日頃の何氣ない風景 ・音楽鑑賞・株投資、感じた事を

音楽鑑賞の感想雑文と、相場から経済情勢を
御礼
7年間 総閲覧数2,907,866  

10日水戸室内管弦楽団  ・小澤征爾氏の後任=ウィーン歌劇場フランツ・ウェルザー=メスト

2007-06-11 | 水戸室内 ・サイトウキネン


ヘンデル 明るいですね、何の抵抗無く音楽に轢きこまれます・・
今日は前半3曲がチェンバロの繊細な響き、音楽を支える役割がコントラバスと共により一層染込みました・・新鮮でした

 対向配列でV5 V4 ヴィオラ3チェロ2 バス1 チェンバロ小林万里子
・ヘンデル1685-1759:合奏協奏曲 作品6 第5番 ニ長調
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子
チェロ独奏:原田禎夫
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       4・4・2・2・1 フルート・工藤重典チェンバロ小林万里子
・C.P.E.バッハ1714-1788:カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714年3月8日 ヴァイマル - 1788年12月14日 ハンブルク)はドイツの作曲家。ヨハン・ゼバスティアン・バッハが先妻マリア・バルバラともうけた次男。父親より、父親の友人ゲオルク・フィリップ・テレマンの作曲様式を受け継ぎ、ギャラント様式や多感様式を追究して、古典派音楽の基礎を築いた。
 弟ヨハン・クリスティアンがモーツァルトを教え導いたように、カール・フィリップの作風は、ハイドンやベートーヴェンに多大な影響を与えた。生前は父親よりも有名で、兄弟の中では誰よりも世俗的な成功を収めたが、本人は父親の指導があったから自分が成功することができたと訴え続けた。その意味においては、初期のバッハ神話を創り出した張本人であったと言える。

 フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22    フルート独奏:工藤重典

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       7・6・4・3・2・2・2ホルン、オーボエ・チェンバロ小林万里子
・ボッケリーニ1743-1809:チェロ協奏曲 ニ長調 G.478
チェロ独奏:趙 靜(チョウ・チン)

チェロの音色は明るいですね・・濁りが無いですね・・二楽章、三楽章との旋律、主題の流れが美しいです・・チェロの旋律からヴァイオリン・・チェロ・・オーボエへ
其の旋律をチェンバロが受け、ソロチェロへと旋律の受け渡しも見事な音楽ですね、各奏者の技量が高いので・・アンサンブル、音の統一性、共振性が高いです
オーボエ、荒 絵里子さん 良い味だしてました・・

 前半の三曲で満腹状態でした・・此れだけ明るい曲を聴くとベートーヴェンの重み、暗さが疲れを感じさせます・・曲想によるのでしょうが、弦群の合奏が大人しいと感じさせる・・ウネリ、力強さより、品格・キヒンがあるベートーヴェンかな
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       7・6・4・3
・ベートーヴェン1770-1827弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調
作品130(弦楽合奏版)

 豊嶋氏川本氏が新メンバーに・・吉田館長、宮本・オーボエのお顔が見れないのが寂しいですね。行きが大雨で帰りは落雷の影響で列車の遅れもありましたが、良い演奏が聴けて幸せでした・・西の空を見ると星が煌いて、自然の音楽も綺麗ですね・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
趙 静(チョウ・チン)
北京生まれ。東京音楽大学附属高校に留学生特別奨学生として入学し、02年3月に東京音楽大学及びベルリンのカラヤン・アカデミーを卒業。第2回ビバホール チェロ・コンクール第1位を受賞。05年9月、ミュンヘン国際コンクール・チェロ部門で第1位受賞。併せて新作の優れた解釈に与えられる賞及び聴衆賞も受賞。
チョン・ミョンフン、ジャン・フルネ、小澤征爾を始めとする著名指揮者の下で日本国内の主要オーケストラと共演する他、ムーティ指揮ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団との共演(スカラ座)などで絶賛されている、既に一流の演奏家の風格を備えた若きチェリストである。
今までにビクターエンタテインメントより4枚のCDをリリース。

チェンバロ小林万里子
 長野市生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。日本各地でのソロ活動の他、関西フィルハーモニー管弦楽団などとラフマニノフ、チャイコフスキーの協奏曲を共演する。
 伴奏ピアニストとしても室内楽・器楽・声楽・合唱など各方面でコンサート・テレビ・FM放送に出演して幅広く活躍している。
 オペラのコレペティトゥールとしても1992年群馬交響楽団第300回定期演奏会でモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」のチェンバロを演奏するほか、小沢征爾指揮のサイトウキネンフェスティバル(96,97,98年鍵盤楽器奏者としてサイトウキネンオーケストラに参加)、日生劇場のオペラシリーズなどに毎年参加している。また、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団において鍵盤楽器を演奏している。
 現在、洗足学園大学非常勤講師
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
 水戸室内管弦楽団  MCO、世紀を駆ける。
水戸室内管弦楽団の美しい特質のひとつ、それは、
メンバー同士の深い信頼によって育まれる、
指揮者をおかないアンサンブル。
小澤征爾音楽顧問をはじめ数多くの名指揮者・演奏家たちとの
共演を経て、「指揮者なし」MCOの音楽は、
いっそうの高みへと向かい続ける。

