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11日 指揮:アルベルト・ゼッダ ・オペラ・タンクレーディ ・アメナイーデ、高橋 薫子

2010-06-12 | ロッシーニ オペラ
オペラ『タンクレーディ』               4F・2-9・5,000円・安い
全2幕 ロッシーニ作曲
2010年6月11日(金) 18:30開演ー21時25分(20分休憩)
    13日(日) 15:00開演   東京文化会館

 初見でしたが、題名役にそれ程、アリアを歌わせない?・・ロッシーニさんが
その分、アメナイーデの活躍・歌唱、アリアの聴かせどころが多い感じが・・それだけに歌唱力が試されると想いましたが・・ アメナイーデ…高橋 薫子の調子が良いと感じました

 アジリタ、コロラツーラ・レシタティヴォは「詠唱」とも訳され、台詞を語るように歌う?場面です・・・男声、女声は・・レシタティヴォは良かったのでは

 タンクレーディ…マリアンナ・ピッツォラート・・・抑え気味な声量、歌唱でしょうか、抑制された、演技がタンクレーディ像なのかな?・・

指揮:アルベルト・ゼッダ・・・序曲から快活感、弦が弾けてますね・・指揮者の想いとオケ、歌手へのズレを感じさせたかも・・・大木氏 批評大木氏棟梁 批評   

指揮:アルベルト・ゼッダ   演出:松本 重孝
出演  中井 亮一    彭  康亮
    鳥木 弥生   松浦  麗
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初演 1813年 2月 6日、フェニーチェ座(ヴェネツィア)
設定 1005年、シチリア島のシラクサにある王宮
登場人物
タンクレーディ…マリアンナ・ピッツォラート

シラクサの前王の息子。現在はサラセンの将軍(A)
  アルジーリオ…現在のシラクサ王(T)
アメナイーデ…高橋 薫子
  タンクレーディを慕うアルジーリオの娘(S)
イザウラ…アメナイーデの友人(MS)
オルバッツァーノ…シラクサの敵(Br)
ロッジェーロ…タンクレーディの友人(MS)
ソラシール…サラセンの大将
あらすじ
 (序曲)
第1幕
第1場 アルジーりオの王官
王、アルジーリオはサラセンの脅威から国を守るため、かつての敵オルバッツァーノと手を組むことを公表し、娘のアメナイーデを彼のもとに嫁がせることに決める。しかし、アメナイーデが愛しているのは、前王の息子タンクレーディだった。アメナイーデは、王に挙式を一日延ばしてくれるよう懇願し、タンクレーディに宛てた手紙を友人のイザウラに託す。

第2場 王宮の庭
王宮の庭では、久しぶりに故郷に戻ったタンクレーディが、恋人との再会を夢見ている。
そこに、アメナイーデを伴って王がやって来る。タンクレーディは、物陰に隠れて様子をうかがう。
父王は、もしタンクレーディがこの国に戻ったら、すぐに殺すつもりだし、アメナイーデも、今日中に結婚せねば同じく死罪だと告げて立ち去る。悲しみに沈むアメナイーデの前にタンクレーディが現れ、鷲いた彼女は恋人に一緒に逃亡することを迫る。

第3場 婚礼の行われるシラクサの広場
シラクサの広場には、結婚の準備が整っている。タンクレーディの友人ロッジェーロは、アメナイーデの婚礼のことを聞き、タンクレーディが裏切られたと思い込む。
タンクレーディは、身分を隠してサラセン戦争の義勇軍に応募し、受け入れられる。
アメナイーデが政略結婚を拒み、王の怒りをかったところに、オルバッツァーノが現れ、彼女が書いた手紙が、サラセンの陣に届けられようとしていたことを暴露する。宛名のない手紙には、この国を治めに帰ってきて欲しい、といった内容が綴られており、アメナイーデはサラセンに祖国を売ったとされて、牢につながれてしまう。これを知ったタンクレーディも、彼女の心はサラセン王にあったのか、と誤解してしまう。
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合唱HP  藤原歌劇団合唱部  
管弦楽 読売日本交響楽団
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タンクレーディ(Tancredi)は、イタリア語圏の男性名、姓。
 フランス語圏ではタンクレード(Tancred or Tankred)と呼ばれる。ゲルマン語由来の名で、「thank-」(考えられた)と「-rad」(助言する)からなり、「よく考えられた助言」の意味。中世盛期にはノルマン人の間で広く名づけられ、特にイタリアに渡ったオートヴィル家の男児には多くのタンクレード(タンクレーディ)がいる。

10日 樫本大進・川本嘉子・趙静・小菅 優・ブラームス ピアノ四重奏曲 全3曲

2010-06-12 | 水戸室内 ・サイトウキネン
10(木)19:00 主催 紀尾井の室内楽 vol.24   2F・BL2-14・5,000円・安い    
 濃厚な演奏でした三曲で19時5分ー21時40分(15分休憩)と長く壮大な曲が
演奏は技量高い・・4名の奏者は水戸管弦楽団・サイトウキネンで共演もありますね

