見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

キャンプ準備 専攻科編その2

2010年06月30日 | 日々つれづれ
 オープンスクールのお知らせ 

 昨夜のワールドカップでの日本戦。
結果は残念でしたが、手に汗握る試合でした。
特にPK戦では夜中にもかかわらず、「うわぁ~」とか
思わず声をだしてしまうほどドキドキ。
生徒の中にはそのドキドキ感がたまらず、日本のPKの時は
チャンネルをかえていたという人もいました。


 対戦相手は“パラグアイ”だったわけですが、学園が刈谷に
移転して間もない頃(1996年頃)、約1ヶ月“パラグアイ”からの
留学生がきていました。
 言葉は通訳さんを通じてでしたが、パラグアイという馴染みのない国の
文化や食などの授業をしてもらったことを思い出しました。
ロサルバ、元気かな?

 さてさて、本題の飯ごうでパン作り~パート②~

 前回の教訓を活かしてきちんと量ることと発酵時間に重点を置いて
再び挑戦!
 パン生地も十分に膨れ上がり、前回とは違うフワフワ感に期待感も増します。

 また今回もスコーンのように硬かったらどうしよう…?
うまく焼けるかな…?とドキドキしながら焼きあがりを待つこと25分。

 祈るように蓋を開けてみると、前回とは違い見た目にもふっくら感が…。

 切って試食をしてみると、もちもち感やしっとり感もあり、見た目も味も
上々の出来上がり。試食してもらった人からも「おいしい!」と言ってもらえ、
手ごたえのあったパン作りになりました。

 欲を言えばもう少しフワッとなるといいなと思ったので、炭の量を変えて
焼く温度を調節したり、飯ごうへの生地の入れ方を変えたりなどもうひと工
夫をしてみようと思います。

 次回を乞うご期待!








 

今年も心こめて送ります

2010年06月28日 | 日々つれづれ
 オープンスクールのお知らせ

今日は昨年に引き続き、全校生徒の力を結集して生徒募集のための資料発送
作業をしました。
 封筒に宛名シールを貼る係、中に入れるパンフやチラシを組む係、封筒に入れて
糊づけ、etc...。
全部で1000通を超す発送準備でしたが、生徒たちのがんばりのお陰で無事終える
ことができました。

 作業日はとにかく蒸し暑く、集中力がすぐになくなってしまう人も。
そのせいか

 「○○ちゃん、がんばれ!!」
なんて声がよく聞こえていました。

 また、いつもは作業に集中できず、すぐに友だちにちょっかいを
だしてしまう生徒も先輩たちの真剣な作業姿に刺激され、頑張っていました。

 ところで問題です。これは何でしょう?




 (^^ゞ即席、宛名まっすぐ貼り補助具です。
使い方は

①ガイドに合わせて封筒を入れます。



②宛名シールを枠の中でできるだけまっすぐに貼ります。



③完成!!



 “心をこめて”という中に今回も作業の丁寧さを入れてみました。
時々、
 「封筒はガイドラインに沿ってまっすぐ?」
 「封筒は下までしっかり入っている?」
 「宛名シール、まっすぐ貼れた?」

とチェックしながら…。


 7月・9月に予定している「オープンスクール」にたくさんの方に参加していただき
たいと考え、県内の全中学校、岐阜県三重県の通学可能な地域の中学校、地域の小学校、
児相や教育センター、発達障害者支援センター、医療機関など関係機関団体に広く資料
を送らせていただきました。

 私たちみんなの心が学園を必要としている子どもたちのところへ届きますように。






勝ちました!日本!!

2010年06月25日 | 日々つれづれ
今朝の朝の会ではこの話題で盛り上がり。

 時間が時間だったのでリアルタイムで見た人はいなかったようですが
ファンにはたまりません。

 いつもはあまり興味を示さない人も、興奮気味で話をするクラスメイトの
様子をみると、夜のニュースをチェックしなくては という気持ちに。

 そんな話をして教室から出てくるとフリースペースに



 帰りの会で教室に行くと



 黒板に書かれており、丁寧に解説をしてもらいました。

決勝リーグも応援したいと思います。
頑張れ!日本!!


