前回の考察より少し時間が空いたが、本稿の一つのまとめとしたいのが、北海道内の平均賃金との関連性である。
公共職業安定所別に公表されている中途採用時の賃金を比較すると、その中心自治体との間にはおもしろい関連性があることがわかった。
平成22年10月~12月期の状況は次のとおりである。
地域(自治体) 平均賃金 函館市との差
ここでは、平均賃金と保護率の間に相関性が顕著に見られる。
函館市より平均賃金の低い釧路市は、やはり保護率も高い。
北見市を除いて、上記は2級地の1で保護基準が同じである。
簡単にいってしまえば、保護を受けられるか否かを判断する要否判定上、平均賃金の低いところは就労意欲が薄れることは明らかで「どうせ働いても・・・」という気持ちになるのも致し方ないことである。
室蘭や小樽などと比して、一見華やかに見える観光都市函館の実情は実にお寒い状況であり、富が一部の資産家に偏重しているか、労働者が搾取を受けていることにほかならない。
「あぶく銭の街」である函館には健全な精神が宿ることもないだろう。
まじめに生活しようとする人は、はっきり言って函館を捨てるべきかもしれない
公共職業安定所別に公表されている中途採用時の賃金を比較すると、その中心自治体との間にはおもしろい関連性があることがわかった。
平成22年10月~12月期の状況は次のとおりである。
地域(自治体) 平均賃金 函館市との差
地域(自治体) | 平均賃金 | 函館市との差 | 賃金 ワースト順位 | 保護率 ワースト順位 | 保護率 |
函館市 | 175,000 | - | 2 | 2 | 44.5 |
旭川市 | 179,000 | 4,000 | 3 | 4 | 37.6 |
小樽市 | 184,000 | 9,000 | 5 | 3 | 40.7 |
室蘭市 | 192,000 | 17,000 | 6 | 5 | 37.2 |
釧路市 | 170,000 | -5,000 | 1 | 1 | 53.0 |
帯広市 | 195,000 | 20,000 | 7 | 7 | 29.6 |
北見市 | 180,000 | 5,000 | 4 | 8 | 15.8 |
苫小牧市 | 198,000 | 23,000 | 1 | 5 | 29.9 |
ここでは、平均賃金と保護率の間に相関性が顕著に見られる。
函館市より平均賃金の低い釧路市は、やはり保護率も高い。
北見市を除いて、上記は2級地の1で保護基準が同じである。
簡単にいってしまえば、保護を受けられるか否かを判断する要否判定上、平均賃金の低いところは就労意欲が薄れることは明らかで「どうせ働いても・・・」という気持ちになるのも致し方ないことである。
室蘭や小樽などと比して、一見華やかに見える観光都市函館の実情は実にお寒い状況であり、富が一部の資産家に偏重しているか、労働者が搾取を受けていることにほかならない。
「あぶく銭の街」である函館には健全な精神が宿ることもないだろう。
まじめに生活しようとする人は、はっきり言って函館を捨てるべきかもしれない