お滝の行に行ってきました

本日は葛城山　役行者　祈りの滝へ滝行に行ってきました。

あいにくの雨模様でどうなることかと思いましたが滝に到着するころには雨があがりました。

今朝、私が滝行に来たときも行の間だけ雨がやみましたが、昼からの信者様との滝行でも

不思議と雨があがり気持ちよく行に専念できました。山主曰く、行に来たら雨でも急に晴れ間が出てきたり

雨があがったりはよくあることのようで神仏のご加護を身を持って感じました。

 

昨日から滝行作法を習得するため、福岡県より信者様がご来寺されており、今日は滝場での実地の

作法伝授を行いました。とても一日で覚えきれる内容ではないのでお寺に戻ってから、ポイントをおさらいして

復習されてましたが、とにかく経験あるのみです。何度も経験を繰り返し、失敗を繰り返しして体で覚えないと

即席で賄えるものではありません。地元に戻られたら、ひとりで滝行にいかれるそうなので今日の作法を

丁寧に修法し、一日も早くいい行ができる事を願っております。

九州からご来寺のS様。

お滝の行の間、般若心経をお唱えされておりました。私も心経法螺唄で助法。

 

佛頂尊勝陀羅尼をお唱え中の貞観先生

 

私、泰圓。いつもひとりで好き放題しているので、師僧とご一緒だと緊張します。

 

S様へ般若心経の唱え方を教えるため、お唱え中の山主。

 

滝行後、帰り道にあるレストランで遅めの昼食を頂きました。

美味しそうなオムライス。。。にみえましたが

このデミグラスソース・・・・赤ワインの味がかなり強く残っていました。フランベが甘いのか

アルコールが飛んでおらず、皆の総合評価は不評。店主の好みの味付けなのでしょうが

あまり一般的に好まれる味ではないようですね。以前にいただいた料理が美味しかっただけに

残念でした。私はミックスフライランチを頂いたのですが、こちらはとても美味しかったです。

 

 

 

　　

 

 

三つの行動

お釈迦さまは、「すべての命に対して慈しみの心を持つように」と教えられております。

慈しみとは相手のことを思い、気づかう心です。

それは、「他人の失敗、苦しみを願わない」ということであります。

「すべての命に対して慈しみの心を持つ」ということは自分が嫌いな人や自分のことを

嫌っているであろう相手をも同じように心配すると言うことでもあります。

なかなか、そう思えるようになるのは大変ですが、それくらい大きな心を持ちなさいということです。

私達の幸福は自分の力だけで得られるわけではないのです。すべての生命、つまり

生きとし生けるものの協力や助け合いによって成り立つのです。

それがなければ自分の幸福などありえないのです。

仏教では身（しん）、口（く）、意（い）の三業（さんごう）といって我々の行動を三つにわけています。

一つは身、これは体の行動。次が口、これは言葉の行動でしゃべることですね。最後が意、

つまり心の行動で考えることです。この三つの行動を起こすときに、よく観察して

「それが自分のためになるのか、自分のためになると同時に人のためにもなるか、

さらにすべての生きとし生けるもののためになることか」をコントロールして行動してみてください。

それが本当に自分を大切にすることであります。お釈迦さまはこのような生き方を説かれました。