今明かされる18年前の秘密

2010年06月24日 | 日々つれづれ
 先日、笠寺・刈谷校舎時代にお世話になっていた国語の講師の先生とお会いしました。

 その時に、第8回全国LD実践研究集会のオープニング企画で生徒たちが発表した
「ひとりじゃない」という創作詩は18年前に授業で生徒たちと一緒に作った
「見晴台学園ってなんだ」という詩がヒントになりました。とお話ししました。
 
 先生は今でもこの詩を学園が大切にしていることを知り、とても喜んでくださいました。
そんな会話の中で先生が一言ポツリと、

 実は一つ悔やまれることがあるのよね、あの詩で…

 “電信柱”のそばで話をしている子がいるってフレーズ、
 生徒は“電信ボウ”って言ったのの、それを、あっ“電信柱”ね、って
 書き換えてしまったのよ。

  名古屋は“電信ボウ”っていうのよね…
                
 確かに子どもの頃は“電信ボウ”って言っていました。(すっかり忘れていましたが)
その表現を標準語に直してしまったことを先生はとても悔やんでいたのです。

 そんな思いがあったとはつゆ知らず…
それでも当時の生徒や先生たちが学園に寄せる思いを一つにして
創った詩『見晴台学園ってなんだ』
 その頃の様子を想像しながら読み返してみました。

 
 見晴台学園ってなんだ

 見晴台学園は名古屋にある
 名鉄「本笠寺」駅近く
 笠寺観音の北
 坂を上がっていく
 自転車を乗り回している子や
 電信柱のそばで 話をしている子がみえる
 そこが 見晴台学園だ

 当時の一年生と討議しながら作り上げた「詩」の冒頭部分である。
「見晴台学園をどう案内するの」という問いかけにまず地理案内がなされた。
予想通りの展開である。しかし、続いて石田さんからそこに見える仲間の様子が
語り始められた時、私は思わずはっとした。そして気づかされた。学園がどこに
どう位置するのかなどということはどうでもよかったのだ。彼女にとって、いや
彼女だけではあるまい。みんなにとって「見晴台学園」は大切な「仲間」の
いるところだったのである。
                      「飛び立つ」見晴台学園編著p202より

 

見学者がみえるとテンション上がります!!

2010年06月23日 | 日々つれづれ
 先週・今週と二週間にわたり、愛知県立大学の1年さんが
各日10名くらい「教育臨床」の講義の一環で見学にみえました。

 学園の紹介ビデオを見てもらい、その後各クラスを見学。
人数が多いのでグループに分かれ、時間が少ないので各クラス7分
ずつ見学をしてもらいました。

 さらに中等部・本科は4つのクラブを行っていることもあり、全部の
クラスを見ようとなると慌ただしくなります。

 それでもクラブでは今までの「クラブ発表会」などのプレゼンテーション力を
生かし、見学の方に何気にアピールし、ついつい長居をさせてしまいます。

 特に“スポーツスタッキング”は見るとやるとでは大違いで、
「もう一回やらせて!」と順番待ち状態でした。

 県大生さんのほかにも最近では入学希望の親の方や、今募集している
パート希望の方の見学が相次いでいます。

 そんな中で見学だけではなく、一緒に授業に参加してくださる方が
いる時は生徒たちのテンションがあがります。ただ中には年齢が近い人だと
意識をしてしまい、距離を置いてしまう人もいますが、その気持ちもわかります。

 こんな風にいろんな人が出入りすることで学ぶことも多くあるのです。

 明日も見学の方、いるかな?

 

 

キャンプ準備 本科編その2

2010年06月21日 | 日々つれづれ
 オープンスクールのお知らせ


 先日の技術と人間の時間に、本科1年生4人で
キャンプに向けてのカレー作りを行ないました。

みんな、入学間もない4月下旬にカレー作りをした以来。
それも4人だけで作るのは初めてのことです。

キャンプを想定して…最初に、
鍋底にうっすら食器用洗剤を塗り(焦げ付きがとれやすい)、
持ち手にアルミ箔を巻き(取っ手が溶けないように)、
さて準備万端!!

