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11日水戸室内管弦楽団・ヴィンシャーマン(指揮).バッハ:ブランデンブルク協奏曲他

2007-11-13 | 水戸室内 ・サイトウキネン
上野11時発で水戸へ 上野駅に菊の花が・・曇り,雨模様でした・・

バッハ・・落着いて、生聴くのは初めてですね・・フルートの響きが福与かで,柔らかな響き、と、ヴァイオリンと、チェンバロの対話が、染み込みます・・バッハて何も抵抗無く,心に染み込みますね・・・今日の日向ぼっこの様にポッカポッカと心温まる音楽ですね・・氣持ち良い・・

 ブランデンブルク協奏曲 第5番
  フルート・フェリックス・レングリ、 ヴァイオリン・潮田、
  チェンバロ・クリスティーネ・ショルンスハイム

ゴルトベルク変奏曲 BWV988(抜粋)
チェンバロで始まりチェンバロで終わる、30変奏で初聴きです、原曲を聴いていないので、何処が・・編曲 と・・
自然な音楽の流れと感じます、第2変奏、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、ファゴットの旋律も何処かで聴いた様な音楽に、自然と入り込めます・・快活,明快な旋律が美しい・・・第30変奏で合唱が、何処までも美しい響きが

バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068

全ての音楽に・・
 ヴィンシャーマンのモットーである
「明晰に、生き生きと、喜ばしく」という自身のモットー・・其れに応えた,奏者の技量の高さが。
 ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)87歳にして,椅子に座らず・・お元気ですね
立ち姿から,音楽愛,人間愛、共演者を湛える姿は,父親であり,わが子供,わが孫に接する様で微笑ましい・・年を重ねる事はこう有りたいと思いますね。

      11月11日水戸芸術館コンサートホールATM  : 6,500円G-22・安い
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
J.S.バッハ(ヴィンシャーマン編曲):
ゴルトベルク変奏曲 BWV988(抜粋)
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068

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ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)
Helmut Winschermann, Conductor
 1920年ドイツのルール地方ミュールハイムに生まれる。
エッセンとパリで学び、ヘッセン放送交響楽団、コンセルトヘボウ
管弦楽団などのソロ・オーボエ奏者を務めた後、1960年ドイツ・
バッハ・ゾリスデンを創立。以来、芸術監督として40余年、
この室内オーケストラを特にバッハ演奏において世界的に権威ある
演奏団体に育てあげた。ヴィンシャーマンは、オーボエを手にして
も、指揮棒を握っても、ステージに立つときは常に、
「明晰に、生き生きと、喜ばしく」という自身のモットーを貫いてきた。

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 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月21日(ユリウス暦) - 1750年7月28日)は、18世紀に活動したドイツの作曲家。「近代音楽の父」と称される巨匠である。その他のバッハ一族の者と区別するために大バッハと呼ばれることもある
1 生涯
3.2 オルガン曲
3.3 クラヴィーア曲
3.4 器楽曲、室内楽曲
生涯
バッハ一族は、ドイツ中部テューリンゲン地方で代々音楽を生業とした大一族であった。2世紀半の間に約60人の音楽家を輩出し、遺伝学の研究対象とされたこともある。ただし、当時はまだ貴族の子は貴族、農民の子は農民、というように身分が固定されており、職業音楽家の家系は職業音楽家以外の選択肢があまりなかった、という事情も考慮しなければならない。付記するならば、彼の時代の音楽家とは現在のクラシック音楽の一流演奏家のような名声とそれに見合うような収入を得るいわゆる名士ではなく、むしろ十把ひとからげで扱われる楽器担当の召使いのような存在であった。もちろんこれは彼の時代の音楽家の最も一般的なありようであった。
 ヨハン・ゼバスティアン(以下バッハとする)はアイゼナハの町楽師ヨハン・アンブロジウスの末子として生まれた。バッハが10歳の時に父が死去し、オールドルフの兄ヨハン・クリストフの家に引き取られて勉学に励んだ。1700年にリューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活した。
 1703年にヴァイマルの宮廷楽団に就職、その後まもなくアルンシュタットの新教会のオルガニストになった。すでにバッハの能力は高く評価されており、1707年、ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに(教会付きオルガニストとしては)異例の好条件で招かれた。同じ年、遠戚にあたるマリア・バルバラ・バッハと結婚した。2人の間に生まれた7人の子供のうち、フリーデマンとエマヌエルは高名な音楽家になった。
「アリアと種々の変奏」と題されているが、バッハが音楽を手ほどきしたゴルトベルクが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られている。しかし演奏には高度な技術が必要で、当時ゴルトベルクは14歳の少年であったことなどから逸話については懐疑的な見方が多い。
もともとチェンバロの曲であったためピアノが主流となった時代から20世紀初頭まで演奏されることは少なかったが、チェンバロの演奏を20世紀の音楽として復活させたモダンチェンバロによるワンダ・ランドフスカの録音の評価が高く、長らく定番となっていた。20世紀後半になって若手の気鋭ピアニストであったグレン・グールドがデビューアルバムにこの曲を選択、レコード会社の反対を振り切ってピアノ演奏の録音盤を1955年に発売し、世界的なセンセーションとともに一躍著名な曲となった。
バッハ

 小澤征爾氏が名誉会員に=ウィーン歌劇場11月13日8時2分配信 時事通信
 【ベルリン12日時事】ウィーン国立歌劇場は12日、音楽監督を務める指揮者の小澤征爾氏(72)に名誉会員の称号を贈ると発表した。17日にオペラ「スペードの女王」の公演後、ホレンダー総監督から授与される。
 小澤氏は1988年に同歌劇場デビューを果たし、2002年に音楽監督に就任した。これまで指揮したオペラやコンサートは163公演に上る。06年1月に体調を崩し、公演を一時キャンセルしていたが、今年4月に復帰。10年に任期切れとなり、フランツ・ウェルザーメスト氏(47)が後任の音楽監督に就任する。 

