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国内オペラ フィレンツェの悲劇 『ジャンニ・スキッキ』トリスタンとイゾルデ 「椿姫」「

2005-08-17 | 国内オペラ・演奏会
2005年7月30日 『フィレンツェの悲劇 『ジャンニ・スキッキ』
○悲劇&喜劇
ツェムリンスキー『フィレンツェの悲劇』 字幕付原語(ドイツ語)上演
プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』
字幕付原語(イタリア語)上演     公演監督: 栗林義信
指揮: クリスティアン・アルミンク ◎
演出: カロリーネ・グルーバー   ◎
照明: 大島祐夫  演出助手: 三浦安浩  舞台監督: 大仁田雅彦
公演日: 2005年7月30(土)15:00 4F4-17 5千円 超安い
          31(日)14:00 4F4-12 5千円 超安い

管弦楽: 新日本フィルハーモニー交響楽団 ◎
舞台美術: ヘルマン・フォイヒター   衣裳: ヘンリケ・ブロンバー
主催: 二期会オペラ振興会

美貌の妻の浮気疑惑に追い詰められる夫。嫉妬・殺人・そして大どんでん返し。
歌劇『フィレンツェの悲劇』(全1幕・上演時間:約1時間)
オスカー・ワイルドの戯曲を台本にしたツェムリンスキーの代表作。1917年初演。

息を呑む三角関係。貴族の跡取りグイード公と美貌の妻ビアンカとの浮気疑惑。じりじりと追い詰められる心理戦の果て、決闘を申し込むシモーネ。恋人に夫を殺すようけしかける妻。しかしグイードはシモーネに絞め殺されてしまう。その時、夫を見つめて妻は囁く・・。

ビアンカ:あなたはなぜそんなに強いと言ってくださらなかったの。
シモーネ:君はなぜそんなに美しいと教えてくれなかったんだ。

激しく抱擁し口づけする二人・・・
魂を魅了する耽美な音楽と倒錯的な結末が印象的なツェムリンスキーの大傑作。

オペラ発祥の地・花の都フィレンツェに渦巻く欲と金。プッチーニ唯一の痛快な喜劇。
歌劇『ジャンニ・スキッキ』(全1幕・上演時間:約1時間)
ダンテの神曲 地獄編 第30歌を原作に1918年に初演された。
フィレンツェの大富豪が亡くなり、その遺産を目当てに欲の皮のつっぱった親戚たちが繰り広げるプッチーニ唯一の喜劇。利用したつもりが結局、全員ジャンニ・スキッキの策にはまり、遺産はスキッキのものに。悔しがる人々。そんな騒動を他所に若い恋人たち・リヌッチオとジャンニ・スキッキの娘ラウレッタは恋する幸せに酔いしれる。リヌッチオの歌う「フィレンツェは花咲く樹のように」、ラウレッタの歌う「私のお父さん」など一度聴いたら忘れられない美しい名曲も心に残る。

『フィレンツェの悲劇』と『ジャンニ・スキッキ』は、ツェムリンスキーとプッチーニの傑作で、フィレンツェを舞台にほぼ同時期に初演された悲劇と喜劇。『フィレンツェの悲劇』は、行商から帰った商人シモーネが、留守中に妻のビアンカが浮気をしていたことを知り、さらにはその相手がフィレンツェ王子グイード・バルディであることを知り、心理的葛藤の末にグイードを殺してしまうという迫力の一幕物。オペラ上演は日本では初めて。軽妙な喜劇『ジャンニ・スキッキ』との二本立ては、今年もミラノ・スカラ座がアンドレアス・ホモキ演出で上演、かつて多田羅迪夫が契約し出演していたドイツのゲルゼンキルヒェン歌劇場では3月に新制作(ディーター・カエギ演出)があり話題を呼んだ。

(関連記事:http://www.nikikai-opera.or.jp/com_02.html)

●登場人物は3人きりの濃密な世界。オスカー・ワイルドの原作、ツェムリンスキーの渾身の傑作とだけあって、濃厚で激しく官能的な倒錯の世界が繰り広げられる。特にほぼ出ずっぱりのシモーネ役は難役中の難役だが、かつて大野和士指揮の東フィル・オペラコンチェルタンテシリーズでも同役で迫真の新境地を拓いた多田羅迪夫と、ドイツのアルテンブルク・ゲラ劇場で同役をレパートリーとして活躍する小森輝彦が満を持して登場(2003年4月、マティアス・オルダーグ演出)。

(小森輝彦Official web siteはこちら:http://www.teru.de/)

この作品に深みを添えるミステリアスな美貌の妻ビアンカには、艶のある深い声質とともに優美な舞台姿が大きな魅力のメゾソプラノ菅 有実子と『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファで絶賛された本格派ソプラノ林 正子が競演。恋敵となりシモーネと決闘する王子グイードには大野徹也と羽山晃生の魅惑のキャスト。

●指揮のアルミンクは1971年ウィーン生まれの33歳。24歳でヤナーチェク・フィルを指揮してデビュー。最年少で首席指揮者に指名され、同年にザルツブルク音楽祭にもデビュー。2002~2003年シーズンには、スイスのルツェルン歌劇場の音楽監督とルツェルン交響楽団の首席指揮者を兼任するなど、目下絶好調の若き俊英。オスカー・ワイルドにも造詣の深いアルミンクが、昨年9月に音楽監督に就任した新日本フィルハーモニー交響楽団を率いての二期会オペラ・デビューである。

演出のグルーバーは、2005年10月に母国ウィーン国立歌劇場でプッチーニ『妖精ヴィッリ』(指揮:シモーネ・ヤング)も演出する予定
2005年7月30日
フィレンツェの悲劇 初めて聴く/観るオペラで3人の歌手のみで その日の調子がモロニでる・・生の醍醐味が30日は初めて聴く旋律 筋書きが錯綜した 愛/恋
嫉妬 歌手陣 オケ指揮者 一体の共振性 ドラマ性 人間の根底にある 性・サガ 浮気相手へ・・
■キャスト
《フィレンツェの悲劇》    7/30日  7/31日
シモーネ
       (バリトン) 多田羅迪夫◎ 小森輝彦◎
ビアンカ
(メゾ<リリコソプラノ>) 菅有実子◎ 林 正子○

グイード   (テノール) 大野徹也○ 羽山晃生◎

《ジャンニ・スキッキ》             7/・30日・31日
      ジャンニ・スキッキ   (バリトン) 直野 資○ 蓮井求道 ◎
ラウレッタ(ジャンニ・スキッキの娘)(ソプラノ) 斉藤紀子○ 臼木あい ◎

ツィータ(ブォーゾの従妹)  (コントラルト) 三津山和代○ 与田朝子◎
リヌッチオ(ツィータの甥)    (テノール) 大間知覚○ 水船桂太郎◎
ゲラルド(ブォーゾの甥)     (テノール) 猪村浩之 塚田裕之
ネッラ(ゲラルドの妻)      (ソプラノ) 浅野美帆子 品田昭子
ベッド(ブォーゾの義兄)       (バス) 大澤恒夫 筒井修平
シモーネ(ブォーゾの従兄)      (バス) 境信博 大塚博章
マルコ(シモーネの子)       バリトン) 吉川健一 馬場真二
チェスカ(マルコの妻)    (メゾソプラノ) 山本ひで子 池田香織
スピネロッチョ(医者)        (バス) 畠山 茂 鹿野由之
アマンティオ(公証人)      (バリトン) 栗原 剛 村林徹也
ピネッリーノ(靴屋)         (バス) 笹倉直也 山口邦明
グッチョ(染物屋)          (バス) 追分 基 宮本聡之

