見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

今日は終業式

2009年07月17日 | 日々つれづれ
 時間がたつのは早いです。今日は一学期の終業式。

 朝、ものすごい大雨で生徒たちは登校に苦労するのでは?と思っていましたが、
みんな元気に登校してきてくれました。

 これから始まる長い夏休みに胸躍らせる人がいるかと思えば、家にいるのは
つまらないと頭をうなだれる生徒も…。

 そうはいっても、学園の夏休みは結構忙しいです。

 まずは夏のオープンスクールを7月23日、24日に行います。
学園のことをもっとよく知りたい!どんな授業を行っているのか体験してみたい
という人を対象に行います。うれしいことに予想以上の申し込みがあり、本日で締
め切らせていただきました。秋にも在校生と一緒に行うオープンスクールが
ありますので、そちらもご参加ください。

 7月26日から本科と中等部で二泊三日のキャンプに出かけます。
この一学期間、キャンプに向けた取り組みを行ってきて、みんな楽しみにして
います。本番、お天気がよく、みんなが怪我などなく、楽しかった~と言いな
がら帰ってきたいです。

 その後、講師懇談会を行って一学期のまとめをし、8月8日・9日と教員は
研修で全国障害者問題研究会茨城大会へ参加します。職準の生徒2人も有志参
加します。ちょっとした小旅行??

 そして夏休み後半になると職準は一週間ほど「卒論出校日」というものがあり、
学園が開放されます。職準生徒にとっては頭を悩ませる夏になることでしょう。
 さらに生徒たちが実習をさせていただいたぶどう農園で収穫実習も行います。
作業の一過程だけですが生徒たちが携わり、その後太陽の光をたくさん浴び甘く
熟した巨峰を収穫した時の喜びはひとしおです。注文したいただいた方には9月
頭に届きます。お楽しみに。

 二学期は学園のメインイベント「みはらしだいまつり」(10月25日)が
あり、それにむけての企画準備もそろそろ始めていきます。ご近所方はもちろん、
どなたでも遊びにきていただけるような楽しい企画を考えていますので、
ぜひ遊びに来てください。

 というように今年の夏も忙しくなりそうです。

 随時ここで更新していきますので、また遊びに来てください。

 なお、こちらの事情で当分の間コメントを受け付けておりません。
何か質問等ありましたら、学園の方にメールいただけると幸いです。
gakuen@miharashidai.com

発達障害の子どもの進路 連続講演、残すところ後1回

2009年07月14日 | 日々つれづれ
 先週に引き続き、11日(土)、12日(日)に連続講演会「発達障害の子どもの進
路」の第3回、第4回を開催し、たくさんの方のご参加をいただきありがとうござい
ました。

 参加していただいた皆様からたくさんのご感想や見晴台学園へのメッセージをい
ただき、私たちにとっても励みになり、この講演会を開催して良かったと実感して
おります。

ご感想の中から一部ご紹介させていただきます。

≪7月11日(土)≫
・子どもの将来はとても不安ですが、今からできることを少しずつしていこうとい
 う気持ちになれました。

・就職だけではなく、自分で生活していく上で大切なことを教えていただきました。

・このような支援センターがあることがわかり、親として安心することができまし
 た。

・3回目の参加ですが、毎回司会者の保護者の方の体験談がとても参考になります。

≪7月12日(日)≫
・子どもに寄り添ってもらえる学校、先生に出会えることがいかに大切かよくわか
 った。

・『何を大事に学校を…』まさにその通りで中学校選びの段階で最良だと判断して
 入学させましたが、多くの困難にぶつかりました。これからの道標になるお話を
 聞けてよかったです。

・子どもがいま何を考え、どう感じているか大切にしたいと思います。居場所の大
 切さというのを実感しました。

・親の方たちが本当にがんばって作ってこられた学園だと改めて感じました。頭が
 下がる思いです。

 この連続講演会も7月18日(土)の第5回目をもって終了となります。最終回も若
干、定員に余裕がございます。参加を希望される方は必ず事前に見晴台学園へお申
し込みください。


docomo ケータイ安心・安全教室開催

2009年07月09日 | 日々つれづれ
 見晴台学園の生徒たちは遠方から公共交通機関を使って通学をしてきています。
(遠いところでは同じ愛知県でも豊橋や蒲郡、岐阜県や三重県など) 
 学園に入学前は一人で公共交通機関を使いこなすことはできず、何度も練習を
して現在にいたっています。もちろん通学中にトラブルが起こることも少なくあり
ません。そんな時に大活躍なのがケータイ電話。だからほとんどの生徒が持ってい
ます。

 でも、そのケータイ電話は時にトラブルのもとになっています。
授業中でも手放せない、行事の時に持って行っていいのか悪いの、メールが原因で
けんかになる、ちょっと知り合った人にすぐにアドレスを教えてしまう…など。

 みんな持っているケータイ電話、でももしかしたら誰もその安心で安全な使い方
は教えてもらっていないかも。それぞれ自分の勝手なルールで使っているからこそ
トラブルが発生するのではないかな?と思いました。

 そんな時にdocomoが行っている「安心・安全ケータイ教室」という企画を見つけ
ました。早速連絡をとってみると快く引き受けていただき、何度かの打ち合わせの
中で今の生徒たちの実情も伝えました。

 当日はケータイ安心・安全教室インストラクターさんが二人来てくださり、映像
やクイズなどを使ってとてもわかりやすく説明をしてくださいました。迷惑メール
にも出会い系や架空請求、販売系メール、ワンクリック詐欺などいくつかの種類が
あり、いろんなところに罠があること。掲示板やプロフへは①個人情報、②悪口、
③犯行予告は絶対に書き込んではいけないこと、また、ネット上で知り合った人と
いうのは架空の人物であることが多く、実際に会ってトラブルになることも少なく
ないので絶対に会わないことなどアドバイスをもらいました。また、『盗電』や
『デジタル万引き』などについても教えてもらいました。一番驚いたのは最近はや
りのダウンロード。一曲フルダウンするとなんと9000円もかかるとのこと。それを
知らずに、便利といって何曲もダウンロードしていたら…。恐ろしいです。

