見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

地下鉄調査その後…ホーンはどうしてなるのかな?

2012年05月15日 | 日々つれづれ
昨年11月から始まった地下鉄調査隊の活動もいよいよ最終盤。

東山線・名城線(右回り・左回り)桜通り線・鶴舞線の調査を
終え、まとめの冊子を作成しました。





  ≪調査報告書 半年間の成果がギュッと!≫




  ≪調査中の写真も添付≫



今回の調査で、みんなが疑問に思ったことは
①ホーンがなる駅と鳴らない駅があるのはどうして?
②なるはずの駅で鳴らないことがあったけど、それはなぜ?
③駅に入る時、どの辺から電車のブレーキをかけるの?
④桜通り線ではどこもホーンが鳴らないことが分かったけど、
 それはどうして?
の4点でした。
そこで、5月14日の月曜日に名古屋市交通局電車部運輸課に疑問点を聞きに行きました。



 ≪まず、調査報告書を見てもらいました。≫



運輸課だけでなく運転課の職員さんも同席し対応していただきました



   ≪4つの質問に対してわかりやすく話していただきました≫

 ①の疑問に対して…
  
 ホーンは正しくは警笛音というそうですが、駅進入の際に「電車が到着しますよ」
 ということをホームにいる人に知らせるためだそうです。地下鉄の線路はカーブや
 アップダウンの傾斜が多く、運転手からホームの状況が見えにくい駅の手前では警
 笛音を鳴らすことが決まっているそうです。

 ②の疑問に対しては…
 基本的にありえないが、警笛音は足で踏みこんで鳴らすので、踏み込みが弱くて
 音が出なかった…ということが可能性としては考えられるそうです。

 ③の疑問に対して…
 乗っていると平坦なように思える地下鉄ですが、実際は平坦な所は非常に少なく
 上り坂・下り坂がほとんどだそうです。下って進入する駅の場合は早めにブレー
 キをかけるし、上って新入する駅の場合は少し遅めにブレーキをかける、など駅
 によって違いがあるので一律には言えないそうです。

 ④の疑問に対しては…
 桜通り線は野並以降が開通した後、前駅にホームドアが設置されてホームの安全は
 されているので鳴らさないとのこと。ちなみに、桜通り線には運転手は乗っている
 がすべて自動運転とのことでした。


約半年間かけて取り組んだ地下鉄調査は「なんでだろう」「ふしぎだな」という生徒
たちの疑問からスタートし、足を運んで、見て、聞いて調べながら学びを深めていき
ました。その最後に名古屋市交通局に行って、疑問点を解明できたことでしっかり
着地することができました。
 さぁ~次は何の調査かな…