貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

難所超え、北国の宿!

2021-12-29 16:43:29 | 日記
令和3年12月29日(水)
 親知らず子知らず、
大戻り、駒返しなど
北国一の難所を越えて、
宿に泊まれば、
新潟の遊女二人が同宿していて、
若い女の声での会話が聞こえる。
 芭蕉は大いに同情するが、
遊女二人が一緒に行きたい、
お供したいと言うのを断った後も
哀れさに胸を痛める。
一家(ひとつや)に 
  遊女も寐たり 
       萩と月
 宿の庭の萩と空の月とは、
遊女と芭蕉の、
よく似た流浪の生活に相応しいか・・・。