オール・モーツァルト・プログラムで絶賛を博した
2006年の第65回定期演奏会以来の「指揮者なし」となる
第68回定期演奏会は、
18世紀と19世紀、ふたつの世紀を駆ける音楽の旅。
前半は、バロックから古典派にかけての協奏曲の数々を。
MCOの弦の響きを堪能できるヘンデルの <合奏協奏曲>、
工藤重典が貫禄の至芸を聴かせる C.P.E.バッハの
<フルート協奏曲>、そして世界が注目する若手チェリスト・
趙 靜の天かける快演が聴けるボッケリーニの<チェロ協奏曲>。
後半は一転、ベートーヴェンが晩年に書いた畢生の大作、
<弦楽四重奏曲 第13番>の弦楽合奏版。
世紀の変わり目と共に、
音楽がどれほどの重みを背負うことになったかを、
驚異のアンサンブルによる第5楽章<カヴァティーナ>の痛切な歌が教えてくれる。
---------------------------------
水戸室内管弦楽団 第68回定期演奏会
---------------------------------
2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
水戸芸術館コンサートホールATM N-22・5,000円、安い 交通費7千円

・ヘンデル:合奏協奏曲 作品6 第5番 ニ長調
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子
チェロ独奏:原田禎夫
・C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22
フルート独奏:工藤重典
・ボッケリーニ:チェロ協奏曲 ニ長調 G.478
チェロ独奏:趙 靜(チョウ・チン)
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調
作品130(弦楽合奏版)

/////////////////////////////////////////////
過去の水戸・・
2005年11月6日[日]14:00開演 (13:30開場)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM  主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

バッハ・・最近バロックオペラ・ヘンデル・ヴィバルディの音楽を聴き実に心良い旋律美が、当然バッハの弦と木管の重唱にも・・綺麗、美しい、心も、身体の凝りを音波動が癒してくれる・・主題の繰り返し、高揚感が増す旋律美の繰り返し、実に綺麗な音樂・・
 大進、文昭、両氏の 寄り添い、溶け合い、音楽の会話が楽しい・・
絶妙な共振性と弦パートの巧さが、田中さん、安芸さん、堀さん・・等、常連の奏者の方、その中に若手奏者が、明日を担う若い顔 顔・・

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
白眉でした、大進君は19歳の頃、渋谷で確か、最後のレナード・バーンスタイン来日時にマイケル・トーマス指揮PMFの演奏が・・当時は童顔の美少年・・演奏は素直さ、慈しみ、ソフトな音色と、極端な自己主張もなく、誠実な音楽創造、取り組みをしていた印象が・・
今回何年ぶりで聴き、大進君から大進様に成りましたね、透明感ある音色に、深み、奥行き感、力強さも増し・・奏でる音楽に心が ありますね・・
先生である田中さん とのアイコンが微笑ましい・・
席から真正面に田中さんの目線が見え、我が弟を見るような、眼差しと、時には厳しく、時には満足した顔が・・特に2楽章の旋律が美しく原初の感動が・・満足 満足 

ショスタコーヴィチ・・政治・社会体制からの、抑鬱感、絶望感、己の躁鬱感、主義、主張を音楽に密かに、大胆に?込め・・音楽創造を芸術の高みに押し上げた

今日はバッハの明るさ メンデルスゾーンの陽気さ、楽しさ ショスタコーヴィチの苦悩、躁鬱感、五感の叫びを・・聴く思いがする演奏会であった。

ヴァイオリン独奏:樫本大進 オーボエ独奏:宮本文昭
J.S.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060R
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編曲):弦楽器と木管楽器のための交響曲 ヘ長調
作品73a

樫本 大進 Daishin Kashimoto
1979年ロンドン生れ。恵藤久美子、田中直子、ザハール・ブロン、ライナー・クスマウルに師事。
96年フリッツ・クライスラー国際音楽コンクールをはじめ、5つの権威ある国際コンクールにて優勝を果たす。同年ロン=ティボー国際音楽コンクールでは史上最年少優勝(当時)という快挙で世界の注目を浴びた。欧州各地でのリサイタルのほか、ロリン・マゼール、小澤征爾、チョン・ミョンフンなどの著名な指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演。数多くの音楽祭などにも出演している。室内楽にも積極的に取り組み、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキーなどと共演。また、2005年には日本で 3年振りにリサイタル・ツアーを行い、大きな音楽的成長が各誌で絶賛された。
95年アリオン音楽賞、97年出光音楽賞、モービル音楽賞のほか、受賞多数。
02年 NHK大河ドラマ「利家とまつ」では、劇中音楽や紀行テーマを演奏し話題を呼んだ。
現在、日本音楽財団より1722年製ストラディヴァリウス「ジュピター」を貸与されている
           1674年製アンドレア・グヮルネリ(07年度プログラムより)
▼水戸芸術館ATM速報2005年10月30日発-----------------

