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命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

諸行無常

2025年05月09日 16時57分56秒 | 心に響いた言葉

これは、お釈迦様の言葉です。

 

「悩みが生じた者は、喜びが起こる。喜びの生じた者は、悩みが起こる。」

悩みは人間だれでも無いのが良いに決まっています。

苦労や悩みがあるから心の成長が有るのです。

 

喜びは仰山あった方が良いと思いますが、

喜びの状態がいつまでも続くことはあり得ません。

その喜びも、いつかは去って行きます。

諸行無常です。

 

この世は四苦八苦の世界と申しますが、心の持ち方次第で、楽処に成るのです。

つねに、喜びと感謝でくらしたいものです。

 

たとえ、悪い事が起こっても気付かせていただいたと、感謝するのです。

気付きがなければいつまで経つても、悪い事は消える事はありませんもんね。

 

喜び事は、心の底から喜ぶ。

これを仏教では皆大歓喜と言い、魂の喜びの事です。

 

苦しんでいる先祖や人達には慈悲の心を持ち

薄情で冷酷な人と言われない様にしましょう。

 

合掌


仕事や働くことの意味

2025年04月27日 09時35分49秒 | 心に響いた言葉

昨年、宗祖 故 寳顕師に

あるお寺の仏様が呼んでいるのでお参りに行くように

と言われてお参りに行った時の仏様のお言葉です。

 

汝の願いは何か?と聞かれて、

『結婚して子どもを産んで、幸せな家庭を築くことです。

そして子どもに本来の信仰心を伝えて、

社会に貢献できる人となるように育てたいです。』

とお伝えすると・・・

 

『それは普通の願いじゃ。

日本人の願いはそれでなきゃならんのじゃ。

この教えを広めてほしい。』と仰いました。

 

最近、働くことはお金を稼ぐことという考え方が

浸透しているように感じます。

 

働かないと生活ができないので、

大筋は合っているかもしれません。

 

身体が壊れてしまうまで、働くのも違うとは思います。

ですが、現代人の働き方への考え方を見ていると

少し違うように感じるのです。

 

額面や福利厚生を重視する新入社員を迎える経営者の方は、

この違和感を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

当山にも、経営者の方が多くいらっしゃいます。

従業員の休みを確保しないといけないので、

経営者や中間職の人が休みなく働いている

というお話をよく伺います。

 

本来の働くという意味は、

はたの人を楽にすることであると

前山主寳顕師がよく話していました。

 

どんな仕事もどこかで人を助けていて、

その働くという助け合いによって社会が成り立っています。

 

成人になると社会へ貢献する事が働くことであり、

単純に仕事をすることが本来の働く意味でないはずです。

 

仕事を通して働くことで社会に貢献し、

困っている誰かを助けた行いが、お金となって返ってくる。

そして仕事があることに感謝をする。

この順番と循環がとても大切なのだと思います。

 

お金が欲しいから働いて給料をもらうでは、

対価重視、能力重視、利己主義の

欲に傾いた世の中になってしまい、

その考え方が現代では、どんどん加速しているように感じます。

 

当山にも、福祉関係や農業関係、運送業や経営者の方など

損得勘定では働けない職業の方々がたくさんいらっしゃいます。

 

この世の中には、損得勘定ではできない仕事がたくさんあり、

その仕事に誇りや情熱をもって人の為に働いておられる方々が、

世の中を陰で支えてくれてるように感じます。

 

日本の宝である子どもたち一人ひとりも、

それぞれ社会に貢献にする為に生まれてきています。

その為、一人ひとり持っている能力は違って当たり前です。

生まれた意味や役割が一人ひとりあります。

 

大人は、誰しも子どもだったはずです。

大人も、生まれた意味や役割が一人ひとりあり

一人ひとり違った能力を持っているのは、

当たり前ではないでしょうか。

 

この物価高騰で、理不尽な事が多い世の中です。

お金がないと生きていけないのは事実です。

 

そんな中でも神仏やご先祖様への感謝を忘れず、

人それぞれの能力を尊重し合い

人との調和を忘れず生きていけるか・・・

日本の精神力が試されているように感じます。

 

合掌


『幸せ』と『悲しみ』③

2023年06月27日 17時08分53秒 | 心に響いた言葉

前回のブログの続き・・・

 

              

 

人間は、見た目には明るく振る舞っていても、

その内側には深い悲しみがあるものです。

 

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない くるしみが

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない かなしみが

ただ だまっている だけなんだよ

いえば ぐちになるから

(相田みつを)

 

死別の悲しみは、ひとりひとり違います。

みんなが同じ方法で悲しむわけではありません。

故人との関係、別れ方などによって

悲しみの体験は異なってきます。

 

だから、他の人と比べても無意味です。

自分自身の感情で悲しんでください。

 

