命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

盂蘭盆会法要の準備…

2015年08月11日 17時47分22秒 | ご供養

本日は、お盆供養の準備で大忙しでした。

塔婆は全て手書きです。 (最近は印刷が多いですね)

塔婆を書き始めると早くも供養を求めて霊が集まってきます。

霊がくれば眠気がどぉっと襲るのでいつも眠気と格闘しながら書くので中々進ずに苦労しています。

8月14日 盂蘭盆会法要です。

法要当日は、山主 寶顕師が水行一萬日(成満)ご修行の砌、感得された秘法秘伝によって厳修されます。 


  
 このような供養方法は他にはありません。当山独自の修法です

皆様、お揃いでお参り下さい。

 


冥利

2015年08月11日 11時30分11秒 | ひと口法話

「役者冥利につきる」 「選手冥利なこと」などと冥利という言葉がつかわれますが

この冥利という意味は実に余る恩恵を受けて感謝することです。

冥利の冥というのは冥土の冥と同じ字です。

「冥」は暗いこと、目に見えないことを表します。もともとは仏教用語で、仏様が

知らず知らずの間に与えるご利益のことだったそうです。それがいつの間にか

神仏に限らず、社会や人から自分が受ける恩恵のことを意味するようになっていったのです。

暗くて見えない。暗いからわからない。自分のわからないところ、自分の気が付かないところで

いつのまにか加えられている仏さまの加護、ご利益、それが冥利です。

同じような意味でよく使われるのが 「おかげさま」という言葉です。「おかげさま」の「かげ」は

暗い陰のことです。自分では見えない神仏の力、利益なんです。私たちがいまここに生きていることは

自分の気の付かないところで冥利を受けているのです。だから 「おかげさま」です。

合掌

 

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同時

2015年08月11日 05時40分44秒 | ひと口法話

人が生きていくには人間関係が大事なのですが、この場合の仏教的な心得は

人に何かをしてもらいたいと思えば、こちらから何かをしてあげる。人に愛されたいのなら

まずこちらが愛する。ということです。つまりは相手の身になって行動するということで

これを同時といいます。仏になるための大事な徳目です。

 

人が困っていれば、ごく自然に手助けしてしまう。これが本来人間に備わった性質です。

仏教ではこれを仏の性質=仏性と呼んでいます。この普段は隠れている仏性を磨くのが

仏教なのです。

 

この前、近所を歩いていると7,8歳ぐらいの子供が自転車に乗り、お父さんがその子について

ランニングをしていました。

子供は自転車にまだ慣れていないらしく、ふらふらしていましたが、すぐによその塀に接触して

倒れてしまいました。

お父さんは駆け寄ってきて、子供を起こしながらこう言いました。

「塀は壊れていないか?よそ様のものなんだから」

このお父さんは、子供にケガがない事を知ると、真っ先によその塀のことを気遣いました。

最近はよく、よその塀に落書きやいたずらをすることが増えていますが、一方でこのような人もいるのです。

 

お釈迦様は、「人は誰でも自分のものは大事にする。だから、人のものは、その人の身になって大事にせよ」

と教えています。人の身になる、ということが大事なんです。

合掌

 

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