涅槃寂静・ねはんじゃくじょう
しぼまぬ花の無きがごとく
衰えざる 満足がある筈もない。
昨日の喜びは今日は色褪せ 今日の情熱も明日は冷めよう。
まことに快感は一瞬にして 風のごとく過ぎさり行く。
今、西天に陽は傾き 一人荒涼たる失楽の園に立ちて
ありし日の歓喜を追えば いとど身に迫る寂寥の影
面を伏せて大地を見て その寂しさを直視せん。
面を上げて蒼弓の果てに 恒久の実在を探さん。
その虚無の中に ゆるがざる安心のあらんや。
衰えざる喜びのあらんや。
無し!我は知る 無し、と。
すべては変わらざるを得ず 衰えざるもになし。
我ら、快の続くを望み 不快の去り行くを願う
されどその二者は共に空し 万象は変わらざるを得ぬが故に。
淋しいといえば淋しい。虚しといえば虚しい。
だが、その淋しさと虚しさから 目をそらすことなく
じっと直視していると
静かな諦めの心境が 少しづつ少しづつ広がってくる。
しっとりした平和な思いが 次第に心を占めてくる。
光明が明けの明星となって現わてくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間生まれたからには、留まる事無し、
自然界は絶えず、変化し・・心も変わり・・
過去を振り返り・・淋しさと 虚しさが・・今が
諦め・・あるがままに・・観る・・そこに真理があり・・おだやかな心が
しぼまぬ花の無きがごとく
衰えざる 満足がある筈もない。
昨日の喜びは今日は色褪せ 今日の情熱も明日は冷めよう。
まことに快感は一瞬にして 風のごとく過ぎさり行く。
今、西天に陽は傾き 一人荒涼たる失楽の園に立ちて
ありし日の歓喜を追えば いとど身に迫る寂寥の影
面を伏せて大地を見て その寂しさを直視せん。
面を上げて蒼弓の果てに 恒久の実在を探さん。
その虚無の中に ゆるがざる安心のあらんや。
衰えざる喜びのあらんや。
無し!我は知る 無し、と。
すべては変わらざるを得ず 衰えざるもになし。
我ら、快の続くを望み 不快の去り行くを願う
されどその二者は共に空し 万象は変わらざるを得ぬが故に。
淋しいといえば淋しい。虚しといえば虚しい。
だが、その淋しさと虚しさから 目をそらすことなく
じっと直視していると
静かな諦めの心境が 少しづつ少しづつ広がってくる。
しっとりした平和な思いが 次第に心を占めてくる。
光明が明けの明星となって現わてくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間生まれたからには、留まる事無し、
自然界は絶えず、変化し・・心も変わり・・
過去を振り返り・・淋しさと 虚しさが・・今が
諦め・・あるがままに・・観る・・そこに真理があり・・おだやかな心が