18日 トリスタンとイゾルデ
       なかのZERO大ホール 2F 6-46 4千円・超安い
 一度だけの公演とは・・勿体無い・・6割位の入りで・・同時間・渋谷で外来オペラも・・2階4千円の席で・・最初から自由席のようで・・即前席へ移動・・皆様ごめんなさい
オケの規模は小さいが オケ力 歌唱力 演出力 全て良し
Ⅰ幕前半は・・最近イタオペを連続で観て・・長大なワーグナーモードに中々切りかえが・・進むに連れ・・中々ヤルジャン・・態勢が前に前に引き込まれる劇性 ロールの歌唱が素晴らしい  新たなワーグナー像を確立した

  [トリスタン] 田代 誠◎   [イゾルデ] 飯田みち代◎
  [マルケ王] 斉木健詞◎   [ブランゲーネ] 小畑朱実◎

青いサカナ団がオペラ芸術の最高峰『トリスタンとイゾルデ』を上演するんです!
これは無謀な挑戦か? それともオペラの新しい時代の幕開けか?>

神田慶一(国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団芸術監督)

「実は"トリスタン"をやろうと思っていまして…」と口にすると、オペラに不馴れな方が相手なら「ああ、そうなの」で済んでしまうものの、オペラに通じていらっしゃる方が相手となると、まず驚いた表情を浮かべ、そして微笑みながら「それは楽しみですね」と言って頂ける。この様なリアクションこそがサカナ団が曲りなりにも16年活動して来た事の証であり、サカナ団という風変わりな団体の本質を表している。
『トリスタン』は物語としては実にシンプルな「許されざる」愛の物語である。メロドラマの典型の如くドロドロと進み、ザワザワと胸をえぐる。決して結ばれてはならない境遇の男女が"秘薬"によって恋に落ち、昼(こちら)の世界を捨て、夜(あちら)の世界だけで生きたいと願う。この作品はワーグナーの代表作であり、様々な要因の故に、滅多に上演される事ない、極めて魅力的で、かつ極めて難しい作品である。日本舞台界を未来を担う2人の若手芸術家、指揮者・神田慶一と演出家・粟國淳のタッグによって、<オペラ>とは決して欧米の伝統を神田慶    粟國 淳      ベニート・レオノーリ
照 明;笠原俊幸 大道具;東宝舞台   舞台監督;斉藤美穂
衣 裳;増田恵美    音 響;関口嘉顕  副指揮;高野秀峰
コレペティトゥール:
 相田久美子/高野眞由美/朴 令鈴
 キャスティング&プレス;池田卓夫
油彩:
 神田慶一/多田麻由美     合唱:青いサカナ合唱団
管弦楽:Orchestre du Poisson Bleu [クルヴェナル] 今尾滋*
 [メーロト]  大槻孝志
[若い水夫/羊飼い] 所谷直生 [舵 手]吉川誠二

指揮:神田慶一     演出:粟國淳

主催:国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団


2005年8月27日28日 アドリアーナ・ルクブルール
アドリアーナ・ルクブルール」<チレア作曲>2005年8月27日(土)15:00・
5F2-8 4500円、高い  28日(日)15:00 4F3-8 3500円、超安い  東京文化会館

指揮者菊池氏は 初めて聴く・・雄弁・一音、一音の粒に、豊かさ、弾ける旋律美
がそれに共振する歌手人が・・出口 低音域の美しさ 中鉢 張りがありそしてシナヤカナな・・大げさな例えでは・・ホセ・カレーラスとドミンゴを足し二で割る様な声の質感が・・演劇でも脇役が良いと、主役がより一層引たち・・歌唱演技共、日本陣営が上出来なオペラとなる
外人部隊の初日は急遽のロール歌いで共振性が欠けていた、重唱になるとバランスの悪さが・・散見された・・今日の二度目公演では修正されるかも??

指揮者菊池・出口・中鉢 3氏を 今後大マーク・・注目である

指揮/菊池彦典◎  演出/マウロ・ボロニーニ オケ・東京交響楽団◎

ヴェロニカ・ヴィッラロエル アドリアーナ・ルクヴルール 出口正子 ◎
     マルチェッロ・ジョルダーニ   マウリツィオ 中鉢 聡 ◎
       エレーナ・カッシアン◎ ブイヨン公爵夫人 藤川真佐美 ◎
             堀内康雄     ミショネ  牧野正人 ◎
             久保田真澄    ブイヨン公爵 彭 康亮
             持木 弘    シャズイユ僧院長 村上敏明 ◎
             小林厚子 ジュヴノ    佐藤亜希子
             永田直美 ダンジュヴィル 河野めぐみ
            小山陽一郎 ポアソン    所谷直生
             田島達也  キノー 党   党 主税
             納谷善郎   公爵の執事 納谷善郎藤原歌劇団公
2005年8月18日 (木)
近代イタリアの作曲家チレアの傑作。甘い旋律とメロドラマ的な面白さで、世界的に人気のあるオペラです。
今回の藤原歌劇団公演では、実在したパリのコメディー・フランセーズの人気女優アドリアーナ//
またマウリツィオを愛するブイヨン公爵夫人に、スカラ座日本ツアー「リゴレット」のマッダナーレをはじめスカラ座、ローマ歌劇場、バスティーユ、テアトロ・レアル等ヨーロッパの主要歌劇場で活躍している新進メッゾ・ソプラノのエレーナ・カッシアン、コメディー・フランセーズの老舞台監督でアドリアーナに思いを寄せているミショネにヨーロッパの歌劇場で活躍する当団のバリトン、堀内康雄を配しています。

日本人キャストには「ルチア」「椿姫」「リゴレット」など数々のオペラで主演を重ねている出口正子、「ロメオとジュリエット」「椿姫」などの主演で著しい活躍の若手テノール中鉢聡、「アイーダ」のアムネリスや「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナなどで比類なき実力を見せた藤川真佐美、いまや実力派バリトンとしての地位を確立した牧野正人など当団の誇る最高のキャストを得て、満を持しての藤原歌劇団による「アドリアーナ・ルクブルール」の公演です。

指揮には、ヴェローナ野外オペラやミラノ・スカラ座をはじめ、ヨーロッパ各地で活躍している日本の誇る実力者・菊池彦典を迎え、イタリアの名演出家マウロ・ボロニーニ演出のローマ歌劇場のプロダクションを導入し、オーソドックスで華麗なイタリア・オペラ公演を予定しています。
第1幕
コメディー・フランセーズの楽屋

舞台監督のミショネが走り回る本番前の楽屋。女優デュクロのパトロンのブイヨン公爵とシャズイユ僧院長がやってくる。とそこへ、花形女優のアドリアーナが台詞を練習しながら現われる。その姿を見た公爵は彼女を絶賛するが、アドリアーナは謙遜し、<アリア「私は創造の神の卑しい下僕 」>と歌う。そして誰もいなくなったところで、彼女の恋人マウリツィオが現われ<二重唱「甘く優しい微笑」>と歌う。出番が近づき、アドリアーナは舞台へ向かう。
マウリツィオは公爵からの宴の誘いを受け、今夜アドリアーナに逢えぬ旨を小道具にしたため立ち去る。舞台を終えたアドリアーナは、逢えぬと知りショックを受けるが、もしかすれば宴で彼に逢えるかも知れない、という淡い期待を抱き、公爵の宴の招待をうける。

