三浦　春馬）。
表向きはサボってばかりの高校生なんだけど、
実は悪い人を告発する天才ハッカー。


ところが、防ぎきれずに死んでしまう人がどんどん出てきます…
しかもサードアイの一員、宝生　小百合（片瀬　那奈）や
藤丸の父親高木　竜之介（田中　哲司）も、
スパイの一味だったのです（）


このテロのリーダーは宗教上の教祖。
しかし警察に捕まっているので
実際に組織を率いているのはJ。
さらに言うなら謎のK。

テロの一員折原　マヤ（吉瀬　美智子）もキーパソン。

見る度に騙され、意外な展開に振り回され
ハラハラドキドキの連続。
さて、一体誰が敵で味方なの？
また最後にはテロを防ぐ事が出来るのでしょうか


本気でひぇ～です。
こんな展開全く想像していなかった。

加えて、え～～っです。
「24」や「プリズンブレイク」にしても、確かに海外ドラマは
「全然、終わってないじゃないっ」という
最終回を迎えることが結構ある。
でもそんな所まで真似しなくても…
しかも匂わせる程度ではなく、はっきりと解決してないもん


まあとにかく「テロ」と言う言葉が
日本でも他人事ではなくなってきた現代、見る価値ありのドラマです


ちなみに来年1月17日から公開される「感染列島」が描いているのも
未知のウイルスが広がる様子。
また爆発的に拡大する事をパンデミックと言うそうですが
なんだか2009年流行りそうな言葉ですね。

良いも悪いも結局我が身に返ってくる

すご～く有名な作品が故に見るのが遅くなってしまった
先日（と言っても私の誕生日だから1ヶ月近く前）
WOWOWで放送していたので、見ましたよ～

危険な情事　


ひょえ～
情事という言葉から甘美な意味で
危険という言葉を使っているのかと思いきや
デンジャラスつまり「危ない」の意味だったんですね
恐ろしかった～。
ちなみに原題はFatal Attraction。
「死を招くような魅力」って感じです

弁護士のダン（マイケル・ダグラス）は
奥さんと1人娘と幸せに暮らしていました。
「郊外に家を買おうか～」なんて話も出るほど。


けれど、浮気をしてしまった。
アレックス（グレン・クローズ）と。

これが間違いでしたよ。
彼女は現代で言うストーカー。
後を付回すはなんのその、ダンを殺そうとまでします。
もちろん奥さんと、子供も。

ねえ浮気の代償どう償う？




個人的には映画としては満点
でも正直世の男性人は恐ろしくて仕方ないのでは（笑）

浮気するって
結構あほな（）芸能人が肯定している事もあるけど
これだけリスクがあるのよ～って思うよ（笑）


挙句、アレックスはダンの子供を身ごもるんだけど
人生こんなもんでしょ（笑）


あ、（笑）が多いね、ふふ。
自己責任の範疇です。
やりすぎなんて思わないでね、世の男性人！?



