見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

5/30 研究論文発表会・実践報告会終了しました

2021年05月31日 | 学園行事

昨日、名古屋市博物館講堂にて「2020年度研究論文発表会」ならびに「実践報告会」

を開催いたしました。緊急事態宣言発令中にも関わらず多くの方にご参加いただき、

ありがとうございました。

一夜明け、発表した生徒たちは晴れ晴れとした表情で登校した人、自己申告のお疲

れ休みの人と様々ですが、準備や練習を重ねてきた成果を見ていただけたこと、発

信できたことに手ごたえと満足感を感じている様子です。

当日は取材も受け、今朝(5/31)の中日新聞朝刊紙面でもその様子が紹介されてい

ました。

 


研究論文発表会・実践報告会(5/30)の開催について

2021年05月17日 | 講演・セミナー活動

5月30日(日)の「研究論文発表会・実践報告会」は現段階では予定通り開催いたします(5/17現在)。

 

愛知県は5/31まで緊急事態宣言が発令されていますが、昨日(5/11)会場打ち合わせと下見のために

名古屋市博物館を専攻科生徒と訪ね確認したところ、座席の人数制限(定員の50%)はありますが

利用できるとのことでしたので予定通り参加者100名で開催いたします。

大変恐縮ですが発熱等体調のすぐれない方はご遠慮ください。また、来場の際はマスク着用、手指の消毒、

感染等が確認された場合の連絡のためにも来場者の記録を取りますのでご協力よろしくお願いします。

発表者、専攻科生徒は連日当日に向けての準備を進めておりますので、皆さまのお越しをお待ちしております。


オンラインセミナー開催しました(5/16)

2021年05月17日 | 講演・セミナー活動

見晴台学園では、5月16日(日)に[共に生き、育ち合う教育の場を考えるオンラインセミナー]を開催しました。

保護者、教育・福祉関係者、学生など、さまざまな立場の方にご参加いただきました。

 

講師の田中良三先生から、文部科学省の最新データや巡回相談の事例をもとに

「今、さまざまな困難や生きづらさを抱える子どもたちが増えている」という実態についてお話がありました。

例えば……

授業中、トイレに行き、気分が落ち着くと戻ってくる子、

給食中に「唇が痛い」と訴える子(*給食を残してもよいと言われると症状は改善したため、困っている気持ちが感覚として現れたと考えられるケース)、

学年が上がるにつれて大きく動くことはなくなっても、机の下で小さく動くことは続いており、学習に集中することが困難な子、

……など、困っている子どもたちのさまざまな姿を具体的に挙げられました。

 また、田中先生は、「安心して学べる学校の十か条」として、次のように述べられました。

 

  • わかって楽しい授業
  • 「わかりません」「わかるように教えてください」と言える授業
  • 友だちができ、一緒に遊べる仲間がいる
  • 生徒一人一人の思いをしっかりと受け止めてくれる先生
  • ありのままの自分が出せるクラス
  • みんなが参加し、各自の個性を活かしてつくる行事や教育活動
  • 時間に急かされないでマイペースでゆっくりと参加できる授業
  • 何事も親身になって相談に乗ってくれる先生たち
  • 気分がふさぎ、体の調子が悪い時に、「今日は休みます」と気軽に言える学校
  • 卒業後も先生や友だちに会いに行きたくなる学校

 

講演の最後には、質疑応答の時間も設け、参加者と双方向にやりとりができるZOOMならではの充実したセミナーとなりました。

【安心して学べる学校】は、すべての子どもと保護者の願いです。

田中先生、参加者の皆さま、ありがとうございました。