第2幕
セーヌ河岸にある公爵の別荘

ブイヨン公爵夫人もまた、マウリツィオに思いを寄せていた。マウリツィオを待つ公爵夫人はここで<アリア「苦しみの快楽」>を歌う。夫人は、マウリツィオが他の女に想いを寄せていることを感じ嫉妬し、マウリツィオに対し情欲の炎を露にする。そこに公爵が到着するのが見えたので、夫人は別室に隠れる。現われた公爵は、昼にデュクロがマウリツィオに手紙を宛てていたのを知っていたので、彼らが逢引していたと勘違いするが、公爵は“自分もちょうどデュクロに飽きていた所、どうせなら君が面倒見てくれたまえ”と言って、一件落着する。
そこにアドリアーナが現われ、ただの旗手だと思っていたマウリツィオが実はサクソニア伯爵である事を知り驚き、身分違いの恋に身を引くことを決心するが、彼の熱烈な愛に再び彼のもとに戻る。マウリツィオは、アドリアーナに別室に隠れている公爵夫人を逃がすように頼む。公爵夫人とアドリアーナはお互いに顔を隠していたため、はじめはわからなかったのだが、会話の端々でお互いが恋敵である事を知る。

第3幕
ブイヨン公爵の館の豪華なバロック風サロン

公爵夫人は、自分の恋敵は誰かを探りはじめる。宴に現われたアドリアーナの声を聞き彼女であると確信した夫人は、「捨てられたアリアドネ」の独白を所望するが、アドリアーナもあの夜の女性が夫人であると確信し、あてつけに夫を裏切り淫らな恋に燃えるフェードラの一節を激しく朗詠する。

第4幕
アドリアーナの家、三月の夕方

あの一件以来、病に伏しているアドリアーナにミショネや劇場の仲間が見舞い、劇場に復帰するよう励ます。そこに、マウリツィオからの贈り物である小箱が届く。中には、毒ガスが仕込まれており、倒れそうになる。その中味が自分の贈ったスミレであることに気付き<アリア「可哀想な花」>を歌う。そこにマウリツィオが現われ、誤解であることを解き、結婚の約束をするが、体にまわった毒がアドリアーナの命を奪う。
2005年8月27日28日 アドリアーナ・ルクブルール
アドリアーナ・ルクブルール」<チレア作曲>2005年8月27日(土)15:00・
5F2-8 4500円、高い  28日(日)15:00 4F3-8 3500円、超安い  東京文化会館

指揮者菊池氏は 初めて聴く・・雄弁・一音、一音の粒に、豊かさ、弾ける旋律美
がそれに共振する歌手人が・・出口 低音域の美しさ 中鉢 張りがありそしてシナヤカナな・・大げさな例えでは・・ホセ・カレーラスとドミンゴを足し二で割る様な声の質感が・・演劇でも脇役が良いと、主役がより一層引たち・・歌唱演技共、日本陣営が上出来なオペラとなる
外人部隊の初日は急遽のロール歌いで共振性が欠けていた、重唱になるとバランスの悪さが・・散見された・・今日の二度目公演では修正されるかも??

指揮者菊池・出口・中鉢 3氏を 今後大マーク・・注目である

指揮/菊池彦典◎  演出/マウロ・ボロニーニ オケ・東京交響楽団◎2005年6月4日 椿姫
カーセンの演出を観た後では・・割り負け・であった 1.2幕と眠い
初日で 歌手陣が 固い オケは前日Aキャストで・・演奏した・・此れが歌無し 指揮が 感情移入も無し 統制力無し で・・残念
木下さんは2度目聴く 確か正月のNHKで さわりを歌った事が 印象が良かったので 期待して・・Ⅲ幕が 良く歌いこみ 己のものにしたと
 
ヴィオレッタ 木下美穂子 アルフレード 水船桂太郎
ジェルモン : 福島明也   フローラ 山下牧子
ガストン子爵 大川信之 ドゥフォール男爵 大塚博章
ドビニー侯爵 峰茂樹 藪西正道
医師グランヴィル 谷茂樹 アンニーナ 村松桂子
ジュゼッペ 伊藤俊三 片寄純也 仲介人 笹倉直也 村林徹也
             ●D席5.000 2F 20-36 高い
19世紀のパリを舞台に高級娼婦ヴィオレッタとプロヴァンス出身の青年アルフレードとの純愛悲恋。アレクサンドル・デュマ・フィスの「椿の花を持つ女」を原作に、流麗な音楽、美しい場面転換などオペラの中で最も人気の高い演目のひとつ。

今回、指揮にはアントネッロ・アッレマンディが登場。
1957年ミラノ生まれ。ピアノ、指揮を学び、21歳でデビュー。イタリア各地の歌劇場で活動を開始したほか、現代音楽のアンサンブルにも携わった。1980年、モーツァルトの「見てくれ馬鹿娘」を取り上げてから年一作のオペラ新演出を指揮。その後、ドニゼッティの「ゴルンコンダの女王アリーナ」の世界初録音を行った。90年パリでマーラーの「復活」を指揮。91年2月には、初来日を飾り、ヴァランティーニ=テラーニを迎えた藤原歌劇団のロッシーニ「チェネレントラ」公演で好評を博した。同団では、ベルリーニ「夢遊病の女」も指揮。90年代半ばよりウィーン国立歌劇場と契約、ヴェルディ、プッチーニの公演の指揮でも高い評価を得ている。

近年では、ケルンで「椿姫」「カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ」、フランクフルトで「椿姫」、ベルリン・ドイツ・オペラでの「ウェルテル」の新演出を指揮している。
        演出は我が国オペラ演出界の巨匠:栗山昌良。
乾杯の歌〉〈花から花へ〉〈プロヴァンスの海と陸〉といった名曲の数々を、美声のソプラノ、テナー、バリトン等が盛り上げる。オペラ初心者からオペラ通まで老若男女問わず、必ず楽しめる作品。注目のヴィオレッタには佐々木典子と木下美穂子

国内オペラ・マクベス・フィガロの結婚・ 蝶々夫人  

2005-08-17 | 新国立オペラ・・
2005年7月3日 オペラ 蝶々夫人   7月3日
 オペラ 蝶々夫人    新国立 4F1-49 6300円・妥当な額

過去にセミステージの松本美和子 小澤・新日フ 外来で5回ほど観ているが
全体の印象は今回が・・オケ力 歌手陣の共振性 何か強く感じられる舞台となる
大村 の感情ある演技 説得ある 歌唱力が素晴らしい 今後大化けか?
   過去の 美和子の 湧き上る感動と涙が・・今回は受けなかったが鼓動の高まりが 
作曲 : ジャコモ・プッチーニ
台本 : ルイージ・イッリカ/ジュゼッペ・ジャコーザ
指揮 : レナート・パルンボ
演出 : 栗山民也 美術 : 島次郎
衣裳 : 前田文子 照明 : 勝柴次朗
舞台監督 : 大澤 裕

