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7日 指揮:ハーディング  ・新日本フィル  ・ラ・ヴァルス・ベルリオーズ作曲 幻想交響曲

2009-03-08 | ・ハーディング・ヤンソンス・内田光子
7日            トリフォニー6-20・5,500円・安い

 牧神の午後への前奏曲、白ワインの透明感と湖面に一滴ワインをたらし、その紋様がドンドン拡がり・・消え行き・・あらたな・・紋様が・・フルートが巧いですね白尾さん
 ラ・ヴァルス・・・赤ワインの色合いかな、渋み、苦味、に甘味をブレンドした感じが。音楽創造に求心力、推進力を感じさせた・・新日フィル・・グーグーグですね

 幻想が、マズ驚き、豪華な2楽章でハープがハーディングの左右に2台ずつ配し演奏を・・以前、ヤンソンス指揮の幻想は左右1台を配しその時も驚きがあったのですが・・・2楽章がラ・ヴァルス・・ワルツとの対比感も感じられ面白い、標題音楽田園・ベートーヴェンとの繋がりも感じさせた3楽章かな・・弱音が綺麗、美しい・・4,5楽章へと怒涛の求心力、音楽の推進力を発揮ですね・・奏者では、オーボエ、フルート、クラリネット、ファゴット、ティンパニと巧いですね・・
 今回は、弦の響きは、重たい感じで、オケ固有の透明感は消えていたような・・

 ダニエル・ハーディング~グ~グ~グ~・・次はサントリー公演が楽しみです、チケット少々あるようですね・・是非聴いてください・11日の曲目、R.シュトラウス作曲 交響詩『死と変容』 op.24 、ベートーヴェン作曲 交響曲第3番変ホ長調『英雄』 op.55
指揮:ダニエル・ハーディング

ドビュッシー作曲 牧神の午後への前奏曲ドビュッシー
    ラヴェル作曲 ラ・ヴァルスラ・ヴァルス
    ベルリオーズ作曲 幻想交響曲 op.14幻想
指揮:ダニエル・ハーディング  新日本フィル

 フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1892年から1894年にかけて作曲した管弦楽作品であり、彼の出世作である。
 この曲はドビュッシーが敬慕していた詩人 マラルメ の『牧神の午後』(『半獣神の午後』)に感銘を受けて書かれた作品である。フランスの作曲家・指揮者ブーレーズは「『牧神』のフルートで音楽の息遣いが変わった」と述べており、近代の作品で非常に重要な位置を占める。曲の終盤でアンティークシンバルが効果的に使用されている。
 初演は1894年12月22日、パリにてギュスターヴ・ドレ指揮により行われた。革新的な語法を持ちながらも穏やかな性格を持つこの曲は初演から好評で迎えられ、2度のアンコールに応えたという。

 管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』(La Valse, Poème choréographique pour orchestre)は、モーリス・ラヴェルの作曲した管弦楽曲である。作曲者自身によるピアノ2台用やピアノ独奏用の編曲も存在する。
 ラヴェルの親友ミシア・セールに献呈されている。1920年12月12日にパリで初演されたが、当初意図していた舞踊音楽としての初演は、1929年5月23日にイダ・ルービンシュタインによるオペラ座での上演を待たざるを得なかった。このときの振付師はブロニスラヴァ・ニジンスカヤであった。
 「ラ・ヴァルス」とは、フランス語でワルツのことである。オーケストラのためにワルツを作曲するという発想は、すでに「高雅で感傷的なワルツ」によって実現されていたものの、これは「ラ・ヴァルス」と違って元来(シューベルトに倣った連作ワルツの体裁で)ピアノ曲として完成されたものを、後に管絃楽曲として編曲し、さらにバレエ音楽「アデライードまたは花言葉」として転用されたという経過を辿っている。
 ラヴェルは初版に、おそらく交響詩「ウィーン」の着想の頃に遡る、次のような標題を寄せている。
 渦巻く雲の中から、ワルツを踊る男女がかすかに浮かび上がって来よう。雲が次第に晴れ上がる。と、A部において、渦巻く群集で埋め尽くされたダンス会場が現れ、その光景が少しずつ描かれていく。B部のフォルティッシモでシャンデリアの光がさんざめく。1855年ごろのオーストリア宮廷が舞台である。
この文章が示唆するように、曲はまず低弦のトレモロによる混沌とした雰囲気に始まり、徐々にワルツのリズムとメロディが顔を出す。一旦賑やかにワルツとしての形を整えた後、ゆったりとした新たな主題が出て、いかにもワルツらしい雰囲気を積み重ねていく。

