”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

僕にとっての父親の存在 その1

2012年07月13日 23時00分16秒 | 想い出
僕にとっての父親の存在とはどういうものかを考えるときが時々ある。
僕の母は美容師で、昔で言う「住み込み」の従業員であった。
ただ、ほかの従業員とは違い、経営主の一番弟子でもあるところから
特別待遇を受け、部屋を1室あてがわれていた。
そこに夜だけ訪れて朝にはいないというのが、僕の父親の現在の姓を持つ男である。
年齢は、母より18歳上。
仕事は何をしていたのかは定かではないが、
その父の弟が経営する喫茶店の雇われマスターをやっていたみたい。
もちろん10回以上職を変えているというから、本当の意味ではよくわからないなぞの人である。

幼少のころの父親との思い出はあまりない。
実は、僕が高校生になるかなったくらいのときに
別居中であった先妻が亡くなったらしい。

それで僕の母と正式に婚姻状態になったらしいが、
戸籍上は僕は養子縁組という形になった。

後に知ることだが、高校2年にして、兄・姉が4人増えたという不思議な体験をした。
ということで、普通(何が普通かはわからないが)とは、違った父親観や家庭観を僕は持っている。
いずれにしてもこのことが、僕を独身で居続けさせた原因かなと思っている。

僕にとっての父親の存在は、母の周りに時々いる人だったのである。