合唱指揮 : 三澤洋史 合唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団◎
キャスト
蝶々夫人 : 大村博美 ◎ ピンカートン : ヒュー・スミス ○
シャープレス : クラウディオ・オテッリ ◎ スズキ : 中杉知子 ○
ゴロー : 大野光彦 ボンゾ : 志村文彦
神官 : 大森一英 ヤマドリ : 工藤 博
ケート : 前田祐佳 書記 : 柴田啓介
オペラ「蝶々夫人」
指揮者 レナート・パルンボ◎ 
ショートインタビュー
~日本人の演出家でこの作品を指揮するのは初めてです!~
Q.オペラ「蝶々夫人」は過去に何回指揮をなさっていらっしゃいますか?
A:正確には覚えていませんが、本公演で12回か13回目のプロダクションになります。
日本人が演出する「蝶々夫人」はこれが初めてのプロダクションです。栗山民也氏とも、この稽古場で初めてお会いいたしました。

この数日の稽古を経て、栗山氏と一緒にこの演目を創り上げていることを大変嬉しく思っております。
私と栗山氏はこの演目に対して共通の「ヴィジョン」と「考え方」を持っていることが判ったからです。この演目は長崎が作品の背景になっていますが、世界中の多くの方がイタリアン・スタイルのオペラとして捉えられています。そのことに関して間違っているとは言いません。しかし、我々は「この作品は典型的な日本オペラ」だと解釈しています。ですから、私はこの作品を上演する為に日本人の精神を明確に把握しなければいけないと思っています。驚くべきことに、プッチーニは日本人の性格やスタイルを良く理解していました。
~ 私が日本の文化を受け入れて演奏することがとても大切なのです ~

私自身、オペラ「蝶々夫人」には大変強い思い入れがあります。先程も言いましたが、私はこの作品を指揮するに当たり、日本を理解しなければならないし、知らなければいけないのです。私は日本人の方と良くお話しをする機会があります。その機会を経て、日本には「尊重の文化」が有ると私は感じました。私がいう「尊重」とは「異文化である外国人とその歴史を理解する事」です。欧州人は日本人と比較して、「尊重の文化」が不足していると感じました。欧州人は、自分達の歴史はとても偉大で重要だと考えがちです。ヨーロッパの文化に他の文化は従わなければならないと考えている傾向があります。異文化や違う価値観を受け入れる姿勢が不足しているのでしょう。これは改めるべき考えだと思います。

オペラ「蝶々夫人」は典型的な例だと思うのです。この作品を演奏するに当たって、異文化に触れても理解しようとしない。理解できないものは、笑ってすませてしまう。笑って結論づけてしまうのはあまりにも簡単で短絡すぎます。私にとってこの作品は、我々の歴史において、作品の背景となっている日本の文化を理解しないで演奏した失敗を思い出させてくれる作品です。

これは、私自身の個人的な考え方ではなく、音楽から感じ取ることが出来ます。プッチーニは音楽を通して、全てを教えてくれます。西洋人はオペラ「蝶々夫人」を非常に異国的(エキゾチック)なオペラと考えがちです。しかし、これは単に異国のオペラと片付けられる作品ではないのです。この作品は「人間性」を問う傑作なのです。また、人間が他人に対していかに悪者になれるかということも示していると思います。
Q:この作品には、思い入れがあるのですね。
A:はい。特に今回は楽しみです。普段であればオペラ「蝶々夫人」を公演するあたり、出演者たちで日本文化を理解するための準備や勉強が必要になりますが、この作品の背景である日本で公演するのであれば、多くの事が最初の段階で明確になっている状況から始めることができます。
私は個人的に1980年後半ごろから日本人との交流があります。また何度も来日しています。私は日本人を非常に尊敬しています。私は日本が大好きです。私の友人は、日本人とはどういう人達であるかということをかなり明確に説明してくれました。それは「ローマの美術館で写真ばかりを撮


2005年4月17日 フィガロの結婚
            新国立・4F1-15 6,300円 妥当な額
今回は二幕の終幕が・・絶妙のアンサンブルで・・劇性と歌唱の冴えが・・

作曲 : ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本 : ロレンツォ・ダ・ポンテ

指揮 : 平井秀明  ○   演出 : アンドレアス・ホモキ ◎
美術 : フランク・フィリップ・シュレスマン
衣裳 : メヒトヒルト・ザイペル    照明 : フランク・エヴァン

アルマヴィーヴァ伯爵 : ヴォルフガング・ブレンデル ○
伯爵夫人 : エミリー・マギー ◎
フィガロ : マウリツィオ・ムラーロ ◎  スザンナ : 松原有奈 ◎
ケルビーノ : ミシェル・ブリート ○  マルチェッリーナ : 竹本節子 ◎
バルトロ : 妻屋秀和         バジリオ : 大野光彦
ドン・クルツィオ : 中原雅彦     アントーニオ : 晴 雅彦
バルバリーナ : 中村恵理 ○     二人の娘 : 三浦志保・小林昌代
「フィガロの結婚」指揮者  平井秀明氏ショートインタビュー http://www.nntt.jac.go.jp/release/r426/r426.html

03年の感想    新国立 フィガロの結婚 19日
指揮者シルマーの 歌手陣への 歌わせ方が 無理な声量を求めず 全体の統一感で最終幕へ
優雅 優美 旋律美 を醸しだし さぜこのような 美しい音波動が 幸福感を 与えるのだろう・・・・・モーツァルトのオペラで初めての感動を・・・
3幕4幕で・・涙が・・・作曲者の偉大さ 神童が・・少しは感じられたかな

演出・装置も白を基調として3面を白壁で・・・
序曲中に白のダンボールが詰まれ・・
中央に白の梯子を架け 舞台は2階の設定
梯子が 人物の動静 心理描写 を描く??
大きな洋服箪笥を・・人物の動き 隠れ箪笥としたり・・・斬新な・・人物動線を・・・

歌手陣では三幕の伯爵夫人・ワトソンの歌唱が絶品であった・・・
スザンナ・中嶋 ケルビーノ・ツィトコーワの二幕のレチタティーヴォ・叙唱がイタダケナイ??眠くなる・・・なんでだろう・・・考えた末・・なんでだろう・・・血筋の違い日本人とロシア人 音楽観・歌唱感の相違が・・伝わる・・相性の悪さ・・・考え過ぎかな・・・

二幕を除き・・最高の充実度で 楽しめた
指揮者の 意図をくみ取り 一瞬の閃き・・音波動を オケが醸し出した・・ヴラヴィー
フィガロの結婚 新国立・3F3-4 6300円 安い
作曲・モーツァルト  台本・ダ・ポンテ指揮・ウルフ・シルマー 
演出・アンドレアス・ホモキ オケ・東京フィル
アルマヴィーヴァ伯爵・クリストファー・ロバートソン 伯爵夫人・ジャニス・ワトソン
フィガロ・ペテリス・エグリーティス
スザンナ・中嶋彰子 ケルビーノ・エレナ・ツィトコーワ
マルチェッリーナ・小山由美 バルトロ・シォオリャン・リー 
バジリオ・大野光彦  ドン・クルツィオ・藤木大地  
アントーニオ・晴 雅彦 バルバリーナ・中村恵理 
ニ人の娘・三浦志保 小林昌代 2003年10月20日 07時31分16秒