08.5.28-30日 指揮・小澤征爾、第72回定期演奏会・水戸室内管弦楽団
08.7.5.6日  指揮・準・メルクル 第73回定期演奏会
08.11.8.9日 ナタリー・シュトゥッツマン 第74回定期演奏会

14日 「ブーレーズの肖像」 水戸芸術館

2007-09-15 | 水戸室内 ・サイトウキネン

                    水戸芸術館 E-24 4千円・安い
<ル・マルトー・サン・メートル>は
 月に憑かれたピエロ(シェーンベルク)から創作意欲が・・
 アルト・フルート、ヴィオラの旋律と、朗唱の様な女声の歌唱との旋律
 打楽器の一音と休符の一瞬の間 その音の繋がり 何か繰り返しの音波動は 雨だれを連想させたり,弾かれたり、溶け合ったり・・左側にシロリンバ、ヴィオラ中央奥に打楽器群右側に女声、ギター、ヴィブラフォンと多彩な音色が・・しかも不調和にならず、特に終曲9曲目がドンドン音楽の拡がりが天空へ 天空へと・・小宇宙へと感じさせた

<シュル・アンシーズ>は、
 驚きの楽器構成ですね、ピアノ3台、ハープ3台、ヴィブラフォン、マリンバ、打楽器と音楽創造力,独創性が凄いですね・・吃驚です
 聞く前は、度のように料理するのかな?と想ってましたが・・意外と音波動は,煩くなく、騒がしくなく・・耳が、ピアノ3台の音の流れ、ハープの旋律の受け渡しと、打楽器の呼吸感が、音を追うのに忙しい・・
 総じて演奏者が若い30歳前後かな、技量が素晴らしいです,演奏者、指揮者もブーレーズの音楽理論を既に教育されていて、高度の音楽と、技量の高い演奏が・・

初見,初聴きで 現代音楽?正直眠くもならず、楽しめました。

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ブーレーズのこうした "今" を代表する作品で、
純粋な音楽の構成美が、音楽の未来を予見させる。
この作品の編成はとてもユニークで、3台のピアノ、3台のハープ、
3グループの打楽器というもの。
これらが舞台上にシンメトリックに配置され、
立体的な音響空間が創り出される。

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9月14日の公演「ブーレーズの肖像」は、ブーレーズ本人の
監修によるもので、しかも日本では水戸でしか聴くことのできない
貴重な公演となります。
時代の先頭に立ち未来を切り拓く作曲家、ブーレーズの横顔や、
演奏会で取り上げる作品について、ブーレーズ自身による解説などを、
担当学芸員がご紹介いたします。

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第二次世界大戦が終わって間もなくのこと。
戦争を引き起こした前の時代に逆戻りしたくはないという想いの下、
今まで聴いたことのないような新しい音楽を創っていこうと、
才能溢れる若い作曲家たちが、次々とそのキャリアをスタートさせた。
こうした前衛作曲家たちのなかでも、指導的な役割を担い、
先頭を走っていたのが、ピエール・ブーレーズである。

<ル・マルトー・サン・メートル>は、
ブーレーズが最も先鋭的だった時代の傑作。
戦中のレジスタンスの英雄と目された詩人、ルネ・シャールの
テクストが用いられている。
また、声、アルト・フルート、ヴィオラ、ギター、打楽器という
発音原理の異なる多彩な楽器が組み合わされている。
打楽器は東南アジアやアフリカの音楽を、
ギターの特殊奏法からは日本の箏の音さえ想起させる。
文化の垣根を越えた、
地球規模の新しい響の創出が試みられているのだ。
ストラヴィンスキーは、1957年、この作品を
「今の新しい時代の中で真に価値ある唯一の作品」と称している。

1970年前後から、ブーレーズの作品に変化が見られるようになる。
その変化は、戦後の闘争から自由になり、より大きな視座で
音楽を眺めるようになったとでも言えそうだ。

<シュル・アンシーズ>は、
ブーレーズのこうした "今" を代表する作品で、
純粋な音楽の構成美が、音楽の未来を予見させる。
この作品の編成はとてもユニークで、3台のピアノ、3台のハープ、
3グループの打楽器というもの。
これらが舞台上にシンメトリックに配置され、
立体的な音響空間が創り出される。
また、すべての奏者に名人芸が要求されており、
華麗な妙技の競演が行われるという点も、魅力のひとつだ。

ブーレーズは、今回の演奏会の出演者として、
次世代の若い才能たちを選出した。
指揮者は、ジャン・ドロワイエ。
<ル・マルトー・サン・メートル>に出演する歌手は、
ヒラリー・サマーズ。

2人ともブーレーズが大きな信頼を寄せる俊英である。
 そして、器楽演奏者について、ブーレーズは、現在、
氏が後進の育成のために心血を注いでいる、スイスのルツェルン国際
音楽祭の中で実施している、ブーレーズ・アカデミーに参加する
若く優秀な音楽家たちを推薦した。
ブーレーズ・アカデミーは、2004年から本格的に開始されており、
オーディションに合格したおよそ30にも及ぶ国の若者たちが、
毎年 8~ 9月にかけての3週間、現代作品の演奏の研鑽を積んでいる。
水戸での公演には15名の精鋭たちが参加する。

水戸公演に先立ち、今年のルツェルン国際音楽祭で全く同じ出演者、
プログラムの演奏会が予定されている。
ルツェルンで、ブーレーズ立会いの下、徹底的なリハーサル、
そして演奏会を経て、彼らは水戸に乗り込んでくる。
巨匠ブーレーズの奇蹟とも呼べる音楽探究の道程が、
21世紀を担う新しい世代に受け継がれようとしている。