まずは、ピーラーでにんじん、じゃがいもの皮むき。
玉ねぎも皮をむき、全部の野菜を包丁で一口大に。

本人たちの希望でカレーの肉はトリ肉でした。
(…ということは、キャンプもトリ肉!?)




カレー作りの作業はおおむね順調。
特製カレー粉を入れてあとは煮込むのみ。


↑差し入れの業務用特製カレー粉は“ピリリ”と大人の辛さ。癖になるお味!!
 

あれあれ?
ちょっと水が多すぎたかな?(少ししゃびしゃびかも)

…最終的にカレー粉を少し追加し、みんなでちょっと味見。

無事に美味しいカレーが完成しました!!
(とってもスパイシーで美味しいカレーでした)


 かたや2・3年生はというと、
飯ごうでのご飯炊きとサラダが担当。

 天候の都合でカセットコンロでのご飯炊き出したが、
飯ごうの様子を見ながら火加減を調整するのは至難の業。

 火を強くすると焦げてしまうし、弱すぎるとうまく炊きあがらない。
何度も蓋を開けながらなんとか完成。

 でも、ひとつはちょっと柔らかめになってしまい、さぁ、大変。
そんな時はそっとご飯をかき混ぜてふたを開けておけば水分が蒸発し、
少しは改善し、一安心。お焦げ入りのおいしいご飯を炊くことができました。



 サラダの方は2年生二人が大奮闘。
春雨をゆで、わかめを戻し、きゅうりとハムは細切りに。
レタスを敷いたお皿に彩りよく盛り付け完成!!ですが、
どうやら“見栄え良く盛り付ける”というのが難しかったようです。

 ともあれ、もう一度練習をし、本番に臨みます。



ドラマー&タップダンサーがやってきた2

2010年06月17日 | 日々つれづれ
 
 この日の帰りの会での出来事。
本科2・3年クラスでは日直が今日の感想を言うことに
なっています。

日直:「午前の『書く』の授業で消しゴムではんこを作りました。

    うまく彫れたので(書道)作品に押すのが楽しみです。

     ………   無言  ………           」


   「あの~~、それだけ???ですか?」

日直:またしても無言

   「え~~~、感想ないの??」と聞き返してしまうと

日直:「(言葉に出して)言えないくらいに感動した」

クラス:「うわ~、そうならそうやっていってよ。ビックリしたよ!」


ということで、クラス全員に感想を聞いてみました。

*かっちょよかった。言葉にできないくらい。自分もドラムを習い始めた
 ばかりなのでがんばりたい。

*TVの音楽番組でしか見たことがなかったけれど、ドラムの盛り上がりが
 すごかった。

*ドラムの迫力に圧倒。“スゴイ”の一言。

*足でリズムを奏でるのがすごかった。

*自分の知っているドラムとは違っていた。

*足だけでリズムがすごい    ………


というようにあまりにも衝撃的で“スゴイ”という言葉しか
出てこない様子の彼ら。

ドラマー&タップダンサーのHibikiさんは生徒たちと同世代。
あれだけのステージをこなすためにはどんな夢を持ち、それを実現するために
どんな練習をしているか…。
容易には想像できないかもしれませんが、衝撃的なリズムとともに
彼らの心にしっかりと刻まれたことでしょう。


また機会があればステージをしてもらいたいです。

公演後はサインおねだりの列が。
汗だくでハァハァ~言っているのに、すいませ~んm(__)m




 


