見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

中等部 卒業旅行

2013年03月15日 | 学園行事
中等部では、13日・14日に東京・埼玉へ卒業旅行にでかけました。

中等部生活の締めくくりに3人で「とびきり楽しい思い出をつくろう!」と、2学期の後半から少しずつ旅行の計画をたててきました。
3人それぞれが行きたい場所を旅行雑誌やネットで調べながら、3人いっしょに楽しめることをしようと話し合いを重ねてきました。


そして…手づくりの学園中等部オリジナルガイドブックを手にいざ出発!!







東京の人の多さや電車の乗り換え方法に戸惑いつつも、最初の目的地である埼玉鉄道博物館に到着。
運転疑似体験教室に参加し、運転士気分を味わいました。



停車位置ピッタリに止まるようにブレーキをかけるのが難しそうでしたが、何度も挑戦しながら少しずつコツをつかんだ様子。


そのあとは、昔の鉄道をみたり、運転シュミレーターで運転をしたりして過ごしました。


次の目的地は、ソラマチ・東京スカイツリーです。強風の影響で電車に遅れが出ていたこともあり、スカイツリーが営業しているか心配しながら移動・・・
ソラマチに着くと「営業を中止しました」とアナウンスが!!移動にも疲れが出てきた頃にショックでガクッときましたが・・・

とりあえずソラマチを楽しむことに・・・
一番の目的だったソラマチ限定東京ばな奈ツリーをゲット!!


夕ご飯にもんじゃを食べて元気回復!

作るのが難しい~

お腹いっぱいになったところで見てみたかった雷門目指して浅草へ  強風で雷門も小さくなってました。




宿泊先のホテルでは、レインボーブリッジを見てリッチな気分に…






二日目は、フジテレビへ。


某番組の天気予報放送中に後ろから手を振り、ちゃっかりテレビ出演。






普段よく観ているテレビ番組のセットも見学でき、みんなのテンションもアップ!







最後に、昨日は上がれなかったスカイツリーへ・・・


「首都高が見える!」「東京ドームだ!」「昨日行った浅草も見えるね。」と東京の景色を楽しみました。


高くてちょっとドキドキしながら写真撮影。


一番高いソラカラポイント☆



スカイツリーを楽しんでいたら、帰りの新幹線の発車時刻が迫っていました。
急いで東京駅に向かい、駅弁を買って、ちょっと遅めの昼ごはんを新幹線で食べて、ウトウトしながら名古屋に到着。


4月からは、高等部。新しい仲間も迎え、今までとは違った環境に飛び込んでいく現・中等部3年生の3人。
このメンバーで過ごすのもこの卒業旅行が最後かな・・・?


2日間お疲れ様でした。

フラガールのふるさと いわき市を歌う、坊さん来る!

2013年03月01日 | 日々つれづれ
 3・11東日本大震災からまもなく2年がたとうとしています。震災の傷跡は今もなお
癒えることなく、今もなお多くの人々が不自由な生活を強いられています。

 専攻科とらびすたでは、去る2月25日、、福島第一原発から50キロ圏内に位置するいわき市光景寺ご住職の國田法應氏を講師としてお招きし、震災当時の様子、その後の復興の状況など現地の生の声を聞きました。
題して[
「フラガールのふるさと歌う、坊さん
   ~福島県いわき市からの震災レポート~

福島新聞では今でも日々の放射線量を掲載している




    避難所での単身者一人分のスペースは1・5畳分。勉強道具も着替えも生活用品もすべてここに。





  震災当時の様子を写真集で見る




 歌う坊さん本領発揮  国田さんのギター伴奏で
 みんなで「空より高く」(現地で歌われているうた)
 「幸せ運べるように」(阪神淡路大震災から生まれた歌)
 「花は咲く」の三曲を歌う




最後に
今、私たちができることと7して、いわき市の皆さんに役立てていただけるように、専攻科、らびすたのみんなからのカンパを國田さんに託しました。



 今まで何度となくテレビや新聞報道で目や耳にしてきた震災、津波、原発のニュースですが、この日聞かせて頂いたのは生の情報でした。

「コンビニで働いていた娘さんが震災当日、一度家に戻った後、食べ物を 取って来るねと家族に言い残してコンビニに戻っところを津波にさらわれてしまった」話、
「地震の時、壁が倒れてこないようにと両手で支えただ、前から高血圧の持病があったため、その後遺症で震災から三日目に脳内出血のため亡くなってしまった人」の話など現地の生々しい情報でした。
 きっと他にも亡くなった方がたの悲しみ、生きのびた人々の悲しみが数限りなくあることを知りました。
國田さんから教えていただいた「同悲同感」という言葉を心に刻んでこれからもいわき市とつながって、交流を深めていきたいと思います。