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「ブーレーズの肖像」 監修: ピエール・ブーレーズ
監修: ピエール・ブーレーズ
2007年 9月14日(金)19:00開演(18:30開場) 水戸芸術館コンサートホールATM
指揮:ジャン・ドロワイエ
メゾ・ソプラノ:ヒラリー・サマーズ
器楽:ルツェルン・フェスティヴァル・アカデミーの演奏家たち
▼プログラム
ブーレーズ:ル・マルトー・サン・メートル
(「主のない槌」1953作曲/55改訂)
(アルト、アルト・フルート、ヴィオラ、ギター、3パーカッション)
-- それは、かつてストラヴィンスキーが「今の新しい時代の中で
真に価値のある唯一の作品」と賞賛した20世紀不朽の名作!
ブーレーズ:シュル・アンシーズ(1996作曲/98改訂)
(3ハープ、3ピアノ、3パーカッション)
-- それは、3台のピアノ、3台のハープ、3群の打楽器から編成された、
音楽の未来を切り拓く音楽!

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
共同制作:ルツェルン・フェスティヴァル・アカデミー 助成:芸術文化振興基

19日 カルメン 小澤征爾音楽塾

2007-07-20 | 水戸室内 ・サイトウキネン

           神奈川県民ホール 3F11-35・13000円ヤヤ高い

 初日観ました、聴きました・・幕を追う事に共振性、歌手陣が燃えてます
オケは各パートに先生が・・コンマスは都響・矢部さん、フルート工藤さん、ヴィオラ川本さん、水戸室内メンバーとか・・大多数は学生?30歳前後?若い、若い・・演奏も若い・・笑い
 此れからが本番ですね・・お楽しみに
フルート、オーボエが上手かったですね・・
カルメン:ジョシー・ペレス  声質、好みですね、エロカッコイイィィ・・

カルメン
全4幕]<原語上演/字幕付>
音楽監督・指揮:小澤征爾
Artistic Director, Conductor: Seiji Ozawa
演出:デイヴィッド・ニース
Director: David Kneuss
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ/合唱:小澤征爾音楽塾合唱団
Orchestra: Seiji Ozawa Ongaku-juku Orchestra / Chorus: Seiji Ozawa Ongaku-juku Choir
カルメン:ジョシー・ペレス Carmen: Jossie Perez
ドン・ホセ:マーカス・ハドックDon José: Marcu        
ミカエラ:ケイティ・ヴァン・クーテン Micaëla: Katie Van Kooten
エスカミーリョ:マリウス・キーチェンEscamillo: Mariusz Kwiecien
フラスキータ:(アリソン・ケンブリッジ) 三宅理恵
メルセデス:サンドラ・ピック・エディMercédès: Sandra Piques Eddy
モラレス:ケヴィン・グリーンロウ Morales: Kevin Greenlaw
スニガ:ピーター・ヴォルピーZuniga: Peter Volpe
ダンカイロ:ジェフリー・マッツィー Dancaïre: Jeffrey Mattsey
レメンダード:トニー・スティーヴンソンRemendado: Tony Stevenson

2007年7月19日(木) 18:30開演 神奈川県民ホール 大ホール
           休憩二回で終演が10時過ぎです・・
2007年7月22日(日) 15:00開演 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
2007年7月25日(水) 18:30開演 愛知県芸術劇場 大ホール
2007年7月28日(土) 15:00開演 アクトシティ浜松 大ホール
2007年7月31日(火) 18:30開演 東京文化会館 大ホール
主催:小澤征爾音楽塾/ヴェローザ・ジャパン協賛:企画・制作:ヴェローザ・ジャパン

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小澤征爾氏の後任決定=ウィーン歌劇場 6月7日18時0分配信 時事通
 オーストリア教育・科学・文化省は7日までに、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める指揮者、小澤征爾氏(71)の任期が2010年に切れるのに伴い、後任にオーストリア人で米クリーブランド管弦楽団の音楽監督フランツ・ウェルザーメスト氏(46)を充てると発表した。任期は同年秋から。
チューリッヒ歌劇場 「R・シュトラウス(歌劇「ばらの騎士」)」
■公演日:2007年9月8日(土) ■開演:2:00PM ■開場:1:30PM
■会場: オーチャードホール
@電子チケットぴあ発売中 。原語上演、字幕付。
[演出]スヴェン・エリク・ベヒトルフ [指揮]フランツ・ウェルザー=メスト [独奏・独唱]ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)/アルフレッド・ムフ(バス)/ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾソプラノ)/

