見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

第10回記念大会 全国発達障がい実践研究集会 盛況のうちに終了しました

2014年02月09日 | LD集会
第10回記念大会全国発達障がい実践研究集会は二日間の日程を無事終えました。
昨日の大雪による悪天候で交通機関の遅れもあるなか、二日間延べ400名の方に
ご参加・ご協力いただき、寒さを吹き飛ばすハートウォーミングな集会となり
ましたこと、心より御礼申し上げます。
参加された皆様には集会の感想・ご意見などアンケートにご協力いただきました。
3月上旬をめどにまとめの冊子を作成する予定でおります。参加者の方皆さんに
お送りすることはできませんが、またHP上でご覧いただけるよう準備したいと
思います。
集会運営上行き届かない点もあったと思いますが、実行委員会として次回にしっかり
つなげていきたいと考えております。
みなさま、本当にありがとうございました。
                        集会実行委員会一同

第10記念大会 発達障がい実践研究集会 明日、明後日開催!

2014年02月07日 | LD集会
見晴台学園が2年に1度開催しております発達障がい実践研究集会がいよいよ明日にせまりました。

残念ながらお天気が心配されますので、お越しの際はお早めにお気をつけてご来場ください。


今集会は「一人ひとりに楽しい学びと豊かな将来を ~今、私たちができること~」をテーマに2月8日(土)、9日(日)の2日間にわたり愛知県立大学にてさなざなば企画を開催します。

見晴台学園生徒・見晴台学園大学学生によるオープニングに始まり、福祉や教育現場で働く人、当事者、保護者などによるレポート報告・意見交流(分科会)、多田元弁護士(NPO法人子どもセンターパオ理事長)による記念講演などを予定しております。

詳しくは、トップページ右側にありますバナーより集会パンフレットをご覧ください。


当日受付も行っておりますので、ぜひご参加ください。

なお、キャンセルに関しましては、誠に申し訳ありませんが参加費の返金はいたしかねますのでご了承ください。


多くの方のご参加をお待ちしております。

第9回全国LD実践研究集会(全専研との合同研究集会) 専用ブログ立ち上げました

2011年10月06日 | LD集会
12月10日(土)、11日(日)の両日にわたり、愛知県立大学(愛知県長久手町)を会場に第9回全国LD実践研究集会・第8回全国専攻科(特別ニーズ教育)研究集会合同研究集会を開催します。参加申し込み受付は11月7日(月)より郵便振替で指定の口座へお振り込みください。折り返し参加証をお送りいたします。詳細は合同集会専用ブログをご覧ください。

第8回全国LD実践研究集会を開催します No.5

2010年02月26日 | LD集会
 今日の名古屋は雨。夕方にかけてさらに雨足が強くなるとのこと。
外に出るのが億劫になってしまいます。

 さて、先週末の2月20日21日と愛知県立大学で開催した
「第8回全国LD実践研究集会」が無事終わりました。
当日はたくさんの方に参加していただきました。

 たくさんの方にアンケートを書いていただき現在
集計中ですが、それを読ませていただいても、さまざまな
角度からいろいろなことを感じていただけたことがうかがわれ
ました。

 また、実行委員や学園関係者も準備は決して楽なことではありませんが、
参加者の方々と短い時間でしたがお話ができたことでパワーをもらうことが
できました。






 今回の集会のテーマは
「特別支援教育が始まって3年!さらなる先を目指して!!」

 そして生徒たちとオープニングの準備をしていく中で出てきたキーワードが
「ひとりじゃない!!」

 集会に向けて、生徒たちが書いた「ひとりじゃないって思う時」の作文を
構成、クラス別にまとめたものです。見晴台学園20周年に寄せて、改めて今この学園に
通ってきてどんなことを大事に考えているのか、何を大切にしたいと思っているのか、
それを見つめてみたいと思いました。
 彼らから出てきたキーワードには、「友だち」「なかま」「授業」「行事」「話ができ
る」「一緒にゲームをする」「弁当を一緒に食べる」など、彼らにとって捉えやすい、いく
つかのテーマがありました。当初はそのテーマごとにグループを作り、詩にまとめていくこ
とも考えましたが、彼らの言葉の奥にもう一歩踏み込んでみた時にそれらのテーマに共通し
て彼らが挙げているものがありました。それが『ひとりじゃない』ことの安心感や充足感で
した。そこから生まれたのがこの創作詩です。今回はこの詩を紹介します。



創作詩『ひとりじゃない』                             

ひとりじゃない…それは学園に入ったときから始まっている。

私は友だちといる。○○ちゃんや△△君や□□君に『おはよう』ってあいさつをする。
みんなが一番の笑顔で『おはよう』っていってくれる。
「おはよう!」
あいさつができる。いっしょに話せる。
新しい一年生が入ってきたら、私もそんな先輩になりたい。だから私たちは
『ひとりじゃない』

