命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

落ち込む

2015年08月07日 21時13分09秒 | ひと口法話

いまの世の中、「自分は落ち込みやすい」と自認する人はとても多いようです。

挫折や屈辱を経験して苦しみ悩むことは、回復に向かう前の大切な段階です。

では、落ち込みやすい人とはどんな人でしょう??

非常に多いのが、いつも「人と比べてしまう人」です。

「友達と比べて、私は何のとりえもない」 「同僚はテキパキ仕事できるのに、自分は

それより遅い」など、何かにつけ人と自分を比較していないでしょうか?

人は人、自分は自分ですよ。人にはそれぞれの生き方があります。人の成功や幸せを

ねたまず、自分は自分の人生を輝かせることを心がければよいのです。そして、あなたにも

必ずよいところがありますから、どんな小さなことでもいいのでご自分の魅力を発見してみてください。

 

しかし、落ち込むようなときがあれば、落ち込んだっていいんですよ。

仏さまやご先祖様があなたのことをしっかりと見守ってくれますから。

合掌

 

命光不動尊  http://www.meikoufudouson.jp/

 

 


日本人の律儀さ、優しさ

2015年08月07日 05時47分58秒 | ひと口法話

戦争が終わったとき、貧しさのどん底でしたが、この当時、進駐軍の目に

他国に見られない光景がいくつかございました。

 

三沢基地に当時務めていた某米軍将校が外出中に日本人の子供たちにお菓子を与えて

基地に帰ってきたところ、ある日本人の婦人が訪ねてきました。近くに住む農家の主婦でした。

彼女は、「子供があなたからお菓子を貰ったが、タダでいただくわけにはいかない」といって

持ってきた野菜を受け取ってくださいといってききませんでした。その米軍将校は、我々はこんな国民と

戦ったのかと身が引き締まる思いがしたそうです。このご婦人は人の施しに感謝の念を抱くということが

子供の頃から教え込まれていたのでしょう。

 

占領軍の米兵が日本の街角で靴を靴磨きの少年に磨いてもらっていたとき、たまたま持っていた

ジャム入りのパンを与えました。するとその子どもは食べずにポケットにしまったそうです。

腹が空いているはずなのに不思議に思い、「なぜ食べないの?」と訊いたところ、「妹に食べさせる」と

答えたそうです。それを聞いてその米兵は日本は良い国だと感心したそうです。

 

日本人は前述のように優しさ、律儀さを持っているのですが、今日の現実生活の中では、覆い隠されて

しまっているようです。

お釈迦様は、私たちはみんな、もともと仏(ほとけ)になる可能性を備えているとおっしゃっています。

それを仏性(ぶっしょう)といい、だれでもがもち合わせているのですが、ただ残念なことに

その仏性は心のほこりに覆われているため、その光が出てこないのです。

私達の中にある仏性を磨くと、本来持っている優しさなどがもっと現れてくるでしょう。

仏教に親しんで行を行うといいですね。

滝に打たれたり、瞑想したり、お経を唱えたり・・・写経もいいですね。

当山でもいろいろと趣向をこらして仏道修行、仏道体験を通して仏の教えに触れて頂いております。

あなたもご自分のたましい磨きをしてみませんか?

合掌

 

命光不動尊  http://www.meikoufudouson.jp/