 「ケータイ電話は道具。道具に振り回されるのではなく、上手に道具を使いこな
すことが大切。そのためには『自分の身は自分で守る』、『周囲に迷惑をかけな
い』、『困ったらすぐに相談』」それが今回の教室のポイントでした。

 今ではなくてはならない道具のケータイ電話。これからも自分の生活を楽しく便
利にするためにケータイ電話とは仲良くしていきたいと思っています。でも、その
ためには時々周りの状況を確認したり、周りの人のアドバイスを聞いたりすること
が大切だと実感しました。








~*~生徒たちの感想より~*~

・僕は、毎日少ししか使っていないけれど、迷惑メールにはたくさんの種類がある
 のが知らなかった。被害にあわないようにどうすればいいのか、いろいろと勉強
 になりました。

・プロフで個人情報をのせてはいけないのをわかったので、ネットの友だちに教え
 たいです。

・個人情報の大切さや電話のマナー、迷惑メールの対処の仕方もよくわかりまし
 た。自分も人の多い電車の中でメールをよくやるので、満員電車の時は電源を切
 るようにします。


・迷惑メールは無視してもいいことがわかりました。

・ぼくは携帯電話をもってから少ししかたっていないので、教室で聞いたことに
 気をつけながら上手に使っていこうと思いました。

・携帯電話を持ち始めて三か月余りになりますが、マナーのことはかなり気をつ
 けるようにしています。しかし、そんな私でもまだなっていない点が多くあり
 ました。例えば自転車に乗りながらや歩いている最中の操作です。この二つは
 実際やっているという心当たりがあったからです。よく見かける電車内の通話
 や歩きながらのメールも当り前なことと思っていましたが自分もやらない様に
 しようと思いました。

連続講演会1回目、2回目 終わりました

2009年07月07日 | 日々つれづれ
 連続講演会「発達障害の子どもの進路」の第1回(7/4)、第2回(7/5)を開催し、多くの方に参加していただき、ありがとうございました。

「親として高校、その後の進路もとても不安でした。今日のお話をうかがって
様々な選択肢があることがわかりました。」

「先が見えず行き詰まりを感じてどう動いていいか分からず困っていました。
講演を聞き、またがんばろうと気力が少し湧いてきました。」

 などたくさんの感想をいただきました。

 これからまだあと3回この講演会を開催いたします。子どもたちにとって大
切にしたい教育や進路についてご参加される方々とともに学べたらと思います。

 第3回を7月11日(土)、第4回を7月12日(日)、第5回を7月18日(土)各回
若干名ですが、定員に余裕があります。

 参加を希望される方は事前に見晴台学園へお申し込みください。


小林農園日記 その1

2009年07月06日 | 日々つれづれ
 6月29日から1週間、見晴台学園恒例のブドウ農園での職場実習が始まりました。

 この農園さんとは学園が刈谷にあったころからお世話になっており、もう10年以上のおつきあいです。(愛知県刈谷市はぶどうの産地です)

 作業はぶどうの袋掛けやかさかけですが、何万房とあるぶどうを相手に外での仕事はなかなか大変なものがあります。
 場所も学園からは遠く離れており、初めてその場所に行く人もいます。さらに始
業時間が学園に比べかなり早いでの、交通機関の時刻表を各自調べたり、挨拶をかねて実習先に行ったり、さらには一週間体力が持つように自分の生活を見直したり
と念入りに準備をしてのぞみました。

 生活リズムや作業に慣れてきた水曜日頃になると作業もはかどり、
あれよあれよとあっという間に緑の房が白い袋の房に早変わり。今朝の景色と
まったく違い、自分たちがやってきた仕事が目に見えてわかり、達成感があり
ます。また、仲間と一緒に励ましあいながら行うことにこの実習の大切が
あります。

 毎年収穫を楽しみにしている巨峰も3日目にして畑の3分の2の房に袋がかか
りました。

 農園の方からは「今年はかなり(ぶどうの)できがいい」と聞いています。
管理人はここのぶどうのファンなので、秋の収穫が本当に楽しみです。

午前の風景


午後の風景


*見晴台学園は…
  学習障害や軽度の発達の遅れを持つ中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。
  「もっと学びたい!」「友だちがほしい!」と思っても行き場のなかった子どもたちのためにその親が
  中心となって1990年に5年制の“高校”として開設され、2009年度開校20年目を迎えました。



発達障害のこどもの進路 連続講演の申し込みについて

2009年07月02日 | 日々つれづれ
 各種新聞(中日・読売・朝日新聞)やチラシなどで告知させていただいている

発達障害のこどもの進路 連続講演
学校選びのい・ろ・はと見晴台学園説明会

 連続講演詳細
  http://www.miharashidai.com/event/shinro0907.html

 6月30日を申し込み締め切りとさせていただいておりましたが、
各回若干名余裕があります。お早めにお申し込みください。
引き続き事前予約をお願いしておりますので、見晴台学園までご連絡ください。
なお、日にちによってはご希望にそえない時もありますのでご了承ください。


*見晴台学園は…
  学習障害や軽度の発達の遅れを持つ中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。
  「もっと学びたい!」「友だちがほしい!」と思っても行き場のなかった子どもたちのためにその親が
  中心となって1990年に5年制の“高校”として開設され、2009年度開校20年目を迎えました。