三曲とも初見でしたが、何れも3,4楽章で音楽への追い込み、集中力が凄いですね・・
 樫本大進・川本嘉子・趙静・・・弦と小菅 優・ピアノとの対話、丁々発止の演奏が
ブラームスのピアノ四重奏曲・・曲想は全体を通じ重たい感じが、闇美な響きが・・内省を感じさせますが、

 <1番「ジプシー風ロンド」。その名の通りハンガリー(ジプシー)を思わせる情熱的な第1主題と、堂々とした>・・
 小刻みなリズム感にピアノ小菅の指の動きが早い、早い・・
旋律を引継ぐ、弦3者の掛け合いの見事さが・・躍動感が・・
 3番の3楽章かな・・三重奏が奏でる音色が、美しい

 今後4者の音楽観、芸術感が5年後10年後と・・・どの様に成長、発展して行くのか楽しみですね・・・

ブラームス ピアノ四重奏曲 全3曲
■樫本大進(Vn),川本嘉子(Va),趙静(Vc),小菅 優(Pf)

●ブラームス
:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25,1861
第一楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・ハ短調
第二楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポートリオ・アニマート・ハ短調
第三楽章 アンダン・コン・モート・変ホ長調
第四楽章 ジプシー風のロンド・プレスト・ト短調     
 第3楽章 Andante con moto
緩やかなテンポで牧歌的なメロディーを奏でる所から始まり、中間部では行進曲調で盛り上がる。その後最初のメロディーに戻って静かに終わる。
第4楽章 Rondo alla Zingarese
「ジプシー風ロンド」。その名の通りハンガリー(ジプシー)を思わせる情熱的な第1主題と、堂々とした第2主題によるロンド。最後は第1主題によって熱狂的に締めくくられる
この曲は1861年に完成されているが、ブラームスの遺した資料などから着手は1855年ごろとされている。デトモルトの宮廷楽団で合唱指揮者として活動するなど合唱曲にその興味が向いていた時期があったために、しばらく放置していた時期もあったようである。
同時期に作曲を開始したピアノ協奏曲第1番などと同様に、初期作品特有の激情的な面に加え、第1楽章のモチーフ展開や独創的な楽章配置など、構造的な面でも意欲的な面を盛り込んでいる。
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 ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60「ウェルテル四重奏曲・1875
第一楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・ハ短調 
第二楽章 スケルツォ アレグロ・ハ短調
第三楽章 アンダン・ホ長調     
第四楽章 終曲 アレグロ・コーモド・ハ短調 
・・・・・・・・・・・・休憩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.2・1862
第一楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・イ長調 
第二楽章 ポーコ・アダージョ・ホ長調
第三楽章 スケルツォ ポーコ・アレグロートリオ・イ長調 
第四楽章 終曲 アレグロ・イ長調



 紀尾井 の歴史
NHKが 何時か放映が

モーツァルトで下水処理促進=振動が微生物を活性化―ドイツ(時事通信) - goo ニュース

8日 梅雨入り まじか 花 写真

2010-06-08 | ご近所 ・花 ・旅 写真

花言葉は
「移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」 










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1日 影のない女 【皇后】エミリー・マギー【乳母】ジェーン・ヘンシェル  新国立

2010-06-05 | 新国立オペラ・・
                    5公演の5回目4F2-16・7,350円・安い

 初見でしたが、音楽自体が楽しめますね、フルオケから奏でる音楽の壮大さと、弦の響きの美しさが、歌手陣も総じて千秋楽で、疲れも残っていたと想いますが・・
1幕から氣が出ていた・・全開歌唱では・・歌詞は・・光があるから影が・・自分に付きまとう かげ・・其れが無い・・かげを えるために 人間界へ・・その影とは、心の闇を反映した・・
 皇后・エミリー・マギー  乳母・ジェーン・ヘンシェル・・存在感が高いですね
バラク・ラルフ・ルーカス、バラクの妻・ステファニー・フリーデ・・の歌唱も素晴らしい・・
<赤い鷹が飛来し、皇后が影を得なければ3日のうちに皇帝は石になるだろうと告げる>
 この歌詞が暗示的な・・大隅さんが鷹・歌声が小ホールで聴いてますが、今回、4階天井桟敷からでも、良く聴こえたし、終始皇帝の道案内で動き回って、赤の衣裳が引き立ってました、動き、歌唱も良かったのでは・・