2005年3月2日 (水) 魔笛
昼はダブルキャストの初日で全てが硬いリキミが・・指揮・オケも何か氣が無い?歌手陣は男性歌手が本来の歌唱なの??残念・・パパゲーナ・羽山弘子 パミーナ・星川美保子 夜の部2日目でテノール タミーノ・持月哲也 パパゲーノ・萩原 潤
パパゲーナ・若槻量子 パミーナ・井上ゆかり に輝き 光る歌唱が 多田羅 黒木純 が脇を固め・・最高の舞台となる 原語歌唱と台詞日本語で昼は馴染めなかった・・旋律美と歌唱力の違いが顕著に昼夜で格差が・・

W.A.モーツァルト作曲『魔笛』〈演奏は原語(ドイツ語)、台詞は日本語〉
5日(土)13:00/18:30、新国立劇場オペラ劇場
 4F・1-65千円(ネット得4420円)高い 夜・4F・1-57 5千円・安い
指揮:下野 竜也 演出:実相寺昭雄
装置: 唐見 博照明: 牛場賢二 衣裳: 加藤礼次朗 振付: 馬場ひかり
合唱指揮: 河原哲也 舞台監督: 幸泉浩司 公演監督: 高橋大海  鈴木寛一(
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団 合唱: 二期会合唱団

指揮はウィーン国立音楽大学に学び、00年東京国際音楽コンクール〈指揮〉に優勝、あわせて斎藤秀雄賞を受賞、翌01年に行われたブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した若き本格派・下野竜也。演出はウルトラマンシリーズ、「帝都物語」などで多くのファンを惹きつける映画監督の実相寺昭雄。外務省勤務を経てTBSテレビ演出部・映画部、そして東京藝術大学演奏芸術センター教授を経て、今度は新国立劇場の舞台機構を駆使してオペラを演出する。現在は京極夏彦デビュー作「姑獲鳥(うぶめ)の夏」を撮影中(キャストは堤真一、永瀬正敏、阿部寛、原田知世ら)で今秋から冬にかけては江戸川乱歩の「鏡地獄」の撮影に入る。出演者たちも東京二期会の総力を結集した最高の顔ぶれが揃った。これは何としても見逃せない!!
《魔笛》というオペラは、誰にも親しみやすく、しかも奥行きが深い。初めてオペラを見る人も、モーツァルトの平明にして心に染みる音楽とメルヘン風のファンタジックな物語の世界を、最初から屈託なく楽しむことができる。だがいっぽう、このオペラは、見れば見るほど、聴けば聴くほど、その魅力に深くはまり込んでゆく。物語の隠された意味をさぐり、ひとつひとつの場面の絵解きを始めたら、もう止まらない。次から次といろいろな疑問や不思議が、そしてそれらへの答えの可能性が浮かび上がってくる。《魔笛》は、イメージとファンタジーとフィロゾフィーの無限の源泉だ。
 このオペラを上演する側にとっても事情はまったく変わりない。新しい舞台づくりや解釈が次々と生まれる。モーツァルトの故郷ザルツブルクの民衆劇の世界と結びつけたポネルの演出もあった。エーファーディングは作品の理念的源泉とされるフリーメーソン結社を意識しつつ、美しいメルヘンの世界を描き出した。コックスはエジプトを舞台にしたし、フライヤーは全編をサーカス小屋での物語とした。モーツァルトが生きた時代のハプスブルク王朝の女帝マリア・テレジアと息子ヨゼフ2世との関係を下絵に用いたクプファーの演出もあった。ごく最近では、すべてを人間の脳細胞のなかの出来事とするパフォーマンス集団ラ・フラ・デルス・バウスの舞台(ルール・トリエンナーレ)や現代社会のアクチュアルな問題を挑発的に取り込んだコンヴィチュニーの演出(シュトゥットガルト歌劇場)が大きな話題となった。そして2005年夏のザルツブルク音楽祭にはムーティの指揮でヴィックの手になる新演出が登場する。   (岩下 眞好 音楽評論家)


ルル 17日 新国立 4F 2-41  6,300円 妥当な額
曲 : アルバン・ベルク ルル
原作 : フランク・ヴェーデキント (「地霊」/「パンドラの箱」)
指揮 : シュテファン・アントン・レック ◎
演出 : デヴィッド・パウントニー 美術 : ロバート・イスラエル
衣裳 : スー・ブレイン 照明 : ミミ・ジョーダン・シェリン
舞台監督 : 佐藤公紀 管弦楽 : 東京交響楽団
ベルクのオペラは 難解 鬱・鬱 リズム感 物語も性・レズ・嫉妬??
難解な・・其れでいて・・何か官能美・・生を感じさせる
初めて聞き 観るオペラで 気持悪さ の中に 怖さ見たさが・・
R.シュトランスのサロメ・エレクトラの流れがあるのかな??
存在感高い クラウディオ・オテッリ 小山 高橋 各歌唱に
最大のブラヴォーが飛ぶ 雄弁な弦の響きが特筆される

キャスト
ルル : 佐藤しのぶ ○ ゲシュヴィッツ伯爵令嬢 : 小山由美 ◎
劇場の衣裳係/ギムナジウムの学生 : 山下牧子 ○
医事顧問 : 大久保 眞 画家 : 高野二郎
シェーン博士/切り裂きジャック : クラウディオ・オテッリ ◎
アルヴァ : 高橋 淳 ◎
シゴルヒ : ハルトムート・ヴェルカー 猛獣遣い : 晴 雅彦
力業師 : 妻屋秀和 公爵/従僕 : 加茂下 稔 劇場支配人:工藤 博

2005年2月19日 2005年1月7日 (金) マクベス
昨年も マクベス夫人 ルカーチを聴く・・回を追う事に・・己の五感・五官の壁を突き抜けて・・演技歌唱が・・俗に一皮むけた・・感極まった感動が
当然好作用をもたらしたのがマクベス・アルヴァレスの艶のある声と演技歌唱が
千両役者の オーラ・輝きが・・
オケ・歌手陣 合唱を 最大限引き出した指揮者リッカルド・フリッツァ が
貢献度一番となる・・
26日の席が指揮者の真横で・・アイコン・・歌手・合唱・オケの 
間の計り方 等 楽しめた 
26日が全体の統一感 総合芸術として最高の出来かな
2回とも昨年と比較すれば数段上の出来ばえであった

26日3F-R1-1 7,350円  29日・4F2-46 6,300円 ヤヤ安い
作曲 : ジュゼッペ・ヴェルディ   原作 : ウィリアム・シェイクスピア
台本 : フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ/アンドレア・マッフェイ
指揮 : リッカルド・フリッツァ
演出 : 野田秀樹 美術 : 堀尾幸男 衣装 : ワダエミ
照明 : 服部 基 振付 : 木佐貫邦子  演出補 : 田尾下 哲
舞台監督 : 大仁田雅彦 合唱指揮 : 三澤洋史
合唱 : 新国立劇場合唱団 管弦楽 : 東京交響楽団

キャスト
マクベス : カルロス・アルヴァレス マクベス夫人 : ゲオルギーナ・ルカーチ バンクォー : 大澤 建   マクダフ : 水口 聡
マルコム : 内山信吾 侍女 : 渡辺敦子 医師 : 片山将司
マクベスの従者 : 大森一英 刺客 : 篠木純一 伝令 : 塩入功司
第一の亡霊 : 友清 崇 第二の亡霊 : 高原由樹  第三の亡霊 : 直野容子

