見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

春の自由研究発表会、そして義援金を持ってNHKへ…

2011年03月27日 | 日々つれづれ
夏に引き続き、
今回、3/14~24日の期間を使って「春の自由研究」を行いました。
前週中にそれぞれ自分のやりたいテーマを考え、
(多くは何度かの手直しを経て)
企画書に最終合格をもらったらようやく自由研究のスタートです。

テーマや内容は自由ですが、それだけに事前の計画性が問われます。
そして25日には、集大成として「自由研究発表会」が行われました。





発表の持ち時間は一人9分。その中には質疑応答の時間も含めます。
皆、限られた自分の持ち時間を有効に使うため、
前日にはタイマーを片手に何度も発表練習をしていました。

物作りから調査研究まで、テーマは多種多様。
夏のテーマに続く内容に取り組んだ人、また新たなテーマにチャレンジした人…など今回もとてもバラエティに富んだ研究ばかりでした。


    


今回の発表は作った作品を見せたり、パソコンを使って分かりやすくプレゼンテーションするなど、聞く人に内容が伝わるよう工夫を凝らしたやり方が目立ちました。


また次回の自由研究は夏でしょうか…とても楽しみです!!
次回の発表会は、是非多くの人に見てもらえたらと思います。


そして……
発表会を終え、有志の生徒たちと一緒に大急ぎでNHKへ。
先日の緊急集会以降、集まった義援金を渡すためです。
ほんの数日間でしたが、学園まで募金を持ってきてくれるなど、
たくさんの人が協力してくれました。


    


みんなの温かい気持ちを背負っていざNHKへ。






入口には義援金窓口が設置されており、生徒の代表が手続きを。
忙しい中、以前取材でお世話になった村竹アナウンサーもその場に立ち会ってくれました。


    




どうか被災者の方々に届きますように、と願いを込めて…



協力してくださった皆様、本当に有難うございました。
日本中で、この気持ちが今後も長く長く続きますように…
まずは私たち一人一人が今出来ることを、ひとつずつやっていきましょう。











東日本大震災義援金を集めます

2011年03月22日 | 日々つれづれ
 東日本大震災で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りしつつ、今自分たちに何ができるのか、何かできることはないかとみんなが思っています。この気持ちがとぎれることなく支援が続くようにしたいですね。まずは、節電と募金でしょうか。

 
 そんな中、今日緊急集会を行い、生徒たちと一緒に何かできないかと話し合いました。その結果、義援金を集め、以前取材にきていただいたことがあるNHKさんに持っていくことが決まりました。

 生徒たちも日々の報道から「日本が大変なことになっている」「何かできることはないか?」と思っていたようで、無理のない程度で思い込めて義援金を集めることにしました。

 また、先日の卒業式後行われた「卒業生を送る会」でも 義援金を募ったのでそれも合わせて持参する予定です。

 3月25日午後、生徒有志とNHKに行く予定です。

  

 

卒業式のご案内

2011年03月08日 | 学園行事
 2010年度卒業式を下記のように開催いたします。
今年は中等部1名、高等部2名の卒業生を送り出します。

 日にち:2011年3月13日(日)
 場 所:ウィンクあいち 11階会議室

 スケジュール
  13:30~14:15  卒業論文発表会
 
  14:30~15:10  中等部・高等部卒業式
 
  15:30~16:30  卒業生を送る会 ≪会費制≫

 お忙しいとは思いますが、1人でも多くの方に彼らの
“旅立ちの歌”を聞いていただき、送り出していただければ
幸いです。

新しい一歩

2011年03月02日 | 日々つれづれ
 2月27日に行われた「見晴台学園開校20周年祝賀会」には、
私たちの予想をはるかに上回る200名以上の方に参加していただき
ありがとうございました。
 関係者一同、うれしく思っています。

 会場が狭く、参加していただいた方には窮屈な思いをさせてしまいましたが、
懐かしい顔をあちらこちらで見つけ、改めて学園の歴史を感じることができた
一日となりました。


