貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

松は、「待つ」も掛けて!

2021-12-01 13:51:31 | 日記
令和3年12月1日(水)
 あっという間の師走入り!
 
 『伊勢物語』の
「みちのくの 
   忍ぶもぢずり
       誰ゆへに
   みだれそめにし
       我ならぬくに」
の石を訪ねて、信夫の里に行くが、
里の子どもが、史実にないというので驚く。
 阿武隈川の月の輪の渡しを渡って、
福島の瀬の上という宿に着く。
 五月一日、飯塚温泉(飯坂温泉)に泊まる。
 夜は雷と大雨で、雨漏りと蚤と蚊に
刺されて眠られない。
 伊達領に入る。
 奥羽街道を行く。
 岩沼(宮城県岩沼市)の武隈の二木の松を
見て、昔のままに、二股に分かれていたのを
見て、芭蕉は嬉しがり。
桜より 
  松は二木を 
     三月越し
と詠む。
 つづく。