昔のぼくは困ったり悩んだりした時もほっとかれて一人ぼっち。学校に一日いるのが
しんどかった。
今は言いたいことをしっかり受けとめてくれる友だちがいる。
何とかしてあげたいクラスメートもいる。だからぼくたちは
『ひとりじゃない』

中学では一人からだをちじめていた。学園に来て声をかけたら先輩たちはやさしくて、昼休みに一緒に
いられた。
そう、この時間は友だちとの仲がさらに良くなる時間。小さな話題で盛り上がり、しずかにぼくの話を
きいてくれるのがとてもうれしい。
時々からかってくるけれど。
家族に言えないこともしゃべれるのがうれしい。だからぼくたちは
『ひとりじゃない』

小中学校は、みんな仲良しの子といつもいっしょ、私は一人だった。
入学当時、俺も不安な気持ちが山積みだった。『昔みたいに友だちができなかったら
どうしよう』と不安だった。
入学すると生徒6人先生1人、新しい仲間ができた。
今はなんでももすぐに友だちにきけて、教え合う。
スキーや学園祭は、
『ビッグイベント!』
準備やお店、後片付けもみんなで協力する。
『一心同体!』

無理なお願いも聞いてくれる、相手の気持ちも聞いてあげる、そんな仲良しの親友が
たくさんいる。
昔は一人だった。でも今俺は、 私たちは
『ひとりじゃない』

テストや学年順位のある学校で、ぼくは、テストや勉強に追われ、学年順位で差別されて
嫌だった。
学園では人と比べたりすることはなく、みんな優しくて、いい人で、
岡先生もいい人で、みんながみんなと仲良くしてくれて…、
だからぼくは
『ひとりじゃない』

学園祭の準備のとき、忙しかったり自分が休んでしまったとき、同じ店のメンバーが僕の
代わりに看板を作っていてくれた。
4人で卒論演習をやった。沖縄について調べた。一人じゃがんばれなかったけど、
4人だったから
「オレもやれたぜ。」
先生も手伝ってくれた。みんながいてよかった。
だから、ぼくたちは
『ひとりじゃない』

そう、学園にいるほとんどの時間、ぼくたちは『ひとりじゃない』
中学校時代はほとんど『ひとりぼっち』。
でも、今、『ひとりぼっち』はほとんどない。





 

第8回全国LD実践研究集会を開催します No.4

2010年02月18日 | LD集会
 LD集会も二日後と迫り、学園も慌ただしくなってきました。

 生徒たちはオープニングで
    「20歳になった見晴台学園~ぼくたちはひとりじゃない~」という
思いがたくさん詰まった創作詩の発表と、エンディング練習に余念がありません。

 また実行委員になった親の方たちを中心に大会袋作りや会場案内表示などが
作りあがり、所狭しといろいろな備品が置かれています。

 二年前の第7回大会は大雪に見舞われ、交通機関がマヒするという事態が起こり
ましたが、今回はどうやらお天気は見方をしてくれそうです。

 事前申し込みは締め切りましたが、当日申し込みも受付けています。
1人でも多くの方たちと「特別支援教育」について語り、学び合い、次へのパワーに
つながるような集会にしたいと思っています。
参加をお待ちしております。






第8回全国LD実践研究集会を開催します No.3

2010年02月05日 | LD集会
 節分も終わり、暦の上では春の準備がはじまっているというのに
寒さが厳しい名古屋です。

 思い返せば2年前のLD集会は大雪に見舞われ、みるみるうちに
愛知県立大学が雪景色に。帰りの交通手段の心配をしたり、
お弁当の配達をキャンセルされ大慌てで準備したりと裏方の方で忘れ
られない大会となりました。

 今回は見晴台学園20周年という節目でもあります。より心に残る
そして、次へのパワーへとつながる大会になるよう実行委員会、そして
学園関係者一同準備をしております。是非ご参加ください。
事前申し込み締め切りは2月10日(水)です。

 お知らせです。

 学会連携資格「特別支援教育士」“Special Educational Needs Specialist
“S.E.N.S”(センス)の方が参加される場合、
LD学会認定で1ポイント(2日間全スケジュール参加の場合のみ)
認定されることになりました。



 学会連携資格「特別支援教育士」“Special Educational Needs Specialist”
略称:“S.E.N.S”(センス)は、特別支援教育士資格認定協会が認定する
LD・ADHD等のアセスメントと指導の専門資格です。

第8回LD実践研究集会  パンフレット表 パンフレット中 

 

見晴台学園のホームページがリニューアル!

