見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園の親のハナシ6

2014年12月24日 | 父母の声
学園に入学して5年過ぎ、まもなく卒業する年になりました。

まだまだ課題の多い子ですが無事、研究論文を完成させ、
次の段階に進んでほしいと思います。


中3の時に見晴台に決めたのは100パーセント本人の
気持ちで決めましたが、父母立とあり仕事もある私がどれぐらい学園に
関われるか不安でもありましたが、5年が終わろうとしています。

時間のやりくりは結構大変ではありましたが、
親(私)にとっても良いことがたくさんありました。
      

私は月1回学園事務のお手伝いに行くのですが
学園に居ることで自分の子どもの様子がわかること、
他の父兄方と話す機会もあり、情報を得たり
子どものことでは生活習慣など同調することもあり、
小さなことでイライラするのはダメだなと
自分をみつめなおす時間ももてました。
      

学園にいると先生に子どものこともすぐに確認することもできます。
他の生徒さん達の笑顔や成長にふれることができます。
このような環境の中でわが子が過ごすことができ、本当によかったと思っています。

子どもが中学生の頃は、進路や勉強などたくさんのことで
出口がなかなか見つからない迷路に迷い込んだような気分でしたが、
今は、子どもを他の子と比べず、日々の小さなデキタをほめてあげようと意識しています。


私自身もずいぶん開き直り、長い目で
子どもの成長を応援したいと思えるようになりました。
親の私も学園にかかわり、成長できたかなと思っています。(自画自賛?) 

            
            

学園キャラクター“ぽわんちゃん” を紹介します

2014年12月20日 | その他
見晴台学園開校25周年を迎えるにあたりプロジェクトの企画の一つとして
学園キャラクターの募集をしました。

遅くなりましたが、厳選なる審査の結果10月25日のみはらしだいまつり当日
発表されたキャラクター“ぽわんちゃん”を紹介します。


ノーマルぽわんちゃん


マグカップぽわんちゃん

ほかにもたくさんのバージョンのデザインがあります

作者(学園生徒)のコメントです


ぽわんちゃんを作った由来ですが、「表情には出ないけど、じつは心の中はたくさんの気持ち(楽しい 悲しい など)が
あふれてる、生徒の様子を表現しました。これから いろんな場面で登場しますのでよろしくお願いします。

学園の親のハナシ5

2014年12月15日 | 父母の声
初めまして、学園の親です。
現在、息子は専攻科に在籍しています。
今年二十歳になり、もうすぐ迎える成人式を楽しみにしています。
学園に入学したのが5年前 
長いようであっという間でしたが、
今改めて、学園との出会いについて振り返ってみました。


息子がまだ小学生の頃、愛知県立大学で行われた公開シンポジウムに参加した時 
見晴台学園を初めて知りました。 
また、その後暫くして 偶然車の中で聞いていたラジオで 
学園の紹介コーナーを聞く機会がありました。
その時は、主に音楽の授業の様子を伝えていましたが、
「他にもユニークな授業が沢山あるんですよ」に続き
「今度 学園は刈谷市から名古屋市に移転するんですよ」と言っていたのを聞き、
息子の進学先の選択肢としてぐっと近い存在になったのを覚えています。


中学に入学し、進路指導を受ける中で、
厳しい指導で就職にも強い県立の高等養護学校の存在を知り、見学会に参加するうち 
社会に出て働く為には、やはりこの様に訓練をしないといけないのではないか?とも思い始め 
すぐには進路を決められませんでした。

親は出来るだけ情報を集め、経験豊富な先生や先輩方の話を聞き
我が子にあった学び場をとアンテナを張り巡らしますが、
最終的に学校を決めるのは本人であり、
通う本人が、本当に楽しく通えるような学校が一番!と思い受験に臨みました。

最終的に高等養護を受験しましたが、不合格。
市立の養護学校には絶対行かないと言い、
オープンスクールや体験入学で楽しかった見晴台学園を受験する、と本人が決めました。
振り返ってみると様々な学校で体験したことを通じて、
親子共今後の課題が見えたり、気づきがあり貴重な体験が出来たと思います。


入学してから今に至るまで 泣いたり笑ったり、
学園では本当に多くの学びを得て、
先生方や父母、仲間に日々支えられ、
息子は大きく成長することが出来ています。


最初に訪れたときに感じた学園のあたたかさ、
ありのままの自分でいられる心地よさが学校選びの一番の決め手だったなぁ、と今改めて感じます。 
子供だけではなく私たち親も、子供と一緒に楽しい経験がたくさんでき、
皆と本音で語り合う中で 教えられることの何と多かったことか!と感じています。


また、学園を卒業しても様々な形で支えあえる仲間であり続けられる、
というのが親にとって一番安心できる事ではないでしょうか。
 今、進路を考えている皆さんへ 
5年間じっくりと自分と向き合い学びながら、
青春を謳歌しつつ 社会に巣立っていくまでの貴重な日々を 
ぜひ私たちとともに過ごしませんか。

12月7日(日)発達障がいセミナー第3回を開催します

2014年12月05日 | 講演・セミナー活動
今年度3回目のセミナーを12月7日(日)愛知県産業労働センターウインクあいち15階
愛知県立大学サテライトキャンパスで開催します。
どなたでもご参加いただけますのでお気軽にお越しください
(定員30名、資料代500円)。

今回のテーマは「発達障がい児の高校教育~教育年限延長と専攻科」です。
午前は9:30~12:00、午後が13:00~14:30 希望の方がいらっしゃれば終了後
学園説明会も行います。

名古屋市や愛知県ではまだあまり知られていませんが、全国的には高校、高等部を
終了後の青年期の教育の充実を求める活動や実践が広がっています。
そのなかで、高等部に専攻科を設置して取り組んでいる見晴台学園と大阪府堺市の
やしま学園高等専修学校の実践から生徒たちの姿を通してそれぞれの専攻科の特徴
や教育年限延長の意義について学びあいたいと思います。
みなさまのお越しをお待ちいたしております。