ドラマー&タップダンサーがやってきた

2010年06月15日 | 日々つれづれ
 6月11日の午後、学園のフリースペースは
エンターテイメント一色に染まった。

最初は電子ドラムによる演奏。

 聞き覚えのあるコナンの曲に合わせてドラマー“Hibiki(響)”が
登場のはずが、

 なんとペンギン姿で


 どうやら闇の組織に薬を飲まされてペンギンになって
しまったという設定のセリフが入っていました。

 もちろん会場唖然+爆笑。

 その後、
  「Monster」(嵐)→「GO!GO!MANIAC」(TVアニメ「けいおん」)
  「Rule」(浜崎あゆみ)→「Burn」(聖飢魔Ⅱ)と演奏が
 続けられました。

 

 生徒たちに親しみのある曲をセレクトしてもらったので、
会場は大盛り上がり。それにしても、今まで見たことのないようなスティックさばきに
観客一同目が“・(テン)”状態。

 知っている曲なので手拍子をするもスティックさばきに見とれてしまい
手拍子はばらばらに。また、バスドラムとハイハットのための両足の動きも
激しく、ただただ見とれてしまうばかり。

 ドラムの後はタップダンサーに変身!!

 北野武監督映画「座頭市」の曲に合わせて。
間近でみるタップダンスの迫力にこれまた目が“・(テン)”状態。
どうしたらステップであれだけのリズムを打てるのだろうか…
なんて考える暇もないくらい引き込まれていきました。

 MCでは次の曲の説明を。

 彼は4歳からタップダンスを始め2008年ドイツで行われた
「IDO世界タップダンス選手権大会」で男性ソロの部11位という
実力の持ち主でその大会で踊った曲を衣装替えをして披露してくれました。

 またまた登場にビックリ!!

 なんと三度笠をかぶっての登場。




 ダンスが始まり、笠を取ったと思ったら



 ひょっとこ姿に。そしてそのお面をはずすとまたちょっとこ。
またはずすとまたまたひょっとこ姿という奇抜なアイディア。
なんとひょっとこのお面を3枚もかぶっており、インパクト抜群。




 さすがにお面を3枚もかぶっているのでダンス後は酸欠状態で
「サンソ~~~がほしい!」と言っていましたが、観客の熱い拍手に
こたえ、さらには記念撮影までも。

 学園ではドラムの授業があり、選択している生徒たちにとっては
とても刺激があったようです。この後、生徒数人が演奏を聴いてもらい、
アドバイスをもらいました。

 次回は生徒たちの感想を紹介します。

 

これ、な~んだ?

2010年06月14日 | 日々つれづれ
オープンスクールのお知らせ

 最近学園に仲間入りしました。



 中に入っているものは



 カラフルなパイプたち。
よ~~~く見てみると




 音階が書いてあります。

 昨年の夏のオープンスクール、音楽の授業で講師の方が用意してくれた

楽器“ブームワッカー”

 カラフルパイプを体の一部分にぶつけるとその音がなります。
ハンドベルやトーンチャイムに似ており、ずっと気になっていた楽器です。

この楽器の説明書を読むと

●リズム感を養う たたいて音を出すことで、リズム感が身につく

●音感を養う 正確にチューニングされた音を体で覚える

●協調性を養う みんなで演奏することで協調性を高める

                           とあります。

 
 縁あって学園の一員になったので、いつかお披露目ができるように
生徒たちと一緒に修行します。

 最近、他にも学園には秘密兵器が仲間入りしています。
その紹介はいつか…。

第11回学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会総会のお知らせ

2010年06月11日 | 学園行事
オープンスクールのお知らせ

 学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会は、
今年度で発足21年目を迎えました。

 この20年間、本法人(見晴台学園、自立支援センターるっく)は、
常なる財政危機の中、一環として子どもや青年に寄り沿う教育や支援つくりを
すすめてきました。

 この総会が、この歴史の上に立ち、すべての、希望する子どもや青年の輝かしい
人生つくりのために、さらに大きく広げていく力になれば、と願います。
 どなたでも参加できます。多くの方々の、ご参加を、心よりお願いいたします。

*日時:2010年6月27日(日) 午後1時30分~
*会場:名古屋都市センター14F 第1会議室
        (名古屋市中区金山町1-1-1金山南ビル)