新国立 影のない女  [New Production]
Richard Strauss:Die Frau ohne Schatten
リヒャルト・シュトラウス/全3幕  【ドイツ語上演/字幕付】
【指 揮】エーリッヒ・ヴェヒター
【演出・美術・衣裳・照明】ドニ・クリエフ
【企 画】若杉 弘東条氏 批評
【芸術監督代行】尾高忠明  【主 催】新国立劇場
キャスト
【皇帝】ミヒャエル・バーバ 【鷹の声】大隅智佳子大隅さん ブログ【皇后】エミリー・マギー  【乳母】ジェーン・ヘンシェル
【霊界の使者】平野 和 【宮殿の門衛】平井香織
【バラク】ラルフ・ルーカス  【バラクの妻】ステファニー・フリーデ
【合 唱】新国立劇場合唱団  【管弦楽】東京交響楽団


第4場 鷹狩りの小屋
皇后は、影を得るためにバラクの家庭を悪用していることを苦しむ。夢で洞窟の中の皇帝が見え、鷹は皇后に影がないので皇帝は石になると告げる。皇后は皆を苦しめるくらいなら自分が石になりたいと絶叫する。
第5場 染物屋の家
昼間なのに暗くなった家の中に不気味な雰囲気が漂っている。女房はバラクに不実を働いたと嘘の告白をし、子供を諦めて影を売ると言う。彼女を照らしても影が無くなっている。乳母は皇后に急いで影を奪うよう囁くが、影に血が付いているので皇后は奪うのを躊躇する。バラクの手に短剣が現われて、女房が後悔にさいなまれて胸を差し出すと、地面が割れて二人は地底に呑み込まれる。



第3場 魔界の法廷
皇后は他人を不幸にしてまで影を手に入れることはできなかったと訴える。生命の水が湧き出し、その水を飲めば影を得られると告げられるが、皇后はバラク夫婦のために水を飲まない。奥のカーテンが開くと石に変わった皇帝が現れる。皇后は皇帝の後を追って死のうとする。皇后が再び生命の水を拒否すると、突然全ては赦されて皇后に影が生まれ、皇帝も元の姿に還る。二人が抱き合うと辺りは美しい風景へと一変する。滝の両側に現れたバラクとその妻は魔法の橋を渡って再会を果たす。どこからともなく、これから生まれる子どもたちの歌声が響いて来る。2組の夫婦は愛に溢れて抱き合い、子どもたちの歌声がさらに響く。

演奏時間  カット無しで3時間20分(各幕70分、70分、60分)
初演と評価
初演は1919年10月10日、ウィーン国立歌劇場で、フランツ・シャルクの指揮により上演された。主要配役は皇帝:アールガルト・エストヴィック、皇后:マリア・イェリッツァ、バラック:リヒャルト・マイヤー、バラックの妻:ロッテ・レーマンと当時望みえる最高水準であったという。第一次世界大戦後、初の大歌劇初演として大いに期待され、実際の上演も成功であった。ウィーン初演後、わずか2週間後にドレスデン国立歌劇場などでも初演された。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 皇后が目覚め、皇帝と出会った時に動物に変身するためのお守りを無くしたことを嘆く。赤い鷹が飛来し、皇后が影を得なければ3日のうちに皇帝は石になるだろうと告げる
 オペラの構想はシュトラウスとホーフマンスタールの間で話されており、モーツァルトの歌劇《魔笛》を意識したといわれる。物語は魔法の世界を舞台とするが、霊界、人間界、地下の暗闇をめまぐるしく行き来する。音楽としては、フルオーケストラの大音響から、室内楽的で透明感あるアンサンブルまで幅広く、シュトラウスの多様な表現技法を駆使している。
筋書き
作曲の経緯
『エレクトラ』、『町人貴族』、『ナクソス島のアリアドネ』、『ばらの騎士』と続いたシュトラウスとホーフマンスタールの協力になる作品である。作曲期間は1914年から1917年にかけて行われた。当初ホーフマンスタールは喜劇的人物を何人か入れようとしたが、シュトラウスが反対したという。
楽器編成
フルート4 オーボエ3 クラリネット5 ファゴット4 ホルン8 トランペット6 トロンボーン4
チューバ ティンパニ2 打楽器奏者4 チェレスタ2 ハープ2
弦五部(第1・第2ヴァイオリン各16、ヴィオラ12、チェロ12、コントラバス8)
 舞台裏にフルート2、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン、トランペット6、トロンボーン6、ウィンドマシーン、サンダーマシーン、オルガン、タムタム4

『影のない女』は、その台本の持つ難解さや寓意が理解されにくいこと、また、長大な作品で上演も困難であることから、『サロメ』、『エレクトラ』、『ばらの騎士』、『ナクソス島のアリアドネ』などに比べて格落ちすると思われてきたが、近年はシュトラウスの最高傑作と語る人も出るほどであり、少なくとも前記の4作品に並ぶ作品と考えて差し支えない。
 日本における初演は1984年5月4日、東京においてハンブルク国立歌劇場の客演による。指揮はクリストフ・フォン・ドホナーニであった。また、1992年には名古屋と東京にてヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、市川猿之助演出によるオリエンタルな舞台が著名である


 光が射す ところ 影が 生じ 影があるところ 生を 感じさせ

棟梁 批評