蓮實重彦先生が本「映画崩壊前夜」の中で取り上げていた、ブラッド・アンダーソン監督の'04年作品「マシニスト」をDVDで見ました。
トレバーは死体をカーペットに巻き、海に捨てているところを発見され、発見した男も殺します。トレバーは工場で機械工として働いていますが、ある日帰ろうとすると見知らぬ男に声をかけられます。彼はアイバンと名乗り、同僚のレイノルズの代わりに来たと言います。その日、旋盤の係のミラーの仕事を手伝っている時に目が会ったアイバンは首を掻き切るマネをし、それに目を奪われたトレバーはうっかり旋盤のスイッチを背中で押してしまい、ミラーは腕を切断してしまいます。アイバンのことをトレバーが話しますが、誰もそんな人間を知りません。家に帰ると冷蔵庫に謎の張り紙がしてあります。アイバンの赤い車を見かけたトレバーは追跡して話があると言うと、アイバンは酒場に誘います。彼がトイレに立ったすきに彼の財布を見ると、レイノルズと一緒に写っている写真がありました。空港の行きつけのカフェのウエイトレス・マリアに誘われて、母の日に彼女とその息子のニコラスと一緒に遊園地に行きますが、トレバーとお化け屋敷に入ったニコラスは癲癇の発作で倒れます。帰りに彼女の家に招かれ、映画に誘ってほしいと言われるトレバー。数日後、旋盤の仕事を任されると片腕を失ったミラーが現れ、その直後トレバーが腕を機械に突っ込んで調整していると旋盤が動きだし、危うくミラーの二の舞いになりかけます。誰かの仕業だと周りにつっかかるトレバーは頭がおかしいとされてクビになり、家に帰ると先日の張り紙に文字と絵が書き足してあります。不安になったトレバーは話を聞いてほしくて、馴染みの娼婦スティービーを訪ねると、彼女は客に暴力を振られて顔にアザを作っていました。トレバーは彼女に優しい言葉をかけ、彼女も今の商売を辞めると言います。家に帰ると冷蔵庫から血が滴り、張り紙にまた文字が増えていて、トレバーは空いているところを埋めるとミラーになると考えます。さっそくミラーの家に行って全ての犯人はお前だろうと言い寄りますが逆に撃退され、車に戻るとアイバンの車が現れます。追跡しているうちにナンバーを読み取り、当局に問い合わせると犯罪に関係していないと教えられないと言われ、トレバーはわざとケガをしてひき逃げされたと警察に届けますが、そのナンバーの車は1年前に事故を起こして廃車にした自分の車でした。嘘の犯罪申し立ては罪になると言われたトレバーは警察から飛び出して逃げ、下水溝に逃げ込むと無気味な人影が見えます。スティービーの部屋を訪ねて手当てをしてもらい、ふと彼女の机の上を見るとアイバンとレイノルズが写っている例の写真があり、トレバーは彼女の夫がアイバンで彼女もぐるだったと思い、彼女を罵倒しますが、彼女は写真にはアイバンではなくトレバー自身が写っていると言います。空港のカフェに行きマリアに会おうとしますが、ウエイトレスはマリアなんて子はいないし、トレバーはいつも1人で黙って座っていたと言います。空港の駐車場でまたアイバンの車が現れ、追跡するとニコラスとともにアイバンは車を降り、トレバーの部屋に入っていきました。ニコラスを殺した様子のアイバンを見て、トレバーはアイバンを殺しますが、ニコラスの死体はありません。アイバンの死体をカーペットにくるみ、海に捨てますが、カーペットの中は空でした。懐中電灯で彼を見つけた男はアイバンで、トレバーはまた彼を殺します。家に帰り、手を洗っていると、鏡に写る自分の背後にアイバンが笑っています。張り紙には「お前は誰?」と書いてありました。トレバーは1年前に赤い車でニコラスをひき逃げして殺した記憶を取り戻します。そしてアイバンに付き添われて警察に出頭するのでした。
コントラストの強い画面で漆黒の黒が印象的でした。スティーヴン・キングばりの悪夢の連続で魅せられました。キングの好きな方にはオススメです。
