見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

見晴台学園のホームページがリニューアル!

2010年01月27日 | LD集会
 10月頃からクリエーターさんと相談をしながら進めてきて
やっとリニューアルにこぎつけました。見晴台学園

 内容も格段に見やすくなり、元気で温かい見晴台学園のことを
より多くの方に知っていただけることと思います。

 なお、イベント紹介などはこちらのブログで随時ご案内していきますので
こちらにも遊びに来てください。

 現在のお知らせは
   ・入学選考(2月7日(日)) 詳しくは学園まで…      
   ・第8回LD実践研究集会  パンフレット表 パンフレット中                                です。

 リニューアルをするにあたって協力していただいたクリエーターさん
にはかなり無理・難問をいってお願いしたのですが、快く引き受けてくださり
とても助かりました。これも学園の大きな魅力だと思っています。
ありがとうございました。

 New HPを見てご意見などありましたらコメントいただけるとうれしいです。


土曜教室クリスマス会

2010年01月08日 | 土曜教室
土曜教室では一足早いクリスマス会を12月19日に開きました。

 今回は、9人の子どもたちと親の方・ボランティアさんも含めると25人の参加が
あり、ここ最近では一番の「大所帯」となりました。

 午前は、“まつぼっくり”をツリーに見立て、自分だけの「オリジナルクリスマ
スツリー」を作成。実は、事前の準備では、学園の生徒が木工の時間にツリーの台
座を取り付けてくれるなどの協力もありました。

 子どもたちは、スプレーで色を塗ったり、ビーズで飾り付けたりしながら、丁寧
に取り組んでいる姿が印象的でした。スプレー液の出具合で、はじめて「シャカシ
ャカ」振ってから使うことの意味に納得する子どもたち。ふとしたところに、新しい経験と学びの機会が転がっていました。


 午後は、学生ボランティアさんの企画による“クリスマスゲーム”。3つの部屋
にあるそれぞれの企画ゲームをクリアすると「ごほうび」がまっている…!
組み合わせると「クリスマス」の文字が完成する大きなパズルでは、近くにいる友
だち同士で相談しながら協力して取り組んでいました。



 今回の土曜教室は、親の方やボランティアの方なども積極的に会の企画や活動に
参加してもらいました。

 お昼は、お母さんたちがかわいい形のサンドイッチをいっぱい作り、ケーキ作りでは、子どもたちがトッピングしやすいように段取りを工夫してくれました。そして自分のお子さん以外の子どもたちとも楽しく活動していました。
 
 また、ボランティアさんたちが、たまたま見学をしていたお父さんをつかまえて「サンタ役」を引き受けてもらいながら、一緒にゲームに参加してもらいました。

 参加する全員が、それぞれの立場で子どもたちが楽しく活動するために工夫し、見守り支える。これまで大切にしてきた「土曜教室」の特徴が、今回自然なかたちでみられたことにこの取り組みの積み重ねの成果を実感します。

最後に、今回参加した2人の親の方からいただいた感想を紹介します。


 初参加でしたが、秋の「みはらしだいまつり」で学園の和やかな雰囲気を知っていたので今日はとても楽しみに、そして期待以上に楽しむことが出来ました。特に子供たちは食後のゲームが楽しかったようです。今も隣で「あぁ今日は本当に楽しかった」と言っています。当日は私がそばにいなくても、ボランティアのお姉さんと楽しげに話をしていました。何を話していたのかは内緒らしいです。そう話す様子がとても楽しそうで私も嬉しく思います。

 工作やケーキのデコレーションなど、盛りだくさんの内容で息子も楽しかったようです。
自分で作ったツリーはとても気に入っているようで、大切に飾っています。
また、ボランティアの方にたくさん来て頂いて、サポートしていただいていたので、親の私も安心してお任せできました。お友達とのかかわりは、まだまだですが、そのうち土曜教室のお友達を意識して(名前も覚えて)、良い関係が持てるようになるとよいなあと期待しています。


 次回の活動はまたお知らせします。

第8回全国LD実践研究集会を開催します No.1

2010年01月07日 | LD集会
 今年のテーマは
「特別支援教育が始まって3年!
   さらなる先を目指して!!」です。

 1990年4月、発達や学習に遅れのある中学卒業後の7名の
生徒たちとともに見晴台学園が開校しました。それは後に続く
多くの子どもや親たち、教育関係者などの期待と願いを背負った
文字通り「特別な支援」を必要とする子どもたちへの教育の始まり
でもあったのです。

 あれから20年、特別支援教育制度化から3年がたちました。
発達障害児・者への理解、彼らを取り巻く環境は大きく
前進しています。全国各地から、子育て、保育、教育、就労、
生活支援等ライフステージをつなぐ実践を持ち寄って学び合い
ましょう。明日へつなぐ元気が湧いてくる集会にしたいと思います。
たくさんの方々の参加をお待ちしています。

