見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

教育支援員募集中

2010年06月10日 | その他
 オープンスクールのお知らせ

 生徒たちの学びをサポートしてくださる方(パート)を募集しています。


仕事内容:学習障害など発達と学習に困難を抱える子どもや
      青年の学習教育の支援
職  種:教育支援員
雇用形態:パート労働者
雇用期間:臨時(4ヶ月以上) (平成22年 6月28日~平成23年 3月31日)
年  齢:不問
就業時間:10:00~15:00
賃金形態:時間給制 1,000円
休  日:土日祝毎週
就業場所:見晴台学園(愛知県名古屋市中川区柳森町)
備  考:事前に連絡の上、選考日前に「学園見学」をお願いします
面 接 日:6月27日(日)AM

*詳しいことは学園までお問い合わせください。
  052-224-7378                       

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お茶もみで数学?

2010年06月09日 | 日々つれづれ
オープンスクールのお知らせ

先日、言語と数量(数学)のあるクラスで
お茶もみ&お茶会をしました。

なぜ数学でお茶もみ??
と思うでしょうが、もちろん立派な数学の授業です。

まず最初の問題は、
「100gのお茶の生葉を飲むお茶の葉にすると何gになるでしょう?」

先生が用意してくれた生葉を、
まずはみんなで量りにかけて100gに。





そして、
1.ホットプレートで温める
2.手でもむ


 
↑ひたすら繰り返します。

ほとんどの人が、お茶もみは初めての体験。
どれくらいの強さで、どんな風にもむのかわかりません。
先生にアドバイスをもらいながら、
葉が細かく濃い色になるまで熱さに耐えながらもみ続けました。




するとだんだんお茶のいい香りが学園中に…
2階までいい香りが漂い、
それに誘われ上から他のクラスの生徒が声を掛けてくれます。


さてさて、
事務の人にも手伝ってもらいながら、葉がようやくいい色に。
量りでそれを量ってその重さを聞くと、
子どもたちから「20gになりました」との返答が。

100gあったお茶の生葉は最終的に20gになりました。

そこで次の問題です。
「100gの葉が20gになったということは、何g減りましたか?」

「80g」と、すかさず大きな返事が。

「じゃ、無くなった80gは何だったのでしょうか?」

「うーん」…少し考えて、


そして……
「水です」との答えが。


素晴らしい!!
まさにこれが活きた授業というものでしょう。

最後に自分たちでもんだお茶の葉でお茶会。
特別にお菓子付きの豪華版。


美味しくてためになるなんて、ほんと夢のようです。



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キャンプ準備 専攻科編

2010年06月08日 | 日々つれづれ
オープンスクールのお知らせ

~第1弾は飯ごうでパン作り!~

 本科時代のキャンプではできなかった楽しいことに挑戦しよう!
そう言って始まった専攻科のキャンプ。

 これまでまきを燃やしてご飯を炊いていた飯盒を使ってパンづくりに挑戦。

しかし……

 分量と発酵時間が微妙に違ったためか出来上がりはパンというよりスコーンに
近いものに…。

 もうひと工夫が必要ですが、本番ではふかふかの手づくりパンが食べられるように
試作中です。




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これも自己決定力???

2010年06月07日 | 日々つれづれ
2010年度オープンスクールのご案内

 畑のイチゴも残り少なくなってきました。
天候の都合などでなかなか収穫にいけないのですが、ビニール袋3袋の
ストックができ、ジャムの材料には十分です。

 さて、先日は「自然と社会」の授業の一環で本科一年生と中等部で
畑に行きました。
 もちろんその前に

 いちごのブツブツの部分が実であること
 実だと思っている部分は「花託」が大きくなったもの
 農学的にいえば種をまいてから一年以内に収穫できるものは"野菜"に
 分類されるのでいちごも"野菜"である
                     ということを学習してから。

 それぞれがボウルを持っていざ畑へ。
赤いいちごがたくさんありますが、前回の収穫日から日にちが経っているので
食べ頃いちごを探すのは一苦労。

 「赤くて食べたらおいしそうだと思ういちごを選んでね」と指示し、
いざ畑の中へ。

 一分もしないうちから

 「せんせ~~い、このいちご大丈夫かな?」
 「ねぇ~、これは???」

 次から次へと尋ねられ、大忙し。

 「そのいちご、食べたいと思う?甘そう??」と聞くと
 「わからない!!」

 今までいちごの収穫の経験がないので一年生たちはどのいちごを
とっていいのかわからず、自分では決められないのです。

 毎年収穫をしている本科3年生くらいなると

 「いちごの収穫に行くよ~」と一声かけると
それぞれ容器を持ち、畑につくとさっさと収穫開始。

 「これ、めっちゃ甘そうだよ」
 「ねぇねぇ、これ大きいよ」
 「こっちの方が大きいよ!」

とどんどん収穫し、その量も膨大。帰ってから洗う作業が
一苦労になってしまうほどです。

 一年生たちも経験を積めば、おいしいいちごを自信をもって
収穫できるようになるのでしょうか?いやいやその他にも
自分のやりたいことが「やりたい!」と言えるようになってほしいです。