昨年の・・
16日 マクベス  新国立 2F 4-42 13,650円 ヤヤ高い
今回の話題作りは 野田の演出が  最近の透明人間の蒸気 昨年のオイル等 俳優の動線の早さ・・舞台を 縦横に使う手法は 
今回のオペラには・・楽譜・伝統ありきの音楽劇としては制約が??
権力の象徴として 椅子 野田装置は赤の椅子を・・魔女軍団が中央に移動したり・・パンクォー マクベス と夫人 今後の展開に 魔女の手が長い骸骨・・顔も仮面に骸骨風で・・暗示的な・・気配を感じさせる・・前奏の場面に黄色の花が??何を意味する??・・中央装置が2階の螺旋階段を動かす事により魔女の動線を・・装置が勝ち過ぎで 人物像の印象が薄れるが・・幕を追う事により・・理解 しやすい面は・・声楽人は
ルカーチの歌唱 演技は 良しと感じたが オケ・指揮 他の声楽人の技量 歌唱力は?・・  分かり易い演出 衣裳で 物語として充分楽しめた
ジュゼッペ・ヴェルディ マクベス
マクベス・ヴォルフガング・ブレンデル マクベス夫人・ゲオルギーナ・ルカーチ バンクォー・妻屋秀和 マクダフ・ミロスラフ・ドヴォルスキー マルコム・井ノ上了史  指揮・ミゲル・ゴメス=マルティネス 演出・野田秀樹



国内演奏会 新日フィル・東フィル・東京シティ・・

2005-08-17 | 国内オペラ・演奏会
2005年6月30日 新日本フィルハーモニー交響楽団第388回定期演奏会
              サントリー 2F C10-23 4千円 超安い
藤村実穂子 前回カルメンを聴き・・知性的 安定歌唱とフランス語 操り今回のドイツ語と 範囲の広い歌唱が 

大地の歌は 愛しみ 祈り 地の果てまで 静寂感が・・内面奥深く・・共振し その響きが 全ての命に 染み込む・・大地の歌
5月の定期から突然 弦群の第1.第2・・ずばぬけて良く成る・・全体力が ある壁を突き抜けた オケ力が数段上がる・・又特に オーボエ・フルート・ホルン
が絶妙な響きで 木管と声楽の重唱が素晴らしい・・新日でも過去のベスト3に入る演奏会となる

永遠なる大地への賛歌
マーラー:大地の歌    藤村実穂子、バーソルド・シュミット

曲目 ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466
     
前半2曲は・・ハシゴの帰りで・・眠い・・癒された

指揮 クリスティアン・アルミンク
出演シュテファン・ヴラダー Pf)、


佐藤美枝子・レクチャー&コンサート        4,200円・超安い 
ルチア・リゴレット からアリアを聴けて 11月のジルダが楽しみ
それと 会話が楽しい・・98年のチャイコフスキー国際音楽声楽部門の時の裏話が面白く・・話を聞き親しみが 又先生である松本美和子さんとの話も興味うつつで
佐藤さんの 人間性を垣間見た感じで 非常に楽しい時間を過ごせました
秋の新国立・カルミナ・ブラーナ ソフィア国立歌劇場でのジルダ 来年の新国立の魔笛 等 今から楽しみです 益々のご活躍を
声楽家・佐藤美枝子を迎えて 
朝日カルチャーセンターで レクチャー&コンサート
世界を翔ける若手演奏家たち
声楽家 佐藤美枝子  音楽ジャーナリスト 伊熊よし子 
6/30 木 16:00~17:30
 4,200円 
1
2005年5月30日 新日本フィルハーモニー交響楽団第386回定期演奏会
                       2F 10-23 4千円安い
何年振りの感動が 35番で 福与かな弦 木管の上手さ 煥発さと陰陽ある 音型
ベーム・ウィーンフィル時代の 優美 幸福感が 今日の演奏に感じられた
ホモゲニ 音の同一性と 横糸と縦糸の リズム感が素晴らしい
一転 タコ8番が 曲想は 躁鬱感の極み・・繰り返しの主題変奏が 結局はオケ力/指揮者力が試させられる曲と思う・・合奏力 弦パートの受け渡しが 絶妙な音型と ブラス力が 此れが新日・・驚きの演奏力であった
指揮者ザンデルリンクの統制力と鋭い感性が 最高の音楽を創造した 
定期的に指揮をされる事を期待します・・久し振りに興奮した演奏会となる

新日本フィルハーモニー交響楽団第386回定期演奏会
曲目 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K385「ハフナー」
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65
指揮 シュテファン・ザンデルリンク

2005年2月19日 (土) フランス・ブリュッヘン  新日フィル定期演奏会
                サントリー 2F12-23 4千円妥当な額
曲想が・・なぜか合わない・・面白い響きが・・ピリオド奏法が 馴染めない
シューマンを聴いた後・・出来が悪い??音の切り方が?奏法の前に何かがあるのでは?・・客演指揮のマイナス面が 指揮者の意図 と 奏者の理解度 のずれ?約5日間の合わせで
奏法解釈と音楽理論が指揮者の意図と奏者の ズレガ

あとマーラー7番を20日に聴き奥深くに大音量波動が残っていて感じなかったのかも
25日 シューベルト作曲
    交響曲第7(8)番ロ短調『未完成』D.759
    交響曲第8(9)番ハ長調『グレイト』D.944


             19日 すみだ 3F 8-21  2千円 超安い
フランス・ブリュッヘンの指揮 初めて聴く 容姿からは・・相当年を感じさせたが 音楽波動は 若い 活力 アタック感 が全音楽から感じられたティンパニ 弦群の躍動感が 凄い シューマン2番がスピード感と躍動感が 1,2,4楽章と3楽章のアダージョ・エスプレッシーヴォ の 対比感が絶妙で 
ブラームスがシューマン を師匠とし 尊敬した事が想い浮かぶ・・
シューマンて こんなに 劇性 音楽があるとは 見直しした感が

ラモー1683-1764 歌劇『ナイス』序曲・シャコンヌ
モーツァルト1756-91 交響曲第31番ニ長調『パリ』K.297
シューマン1810-56  交響曲第2番ハ長調op.61

指揮 :フランス・ブリュッヘン
1934年オランダ・アムステルダム出身。アムステルダム音楽院でケース・オッテンにフルートとリコーダーを学び、アムステルダム大学で音楽学を学ぶ。フルートをバルヴァーサーにも師事した。在学中から演奏家として活動し、高い評価を得て21歳の若さでハーグ王立音楽院のリコーダーと18世紀音楽の教授に迎えられている。また海外にも招かれ、アメリカ・ハーヴァード大学、バークリーのカリフォルニア大学などでも多くの後進を育てている。リコーダー奏者、フルート奏者、指揮者として18世紀から19世紀初期にかける作品の第一人者として世界各地で活躍を続け、特に、ピリオド楽器でパーセルからメンデスゾーンまでの幅広いレパートリーを専門とするスペシャリスト集団、"18世紀オーケストラ"とは頻繁に公演を行っており、奔放な中に格調の高さと高い知性を示した演奏で人気が高い。
日本のオーケストラの指揮台に立つのは、今回の新日本フィル定期演奏会が初めてとなる。
また、今回のトリフォニー・シリーズで取り上げるシューマン作曲交響曲第2番は、ブリュッヘン自身も今回初めて指揮する作品であり、世界的にも注目を集めている公演でもある

