見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

秋のオープンスクール終了

2010年09月24日 | 日々つれづれ
 9月22日(水)と24日(金)二日間行われた秋のオープンスクール、
二日間で18名の方に参加していただき、無事終了しました。

 今回の特徴は何といっても在校生と一緒に授業を受けてもらうこと。


 ≪9月24日(金≫

 ・言語と数量 書く



 ・グループで協力して担当の部首の漢字を辞書を使って調べます



・言語と数量 読む 「家庭教師りん子先生が行く」を読み込んでいきます
 そのためにウォーミングアップでは早口言葉に挑戦

 


 最初は緊張気味のスクール生たちも、時間が経つにつれ表情が
和らいできます。そして昼休みにはトランプや近くの公園に行って
先輩たちとキャッチボールをして楽しんでいました。

 そして午後からは恒例の「生徒たちによる学園紹介」
専攻科生たちは写真を使って本科や中等部の授業紹介を、中等部・本科生は
自主活動のクラブ紹介をしました。

 ・スポーツスタッキングクラブの実演。
  見事な手さばき?に身体を乗り出して。



 ・家庭科クラブは朝早く登校してグミを作ってプレゼント



 このオープンスクール、スクール生にとっては自分の進路を決める大切な
機会ですが、在校生たちにとっても学園での生活を振り返り、スクール生たちに
いかにわかりやすく伝えるか腕の見せ所にもなります。

 帰りの会で
 「授業も楽しかったけれど、昼休みに先輩に誘ってもらって
  公園でキャッチボールをしたことが楽しかったです」

 という感想があり、その言葉がとてもうれしく先輩たちのパワーに拍手です。

 見晴台学園では今年度も選考入試を11月7日に行います。受験の際には
体験入学(2日間)が必要です。日程の調整が必要ですので、ご希望の方は
早めにご連絡ください。


 来年度の受験要項は、

  *特別選考入試
    日にち:2010年11月7日(日) 午前10時~
    出願期間:2010年10月12日(火)~22日(金)
    選考料:10,000円(体験入学料込み)
    選考内容:①生徒・保護者の各面接、
         ②体験入学(10月8日までに原則2日間)
         ③体験入学の感想文

  *通常入試
    日にち:2011年2月6日(日)午前10時~
    出願期間:2011年1月17日(月)~1月28日(金)
    選考料:15,000円
    選考内容:①試験 高等部:中学校で学ぶ主要9教科から当日1教科選択
             中等部:小学校で学ぶ主要2教科から当日1教科選択
         ②小論文
         ③生徒・保護者の各面接

 お問い合わせは見晴台学園(052-224-7378)まで。        
 

 
  

博報賞、受賞!!

2010年09月16日 | 日々つれづれ
 うれしいお知らせです。
見晴台学園が第41回博報賞を受賞しました。

 受賞テーマ:保護者との協働によるLDなど発達障害児のカリキュラム・授業づくり

 博報賞は児童・生徒に対する日常の教育現場で貢献・努力している、学校・団体・
教育実践者を顕彰することを通して、児童教育の現場を活性化させ、支援することを
目的としています。5つの部門(国語・日本語教育部門、特別支援教育部門、日本文化
理解教育部門、国際文化理解教育部門、教育活性化部門)があり、学園は特別支援教育
部門で受賞しました。また合わせて、文部科学大臣奨励賞も受賞しました。

*審査員の先生からは

 LDのある子どもの保護者たちが母体となって、多くの教育専門家とともに開設した日本
で最初のLD教育を標榜した民間の学校。その長い実践の歴史はLDを中心とする「発達障害」
啓発の原点であると同時に、彼らの自立と社会参加に向けた教育プログラムの開発面でも
全国的に大きな影響力をもち、高く評価される。といただきました。


