命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

天上天下唯我独尊

2015年08月22日 13時12分27秒 | ひと口法話

お釈迦様は生れた時に「天上天下唯我独尊」と言われました。

唯我独尊という言葉は、「世の中で自分ほどえらいものはいない」という意味と

考えられていますが、そうではありません。

お釈迦様の言う唯我独尊とは、この世の中でみんなそれぞれにお互いに一人一人

かけがえの無い尊い存在であり、かけがえのない尊い命であると言う事です。

お互いにみんなそれぞれ尊い存在です。ですから、相手の立場を認め、理解し合うことが

大切であります。

合掌

 

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自然法爾(じねんほうに)

2015年08月22日 05時15分12秒 | ひと口法話

花は美しく咲いた後、種子を残して枯れていき、そして再び花を咲かせます。

人間も同じで、子供を作り、育て、そして死んでいきます。この世の生物のすべて

そうであり、それが自然の摂理です。

「落ち葉は、吹く風をうらまない」という言葉があります。

木々に残っている枯葉は、やがて風に吹かれて舞い落ちます。一枚一枚舞い落ちて

やがてすべてがなくなります。そして季節が巡ると木々は新芽をつけていきます。

自然そのものの姿であり、これを仏教では「自然法爾」と呼んでいます。

「自然」とは仏教の読み方では「じねん」と読みますが、大自然の「しぜん」のことです。

「法」とは仏教の教えのことで、ここでは、万物全ての法則といった意味合いです。

「爾(に)」とは「しかり」の意味を持ち、「自然法爾」とは万物大自然のありのままの姿です。

落ち葉は落ち葉としての生命を全うして、地に落ちるのです。その現象は、私たちの生命の

つながり、繰り返しと同じであります。

「落ち葉は、吹く風をうらまない」

時節が来れば、一切の生命はこの世を離れなければならず、その運命をうらまないことです。

合掌

 

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