 会期:2010年2月20日(土)~21日(日)
 会場:愛知県立大学
 主催:見晴台学園研究センター
     NPO法人学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会
 共催:愛知県立大学
 後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
     愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会、日本LD学会、
     日本特別ニーズ教育(SNE)学会、全国障害者問題研究会、
     愛知県中小企業家同友会、全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会、
     愛知特別支援教育研究会
 協賛:全国LD(学習障害)親の会、親の会かたつむり(愛知)
     ハナショウブの会(三重)、れんげの会(岐阜)

≪プログラム≫
 
◆2010年2月20日(土)◆
10:00 受付開始

10:30 開会全体会

11:00  基調講演 『見晴台学園は公教育になにを提起しているか?
        ~特別支援教育における公教育と民間教育の連携・協働~』
          田中 良三 (前見晴台学園学園長・愛知県立大学)

12:00  昼 食 (当日は会場近隣、大学内には飲食店、売店等がありません。
          昼食はご持参いただき、教室内で飲食をお願いします。)

13:00 分科会
     ●第1分科会 幼児期
         就学前の子育て・療育で大切なこと~乳幼児期に豊かな支援を~ 
        共同研究者/河合 隆平(金沢大学)

     ●第2分科会 小学校・中学校
         楽しくいきいきと学び育つために~家庭・学校・地域が手をとりあって~
        共同研究者/青木 道忠(大阪発達支援センターぽぽろ)

     ●第3分科会 高校・専攻科
         青春かがやく高校での学び=(イコール)生涯につながる宝物
         共同研究者/渡部 昭男(鳥取大学)

     ●第4分科会 青年・成人
         私こんなふうに働いています、親はこんなふうに願っています
         共同研究者/川上 輝昭(名古屋女子大学)

     ●第5分科会:オープンカレッジ『OPEN THE“MINDOW(マインドゥ)”』
         LD集会に参加する青年たちが心の窓を開き、仲間とともに学び合います
17:00 終 了

◆2010年2月21日(日)

9:00  受付開始

9:30  LD集会サポーター企画・実践報告
     「学園があって今の自分がある
        ~見晴台学園卒業生の姿を追って~」
          大竹 みちよ(見晴台学園)
          高橋  智 (東京学芸大学)
          見晴台学園OB

10:30  シンポジウム
     「発達障害児・者の生涯支援
        ~未来につながる支援の連携~」
         コーディネーター:田中 良三
         シンポジスト  :各分科会共同研究者
   
        一日目の分科会で深めたライフステージごとの課題をもとに、
        生涯のどの場面でも本人が安心して集い、学び、生活できる、
        そのための支援の連携についてシンポジストを交えて論議します。

12:30  閉会全体会

13:00  レセプション(オプション)


■参加費(当日は500円増し)
  一般:3,500円  大学生:1,500円  高校生:500円 中学生以下無料

■レセプション参加費(オプション)
  3,000円   小学生以下:1,000円

■お振込先
  郵便振替:口座番号 00800-7-5683
  口座名 :全国LD実践研究集会
  申し込み締め切り:2010年2月10日(水)

■申込方法
  郵便振込用紙の通信欄に参加者の内訳(一般1名、大学生1名など)
  参加希望分科会の番号・レセプションの出欠を明記の上、指定振込先に
  お振り込みください。確認後、参加票を返送いたします。
   *振込金額は、集会参加費+レセプション参加費(希望者のみ)の
    合計をお振り込みください。

■昼食
  今大会では昼食の準備を行いません。会場内および駅周辺には飲食店や
  コンビニがありませんので、一日目昼食は各自ご用意ください。


 

2010年もよろしくお願いします。

2010年01月06日 | 日々つれづれ
 今年は暖冬かと思いきや、元旦から雪が降る
寒いお正月となりましたが、1月14日からのスキー旅行(栂池)は
たっぷりの雪がありそうで、一安心。

 今年は学園開校20周年、そして第8回全国LD実践研究集会と
節目の年となります。今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、ら・びすたは今日から始動開始です。
まずは昨年末の卒論提出の打ち上げと新年の景気づけに
「鍋パーティー」を行いました。

 手際良く会場設営、買い出し、調理と行い、12時には全員揃って
「今年も頑張りましょう!」の乾杯。

 味噌ちゃんこ鍋、カレー鍋、チキンナゲット、おせち料理少々で
お腹を満たし、スリル満点わさび大量入りロシアンルーレットたこ焼き
でドキドキ、Rくんが最後のXmasプレゼントでゲットしたWilを持参しての
ゲーム大会とあっという間の一日でした。

 これから成人を祝う会、スキー旅行、卒論発表会、LD集会、卒業式と
たくさんの節目がやってきます。それぞれの行事に彼らは悩み、考え
そして何かを得て次へと進んでいきます。そんな彼らの様子をこれからも
ここで少しずつ紹介していきたいと思っています。