 今朝は緊急全校集会を開き、生徒たちにも報告。

 「どうして学園が受賞できたと思う?」という問いに

 「今は特別新教育が始まっているけれど、学園はそのずっと前から(特別支援教育)
  やっているから、じゃない?」という意見に一同納得。

 こうやって受賞できたのも20年前に何もないところから先輩の親の方たちが学園を創り、
その後も先輩やその親の方たちが学園を大切に続けてきてくれたからです。これからもその
思いを大切に、生徒・親・教員・学園関係者と学園創りを続けていきます。




コメント (2)

見学者、次々…

2010年09月14日 | 日々つれづれ
授業の改定について


 入学希望の方はもちろん、学生さんや先生たちの
研修や学習会などで来られる方もいます。
先日は名古屋芸術大学人間発達学部の方も講義の一環で
来られました。

 また、8月でしたが、日本福祉大学愛知県公私立小・中・市立
特別支援学校教員OB会「あすなろ会」の方来られました。
この時は教員と親、そして非常勤の講師が学園の概要と親の思い、
授業を通して感じる生徒の様子など話をさせていただきました。
参加者の方は現職の方なので、特別支援教育について
交流をさせていただき、とても有意義な時間となりました。

 
 見学はいつでもお受けしています。
ただし、授業や行事の関係もありますので、
事前に予約をお願いします。

 電話…052-224-7378 AM10:00~PM5:00 月曜~金曜

これって条件反射??

2010年09月10日 | 日々つれづれ
学納金の改定について

秋のオープンスクールのお知らせ

 台風が過ぎ去り、各地では大きな被害が出ていますが、
これを機に朝夕はめっきり秋らしくなってきました。

 学園でも2学期が始まり、少しずつ生活も整ってきています。

 そんなある日の放課後、生徒たちは誰もいないフリースペースで
ある曲が流れだしました。

 その途端、バタバタバタ~っと次から次へと生徒たちは2階から
降りてきて、その曲に合わせて踊り始めました。

 その曲とは

 “よさこいソーラン”

 今年初めて踊る教員たちに一足先に伝授しようと曲を流していたら、
生徒たちは条件反射のようにそこに参加し、踊りだしました。

 みるみるうちにフリースペースは生徒たちで一杯になり、初心者さんたちは
隅に弾き飛ばされて…

 毎年まつりのオープニングで踊っている“よさこいソーラン”
合同練習の時間をたくさん取れないので、10月に入ると毎日昼休みに
曲を流し、自主練習をしています。
 そんな習慣が身についているのでしょう。

 今年も2010年バージョンの“よさこいソーラン”をお見せする予定です。


 

二学期スタート!

2010年09月02日 | 講演・セミナー活動
 学納金の改正

 秋のオープンスクールのお知らせ


 昨日から2学期が始まりました。
それぞれ日焼けをしてたくましくなった感じがしました。
これから、10月31日に行われる“みはらしだいまつり”の準備で
忙しくなります。
 さらに今日は7月に専攻科が袋掛け実習した巨峰の収穫実習に
出かけています。なんと400㌔の巨峰を収穫するそうです。


 遅くなりましたが、8月7日8日に愛知で行われた全国障害者
問題研究会に参加した時の感想を掲載します。
学園からは2本のレポートを用意し、二つの分科会に生徒と一緒に
参加してきました。

 今年は地元愛知での開催ということもあり、専攻科生徒も一緒に参加をしてレポート
報告を行いました。参加した分科会は「後期中等教育・卒後の課題」という分科会です。
 過去数年も同じ分科会に参加をしてきました。もともと別々の分科会2つが1つになった
こともあり、高等部の実践報告に加えて卒後の進路の課題やそこから見えてきた高等部時
代に大切にしたいこと、専攻科の取り組み、また、発達障害を持つ青年が抱えている問題
などなど分科会としても幅広く、毎年たくさんのレポート報告があり、分科会当日は大半
がレポート発表となってしまう分科会です。逆にいえばそれだけどの地域でもこの高等部
や専攻科の実践、高等部卒業後の進路の課題に対して関心が高いということだと思います。