トレバーは死体をカーペットに巻き、海に捨てているところを発見され、発見した男も殺します。トレバーは工場で機械工として働いていますが、ある日帰ろうとすると見知らぬ男に声をかけられます。彼はアイバンと名乗り、同僚のレイノルズの代わりに来たと言います。その日、旋盤の係のミラーの仕事を手伝っている時に目が会ったアイバンは首を掻き切るマネをし、それに目を奪われたトレバーはうっかり旋盤のスイッチを背中で押してしまい、ミラーは腕を切断してしまいます。アイバンのことをトレバーが話しますが、誰もそんな人間を知りません。家に帰ると冷蔵庫に謎の張り紙がしてあります。アイバンの赤い車を見かけたトレバーは追跡して話があると言うと、アイバンは酒場に誘います。彼がトイレに立ったすきに彼の財布を見ると、レイノルズと一緒に写っている写真がありました。空港の行きつけのカフェのウエイトレス・マリアに誘われて、母の日に彼女とその息子のニコラスと一緒に遊園地に行きますが、トレバーとお化け屋敷に入ったニコラスは癲癇の発作で倒れます。帰りに彼女の家に招かれ、映画に誘ってほしいと言われるトレバー。数日後、旋盤の仕事を任されると片腕を失ったミラーが現れ、その直後トレバーが腕を機械に突っ込んで調整していると旋盤が動きだし、危うくミラーの二の舞いになりかけます。誰かの仕業だと周りにつっかかるトレバーは頭がおかしいとされてクビになり、家に帰ると先日の張り紙に文字と絵が書き足してあります。不安になったトレバーは話を聞いてほしくて、馴染みの娼婦スティービーを訪ねると、彼女は客に暴力を振られて顔にアザを作っていました。トレバーは彼女に優しい言葉をかけ、彼女も今の商売を辞めると言います。家に帰ると冷蔵庫から血が滴り、張り紙にまた文字が増えていて、トレバーは空いているところを埋めるとミラーになると考えます。さっそくミラーの家に行って全ての犯人はお前だろうと言い寄りますが逆に撃退され、車に戻るとアイバンの車が現れます。追跡しているうちにナンバーを読み取り、当局に問い合わせると犯罪に関係していないと教えられないと言われ、トレバーはわざとケガをしてひき逃げされたと警察に届けますが、そのナンバーの車は1年前に事故を起こして廃車にした自分の車でした。嘘の犯罪申し立ては罪になると言われたトレバーは警察から飛び出して逃げ、下水溝に逃げ込むと無気味な人影が見えます。スティービーの部屋を訪ねて手当てをしてもらい、ふと彼女の机の上を見るとアイバンとレイノルズが写っている例の写真があり、トレバーは彼女の夫がアイバンで彼女もぐるだったと思い、彼女を罵倒しますが、彼女は写真にはアイバンではなくトレバー自身が写っていると言います。空港のカフェに行きマリアに会おうとしますが、ウエイトレスはマリアなんて子はいないし、トレバーはいつも1人で黙って座っていたと言います。空港の駐車場でまたアイバンの車が現れ、追跡するとニコラスとともにアイバンは車を降り、トレバーの部屋に入っていきました。ニコラスを殺した様子のアイバンを見て、トレバーはアイバンを殺しますが、ニコラスの死体はありません。アイバンの死体をカーペットにくるみ、海に捨てますが、カーペットの中は空でした。懐中電灯で彼を見つけた男はアイバンで、トレバーはまた彼を殺します。家に帰り、手を洗っていると、鏡に写る自分の背後にアイバンが笑っています。張り紙には「お前は誰?」と書いてありました。トレバーは1年前に赤い車でニコラスをひき逃げして殺した記憶を取り戻します。そしてアイバンに付き添われて警察に出頭するのでした。
コントラストの強い画面で漆黒の黒が印象的でした。スティーヴン・キングばりの悪夢の連続で魅せられました。キングの好きな方にはオススメです。
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