2005年1月28日 (金) 東京シティ・フィル   初台
東京オペラシティ コンサートホール3F-R1-254千円(ネット得2700円)安い
指揮:矢崎彦太郎  ソプラノ:半田美和子  テノール:高橋 淳  
バリトン:三原 剛 合唱:オルフ祝祭合唱団  児童合唱:江東少年少女合唱団
                 東京オペラシティ コンサートホール

指揮者 曲も生聴きは 初めてで 白眉はカルミナ・ブラーナ 怒涛の力を感じさせた 特に合唱と 声楽人半田の高音から中音域の均整された美声と 高橋の 暗譜歌唱が 役に生りきり 感動である 当然その中心には矢崎指揮の構築感 音楽性が発揮され素晴らしい演奏と曲想からも元氣をもらった。 
矢崎・飯守 両氏による音楽創造は 東京シティ 聴衆の財産であり 今後に大いに期待と 秋のオペラ・定期演奏会が大いに楽しみとなるであろう  
在京オケの中でも充実度 一番と思います 

ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)
   イギリス民謡による組曲「過ぎ去りし時」 作品90
    Ⅰ.美菓と美酒 Ⅱ.にがい柳Ⅲ.まぬけのハンキン
    Ⅳ.リスを追えⅤ.メルバーン卿

■カール・オルフ(1895-1982)   カルミナ・ブラーナ
解説・舩木篤也 Atsuya Funaki 
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)
イギリス民謡による組曲「過ぎ去りし時」 作品90

 20世紀のイギリスを代表する作曲家は?という問いに、ブリテンの名を挙げる人は多いだろう。《ピーター・グライムズ》(1944/45年)や《戦争レクィエム》(1961年)を知っている今日の私たちは、この作曲家のそうした位置づけに、何の疑いも抱かない。しかしはるか以前には、他でもないイギリスの楽壇が、彼を冷遇していたのだった。ブリテンが北アメリカに渡った1939年は、そんな時期にあたる。それはまたヨーロッパ全土が、第2次世界大戦の泥沼にはまってゆく時でもあった。1942年アメリカにて、ブリテンは故国イギリスを指してこう言っている。「今から3年前、この国では音楽にもナショナリズムの波が起こっているように思え、私は苦しんだ。(…)ナショナリズムなどというものは、今や、かつて以上に時代錯誤な代物だ。」そのようにうそぶくブリテンだったが、アメリカへの幻想も次第に崩れ、この発言のすぐ後、故国に戻ることになる。ブリテンは自国文化を再発見し、イギリスの抒情詩や民謡への関心、そしてなかんずくヘンリー・パーセル(1659-1695)への関心を示すようになる。
 《イギリス民謡による組曲「過ぎ去りし時」》は1975年に完成されたブリテン晩年の作品で、これが彼のものした最後の管弦楽曲となった。楽章は全部で5つあるが、いずれももとになっているのは2編の民謡。それら都合10編の民謡は、若干を除き、すべて『ザ・ダンシング・マスター』という舞踏曲集から採られた。これは17世紀にジョン・プレイフォードという音楽家が編纂した本で、そこには多くの民謡の旋律とともに、それに合わせてとるべき踊りのステップが掲載されている。それら古い民謡の旋律は、当作品の中で寸断された形でしか窺えないが、ブリテンによれば、終楽章のみは例外であるという。そして、イングリッシュホルン上に現れるその旋律が、作曲家パーシー・グレインジャー(1882-1961)の採譜した民謡をそっくり借りてきたものである旨を明かしている。ブリテンはこの作品全体を、「愛情と畏敬の念をもって」グレインジャーに捧げる目的で書いたのだった。
[楽器編成]フルート2(ピッコロ)、オーボエ2(イングリッシュ・ホルン)、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニー、大太鼓、トライアングル、中太鼓、小太鼓、チューブラベル、ハープ、弦5部

カール・オルフ(1895-1982)   カルミナ・ブラーナ

2005年1月27日 (木) マルタ・アルゲリッチ
この日は14時からオペラを観て・初台から川崎へ延べ移動時間を入れ
10時間と我ながら よく遊ぶ
ヴェルディの後のにモーツァルトが素適で・・疲れを感じない肉体・耳が・・
新日の定期会員で たえず無難な演奏音楽を奏でるオケの印象を
強くしていた時期に・・
アルミン指揮・新日フ・・中々良い響き・・しなやか・・煥発が
マルタ・アルゲリッチの20番が・・音楽の解釈・技法が・・
己の音・響を聴かせた 集中力・技量の高さが
指揮・オケが絶妙なアンサンブルであった

パウル・グルダ、リコ・グルダ・・3台のピアノの協奏曲
ヴァイオリン:ルノー・カプソン チェロ:ゴーティエ・カプソン
若い奏者との共演が・・此れからの音楽活動に期待が

2005年1月26日(水) 開演19:00 -22時迄と一夜で2日分を聴いた感じ
モーツァルト/3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242
モーツァルト/ヴァイオリンのためのアダージョK.261とロンドK.373
グルダ/チェロ協奏曲
モーツァルト/交響曲第32番ト長調K.318
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、パウル・グルダ、リコ・グルダ
ヴァイオリン:ルノー・カプソン   チェロ:ゴーティエ・カプソン
指揮:クリスティアン・アルミンク 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団



2005年1月19日 (水) 吉野直子の世界   ハレー・ストリング・クァルテット
                18日JTアートホール 12-14 3千円 安い
吉野直子の世界 II
http://www.kajimotomusic.com/artists/yoshino_naoko.html
 全て初めて聴く・・吉野氏のハープで・・10本の指先から・・前回も感じた事であるが・・例えれば 弥勒菩薩の指の 輝き 気品 色気 を音楽から感じさせる
実に綺麗・・

ブーレーズと 6人の演奏者 03年の感想・・
ブーレーズの テーマ・何を聞き 何を提示するか・・・・現在同時進行の音楽と・・・・ 全て初めて聞き   鳥がつなぐ東洋と西洋の出会い・・・・
 委嘱作品で 細川俊夫・ハンスペーター・キーブルツの六重奏が絶品であった・・・現代音楽は何度も聴き返し 聞き返し 感じるものと・・六人の合奏力 技術 今の時の 音楽を 堪能した

特に今回はハープ・吉野直子の 腕から指の先にいたる 美しさ・・・弥勒菩薩の指先の流れるような流動美を感じた・・・

吉野直子(ハープ) ミラン・トゥルコヴィッチ(ファゴット)
 ウォルフガング・シュルツ(フルート) (ウィーンフイル)
テレマン・ソナタヘ短調 ハイドン・トリオト長調 ドップラー・A・ザマラー・カジルダ幻想曲 サン=サーンス・ファゴット・ソナタ ラヴェル・ソナチネ


