貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

草臥れて・・・!

2018-11-20 08:36:53 | 日記

草臥れて・・・!

平成30年11月20日(火)

 今朝は,北風。ちょっぴり寒い。

木枯し一号が,今週吹くか?

 柏崎市へ。

 椎谷観音堂と香取神社 へ。

 ちょっと鬱蒼とした所にある。

 竹林がそうさせるのかもしれない。

 階段を上がると,本殿。参拝!

 椎谷観音堂の由緒。

 御神木は、欅。

 見事,見事!!!

 さて、雨の中、出雲崎を出発した

芭蕉達は、椎谷、大湊を過ぎると、

現在の刈羽原子力発電所の辺りの

砂丘状の道を荒浜を抜け、

柏崎に入ったようだ。

 椎谷観音堂が芭蕉の句碑があると

知り、参拝。

 椎谷観音入り口にあるという芭蕉

の句碑が、探しもの。

 あれば、

 「草臥れて 宿かるころや 藤の花」

だ。

 藤の名所でもあるらしい。

目を懲らしながら鬱蒼とした境内を

うろつくが・・・・。

 見当たらず!草臥れて!!!

 阿吽像と戯れん。

 

傍に神社が。

 ここに、香取神社が。


からさけおがむ

2018-11-19 08:28:13 | 日記

からさけおがむ

平成30年11月19日(月)

  曾良旅日記。

「・・・二、三町行テ、最生寺ト云所

ヲノズミト云浜へ出テ、十四、五丁、

寺泊ノ方ヘ来リテ左ノ谷間ヲ通リテ、

国上ヘ行道有。荒井ト云、塩浜ヨリ

壱リ計有。

 寺泊ノ方ヨリハワタベト云所ヘ出テ

行也。寺泊リノ後也。壱リ有。

 同晩、申ノ上刻、出雲崎ニ着、宿ス。

夜中、雨強降。」と記載されている寺泊。

 

 文中の「最生寺」は「西生寺」

「ノズミ」は「野積」 「ワタベ」は

「渡部」。

 芭蕉と曽良は 弘智法印像を拝むために

弥彦から峠を越えて西生寺を訪ね

野積から渡部を経由して寺泊経由で

出雲崎に向かい 出雲崎で宿泊した

ようだ。

 

 景勝の山地まで登るが、芭蕉句碑は

見当たらず。

 あれば、

「文月や からさけおがむ のすミ山」

             はせを

いたわしき水子地蔵

慈悲深き上人

石神様

 

開運腰掛石など


同じ根っこの強靱さ

2018-11-18 08:52:22 | 日記

同じ根っこの強靱さ

平成30年11月18日(日)

 十数年前に,お隣の故おじいちゃん

から戴いた皇帝ダリア。

 今年も台風の被害にあう。

 それでも自力で!

 天空を,淡い薄紫の花で飾る。

 8年ほど前、株分けをし、余った

株を崖下に。

 落葉に覆われ、数年後の樹木の伐採で

根付いたよう。

 数年後に大きく育つ。

 しかし、花咲く前に台風や強い風で

倒れる。

 しかし、翌年違う所からまた育つ。

 今年は,その花がまた仲間を増やし、

育っていた。

 しかし、また二つの台風で横倒し。

 暑かったのが良かったのか、

近辺に芽が出て1メートルぐらいの低木で

花芽を持つ。

 それが咲き始めたのだ。

崖に錦秋の花、皇帝ダリアが

近辺の人たちを和ましている。

 亡くなられたおじいちゃんも

優しく逞しい人だった。

 この皇帝ダリアは、庭に咲く

皇帝ダリアと兄弟姉妹。

 全くその強靱さと我慢強さに

舌を巻く。

 来年はもっと根っこをはって、

崖いっぱいに・・・!と願っている。


続銀河の序と・・・

2018-11-17 08:35:28 | 日記

続銀河の序と・・・

平成30年11月17日(土)

 小春日和3日目!

「銀河の序」は、

「越後の国 出雲崎といふ 処より、

佐渡が島は、海上十八里とかや。

 谷嶺の 険阻くまなく、東西 三十余

里波上に 横折れ伏せて、まだ初秋の

薄霧 立ちもあへず、さすがに 波も

高からざれば、唯 手のとゞく計に

なむ 見わたさるる。

 げにや此島は 黄金 あまた湧き出

でて、世に めでたき島になむ 侍る

を、むかし今に 到りて、大罪朝敵の

人々 遠流の境にして、もの憂き

島の名に 立侍れば、冷じき 心地せ

らるるに、宵の月 入りかかる比、

海の面 いと ほの暗く、山の形 雲透に

見えて、波の音 いとゞかなしく

聞こえ侍る。 

荒海や 佐渡によこたふ 天河 」

と記載されたもの。

 海の面、いとほの暗く,

波の音,いとど哀しく。

 今も昔も同じ!?

 そして、長岡市寺泊へ。

西 生 寺 だ。

2017(平成29)年 10月11日 8:30~

 新たな道路が開発され、道案内は旧道。

 山道を登っていくよう。

 取りあえず行くと、昔の細い路。

 もう草茫茫,諦め、戻ると、

「西生寺」の案内板あり。

 どうも水子供養中心のような・・・印象。

 寺泊はカニや魚が有名。

 昔から酒造りの杜氏がたくさんいて、

おいしい日本酒も豊富だった。

 曾良旅日記には、

「・・・二、三町行テ、最生寺ト云所

ヲノズミト云浜へ出テ、十四、五丁、

寺泊ノ方ヘ来リテ左ノ谷間ヲ通リテ、

国上ヘ行道有。荒井ト云、塩浜ヨリ

壱リ計有。

 寺泊ノ方ヨリハワタベト云所ヘ出テ

行也。寺泊リノ後也。壱リ有。

 同晩、申ノ上刻、出雲崎ニ着、宿ス。

夜中、雨強降。」

と記載されている寺泊。

とりあえず、参拝!

つづく。


銀河の序

2018-11-16 08:14:39 | 日記

銀河の序

平成30年11月16日(金)

 小春日の朝、気温はぐっと下がって、

12度(室温)。暖房のお世話になる。

 今日は,二階の網戸と窓掃除の

予定。

 年度末の序かな?

 今朝も出雲崎。

 この街道沿いに芭蕉園が。

 

 よく整備されている。

説明板。

大崎屋に一泊したという。

北國街道人物往来史まである。

これが、芭蕉翁立像。

その背は。

「荒海や 佐渡に横たふ 天河」

 

の名吟を残し、出雲崎での芭蕉の

宿大崎屋跡箱の真向かい。 

 また、ここは良寛生家橘屋と

権力争いをした廻船問屋敦賀屋

の跡地。

 昭和29年7月(1954)、芭蕉真筆の

「銀河の序」全文を拡大彫刻した句碑

と平成元年、奥の細道300年を記念し

て建立された芭蕉像が建つ庭園だ。

銀河の序拓本説明。

 

赤い実も印象的。