どれくらいの期間が過ぎたら、悲しむのはもう終わり、

なんてことはありません。

一日、一日、自分のペースで過ごして下さい。

 

ただ、どんな悲しみにも、それにふさわしい

深い幸せがきっと訪れてくるものです。

 

「自分は不幸だ」と思ったときから、

不幸は始まります。

けれど、不幸なこともいつまでも続くことはありません。

 

やがて好転するということを信じて、

明るく生きてください。

 

ある小学生の詩です。

「不幸がたくさんたまると、幸せと交換できるんだよ」

 

寒い冬の季節、朝から外は猛吹雪です。

窓から見える景色は白一色で、ほとんど何も見えません。

こんな寒い日に、思い出す歌があります。

 

「寒いね」と話しかければ

「寒いね」と答える人のいるあたたかさ。

 

苦しい時は、この闇が永遠に続くような気がするものです。

しかし、そうではない。

冬は必ず春になります。

永遠に続く冬はないのです。

 

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

              

 

 

人は一人で生きていくことはできません。

 

どんな時でも、神様、仏様、ご先祖様は

我々の『悲しみ』にそっと寄り添い、いつも温かく見守り、

心に光が差すように導いてくださっていますよ。

 

そして数年後、その時のご自分を振り返ってみてください。

 

この為ににあの出来事があったのだと思えたら、

ご自身の心の成長に繋がっています。

 

 

合掌


『幸せ』と『悲しみ』 ②

2023年06月24日 19時12分00秒 | 心に響いた言葉

前回のブログの続き・・・

 

              

 

悲しみはみんなに

「デンデンムシノカナシミ」は、

昭和十年に執筆された新美南吉の童話です。

 

「一匹の、デンデン虫がいました。

ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気が付きました。

『私は今までうっかりしていたけれど、

私の背中の殻の中には、悲しみが、いっぱい、

つまっているではないか』

 

この悲しみは、どうしたらよいでしょう。

デンデン虫は、お友達のデンデン虫のところに行きました。

 

『私はもう生きていられません』と、

そのデンデン虫は、お友達に言いました。

 

『何でですか』と、

お友達のデンデン虫は聞きました。

 

『私は、何と言う不幸せな者でしょう。

私の背中の中の殻の中には、悲しみがいっぱい、

つまっているのです』と、

はじめのデンデン虫が、話しました。

 

すると、お友達のデンデン虫は言いました。

『あなたばかりではありません。

私の背中にも、悲しみはいっぱいです』

それじゃ仕方ないと、はじめのデンデン虫は、

別のお友達のところへ行きました。

 

すると、そのお友達も言いました。

『あなたばかりじゃありません。

私の背中にも悲しみはいっぱいです』

 

そこで、はじめのデンデン虫は、

また別のお友達のところへ行きました。

 

こうして、お友達を順々に訪ねて行きましたが、

どの友達も同じことを言いました。

 

とうとう、はじめのデンデン虫は、気がつきました。

『悲しみは誰でも持っているのだ。

私ばかりではないのだ。私は私の悲しみを

こらえていかなきゃならない』

 

そして、このデンデン虫はもう、

なげくのをやめたのです。

 

人間は、見た目には明るく振る舞っていても、

その内側には深い悲しみがあるものです。

続く

 

              

 

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

 

 


『幸せ』と『悲しみ』①

2023年06月23日 16時12分35秒 | 心に響いた言葉

本日のニュースで

沖縄全戦没者追悼式の中継が

報道されていました。

 

ロシアとウクライナの戦争のニュースも

何年もの間毎日繰り返し報道されていると、

いつの間にか“当たり前”のような感覚になってしまっています。

 

“平和”や“死”について考えていると、

ある文章に辿り着きました。

 

人間にとっての『幸せ』とは何か・・・

大変心に響きましたのでご紹介いたします。

 

皆様の心の悲しみが少しでも軽くなることを願って・・・

               

【家庭が大事】

マザー・テレサにある記者が質問しました。

「世界平和の為に、いちばん大切なことはなんでしょうか?」

マザーはこう答えました。

 

「まず、あなたが早く家に帰って、家族を充分に愛することです」

納得ですね。

 

もう一つ、マザー・テレサの言葉を紹介します。

「私は、最後の最後に、この人達に、

『人間として生まれてきてよかった。

この世に生をうけてよかった』と言って、

死んでいってもらいたい為にやっているのです。

この人たちの命を助けたいと思って

やっているのではないです。」

 

末期に優しさによって心を癒されると、

たとえその人の人生が暗かったとしても、

幸福感に満ちて旅立つことができるでしょう。

 

悲しみはみんなに

「デンデンムシノカナシミ」は、

昭和十年に執筆された新美南吉の童話です。

 

「一匹の、デンデン虫がいました。

ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気が付きました。

『私は今までうっかりしていたけれど、

私の背中の殻の中には、悲しみが、いっぱい、

つまっているではないか』

続く

               

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]