幻想・・病的な感受性と激しい想像力に富んだ若い音楽家が、恋の悩みによる絶望の発作からアヘンによる服毒自殺を図る。麻酔薬の量は、死に至らしめるには足りず、彼は重苦しい眠りの中で一連の奇怪な幻想を見、その中で感覚、感情、記憶が、彼の病んだ脳の中に観念となって、そして音楽的な映像となって現われる。愛する人その人が、一つの旋律となって、そしてあたかも固定観念のように現われ、そこかしこに見出され、聞えてくる。[2]
  第1楽章「夢、情熱」 (Rêveries, Passions)
彼はまず、あの魂の病、あの情熱の熱病、あの憂鬱、あの喜びをわけもなく感じ、そして、彼が愛する彼女を見る。そして彼女が突然彼に呼び起こす火山のような愛情、胸を締めつけるような熱狂、発作的な嫉妬、優しい愛の回帰、厳かな慰み。[3]形式的には伝統的なソナタ形式をとっている。ハ短調→ハ長調
 第2楽章「舞踏会」 (Un bal)
とある舞踏会の華やかなざわめきの中で、彼は再び愛する人に巡り会う。[4]
「固定観念」の旋律が随所に現れ、最後はテンポの速い流麗なメロディーと共に華やかに終わる。交響曲ではじめて「ワルツ」を用いた楽章であり、複数のハープが華やかな色彩を添える。イ長調
第3楽章「野の風景」 (Scène aux champs)
ある夏の夕べ、田園地帯で、彼は2人の羊飼いが「ランツ・デ・ヴァッシュ」(Ranz des vaches)を吹き交わしているのを聞く。牧歌の二重奏、その場の情景、風にやさしくそよぐ木々の軽やかなざわめき、少し前から彼に希望を抱かせてくれているいくつかの理由[主題]がすべて合わさり、彼の心に不慣れな平安をもたらし、彼の考えに明るくのどかな色合いを加える。しかし、彼女が再び現われ、彼の心は締めつけられ、辛い予感が彼を突き動かす。もしも、彼女に捨てられたら…… 1人の羊飼いがまた素朴な旋律を吹く。もう1人は、もはや答えない。日が沈む…… 遠くの雷鳴…… 孤独…… 静寂……[5]
羊飼いの吹く Ranz des vaches はアルプス地方の牧歌。コーラングレと舞台裏のオーボエによって演奏される。ヘ長調
第4楽章「断頭台への行進」 (Marche au supplice)
彼は夢の中で愛していた彼女を殺し、死刑を宣告され、断頭台へ引かれていく。行列は行進曲にあわせて前進し、その行進曲は時に暗く荒々しく、時に華やかに厳かになる。その中で鈍く重い足音に切れ目なく続くより騒々しい轟音。ついに、固定観念が再び一瞬現われるが、それはあたかも最後の愛の思いのように死の一撃によって遮られる。[6]
1845年版のプログラムでは、ここでアヘンを飲んで夢を見ることになっている。ト短調
第5楽章「サバトの夜の夢」 (Songe d'une nuit du Sabbat)
彼はサバト(魔女の饗宴)に自分を見出す。彼の周りには亡霊、魔法使い、あらゆる種類の化け物からなるぞっとするような一団が、彼の葬儀のために集まっている。奇怪な音、うめき声、ケタケタ笑う声、遠くの叫び声に他の叫びが応えるようだ。愛する旋律が再び現われる。しかしそれはかつての気品とつつしみを失っている。もはや醜悪で、野卑で、グロテスクな舞踏の旋律に過ぎない。彼女がサバトにやってきたのだ…… 彼女の到着にあがる歓喜のわめき声…… 彼女が悪魔の大饗宴に加わる…… 弔鐘、滑稽な怒りの日のパロディ。サバトのロンド。サバトのロンドと怒りの日がいっしょくたに。[7]
「ワルプルギスの夜の夢」と訳される事もある。グレゴリオ聖歌『怒りの日』(Dies Irae)が主題に用いられ、全管弦楽の咆哮のうちに圧倒的なクライマックスを築いて曲が閉じられる。また曲の終結部近くでは弓の木部で弦を叩くコル・レーニョ奏法まで用いられている(高価な弓を使う奏者はそれを嫌い、スペアの安い弓をこの演奏で使うこともある)。ハ長調→ハ短調→ハ長調
演奏時間
約55分(第一楽章と第四楽章のすべての繰り返しを含む、繰り返し無しでは約50分)。

 余韻を楽しみ・・・

新日本フィル HP
ハーディングHP 
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