見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ~中等部・卒業編~

2016年03月16日 | 父母の声
 3/13(日)に見晴台学園の卒業式がありました。
娘は中等部1年生から入学し、色々な方に支えられ、無事に卒業の日を迎えることができました。
ゆったり、娘のペースで学ばせてもらい、3年間で大きく成長することができました。
それは私たち親だけではなく、娘自身も実感していることだと思います。
 
ここに娘が書いた「旅立ちの詩」を紹介します。
 
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私が1年生の時の思い出は中等部合宿です。
夜ごはんはみんなの好きなごはんを作りました。
夜ごはんを食べ終わってからは、外で花火をしました。
 
2年生の時はMちゃんとAちゃんとバーベキューをしました。
肉がたくさん食べれて良かったです。みんなでカンパイもしました。
すごく高級な肉も焼いて食べました。すごくおいしかったです。
 
3年間で1番嬉しかったことは3年生の2学期にやったソーランです。
1年生の時はぜんぜん踊れなかったげど、3年生になってソーランが
踊れて良かったです。
 
先生方にありがとうの気持ちを伝えたいです。
 
本科になったら、キャンプとまつりを楽しみたいです。新しい友だちも
つくりたいです。
                             (1部抜粋)
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以前は自分の気持ちを表現することが苦手で、長い文章を書く事ができませんでした。
今でもボキャブラリーが少なく、相変わらず表現することは苦手だけれど、
自分が今持っている精一杯の力で、課題を仕上げることが出来るようになりました。
それは、娘の成長を信じ【今できること】を褒めて、励まして、伸ばしてくれた
学園の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。
 
そして、学園の仲間と一緒に過ごした時間が、娘の笑顔を引き出してくれました。
卒業式の日、みんなと笑顔で話す娘の姿を見て、3年前学園を選んだ私達の選択は
正しかったのだと、実感しました。
来年度、高等部での娘の成長が楽しみです。ゆっくり確実に自分に自信をつけて
いってほしいなぁと思っています。
 
素敵な温かい卒業式をありがとうございました!
 
 

2015年度 第22回見晴台学園卒業式のご案内

2016年03月09日 | 学園行事

目前となりましたが、来る3月13日(日)2015年度の卒業式を
下記の通り執り行います。

今年度は中等部2名、高等部6名の卒業生が新たなステージに
向かって大きな一歩を踏み出します。

            記

日時 3月13日(日) 受付13:15~

     卒業式  13:30~14:45

        送る会    15:15~16:45 (会費制2000円)

会場  名古屋港ポートビル4階 講堂

 

 


学園親のハナシ24

2016年03月07日 | 父母の声

早いもので、入学して1年が過ぎようとしています。
正直、仲の良いお友だちが皆養護学校を選択するなかでの
見晴台学園入学というのはとても勇気がいりました。

今まで学校生活を何の問題も無く過ごしてきた娘でしたから
当然のようにお友だちと一緒に養護学校に行く。と言い張ってました。
それが体験したその帰り「やっぱり見晴台にする」と突然決めたのです。
その真意は未だにわからないのですが本人なりに何かを感じたのかもしれません。

入学当初は一人で1時間以上かかる通学が出来るのだろうか?と、心配しましたが、
わずか2週間足らずで通えるようになりました。

そして小、中学校と違って縛りの少ない学園はあっと言う間に彼女を変えたように思います。
学園に通うようになって家だけで無く学園でも良い子では無くなりました。
中学までは、
「先生に言われることは嫌とは言わない。」
「みんながやることはやりたくなくてもやる。」
「出来ないことでも頑張る。」
いわゆる問題の無い素直で良い子でした。

ただし、家に帰るとその反動なのかわがままで言いたい放題でした。
それが学園での彼女は先生に反論するし、やりたくないことを拒否する事があるらしく、
それを先生からお聞きした時は本当に驚きました。

それが良いことなのか悪いことなのか判断することは今は難しいです。
時にはもう少し頑張れるはずなのに。
ちょっとわがまますぎるのでは?これは出来るでしょ?なんて思ったりすることもありますが、
彼女にとって必要な「変化」なのかもしれません。

親としては「自分で考えて行動する」「自立する」が出来ればという想いからこの学園を選んだのですが、
きっとこの変化が第一歩なんだと信じて見守って行きたいと思います。