              21[金]JTアートホール    1-13  3千円
 ハレー・ストリング・クァルテット~コンサート IX~
 [ハレー・ストリング・クァルテット]85年に結成 現メンバーで7年の歳月が・・この日で演奏活動を休止・・
クァルテットで最後の一期一会が・・年齢的には此れからがより熟成された
技量 音楽性の発展と思われるが・・ベートーヴェン弦楽四重奏全曲を持って4名の同活動は休止された・・この時に感謝である 
平成11年6月思えば地元で100名程入るホールに あの ハレーが来ると驚きであった 当時から豊嶋氏の 追っかけをしていた時で・・当時の感想が ドビッシーの四重奏が ビオラ・豊嶋とヴァイオリン・漆原のリズム感 チェロ・向山 第2ヴァイオリン篠崎 の4者の氣、技術、音楽性が一体となり、感動を与える。陰、陽、深み、奥行き、作曲者のイマジネーションが4者に伝わり、最高のアンサンブルとなる 確か向山さんは 出産ご最初の演奏と記憶が?お子さんも大きく成られている事と・・
「素晴らしい聴衆が、良い演奏を生み、また、良い演奏が聴衆を育てる」談・豊嶋

今日と過去2回の演奏鑑賞でしたが感動、感激 今奏でた音楽 演奏に感謝である
今後 個々の演奏活動の ご活躍とご健康を願う

ベートーヴェン・弦楽四重奏 第6番 変ロ長調 第16番 ヘ長調 第14番嬰ハ短調

漆原啓子(ヴァイオリン) http://www.sound.jp/urushihara/profile.htm
篠崎史紀(ヴァイオリン) http://www.nhkso.jp/maro.html
豊嶋泰嗣(ヴィオラ) http://www.japanarts.co.jp/html/JA_artists/violin_viola/toyoshima_0232/pro.html
向山佳絵子(チェロ)http://www.yamaha.co.jp/product/strings/st_p/k-mukou.html

2005年1月9日 (日) マーラー:交響曲第3番  東京フィル
            渋谷・オーチャード 3FL1-8 9千円 超安い
ただ呆然と終楽章を迎える・・3番で過去に涙が流れる演奏があっただらろうか
なにが こうさせるるのだろう 1902年から 僅か30年ほどから政治・独裁 宗教から人種から 音楽家 民衆が翻弄され・・
マーラーは未来に何を予感させた 
05年へと 過去の自然災害・戦争で 尊い命を失い・・其れを引きずりながら 
今を活きている人間が・・津波で地震で 失った命に・・今活きている命に・・

おお人間よ、心せよ 深き真夜中に何を語っているのか?
「私は眠っていたのだ」 深い夢から私は目覚めたのだ!

世界は深い、  昼が思っていたより深い。
世界の苦悩は深い!

快楽―それは心の苦悩よりさらに深い!
苦痛は告げる。滅びよ!
だが、すべての快楽は永遠を欲するー 深い永遠を欲するのだ!  
フリードリヒ・ニーチェ


言葉では 形容出来ない 心の高ぶり 感動が
一期一会の至福の時が  生演奏の醍醐味が

指揮:チョン・ミョンフン   メゾ・ソプラノ:寺谷千枝子
児童合唱:東京少年少女合唱隊  女声合唱:東京オペラシンガーズ
プログラム: マーラー:交響曲第3番

2005年8月9日 (火) 8日 東京交響楽団 カルミナ・ブラーナ
指揮者 飯森氏は 初めて生聴き・・アレ、こんなに凄い指揮者・・情感ある歌心 ピアニッシモの歌わせ方が・・実に綺麗で 合唱の共振性が 弦群の旋律美と溶合い・・前半にこんな綺麗なメロディーが・・去年聴いた印象とは180度違う 感情が・・初回では聴き取れなかった 聴き逃がした 旋律が 伝わる
歌手陣も 前回の名歌唱 テノール高橋が演技 歌唱に一段と磨きが ソプラノ薫子も清楚な印象 無理の無い高音域の美しさ 此れからより一層の楽しみが
前回も同じ印象は バリトンが割り負け・・原語・ラテン語

8日 東京交響楽団○・・日程を見たら上野でオペラが一日おきで弦群のアンサンブルに切れが無い?・・疲れが?

(19:15より、マエストロによるプレトークがあります)
【出演】 指揮:飯森範親◎、ソプラノ:高橋薫子◎、テノール:高橋淳◎◎、バリトン:成田博之○、合唱:横須賀芸術劇場合唱団少年少女合唱隊◎、東響コーラス◎
【曲目】 オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
【料金】 S:3,000 2F C6-26 超安い


過去のカルミナ の感想
東京オペラシティ コンサートホール3F-R1-25(ネット得2700円)安い
指揮:矢崎彦太郎  ソプラノ:半田美和子  テノール:高橋 淳  
バリトン:三原 剛 合唱:オルフ祝祭合唱団  児童合唱:江東少年少女合唱団
             
指揮者 曲も生聴きは 初めてで 白眉はカルミナ・ブラーナ 怒涛の力を感じさせた 特に合唱と 声楽人半田の高音から中音域の均整された美声と 高橋の 暗譜歌唱が 役に生りきり 感動である 当然その中心には矢崎指揮の構築感 音楽性が発揮され素晴らしい演奏と曲想からも元氣をもらった。 
矢崎・飯守 両氏による音楽創造は 東京シティ 聴衆の財産であり 今後に大いに期待と 秋のオペラ・定期演奏会が大いに楽しみとなるであろう  
在京オケの中でも充実度 一番と思います 

■カール・オルフ(1895-1982)   カルミナ・ブラーナ

2005年8月1日 (月) 川崎 夏の音楽祭 5日6日8日
コバケン 日フィルの 第九は初めて 大分前から・・コバケンが良いと・・確かに人氣は凄いが・・バブル景気が良い時代・只 最大音量の合唱 合唱団員の多さ 第九祭りだ・・ワッショイ ワッショイ 雑な弦群・木管のアンサンブル・・良く言えば・・曲全体の元気さが・・大多数の聴衆・・第九を歌う人々 第九好き
の聴衆は 大満足であったと・・・
歌手陣に聴き応えが一週間前・・感動の二期会オペラを聴いた 菅、小森両氏が聴けるとは・・廻り合せに二重の得が・・特に両氏にブラヴォー

5日 19:00  日本フィルハーモニー交響楽団○
~小林研一郎によるオーケストラ・ガイド~
【出演】 指揮&トーク:小林研一郎
日本フィルハーモニー交響楽団
【出演】 指揮:小林研一郎○、ソプラノ:増田のり子○、メゾ・ソプラノ:菅有実子◎、テノール:大間知覚○、バリトン:小森輝彦◎、合唱:武蔵野合唱団
【曲目】 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 4,000・高い 2F5-23


過去の第九 の感想
12(日)15:00開演     すみだ・1F28-18 8千円・安い

ティンパニのアタック感 弦・木管のバロック奏法等 オケ・声楽・合唱
三位一体で統一感が際立ち アンサンブルが心地よい 
初めてトリフォニーで外来オケを聴く・・
対向配列と 歌手陣が右奥その後ろにティンパニが・・合唱が従来の半分数位で 全てバランス良く 歌あり共振性あり 素適な第九となった・・
比較感からは・・ハーディングと解釈が同等かな?・・ラトルの第九より煥発・力を感じさせ 楽しく聴けた 

曲 目: ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」
    出 演: フィリップ・ヘレヴェッヘ[指揮]
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団[管弦楽]

アンナ・コロンディ[ソプラノ]
マリアンネ=ベアーテ・キールラント[アルト]
アンドレアス・ヴェラー[テナー]  トーマス・バウアー[バリトン]