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銃を手にしたロストロポーヴィチ  7月16日8時0分配信 産経新聞
 ■戦い、許し…激動のロシアと歩む
 今年4月、他界したチェロ奏者で指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏ほど、ロシアの現代政治に影響を与えた音楽家もいないだろう。
 全体主義国家、ソ連が崩壊する直前の1991年8月、改革に反発した保守派がクーデターを引き起こした際、氏は滞在先のパリから急遽(きゅうきょ)モスクワ入りし、改革派を指導したエリツィン氏(当時、ロシア共和国大統領、ソ連崩壊後にロシア連邦大統領)のもとに駆けつけた。
 「エリツィン氏とは面識はなかったが、ロシアが危機にあるとき、そこにいたいと思った。殺されるかもしれないが、愛するロシアのために行かなければならないと思った」
 切迫した状況を、レンズがとらえている。楽器の代わりにカラシニコフ自動小銃を手にし、ホワイトハウス(当時の最高会議、現政府庁舎)に若者と立てこもるチェロの名手を写した一葉である。
 銃を手にしたのはこれが最初で最後だった。「ホントに撃つつもりでしたか」と後に問われて、「一度も銃を撃ったことがないという太めの若者が『ボディーガード』についてくれたのだが、疲れ果てて少し休みたいというので私が代わりに銃を持っていたというわけだ」とユーモアを交えて説明したという。
 旧ソ連を構成したアゼルバイジャンの首都バクーに生まれ、巨匠カザルスに師事した父親から、チェロの手ほどきを受けた若者はそのカザルスから後年、「従来のチェロ演奏の概念を覆した」と絶賛された。モスクワ音楽院では作曲も学び、ロシアの作曲家ショスタコーヴィチから、「チェロを放棄し作曲に専念すべきだ」と勧められた。
 その天才音楽家も、ソ連の反体制派作家ソルジェニーツィン氏や物理学者のサハロフ博士をかくまった罪で、74年には国外追放になる。以来、「無国籍の世界市民」と自ら称して、世界各地を転々としてきた。
 クーデターの一件の2年前には、ベルリンの壁崩壊の現場に駆けつけ、撤去された壁の前でバッハを演奏、集まった群衆に感動を与えた。政治体制ゆえに人々を隔ててきた壁の崩壊を、自分のこととして喜んだからだった。ロストロポーヴィチ氏にとって、音楽は人々の心を揺さぶる政治的な武器だったのだ。
 ソ連・ロシアの政治に翻弄(ほんろう)された人生を送った晩年、「すべてを許したい」と述べる境地に至っていた。亡くなる1カ月前に、クレムリン宮殿で催された80歳の誕生祝賀会にも出席し、プーチン大統領に接吻(せっぷん)、大統領を祝福した。ソ連への逆行を批判されるプーチン政権にとり、これほどありがたい政治的な贈り物もなかっただろう。世界的音楽家は死ぬ直前までロシア政治から離れることはなかった。(内藤泰朗)  最終更新:7月16日
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ニューヨーク・フィル、音楽監督にギルバート氏 7月20日8時0分配信 産経新聞
 ニューヨーク・フィルは19日までに、現在の音楽監督、ロリン・マゼール氏(77)の任期切れに伴う後任に、日系2世のアラン・ギルバート氏(40)を指名した。ギルバート氏はニューヨーク・フィルのバイオリン奏者だったアメリカ人の父と日本人の母をもち、ハーバード大学などで学んだ後、ロイヤル・ストックホルム・フィルの音楽監督や北ドイツ放送交響楽団の首席客演指揮者などを歴任した。
最終更新:7月20日8時0分
小澤音楽塾

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04年の 小澤征爾音楽塾オペラ  11日
            上野・文化 4FL2-7 13,000円 ヤヤ高い
プッチーニ ラ・ボエーム
 過去の演出・装置から想像出来ないプロダクションであった
一幕でビックリが中央に正方形の部屋を斜めに配し部屋の壁を取り払い周辺を雪が・・人物の動きは屋根裏部屋として床から主役が出入りする動線とした・・実に巧い・・狭い部屋が庶民生活感を表す・・ミミとロドルフォの一幕に聴かせ何処も 明かりが・・鍵が・・劇性に優れていた
二幕も一幕のベットをテイブルに替えスピーディな舞台転換となり・・ムゼッタの人物像が際だち 放漫な心 人間は恋に遊びに 今楽しめば実に舞台にミミとムゼッタに性格対比が際立ち又合唱少年行進でオケ舞台の共振共鳴感が秀演の二幕となる・・ヤヤ 卑猥な男女の絡みが・・此処まで演技演出をと・・思わせたが  許容範囲である 
三幕も酒場から漏れる暖かい光りと寒寒した外気の陰陽が絶妙で・・生きる光り と 後僅かな命を・・影を・・明 暗 の心の動きが・・
二組の出会いと・・
四幕は一転屋根裏部屋に・・春になれば 木々も新たな伊吹が 新たな命が 一面を黄色花で春をあの出会いの時明かりが鍵が・・でも命が・・愛が

歌手陣では 演技 歌唱で際立ちアンナ・ネトレプコ と家主と哲学者のバスに最大のブラヴォーであった 小澤 オケは 響きにしなやかさが不足と??小澤オペラと感じさせた二幕 演出 劇性 振付 照明 等 舞台創造に最大のブラヴォーが・・今後のボエームの定番となる演出・プロダクションと感じさせた
  (新国立の演出・舞台関係者は勉強して??と感じた前回のボエーム)

ミミ・ノラ・アンセレム ロドルフォ・ロベルト・サッカ 
マルチェッロ・マリウス・キーチェン ムゼッタ・アンナ・ネトレプコ ◎◎◎
ショナール・ネイサン・バーク コルリーネ・ハオ・ジャン・ティアン 
ベノア・アルチンドロ・ポール・プリシュカ 2004年05月13日 11時06分10秒

10日水戸室内管弦楽団  ・小澤征爾氏の後任=ウィーン歌劇場フランツ・ウェルザー=メスト

2007-06-11 | 水戸室内 ・サイトウキネン


ヘンデル 明るいですね、何の抵抗無く音楽に轢きこまれます・・
今日は前半3曲がチェンバロの繊細な響き、音楽を支える役割がコントラバスと共により一層染込みました・・新鮮でした

 対向配列でV5 V4 ヴィオラ3チェロ2 バス1 チェンバロ小林万里子
・ヘンデル1685-1759:合奏協奏曲 作品6 第5番 ニ長調
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子
チェロ独奏:原田禎夫
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       4・4・2・2・1 フルート・工藤重典チェンバロ小林万里子
・C.P.E.バッハ1714-1788:カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714年3月8日 ヴァイマル - 1788年12月14日 ハンブルク)はドイツの作曲家。ヨハン・ゼバスティアン・バッハが先妻マリア・バルバラともうけた次男。父親より、父親の友人ゲオルク・フィリップ・テレマンの作曲様式を受け継ぎ、ギャラント様式や多感様式を追究して、古典派音楽の基礎を築いた。
 弟ヨハン・クリスティアンがモーツァルトを教え導いたように、カール・フィリップの作風は、ハイドンやベートーヴェンに多大な影響を与えた。生前は父親よりも有名で、兄弟の中では誰よりも世俗的な成功を収めたが、本人は父親の指導があったから自分が成功することができたと訴え続けた。その意味においては、初期のバッハ神話を創り出した張本人であったと言える。

 フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22    フルート独奏:工藤重典

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       7・6・4・3・2・2・2ホルン、オーボエ・チェンバロ小林万里子
・ボッケリーニ1743-1809:チェロ協奏曲 ニ長調 G.478
チェロ独奏:趙 靜(チョウ・チン)

チェロの音色は明るいですね・・濁りが無いですね・・二楽章、三楽章との旋律、主題の流れが美しいです・・チェロの旋律からヴァイオリン・・チェロ・・オーボエへ
其の旋律をチェンバロが受け、ソロチェロへと旋律の受け渡しも見事な音楽ですね、各奏者の技量が高いので・・アンサンブル、音の統一性、共振性が高いです
オーボエ、荒 絵里子さん 良い味だしてました・・

 前半の三曲で満腹状態でした・・此れだけ明るい曲を聴くとベートーヴェンの重み、暗さが疲れを感じさせます・・曲想によるのでしょうが、弦群の合奏が大人しいと感じさせる・・ウネリ、力強さより、品格・キヒンがあるベートーヴェンかな
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       7・6・4・3
・ベートーヴェン1770-1827弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調
作品130(弦楽合奏版)

 豊嶋氏川本氏が新メンバーに・・吉田館長、宮本・オーボエのお顔が見れないのが寂しいですね。行きが大雨で帰りは落雷の影響で列車の遅れもありましたが、良い演奏が聴けて幸せでした・・西の空を見ると星が煌いて、自然の音楽も綺麗ですね・・

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趙 静(チョウ・チン)
北京生まれ。東京音楽大学附属高校に留学生特別奨学生として入学し、02年3月に東京音楽大学及びベルリンのカラヤン・アカデミーを卒業。第2回ビバホール チェロ・コンクール第1位を受賞。05年9月、ミュンヘン国際コンクール・チェロ部門で第1位受賞。併せて新作の優れた解釈に与えられる賞及び聴衆賞も受賞。
チョン・ミョンフン、ジャン・フルネ、小澤征爾を始めとする著名指揮者の下で日本国内の主要オーケストラと共演する他、ムーティ指揮ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団との共演(スカラ座)などで絶賛されている、既に一流の演奏家の風格を備えた若きチェリストである。
今までにビクターエンタテインメントより4枚のCDをリリース。

チェンバロ小林万里子
 長野市生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。日本各地でのソロ活動の他、関西フィルハーモニー管弦楽団などとラフマニノフ、チャイコフスキーの協奏曲を共演する。
 伴奏ピアニストとしても室内楽・器楽・声楽・合唱など各方面でコンサート・テレビ・FM放送に出演して幅広く活躍している。
 オペラのコレペティトゥールとしても1992年群馬交響楽団第300回定期演奏会でモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」のチェンバロを演奏するほか、小沢征爾指揮のサイトウキネンフェスティバル(96,97,98年鍵盤楽器奏者としてサイトウキネンオーケストラに参加)、日生劇場のオペラシリーズなどに毎年参加している。また、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団において鍵盤楽器を演奏している。
 現在、洗足学園大学非常勤講師
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
 水戸室内管弦楽団  MCO、世紀を駆ける。
水戸室内管弦楽団の美しい特質のひとつ、それは、
メンバー同士の深い信頼によって育まれる、
指揮者をおかないアンサンブル。
小澤征爾音楽顧問をはじめ数多くの名指揮者・演奏家たちとの
共演を経て、「指揮者なし」MCOの音楽は、
いっそうの高みへと向かい続ける。

オール・モーツァルト・プログラムで絶賛を博した
2006年の第65回定期演奏会以来の「指揮者なし」となる
第68回定期演奏会は、
18世紀と19世紀、ふたつの世紀を駆ける音楽の旅。
前半は、バロックから古典派にかけての協奏曲の数々を。
MCOの弦の響きを堪能できるヘンデルの <合奏協奏曲>、
工藤重典が貫禄の至芸を聴かせる C.P.E.バッハの
<フルート協奏曲>、そして世界が注目する若手チェリスト・
趙 靜の天かける快演が聴けるボッケリーニの<チェロ協奏曲>。
後半は一転、ベートーヴェンが晩年に書いた畢生の大作、
<弦楽四重奏曲 第13番>の弦楽合奏版。
世紀の変わり目と共に、
音楽がどれほどの重みを背負うことになったかを、
驚異のアンサンブルによる第5楽章<カヴァティーナ>の痛切な歌が教えてくれる。
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水戸室内管弦楽団 第68回定期演奏会
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2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
水戸芸術館コンサートホールATM N-22・5,000円、安い 交通費7千円

・ヘンデル:合奏協奏曲 作品6 第5番 ニ長調
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子
チェロ独奏:原田禎夫
・C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22
フルート独奏:工藤重典
・ボッケリーニ:チェロ協奏曲 ニ長調 G.478
チェロ独奏:趙 靜(チョウ・チン)
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調
作品130(弦楽合奏版)

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過去の水戸・・
2005年11月6日[日]14:00開演 (13:30開場)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM  主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