 今回、①障害を持つ持たないに限らず、現状として大卒後の就職率が60%である時代、
40%の青年たちは社会参加が困難な時代であるという点から、青年たちが社会参加をする
ために後期中等教育はとても重要な時期であるということ。それを踏まえ、②障害をもつ
青年たちにとっての高等部3年間や専攻科の存在の大切さ、そこでの学びをどう考えるのか
が一つの柱として話し合われました。
 専攻科の時期は卒後の進路を考え、焦りであったり心配になる部分が多くなります。
しかし、今回のレポート報告では現在の専攻科生の姿からもう少し膝を曲げて力を蓄える
時間が必要な所を感じ、学園時代を謳歌して、仲間とともに自分を見つめる力を育んでい
ってほしいという思いを伝えました。そして、実際に専攻科で学んでいる生徒たちがどん
なことを考えているのか生の声を聞いてもらいました。

 生徒たちは「専攻科になって」と題して本科時代の自分と今の自分を少し比べてみて自
分が成長したなと思うことや今専攻科になってがんばっていることをそれぞれの言葉で発
表しました。普段の学園では見せない緊張感や大きな声で堂々と発表する姿を見てとても
頼もしく思い、自分の成長やがんばりを伝える姿にとても感動しました。

 他の人の発言に「うんうん」と頷いたり、ついつい眠たくなる話でもきちんと一参加者
として参加している大人な姿に私自身も励まされた全障研でした。
                                      (専攻科担当)

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今年の見晴台学園のテーマは「評価票」
 地元愛知で開催されることもあり、有志本科生3名と一緒に第39分科会 LD、ADHD、高機
能自閉症等の人達の生活と発達の分科会で発表してきました。分科会参加者はおよそ50名。

 この分科会では3本のレポートがありました。東京学芸大学による「本人調査からみた発
達障害の『身体症状(不調・不具合)』の検討」では、発達障害を抱える本人特有の身体症
状のアンケート結果から、私たちではなかなか理解できにくいことが明らかにされました。
「急に大きな声がしたり、先生が突然怒鳴ったりするなど、突然の大きな音は非常にストレ
スを感じる」などの項目に「うん、うん」とうなずいている生徒たちの姿がありました。沖
縄のHさん(親)の「つながることの大切さ~息子を地域で育てたい」では、息子さんを真
ん中に置き、何が必要かを家庭・学校・学童(地域)が連携を取り、適切な環境を作り上
げ、今までの二次障害が嘘のようになってきているという報告でした。

 学園からは、開校以来取り組んでいる「評価票」をテーマに、どんな意味があり、なぜ今
まで続いているのか、自分(生徒たち)にとって「評価票」とは何かを一緒に考え発表しま
した。

「評価票、それは自分にとってその学期で成長したことや反省点を見つけ出す上で大切なも
のだと思う。これからも評価票を書いていきたい。」

「評価票とは自分を評価する物でありつつ、未来の自分が読み返し、自分を見つめ直す物だ
と思う。」

「「自分にとって評価票とは」、それは【成長のあかし】。改めて昔の評価票を読み返し
た。「やっぱ違うなぁ…、昔の評価票と最新(本科3年1学期)の評価票、内容が全然違う。
見晴台学園に入ってやっぱりかわっている、自分!」と自分の変化が目に見えるのが評価票
だと、自分自身は思っている。」

 発表後、質問が次々とされたのですが、それに堂々と答えている彼らからは自信がみなぎ
っていました。そんな中、「将来の夢は何ですか?」という質問に「今、夢はありません。
専攻科に行ってゆっくり考えます」という答えに共同研究者の先生は「彼らは今自分を作り
直している。そしてこれから先を自分で作っていくという気持ちの表れだと思います。」と。 

 今回参加することで生徒たちは自分たちが取り組んでいる教育課題(評価票)についてじ
っくりと考えまとめ、それを多くの人に聞いてもらい、共感してもらえました。このような
場面がまさに青年期には大切だと感じ、これからも機会があれば生徒たちとこのような研究
会に参加したいと思いました。
                                    (本科担当)