［東京優駿（Ｇ１）］７３９８頭の頂点はシャフリヤール！

ＺＢＡＴ！競馬『【日本ダービー】底知れない強さ発揮！シャフリヤールが世代の頂点に立つ　エフフォーリア無敗の２冠制覇ならず２着』
第８８回日本ダービー（３歳牡・牝、Ｇ１、芝２４００ｍ）は、福永祐一騎手騎乗の４番人気シャフリヤール（牡、栗東・藤原英昭厩舎）が勝利。毎日杯での驚異的なレコード勝ちに続き、底知れない強さを発揮。東京競馬場で開催される５週連続Ｇ１の第４戦“競馬の祭典”を制し、２０１８年に生まれたサラブレッドたち７３９８頭の頂点に立った。タイムは２分２２秒５（良）のレースレコード。
ハナ差の２着にはエフフォーリア（１番人気）、さらに１馬身１／４遅れた３着にステラヴェローチェ（９番人気）が入った。なお、紅一点サトノレイナスは５着に敗れた。
シャフリヤールは２０１７年の皐月賞馬アルアインの弟。兄はダービーでは５着に敗れたが、兄の果たせなかったダービー制覇を遂げた。騎乗した福永騎手は史上３人目の連覇達成で、歴代最多勝の武豊騎手（５勝）に次ぐ単独２位のダービー３勝目となった。
日本ダービーを勝ったシャフリヤールは、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、母の父Essence of Dubaiという血統。通算成績は４戦３勝。重賞は毎日杯に次いで２勝目。日本ダービーは管理する藤原英昭調教師は１０年エイシンフラッシュに次いで２勝目、騎乗した福永祐一騎手は１８年ワグネリアン、２０年コントレイルに次いで３勝目。

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一口馬主の習性で、つい出資馬バスラットレオンのフォローばかりになってしまっていましたので、遅ればせながら、ダービー上位馬についての感想を書いておこうと思います。（大した話はないですけど(^^ゞ）

まずは勝ったシャフリヤール号、藤原先生、福永騎手、そして全ての関係者の皆様、日本ダービー優勝おめでとうございます。断然１番人気のエフフォーリアが１番枠から（例によって）ソツの無い競馬をする中で、それを後ろから追いかけ、追い詰め、ビッシリ競り合って捻じ伏せた内容は、ダービー馬に相応しい素晴らしいパフォーマンスでした。

勝ち時計の２分２２秒５はダービーレコード、グレートマジシャンの追撃を振り切った毎日杯の１分４３秒９もレコードでしたから、勝負根性がある上に速い決着に滅法強いのは間違いなく、今後も王道路線の主役を担っていくことになるでしょう。あとは秋、さらには古馬になってどこまで成長するかですが、場合によっては、（種牡馬になったあとの）コントレイル最大のライバルはこの馬…かもしれません。

ハナ差２着に敗れたエフフォーリアも、さすがに無敗の皐月賞馬らしい強さを見せてくれました。結果論だけで言えば、直線で抜け出すのが僅かに早かったのかもしれませんが、うまく立ち回って早めに抜け出すのがこの馬の勝ちパターンですし、あそこで一呼吸待てという方が無理というもの。。悔やんでも悔やみきれないハナ差ではありますが、まだ底を見せていないという点においては、勝ったシャフリヤールに負けず劣らず今後に期待ができるでしょう。

３着のステラヴェローチェもよく頑張ったと思います。朝日杯ＦＳ２着、皐月賞、ダービーでともに３着とＧ１で一歩及ばないレースが続いていますが、タフな馬場でも高速馬場でもしぶとく上位に食い込んでくるあたり、父バゴ×母父ディープインパクトの『イイとこ取り』成功例と言って良さそうです。

ただ一頭の牝馬サトノレイナスは５着に負けましたが、このメンバーに入っての５着なら悪くないですし、２分２２秒７の走破時計も素晴らしく、牝馬の強さを存分に見せてくれたと思います。惜しむらくは（ルメールさんもコメントしているように）スローペースを嫌って他馬が動いた時に我慢ができず、早めに進出せざるを得なくなったことでしょうが、それも含めてダービーの厳しさですから仕方がありません。

しかしアレですよね、４着のグレートマジシャンも含めて、この世代は高レベルの馬が揃った混戦世代という印象ですねぇ。。もしかしたら時計の速さに幻惑されている可能性もありますが、それにしても２分２２秒台で走った５頭は強かったと思いますし、普通の世代ならどの馬がダービー馬になっていてもおかしくない…とすら思えてきます。

今後は（菊花賞をめざす組以外は）古馬との対戦がメインになっていきますが、３歳世代が例年以上に強いとなれば、ダービー上位組と上り最速を競っていたカイザーノヴァの復帰後にも期待ができますし…って、結局、自分の出資馬の話になってしまうのは、これはもうほとんど病気というヤツですね(^^;)

 

＊＊2021/5/30東京11R　東京優駿（G1/芝2400m）・良＊＊