バッハ・・最近バロックオペラ・ヘンデル・ヴィバルディの音楽を聴き実に心良い旋律美が、当然バッハの弦と木管の重唱にも・・綺麗、美しい、心も、身体の凝りを音波動が癒してくれる・・主題の繰り返し、高揚感が増す旋律美の繰り返し、実に綺麗な音樂・・
 大進、文昭、両氏の 寄り添い、溶け合い、音楽の会話が楽しい・・
絶妙な共振性と弦パートの巧さが、田中さん、安芸さん、堀さん・・等、常連の奏者の方、その中に若手奏者が、明日を担う若い顔 顔・・

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
白眉でした、大進君は19歳の頃、渋谷で確か、最後のレナード・バーンスタイン来日時にマイケル・トーマス指揮PMFの演奏が・・当時は童顔の美少年・・演奏は素直さ、慈しみ、ソフトな音色と、極端な自己主張もなく、誠実な音楽創造、取り組みをしていた印象が・・
今回何年ぶりで聴き、大進君から大進様に成りましたね、透明感ある音色に、深み、奥行き感、力強さも増し・・奏でる音楽に心が ありますね・・
先生である田中さん とのアイコンが微笑ましい・・
席から真正面に田中さんの目線が見え、我が弟を見るような、眼差しと、時には厳しく、時には満足した顔が・・特に2楽章の旋律が美しく原初の感動が・・満足 満足 

ショスタコーヴィチ・・政治・社会体制からの、抑鬱感、絶望感、己の躁鬱感、主義、主張を音楽に密かに、大胆に?込め・・音楽創造を芸術の高みに押し上げた

今日はバッハの明るさ メンデルスゾーンの陽気さ、楽しさ ショスタコーヴィチの苦悩、躁鬱感、五感の叫びを・・聴く思いがする演奏会であった。

ヴァイオリン独奏:樫本大進 オーボエ独奏:宮本文昭
J.S.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060R
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編曲):弦楽器と木管楽器のための交響曲 ヘ長調
作品73a

樫本 大進 Daishin Kashimoto
1979年ロンドン生れ。恵藤久美子、田中直子、ザハール・ブロン、ライナー・クスマウルに師事。
96年フリッツ・クライスラー国際音楽コンクールをはじめ、5つの権威ある国際コンクールにて優勝を果たす。同年ロン=ティボー国際音楽コンクールでは史上最年少優勝(当時)という快挙で世界の注目を浴びた。欧州各地でのリサイタルのほか、ロリン・マゼール、小澤征爾、チョン・ミョンフンなどの著名な指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演。数多くの音楽祭などにも出演している。室内楽にも積極的に取り組み、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキーなどと共演。また、2005年には日本で 3年振りにリサイタル・ツアーを行い、大きな音楽的成長が各誌で絶賛された。
95年アリオン音楽賞、97年出光音楽賞、モービル音楽賞のほか、受賞多数。
02年 NHK大河ドラマ「利家とまつ」では、劇中音楽や紀行テーマを演奏し話題を呼んだ。
現在、日本音楽財団より1722年製ストラディヴァリウス「ジュピター」を貸与されている
           1674年製アンドレア・グヮルネリ(07年度プログラムより)
▼水戸芸術館ATM速報2005年10月30日発-----------------

「田中(直子、MCOメンバー)先生は素晴らしい教師です。
いつもどうやって僕を力づけ、助けることができるかご存知です。
今でも、先生の励ましやご支援を感じることができます。
先生のレッスンはいつも大変面白く、それに先生はとても
チャーミングな方ですので、レッスンに伺うのが大好きでした。
先生は、決して怒ることはありませんでしたが、どうやったら僕に
練習させることができるかきちんとご存知でした。
先生のおかげで、僕は音楽に恋をし、音楽の持つ力を教わりました。
先生には本当に感謝しております。」

「宮本文昭さんと最初に同じ舞台で演奏したのは、宮本さんがまだ
ケルン放送交響楽団のソロ・オーボエ奏者だったときです。
宮本さんと出会い一緒に演奏した後で、真っ先に考えたのは、この
バッハの<オーボエとヴァイオリンのための協奏曲>のことでした。
この作品は以前から知っていて、宮本さんと演奏することができたら、
信じられないほど素晴らしい体験になるだろうと確信しました。
その時、母親からは、もし僕が一生懸命がんばっていれば、
多分いつかは宮本さんと共演できるようになる、と言われました。
母親というものはいつも、どうやって子供達に勉強させるか
よく知っていますね!ただ、残念なことに、この信じられないほど
美しい傑作をついに宮本さんと一緒に演奏できるようになるのに、
今まで時間がかかりました。でも、今となってはここまで時間が
経ったことが嬉しいです。MCOという素晴らしいオーケストラと共に、
それを実現できるからです!」
(水戸芸術館音楽紙vivo2005年11月「樫本大進インタビュー」より)

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 秋には日本で指揮振りします・・楽しみです
日本では人気はイマイチ?ですか・・フランツ・ウェルザーメスト氏
 小澤征爾氏の後任決定=ウィーン歌劇場 6月7日18時0分配信 時事通
 オーストリア教育・科学・文化省は7日までに、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める指揮者、小澤征爾氏(71)の任期が2010年に切れるのに伴い、後任にオーストリア人で米クリーブランド管弦楽団の音楽監督フランツ・ウェルザーメスト氏(46)を充てると発表した。任期は同年秋から。
チューリッヒ歌劇場 「R・シュトラウス(歌劇「ばらの騎士」)」
■Pコード:246-371
■公演日:2007年9月8日(土) ■開演:2:00PM ■開場:1:30PM
■会場: オーチャードホール
@電子チケットぴあ発売中 原語上演、字幕付。
[演出]スヴェン・エリク・ベヒトルフ [指揮]フランツ・ウェルザー=メスト [独奏・独唱]ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)/アルフレッド・ムフ(バス)/ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾソプラノ)/
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 にだめオケがお金を払ってまで聴きに行くことはないと 思っていましたが・・
優秀な方も 演奏しているのですね・・宮本さんは水戸で一昨年オーボエを聞いてますが
引退された、一昨年が生聴き最後となりました・・