「田中(直子、MCOメンバー)先生は素晴らしい教師です。
いつもどうやって僕を力づけ、助けることができるかご存知です。
今でも、先生の励ましやご支援を感じることができます。
先生のレッスンはいつも大変面白く、それに先生はとても
チャーミングな方ですので、レッスンに伺うのが大好きでした。
先生は、決して怒ることはありませんでしたが、どうやったら僕に
練習させることができるかきちんとご存知でした。
先生のおかげで、僕は音楽に恋をし、音楽の持つ力を教わりました。
先生には本当に感謝しております。」

「宮本文昭さんと最初に同じ舞台で演奏したのは、宮本さんがまだ
ケルン放送交響楽団のソロ・オーボエ奏者だったときです。
宮本さんと出会い一緒に演奏した後で、真っ先に考えたのは、この
バッハの<オーボエとヴァイオリンのための協奏曲>のことでした。
この作品は以前から知っていて、宮本さんと演奏することができたら、
信じられないほど素晴らしい体験になるだろうと確信しました。
その時、母親からは、もし僕が一生懸命がんばっていれば、
多分いつかは宮本さんと共演できるようになる、と言われました。
母親というものはいつも、どうやって子供達に勉強させるか
よく知っていますね!ただ、残念なことに、この信じられないほど
美しい傑作をついに宮本さんと一緒に演奏できるようになるのに、
今まで時間がかかりました。でも、今となってはここまで時間が
経ったことが嬉しいです。MCOという素晴らしいオーケストラと共に、
それを実現できるからです!」
(水戸芸術館音楽紙vivo2005年11月「樫本大進インタビュー」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 秋には日本で指揮振りします・・楽しみです
日本では人気はイマイチ?ですか・・フランツ・ウェルザーメスト氏
 小澤征爾氏の後任決定=ウィーン歌劇場 6月7日18時0分配信 時事通
 オーストリア教育・科学・文化省は7日までに、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める指揮者、小澤征爾氏(71)の任期が2010年に切れるのに伴い、後任にオーストリア人で米クリーブランド管弦楽団の音楽監督フランツ・ウェルザーメスト氏(46)を充てると発表した。任期は同年秋から。
チューリッヒ歌劇場 「R・シュトラウス(歌劇「ばらの騎士」)」
■Pコード:246-371
■公演日:2007年9月8日(土) ■開演:2:00PM ■開場:1:30PM
■会場: オーチャードホール
@電子チケットぴあ発売中 原語上演、字幕付。
[演出]スヴェン・エリク・ベヒトルフ [指揮]フランツ・ウェルザー=メスト [独奏・独唱]ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)/アルフレッド・ムフ(バス)/ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾソプラノ)/
///////////////////////////////////////////
 にだめオケがお金を払ってまで聴きに行くことはないと 思っていましたが・・
優秀な方も 演奏しているのですね・・宮本さんは水戸で一昨年オーボエを聞いてますが
引退された、一昨年が生聴き最後となりました・・

ドラマ「のだめカンタービレ」で生まれた「のだめオーケストラ」のバイオリン奏者で、世界的オーボエ奏者の宮本文昭さん(57)の次女・笑里(えみり)さん(23)のファーストアルバム「smile」が7月18日に発売される。 サッポロビール「エビス<ザ・ホップ>」のCMで親子でセッションしている「第三の男」も収録される。
 笑里さんは、14歳で「ドイツ学生音楽コンクール・デュッセルドルフ」1位入賞し、小澤征爾音楽塾・オペラプロジェクトやNHK交響楽団定期公演などに参加。のだめオーケストラやエビスのCMなどでクラシックファン以外からも注目を浴び、5月には、CD発売前では世界初という携帯電話向けビデオクリップ「passion cachee~秘めた思い~」でソロデビューを果たしている。
 アルバム「smile」では、文昭さんのレパートリーで、CD化が熱望された「アベ・マリア」を親子で演奏。作曲家の大島ミチルさんと岩代太郎さんの書き下ろし曲など全13曲を収録。初回限定盤が「passion cachee」の特典DVD付きで3360円。通常盤は3045円。【西村綾乃】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 札幌市厚別区出身で現在は首都圏などで活動する指揮者、橘直貴さん(38)が8日、ルーマニアで行われた「第2回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール」で1位を獲得した。同市在住の家族に入った連絡で分かった。
 3歳からピアノを始めた橘さんは指揮者の道を志し、札幌開成高から桐朋学園大(東京都調布市)に進学。01年に若手の登竜門として知られる「第47回ブザンソン国際指揮者コンクール」(フランス)で決勝に進出し、2位に入賞した。現在は、札幌や関東を中心に指揮活動を行っている。

荒絵里子 オーボエ奏者応援します

ヘンデル
CPEバッハ
ボッケリーニ
ベートーヴェン

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。