 数年後が楽しみにです。








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恐怖の健康診断

2010年06月04日 | 日々つれづれ
 先日、春の健康診断を実施しました。

 学園では健康診断は年2回実施。春の場合は嘱託医契約をしている病院に
出向いて検診を行います。

 学園からは地下鉄と名鉄に乗り、さらに徒歩15分。全校生徒が受診ので
大移動です。

 移動の電車の中でも「へっ????」と思うことがたくさんありました。

 例えば…
     1、電車の中で新聞を読みたいのだけれど、新聞の広げ方がわからない
     2、ガラ空きの電車にもかかわらず、人が座っている横にど~~んと
       座ってしまい、その人にジロッとみられてしまう   
     3、電車に乗るのがうれしくて?ついつい靴を脱いで座ってしまう
                                 などなど…
 校外にでると何かと勉強になります。


 そうそ、移動中、正確にはこの検診日の2~3日前から生徒たちの話題の中心は

          "採血"

 どうしても苦手らしい
友だち同士で対策を考えたり、同調しあったり…。

 実は採血担当の看護師さんたちも、生徒たちのビビりと同じくらいに
「痛くないように、一回で採血を!」とかなりのプレッシャーと戦っています。

 病院に着くと経験者は慣れた様子でカルテを持って、順次検査をこなしていきます。
要領の良い生徒は最後に必ず待つことになってしまう「レントゲン」や「心電図」を
先にこなしていました。

 そして、やはり採血をする部屋の前では妙にソワソワして口数少なく待つ生徒たち。

 多少、抵抗に涙に…とありましたが、なんとか終わった健康診断。
後は結果が届くのを待ちます。
その結果をもとに「運動文化とからだ」の授業で体について学習が
できたらいいなと思っています。

 

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キャンプ準備 本科編

2010年06月02日 | 日々つれづれ
2010年度オープンスクールのご案内

今日は初めての火起こし実習でした。
本科1年生にとっては
初めてのキャンプに向けてのまずは第一歩!?
といったところでしょうか。


やり慣れない生徒にとってはマッチを擦るのが難しい。
力加減や角度が分からず、なかなか上手く擦れない。

先輩にアドバイスをもらいながら、
何度もチャレンジしてやっと点火。

でも、やっと擦れても、点いた火は怖いし、
火の点いたマッチをどこに置けばいいのかわからない。

1年生は、まだまだこれから。
キャンプまで特訓は続く…のでしょう。

そんな状況に見かねた理事長がちょっとお手伝い。
新しくいろんな課題が見つかった実習となりました。

焼き上がったおにぎり&ウインナーは
少々焦げ焦げでしたが、みんな嬉しそうに食べてました。








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緊急全校集会その2

2010年06月01日 | 日々つれづれ
「“買い弁”のゴミってどうして?」から始まった全校集会。
緊急全校集会その1


生徒A:「もちろん家に持ち帰っていますよ」

教員:「家に持ち帰ったら?」

生徒A:「えっ、ゴミ箱に入れますよ」

生徒B:「僕は袋から出して分別しています」

教員:「なるほど…。でも、家にゴミ持ち帰るのめんどうじゃない?
    君は荷物も多し」

生徒A:「初めはそう思って……、捨てて帰ったこともありますが、今は
    持ち帰っています!!」

生徒C:「俺も前はね(^^ゞ、でも今は大丈夫だよ」

教員:「そうだよね、ゴミを持ち帰るのは嫌だよね。だからといって駅や
    コンビニのゴミ箱に捨てて帰らないでね。Eくん、やっていないでしょね?」

生徒E:「持ち帰っているよ。地下鉄にはゴミ箱ないしさ」

ここで写真登場


教員:「コンビニや駅にもゴミ箱にはこうやって表記がされているでしょ。だから
    “買い弁”のゴミはいれないはダメだよね。」

その時にFさんが真顔でこんな発言を。

生徒F:「え~~っ、だって“家庭のゴミ”ではないからいいじゃないの?」

「?????????」


 ゆっくり話を聞いてみるとFの解釈によると、"家庭ごみ"というのは"家からでたゴミ"で
あり、結果"買い弁"のゴミは"家庭ごみ"ではなく、コンビニや駅に捨ててもいいというのだ。

 え~~~っ、思いつつも妙に納得。

 いやいや、それでは学園ルールの意味がないので、辞書などを引っ張り出し、ゴミには
"家庭ゴミ"と"事業ゴミ"があり、事業活動に伴って発生するごみ以外はすべて“家庭ごみ”
となり、買い弁のゴミも“家庭ごみ”となることを説明。

 
 最初はなかなか納得がいかない様子のFさんでしたが、周りの意見も聞き入れ、その日は
家のゴミ箱に買い弁のゴミをいれた写真を携帯から送ってくれました。

 学園には校則はありませんが、学園生活を快適に送るために何か問題が起こった時は
その都度全校集会を開き、話し合いをしています。

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