2010年01月27日 | LD集会
 10月頃からクリエーターさんと相談をしながら進めてきて
やっとリニューアルにこぎつけました。見晴台学園

 内容も格段に見やすくなり、元気で温かい見晴台学園のことを
より多くの方に知っていただけることと思います。

 なお、イベント紹介などはこちらのブログで随時ご案内していきますので
こちらにも遊びに来てください。

 現在のお知らせは
   ・入学選考(2月7日(日)) 詳しくは学園まで…      
   ・第8回LD実践研究集会  パンフレット表 パンフレット中                                です。

 リニューアルをするにあたって協力していただいたクリエーターさん
にはかなり無理・難問をいってお願いしたのですが、快く引き受けてくださり
とても助かりました。これも学園の大きな魅力だと思っています。
ありがとうございました。

 New HPを見てご意見などありましたらコメントいただけるとうれしいです。


第8回全国LD実践研究集会を開催します No.1

2010年01月07日 | LD集会
 今年のテーマは
「特別支援教育が始まって3年!
   さらなる先を目指して!!」です。

 1990年4月、発達や学習に遅れのある中学卒業後の7名の
生徒たちとともに見晴台学園が開校しました。それは後に続く
多くの子どもや親たち、教育関係者などの期待と願いを背負った
文字通り「特別な支援」を必要とする子どもたちへの教育の始まり
でもあったのです。

 あれから20年、特別支援教育制度化から3年がたちました。
発達障害児・者への理解、彼らを取り巻く環境は大きく
前進しています。全国各地から、子育て、保育、教育、就労、
生活支援等ライフステージをつなぐ実践を持ち寄って学び合い
ましょう。明日へつなぐ元気が湧いてくる集会にしたいと思います。
たくさんの方々の参加をお待ちしています。

 会期:2010年2月20日(土)~21日(日)
 会場:愛知県立大学
 主催:見晴台学園研究センター
     NPO法人学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会
 共催:愛知県立大学
 後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
     愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会、日本LD学会、
     日本特別ニーズ教育(SNE)学会、全国障害者問題研究会、
     愛知県中小企業家同友会、全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会、
     愛知特別支援教育研究会
 協賛:全国LD(学習障害)親の会、親の会かたつむり(愛知)
     ハナショウブの会(三重)、れんげの会(岐阜)

≪プログラム≫
 
◆2010年2月20日(土)◆
10:00 受付開始

10:30 開会全体会

11:00  基調講演 『見晴台学園は公教育になにを提起しているか?
        ~特別支援教育における公教育と民間教育の連携・協働~』
          田中 良三 (前見晴台学園学園長・愛知県立大学)

12:00  昼 食 (当日は会場近隣、大学内には飲食店、売店等がありません。
          昼食はご持参いただき、教室内で飲食をお願いします。)

13:00 分科会
     ●第1分科会 幼児期
         就学前の子育て・療育で大切なこと~乳幼児期に豊かな支援を~ 
        共同研究者/河合 隆平(金沢大学)

     ●第2分科会 小学校・中学校
         楽しくいきいきと学び育つために~家庭・学校・地域が手をとりあって~
        共同研究者/青木 道忠(大阪発達支援センターぽぽろ)

     ●第3分科会 高校・専攻科
         青春かがやく高校での学び=(イコール)生涯につながる宝物
         共同研究者/渡部 昭男(鳥取大学)

     ●第4分科会 青年・成人
         私こんなふうに働いています、親はこんなふうに願っています
         共同研究者/川上 輝昭(名古屋女子大学)

     ●第5分科会:オープンカレッジ『OPEN THE“MINDOW(マインドゥ)”』
         LD集会に参加する青年たちが心の窓を開き、仲間とともに学び合います
17:00 終 了

◆2010年2月21日(日)

9:00  受付開始

9:30  LD集会サポーター企画・実践報告
     「学園があって今の自分がある
        ~見晴台学園卒業生の姿を追って~」
          大竹 みちよ(見晴台学園)
          高橋  智 (東京学芸大学)
          見晴台学園OB

10:30  シンポジウム
     「発達障害児・者の生涯支援
        ~未来につながる支援の連携~」
         コーディネーター:田中 良三
         シンポジスト  :各分科会共同研究者
   
        一日目の分科会で深めたライフステージごとの課題をもとに、
        生涯のどの場面でも本人が安心して集い、学び、生活できる、
        そのための支援の連携についてシンポジストを交えて論議します。

12:30  閉会全体会

13:00  レセプション(オプション)


■参加費(当日は500円増し)
  一般:3,500円  大学生:1,500円  高校生:500円 中学生以下無料

■レセプション参加費(オプション)
  3,000円   小学生以下:1,000円

■お振込先
  郵便振替:口座番号 00800-7-5683
  口座名 :全国LD実践研究集会
  申し込み締め切り:2010年2月10日(水)

■申込方法
  郵便振込用紙の通信欄に参加者の内訳(一般1名、大学生1名など)
  参加希望分科会の番号・レセプションの出欠を明記の上、指定振込先に
  お振り込みください。確認後、参加票を返送いたします。
   *振込金額は、集会参加費+レセプション参加費(希望者のみ)の
    合計をお振り込みください。

■昼食
  今大会では昼食の準備を行いません。会場内および駅周辺には飲食店や
  コンビニがありませんので、一日目昼食は各自ご用意ください。