ドラマ「のだめカンタービレ」で生まれた「のだめオーケストラ」のバイオリン奏者で、世界的オーボエ奏者の宮本文昭さん(57)の次女・笑里(えみり)さん(23)のファーストアルバム「smile」が7月18日に発売される。 サッポロビール「エビス<ザ・ホップ>」のCMで親子でセッションしている「第三の男」も収録される。
 笑里さんは、14歳で「ドイツ学生音楽コンクール・デュッセルドルフ」1位入賞し、小澤征爾音楽塾・オペラプロジェクトやNHK交響楽団定期公演などに参加。のだめオーケストラやエビスのCMなどでクラシックファン以外からも注目を浴び、5月には、CD発売前では世界初という携帯電話向けビデオクリップ「passion cachee~秘めた思い~」でソロデビューを果たしている。
 アルバム「smile」では、文昭さんのレパートリーで、CD化が熱望された「アベ・マリア」を親子で演奏。作曲家の大島ミチルさんと岩代太郎さんの書き下ろし曲など全13曲を収録。初回限定盤が「passion cachee」の特典DVD付きで3360円。通常盤は3045円。【西村綾乃】
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 札幌市厚別区出身で現在は首都圏などで活動する指揮者、橘直貴さん(38)が8日、ルーマニアで行われた「第2回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール」で1位を獲得した。同市在住の家族に入った連絡で分かった。
 3歳からピアノを始めた橘さんは指揮者の道を志し、札幌開成高から桐朋学園大(東京都調布市)に進学。01年に若手の登竜門として知られる「第47回ブザンソン国際指揮者コンクール」(フランス)で決勝に進出し、2位に入賞した。現在は、札幌や関東を中心に指揮活動を行っている。

荒絵里子 オーボエ奏者応援します

ヘンデル
CPEバッハ
ボッケリーニ
ベートーヴェン

15日 東京のオペラの森 ・小澤征爾指揮  タンホイザー

2007-03-17 | 水戸室内 ・サイトウキネン

【オペラ公演】(計3公演)
2007年3月15日(木)17:30開演     4F R2-31 23000円ヤヤ高い
2007年3月18日(日) /21日(水・祝)15:00    東京文化会館

 一言、印象は 演出カーセン、指揮者小澤のタンホイザーかな・・
1幕から、想定外、予想外の演出が・・眼が・視線が点に成る??笑い
後、二回公演がありますね・・観に行かれる方、其れなりの覚悟が必要かな?
 1幕・・ナゼ ナゼ・・から3幕で 納得と思わせる・・

歌手陣、合唱に細かい動き、演技を要求する感じが・・肝心な歌唱に、まだ初日で
バランスが悪いかな・・2回、3回と練れた動き、演技に成ると思われます・・
 小澤指揮も生聴きは2年振りかな・・指揮振りも元氣でした・・

ワーグナー:『タンホイザー』(全3幕)【原語上演・字幕付】
※新演出:パリ・オペラ座、バルセロナ・リセウ歌劇場との共同制作
指揮:小澤征爾
演出:ロバート・カーセン
出演:タンホイザー/ステファン・グールド
   エリーザベト/ムラーダ・フドレイ
   ヴェーヌス/ミシェル・デ・ヤング・・華◎◎◎◎◎
   ヴォルフラム/ルーカス・ミーチェム
   領主へルマン/アンドレア・シルベストレッリ
   ヴァルター/ジェイ・ハンター・モリス
   ビーテロルフ/マーク・シュネイブル
   ハインリッヒ/平尾憲嗣
   ラインマール/山下浩司/他
演奏:東京のオペラの森管弦楽団・・
    ティンパニがベルリンフィルの?切れ味最高ですね
合唱:東京のオペラの森合唱団
※当初エリーザベト役で出演を予定しておりましたクリスティーン・ゴーキーは、来春出産のため、来日できなくなりました。
ゴーキーに代わり、エリーザベト役はムラーダ・フドレイが演じます。(2006/10/3 更新)
※当初ヴォルフラム役で出演を予定しておりました、リュドヴィク・テジエは本人の都合により、来日できなくなりました。
テジエに代わり、ヴォルフラム役はルーカス・ミーチェムが演じます。(2007/2/7 更新)

 ボストン交響楽団と 30 年近くにわたり、緊密な関係を保ち、このオーケストラを常に世界最高の楽団として維持するともに、ヨーロッパ、日本、中国、南米とツアーを行い、名声を高める。また、ヨーロッパにおいては、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などを定期的に指揮し、ヨーロッパツアーや日本ツアーを成功させた。オペラ活動も精力的に行っており、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座などに数多く出演。 2002 年からは、ウィーン国立歌劇場の音楽監督にも就任した。  小澤征爾

 カナダ出身。世界各地の劇場で幅広く活躍しており、特にヨーロッパ・オペラ界においては、現在、最も人気の高い演出家としてその活動が注目を集めている。最近では、ヴェネツィアの至宝、フェニーチェ歌劇場復活プロダクション『椿姫』の演出も担当。
 日本においては 2001 年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で小澤征爾指揮のオペラ『イェヌーファ』、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトVのプッチーニ歌劇『ラ・ボエーム』、 2005年の東京のオペラの森のオープニング作品となった『エレクトラ』などの演出を手がけ話題となった。 ロバート・カーセン

