我が青春のMBX

初めてのバイクMBX
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MBXレストア計画 @8 Fブレーキ廻り 其の三 マスシリの考察 

2012-06-14 | MBX 弐号機
今回はじめて初期型のマスシリを手にしてみて
本当にスイッチユニットには驚かされた。

手元にあるストックされたマスシリを元に考察を進めてみる。



画像左側=MBX50-F/NS50-F用
画像右側=NSR50用

いずれもマスター径は1/2で共通だが

MBX50-F/NS50-F用はマスターカップが水平
NSR50用はマスターカップが斜めに設計されている。
ハンドルの垂れ角を考慮しての設計と推測される。

またバンジョーボルトの取り付け位置も
MBX50-F/NS50-F用はハンドルに対して垂直方向へ
NSR50用は平行方向へ設計されている。

これは、クリアランスの問題だろうが
MBX50-Fは平行方向へ取り付け位置を逃がすと
メーターと干渉してしまう。
NS50-Fではカウル内にメーターが収まっているので問題ないが
MBXの後継機ということで名残と推測される。

NSR50は、上記理由から平行方向へ設計しても
充分なクリアランスが確保できたのであろう。

マスターシリンダーの作用方向を考えると
このほうが自然な配置と思われる。



ハンドルバーへの固定部分にも差がある。
ナットにたとえるならば
MBX50-F/NS50-F用は貫通ナット
NSR50用は袋ナットのような設計



マスターキャップ
ダイヤフラムプレート
ダイヤフラム

これらは共通。




問題のマスターキャップのビス

代用品候補で購入したのは
M4×15 P0.7 (ユニクロメッキ)である。

オリジナルは、M4×12 P0.7

皿の部分の形状も相違ない様子
長さはともかく、この辺りの形状はJIS規格なのであろう。

僕のように代用品を探すタイプの進め方なら
たくさんの逃げ道がるが…
100%オリジナルでレストアを進める人は大変だろうと思う。

長さの方は、締め付けて底付きするようならば
短くCUTしようと思う。

結果は…



無加工で取り付け可能でした!!

使用パーツ
・マスターキャップビス 代用品サイズ:M4×15 P0.7 (ユニクロメッキ/皿ネジ)
*オリジナルサイズ:M4×12 P0.7  無加工にて代用可能

ストックパーツとはいえ
錆びたビスが、新品の銀色に換わっただけで美しく見えるのは
病気でしょうか?
 




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