 会場貸し出しから受付開始まであまり時間がないので、生徒・親、関係者が
力を合わせて会場設営。


 受付開始後、すぐに会場は熱気でムンムンに。




 今回も音響にはこだわりました。
これも学園応援団のおかげです。



 実行委員長の挨拶で始まり、昨年11月に受賞した博報賞・文部科学大臣奨励賞
受賞式の様子を学園長と式典に参列していただいた推薦者の神谷先生から報告
いただきました。




 「受賞が意味するもの」と題し、前学園長の田中良三先生から一言。

 乾杯の音頭は学園開校時から応援いただいているあいち労働協同事業団理事長の
長谷川様に

 

 しばしの歓談の後、学園応援団紹介とご挨拶。
学園創りのきっかけとなった「あいちLD親の会」の代表の方々や卒業後の進路などで
お世話になった愛知中小企業家同友会障害者問題委員会の代表の方、開校当初から
学園創りにアドバイスをいただいた大学の先生方など。

 またこの祝賀会のために遠くは熊本や山口県、和歌山や大阪、そして東京などから
来ていただきました。

 飲み物を飲みながらリラックスしたところで、学園父母出し物。

「我が良き学園よ」(かまやつひろしの「我が良き友よ」の替え歌)

おんぼろ長屋に始まって 刈谷の校舎は穴だらけ
 校舎は綺麗になったけど やっぱり不思議な穴が開く
 あ~あ~ 見晴台よ~ あっちへ行ったりこっちへ行ったり
 それでもしぶとく授業をするのは いいもんだ~

 こんな調子で9番まであります。そしてこの替え歌には所々小道具も
登場します。

 ここで小道具紹介
 
4番:卒論 白山あるけれど フランテ葡萄もやらなきゃね
   次から次へと課題です とどめに全専研もある
   あ~あ~ 専攻科さん 職業準備大切だけ
   ドラム叩いて青春するのも いいもんだ~


 ↑専攻科の恒例実習となっているブドウ農園での袋掛け実習

8番:子どもが入学したために バザーに物資に銭勘定
   よさこい練習してみれば 足腰首肩筋肉痛
   あ~あ~ 父母のみなさん 運営するのは大変だけど
   子どものためにテキ屋になるのも いいもんだ~


  ↑筋肉痛には「介」の字貼り

 “写真で学園20年を振り返る”では、事前に出席連絡をいただいた方には
昔の写真を引っ張り出して登場していただきました。

 「あなたが主役」リレートーク
 ・学園創設期の教員たちが全員集合!
 ・歴代のパワフル運営委員長も集合!!
 ・当時は小学生だった土曜教室メンバーも今では20歳代に
 ・刈谷時代にお世話になった非常勤講師の方々など…

 すすめる会理事長遠山より発起人代表あいさつ

 そしていよいよフィナーレで生徒たちの登場
 
 まずはリコーダーで「カントリーロード」の演奏
長~い、でもゆったりとした道のりをのんびりと進む
まさに見晴台学園の20年にピッタリの曲です。
この日のために毎日練習しました。



 次は20年間名前を変えながらも続けられきて、関わってきた人みんなが
楽しい思い出となっているまつり(笠寺時代:収穫祭、刈谷時代:フェスタみはらし
現在:みはらしだいまつり)のスローガンを紹介



 1997年だけどうしてもスローガンがわからず、もしかして参加者の方で
覚えている方がいるのではと思ったのですが……残念。

 そして最後にこのメッセージをこめて


 いきものがかりの「ありがとう」を歌いました。

 懐かしい顔をあちらこちらで見つけ、あっという間の2時間。
月日が流れても「見晴台学園」という大きな木の下にはいつでも誰でも
遊びに来られるのだなぁと思いました。

 また新たな一歩を踏み出した見晴台学園。
これからもよろしくお願いします。