タンホイザー:吟遊詩人、騎士
エリーザベト:ヘルマンの姪
ヴェーヌス:ヴェーヌスベルクに住む快楽の女神
ヴォルフラム:吟遊詩人、騎士。タンホイザーの友人
領主へルマン:ヴァルトブルクの領主
 ヴェーヌスベルクでヴェーヌスとギリシア神話の妖精や神々に囲まれて官能の愛の喜びにふけっていたタンホイザーは、ある時夢の中に故郷を見てしまう。強い懐郷の念を抱き、思いに堪えかねたタンホイザーは、ヴェーヌスから離れようと決心する。引き止めるヴェーヌスだが、タンホイザーが「わが救済は聖母マリアにこそ!」と叫ぶと、ヴェーヌスベルクは崩壊し消滅する。タンホイザーは、いつの間にかヴァルトブルクの城を見渡す春の陽ざしに輝く静かな谷にいることに気付く。そこへ、ヴァルトブルクの領主が多くの騎士たちを連れてやって来る。その中にはタンホイザーの親友ヴォルフラムもいた。騎士たちはタンホイザーの帰郷を喜び仲間に入ってくれと懇願するが、官能の世界に溺れた罪の重さを思ったタンホイザーはそれを受け入れることが出来なかった。しかし、ヴォルフラムがタンホイザーの帰りを待つ貞淑なエリーザベトのことを語るとやっと決心し、一行に加わりヴァルトブルクへ向かう。
 ヴァルトブルク城内ではエリーザベトが、タンホイザーが再び歌合戦に参加することに喜び心躍らせていた。そこへヴォルフラムがタンホイザーを連れて現れる。エリーザベトとタンホイザーは、再会を心から祝福し合う。一方、ひそかにエリーザベトに思いを寄せていたヴォルフラムは、複雑な心境で2人を見つめていた。
 歌合戦を見に騎士たちや貴婦人がこぞってやって来る。領主は歌合戦の課題を愛の本質を表現することであると告げる。そして優勝者には、エリーザベトから望むもの何でも褒美として与えると宣言する。くじ引きの結果、最初にヴォルフラムが歌うことになった。竪琴をとともに愛は清らかな泉、恥ずべき情欲で汚してはならないものだと歌って人々の共感を得る。しかし、タンホイザーはその泉を欲求することこそ愛、その泉で渇きをいやす享楽を讃えた。さらには、君は愛の享楽が何であるか分からないのだろうと歌ってしまう。騎士たちは激怒し、剣を抜いてタンホイザーに迫るが、それをエリーザベトが押しとどめる。エリーザベトは、タンホイザーのために命乞いをし、領主はこのような大罪のゆるしを得るためにはローマへ行くより道はない、そして教皇のゆるしが得られなければ決してヴァルトブルクへ帰って来てはならないと告げる。

 エリーザベトは、聖母マリア像の前にひざまずいてタンホイザーが許され、無事に帰ってくるように祈っている。その時、巡礼者たちの合唱が聞こえ、エリーザベトは、その群の中にタンホイザーを探すが見つけられない。彼女は、聖母マリアにタンホイザーの罪がゆるされるのなら、自分の命をすててもいいと強く誓う。 その夜、うちひしがれた姿のタンホイザーがヴォルフラムの前に現れる。ヴォルフラムはやっとのことでタンホイザーからローマ行きの顛末を聞き出すのだが、教皇は、自分の杖に緑の葉が生え出ぬ限り、タンホイザーの救いはないと告げたと言う。教皇からゆるしは得られなかったタンホイザーは、ヴェーヌスに救いを求めようとする。ヴェーヌスが姿を現し、タンホイザーを迎え入れようとした時、ヴォルフラムがエリーザベトの名を呼んだ。これによって突如、タンホイザーは正気に戻る。ヴェーヌスは地中に姿を消して行くが、この瞬間、エリーザベトは神のみもとに召されてしまう……。

 ≪東京のオペラの森≫は、東京文化会館を軸にオペラとオーケストラ・コンサート、室内楽などを含んだ一連の公演を、毎年春に開催する一大プロジェクト。第1回目はリヒャルト・シュトラウスのオペラ『エレクトラ』の上演やアラン・ギルバートによる名演をとどろかせた。第2回目は、テーマを<ヴェルディとその時代>として、オペラ公演『オテロ』と、リッカルド・ムーティのオーケストラ公演『レクイエム』がともに大好評のうちに幕を閉じた。

東京のオペラの森2005『エレクトラ』公演より
 今回、3年目を迎える≪東京のオペラの森≫では、国内でのオペラの指揮は久しぶりとなるマエストロ、小澤征爾がワーグナーの歌劇『タンホイザー』を指揮する。演出には≪東京のオペラの森≫の記念すべき第1回のオペラ『エレクトラ』でも小澤と作品を手がけた、ロバート・カーセンを再度迎える。舞台を"現在"に置き換えて、主人公のタンホイザーの"芸術家"としての葛藤と、彼をめぐる社会との関わりを核とした意欲的な新演出に期待が寄せられる。そのタンホイザー役には、ヨーロッパ・オペラ界を牽引する"ワーグナー歌い"のステファン・グールド、ヴェーヌス役にミシェル・デ・ヤング、ヴォルフラム役にリュドヴィク・テジエなど、現在、世界中の歌劇場で活躍している豪華ソリストたちを集め、これ以上ない布陣で上演する。
 一方、名演を繰り広げ喝采を浴びた前回に続き、ムーティ指揮となるオーケストラ・コンサートでは、ヴェルディの『聖歌四篇』より「スターバト・マーテル」、「テ・デウム」、ロッシーニの『スターバト・マーテル』が演奏される予定となっている。
 毎年、海外の劇場と共同で新演出作品を制作し上演するオペラと、極上のオーケストラ・コンサートが堪能できる≪東京のオペラの森≫。満開の桜とともに春を祝う、この"音楽祭"を心待ちにしたい。
東京のオペラの森