87年アカデミー賞6部門ノミネートされた作品です。
最高に怖いです

俺は3回落ちたけど、彩ちゃんは無理無理

テレビを付けたら、偶然これから放送するというので見ました。

普段吹き替えで鑑賞することってあまりないのですが
ジャッキー・チェンの映画は
こちらの方が馴染みがある。

それほど彼はお茶の間に浸透しているのでしょうね。


25メートルの時計台から落下するシーンがあまりにも有名な84年の作品

プロジェクトA　


舞台は20世紀はじめの香港
海上警備隊と陸上警備隊は何かにつけライバル心を燃やし
争いばかり起こしていました。

ドラゴン（ジャッキー・チェン）は海上。
字幕の正確さで語れば、海上警察。

当然彼らばかりで揉めている訳にもいきません。
何故なら海賊が横行しているから。


それを退治する為に、プロジェクトAが発動されます。
ドラゴンたちはわだかまりを捨て
コソ泥フェイ（サモハン・キンポー）も加わって
掃討作戦開始

さて、どんな激しいアクションが繰り広げられるのでしょうか



それにしても、改めて
ジャッキー・チェンのアクションって迫力がありますよね～

時計台のシーンって3回撮影しているんですよね

映画では2回映されていて、
若干の違和感を覚えましたが（笑）
まあ、その高さから落ちたら同じようになる訳がないと言うアピールなのか…

つまり本気で体を張っているのが判ります。

正直、予備知識があったため
まだ？まだ？と
このシーンが登場する事ばかり気になってしまいましたが

だからこのシーンを見たら
心の中で思わず拍手してしまいました。

きっとリアルタイムで劇場ならもっと興奮したでしょう。

うん、やはりアクションは映画館で見るべし

ドーウェル警部シリーズの新作とは

分からない、分からない。
一回見ただけでは謎が解けなかった。それでもすご～く面白い。
フランスの人気監督フランソワ・オゾンの03年作品

スイミングプール　


サラ・モートン（シャーロット・ランプリング）は
創作活動に行き詰っていたイギリスの女流ミステリー作家。

ある日の夏、出版社の社長ジョン・ボスロード（チャールズ・ダンス）の勧めで
南フランスの別荘を訪れます。

そこはとても静かで平和で…
どんどんアイデアが浮かんでくる彼女。
そんな矢先、ジョンの娘ジュリー（リュディヴィーヌ・サニエ）がやってきます。

彼女はサラとは対照的。
日中は裸でプールを泳ぎ、日向ぼっこ。
毎晩のように違う男を家にあげ、酔っ払って騒ぐ。
つまり奔放に過ごしているのです。

最初はイライラしていたサラですが、
次第にジュリーに興味を持ち、彼女をモデルにした作品を書き始めます。


彼女をモデルにすると決まったら、早速行動開始。
ジュリーと一緒に飲んだり、食事したり、話を聞いたり…
今までの行動が嘘の様に仲良くし始めるのです。

ジュリーはジュリーで見られている事を知っていて行動している。
実際、自分がモデルになっている作品を書いている事も知っている。


そんな中、一人の男が殺されます。
誰が殺したのか？また何故
一筋縄ではいかないサスペンス・ミステリーです。



「分からない」と最初に書いたのは答えが一つではない気がするからです。
もしかして正解があるのかもしれないけど
よしおかなりの解釈で書くと…

この殺人事件こそ、サラの創った物語である
鍵はサラがイギリスに帰ってきてからジョンに言う台詞

テリーの母親にドーウェル警部の新作が出るって伝えて



テリーと言うのは最初の方でサラが出会った新人の作家。
彼の母親はサラのドーウェル警部のミステリーシリーズのファンで
新作を楽しみにしていると話していたのです。


あ、作品を見ていない方は何が何やら
って感じでしょうから順を追って説明しますね。


100分の内1時間位淡々とサラの生活を描いているから
見ている時忘れていたんだけどこれはミステリー。
（それ位人間の描き方が面白かったという意味）
大テーマは男の殺人事件。


殺されたのは、フランスの家の近所のレストランで働くウエイター。
この男を誰が殺したのか？という事が問題な訳です。


実際、殺したのはジュリーでその始末をサラが手伝うんですね。
なら共犯者。
けれどもサラは普通に戻ってきてジョンと会い
別の出版社から新作を出すと言うのです。
しかもサラが出版社を後にする時、
今まで出てきたジュリーと別のジュリーが登場するのです。


ね？疑問だらけですよね


つまりよしおかが思うに、殺人も物語上で起きたものだったと。


最初に登場したジュリーはサラの願望なども反映された人物。
殺した男はつまりはジョンの事。
サラはジョンの愛人だったから、ジュリーに殺させたのです。

そしてジョンはこの物語の中で自分を良く書いていない訳だから
出版することを反対するのも辻褄が合う。
サラが逮捕されないのもおかしくない。


如何でしょう？
あくまでよしおかなりの解釈ですが、
見た方や正解を知っている（ある場合や通説）方は是非書き込んでくださいね


ちなみにこれでかなりフランソワ監督好きになったので
別なものも見てみます。楽しみ～