見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園の親のハナシ その2

2014年10月02日 | 父母の声
前回から始まった「学園の親のハナシ」
学園に入学するまでどのような経緯をたどってきたのか、
そして入学後、どんな学園生活をおくっているのかを
親の目線でお知らせできたらと思っています。



娘は現在専攻科一年です。
私と娘が進路を決めた時のことを少し振り返ってみます。

 入学前にこの学園を含め全部で四校の専門学校や通信制の学校のオープンスクールに参加しました。いろいろ心配もあり個別に話を聞きにいきましたが、どこも
「みんな そういう子たちも楽しんで通えています。」
と言われました。しかし、「もし不登校になったら」などというマイナス面の不安は全く消えませんでした。

 娘は4校の中で「障害のある子たちの通う学園だけは入りたくない。友だちに知られたくないから」といっていました。「学園以外ならどこでもいい。」と言う娘に一体どこの学校がこの子に合うか答えを出せず、学園に再度相談に来ました。

その時対応してくださったのは、学園長と保護者の方でした。
私の話を聞いて
保護者の方が「娘さんが他の学校がいいと言っているのなら ぜひ その気持ちを優先させてあげて下さい。やりたいことがあるなら、やらせてあげてください。やってみてダメだったら、いつでもまた話を聞きます。そのあとでも充分ここの受け皿はありますから」
と言って下さいました。

その出来事があり娘の気持ちを優先させる決断ができました。この先不登校になったらという不安もスッキリして
「お母さんは見晴台学園がいいと思うけど通うのはお母さんじゃないからね。
学園で体験入学をしてから、自分でどこの学校にするかを決めていいよ。」
と言えました。

その後、体験入学をして娘は学園に通うことを自分で決めました。

入学してからもいろんな問題がありましたが、先生や保護者の方々が私たち親子にいつも声をかけてくれます。

学園では沢山の経験をし、沢山話を聞いて、沢山誉めてくれます。そんな中、行きつもどりつではありますが確実に娘は成長しています。

ぜひこの学園で生徒たち1人1人の成功を一緒に喜びませんか?
自分のお子さんの成長を沢山のお母さんやお父さんにも喜んでもらいませんか?
1人で悩まず 一緒に悩み考え楽しく過ごしましょう

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1 コメント

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Unknown (ぷくふく)
2014-10-03 20:28:19
父母立、というだけあって、自分の子の成長だけでなく、どの子の成長も同じように共有して喜ぶ事ができる。それが学園の魅力ですね!
どの学校が、自分の子に合っているかは、行ってみないとわからないから、本当に迷います。私が「正解がないから難しいですね」と言ったら「親御さんがお子さんの事を一番に考えて出した答えなら、きっと、正解なんですよ。」と返してくれた先生の言葉が今でも忘れられません。