日頃の何氣ない風景 ・音楽鑑賞・株投資、感じた事を

音楽鑑賞の感想雑文と、相場から経済情勢を
御礼
7年間 総閲覧数2,907,866  

1日 ファビオ・ルイジ指揮 ベートーヴェン 皇帝・交響曲第5番 ・ウィーン交響楽団 

2010-06-01 | 外来指揮者・ウィーンフィル・交響楽団
6月1日(火)  開演 19:00 サントリーホール        LA・5-4・6,000円・安い

 初台から駆けつけ20分前に到着・・良い演奏、音楽は疲れを感じさせない・・
河村尚子・・初めて聴きました、特に2楽章の、一音一音の粒が美しい・・ルイジ・オケのサポートが室内楽協奏曲で弦の響き、木管の歌と実に良い・・ブラ1の時にも感じたのですが、木管の音の同質性を重んじていて、音色の統一感が素晴らしいと感じましたが・・

 5番はホルンの歌、ティンパニの殴打・・木管から弦奏への合奏と・・目で追う楽器の受渡し、音色を楽しみました・・2曲とも積極的に聴く曲ではないのですが・・楽しめました

ファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団 
曲目 ベートーヴェン
:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」
   河村尚子(Pf)ヤマハから
:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」

 アンコール
リヒャルト・シュトラウス
:孤独な泉のそばで・・・・河村尚子・笑顔が素敵、性格が良さそう、
聴いていて内田光子氏の若かった頃の演奏は・・・想像してましたが ・・
 
J.シュトラウスⅡ :ワルツ『ウィーン気質』op.354
J.シュトラウスⅡ:ポルカ・シュネル『雷鳴と稲妻』op.324
J.シュトラウスⅡ&ヨーゼフ・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ・・お疲れのところ初日と同じ曲でしたが・・ウィンナーコーヒーでも如何と云われ・・くつろいだ心持に

<ウィンナー(ヴィーナー)」とは「ウィーン風の」という意味で、ウィンナーソーセージが付いてきたり、中に入っていたりするコーヒーのことではない。>
<日本では、濃く淹れたコーヒーにホイップクリームを浮かべたもの、またはカップに入れたホイップクリームに熱いコーヒーを注いだものを一般的に「ウィンナー・コーヒー」と称する。アメリカ・イギリスでは、エスプレッソにホイップクリームを載せたエスプレッソ・コン・パンナ(Espresso con panna, イタリア語でクリームを添えたエスプレッソの意)というものが、同じくウィーン風コーヒーという意味であるカフェ・ヴィエンヌ (Café Vienne) またはカフェ・ヴィエノワ (Café Viennois) と呼ばれることがある。
ウィーンには「ウィンナー・コーヒー」という名称のコーヒーは存在しない。>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73(ぴあのきょうそうきょくだい5ばんへんほちょうちょう)は、1809年に完成した3楽章から成る協奏曲である。『皇帝』(こうてい)の別名で知られる。
作品番号:73
演奏時間:約40分
作曲時期:1808年に作曲に着手、1809年に完成
 初演:1811年11月28日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにて。ピアノ独奏、ヨハン・フリードリヒ・シュナイダー(後の聖トーマス教会オルガニスト)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による。
構成
急・緩・急の3楽章。第2楽章と第3楽章は続けて演奏され、ベートーヴェンのピアノ協奏曲では演奏時間・編成ともに最大の規模を誇る。
第1楽章
Allegro 変ホ長調 4分の4拍子 独奏協奏曲式ソナタ形式
 慣例に反して、いきなりピアノの独奏で始まるが、提示部は伝統的な独奏協奏曲の様式に従い、まずオーケストラで提示してからピアノが加わる。第2主題は最初短調で示されてから本来の長調に移行するが、第1提示部(オーケストラ提示部)では同主短調の変ホ短調で示されてから本来の変ホ長調へ、第2提示部(独奏提示部)では遠隔調のロ短調で示されてから本来の属調(変ロ長調)へ移行する。コーダに入る所ではベートーヴェン自身により、カデンツァは不要である旨の指示がある。
第1楽章第1主題
第2楽章
Adagio un poco mosso ロ長調 4分の4拍子 変奏曲形式(ヘンレ版では2分の2拍子)
 穏やかな旋律が広がる。全体は3部からなっており、第3部は第1部の変奏である。第2部を第1部の変奏と解釈すれば第2部が第1変奏、第3部が第2変奏の変奏曲形式であり、そう解釈しなければ第2部を中間部とした複合三部形式である。楽章の最後で次の楽章の主題を変ホ長調で予告し、そのまま続けて終楽章になだれ込む。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
作曲の経緯
第5交響曲の作曲に着手した頃のベートーヴェン
第1楽章の自筆譜交響曲第3番「英雄」の完成直後の1804年頃にスケッチが開始されたが、まず先に交響曲第4番の完成が優先され、第5番はより念入りにあたためられることになった。そのほか、歌劇「フィデリオ」、ピアノソナタ第23番「熱情」、ラズモフスキー弦楽四重奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲第4番などをこの間に作曲した後、1807年から1808年にかけて、交響曲第6番と並行して作曲された。ロマン派的な標題音楽の先駆けとも言われる第6番とは対照的に、交響曲第5番では極限まで絶対音楽の可能性が追求された。この2つの交響曲はロブコヴィッツとラズモフスキー卿に献呈された。楽譜の初版はブライトコプフ・ウント・ヘルテル社より出版。
東条 氏批評