チャンピオンヒルズ在厩のエスペシャリーは、現在は、坂路に入ってハロン18~19秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇岡元厩舎長のコメント 「ウォーキングマシン内でぶつけてしまったようで右前を腫らしていますが、エコー検査などに異常はなく、打撲によるムクミ。しっかりとケアしながら進めていきたいですね。まだこちらの環境に慣れていないのでしょうか、テンションが高めで発汗も目立ち、馬体重が447kgまで減ってしまいましたので、体を戻しつつ乗っていければと思います」
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オッと危ない!!(°◇°;)
ウォーキングマシン内でぶつけて右前を腫らしているとのことですが、何があるかわからないのがサラブレッドの怖さですからね。岡元厩舎長が仰る通り、「しっかりとケアしながら進めて」頂きたいと思いますm(_ _)m
ちなみに単なる打撲であっても、これで放牧期間が若干延びるでしょうし、今月中に帰厩する流れにはならないかもしれません。馬体が先週の454kgから447kgに減ったことも考え合わせると、しばらくはあまり追い込まない方が良さそうですしね。
ということで、やはり次走は11月に入ってからになりそうです。
エスペシャリーはまだ成長途上の牝馬ですし、前走のレースぶりから水準以上の素質があることは分かっていますので、あまり焦らず、年内に2戦目を迎える…ぐらいのペースを想定しつつ見守りたいと思います。
【2024/9/14中京5R(新馬/芝1400m)でのエスペシャリー:公式HPより】
吉澤ステ-ブルEAST在厩のブルータスは、先週同様、おもにダク、ハッキングの準備運動後、外馬場にてでハロン17~20秒ペースのキャンター1400~1600mを乗られています。
◇澤担当のコメント 「今週も馬体重は464kg。定期的に来場してくれる調教師によれば、『数字的には増えてきていても、まだ細身に映る点がどうでしょうか』とのこと。速めを乗る前段階であることを考えますと、もう少し元気があってもいいですかね。速めに移行できる準備は整っていますので、『そろそろ帰厩を考えていく』ことになりそうです」
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瑞樹先生が『数字的には増えてきていても、まだ細身に映る点がどうか』と心配されているようですが、ブルータスはスラッとした体型が特徴のエンパイアブルー産駒の中でも、特にシャープな身体つきの馬ですからね。細身に映るのはある程度仕方がないかもしれませんし、ましてや無理に膨らませるのは本末転倒ですから難しいです。
ただ、澤さんに「もう少し元気があってもいい」と言われながらも、「速めに移行できる準備は整っているので『そろそろ帰厩を考えていく』」のであれば、概ね順調と捉えて良いのでしょう。(希望的観測!?)
そうですねぇ、本馬なりの成長曲線を考えるとあまり急がない方が良い気もしますが、レースになればそれなり以上に走ってしまうのも分かっていますから…。今から帰厩までの間に無理をさせないのは当然として、細身に映る馬体、元気の有り無しに通じる細かい様子も充分に確認して頂ければと思いますm(_ _)m
【2024/8/10札幌1R 2歳未勝利(芝1800m)でのブルータス:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、引き続き、おもに周回コースで軽め2000m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗り込まれています。
◇松山担当のコメント 「1日はどれだけ馬自身の意志で進んで走ってくれるかを確認する形。よって全体の時計は58秒程度でしたが、終いの2Fは馬なりで13.1-12.9。自ら気持ち良さそうに駆けていましたよ。暑さがぶり返したとはいえ、調教の時間帯は20度ちょっと。何ら問題はありません」
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1日の坂路4Fでは全体58秒程度、終いが13.1-12.9秒ですから、だいぶイイ感じに調整が進んできました。どうやら最後まで馬ナリだったようですし、松山さんのコメントには状態面についての自信が滲み出ているように感じます。
まだ帰厩時期は明言されていないものの、この調子なら今月中ごろにはトレセン帰厩、月後半のレースに出走することもできそうです。あとは矢作厩舎の馬房都合がありますので、そのあたりがどうなるのか…。できれば状態の良い時にガンガン走って欲しいですが、まあ、矢作厩舎には他の馬もたくさんお世話になっていますので、うまく調整お願いします!という感じです(^^ゞ
いずれにしても、今の調子、今の流れで復帰戦に向かうことができれば、改めて1勝クラス卒業のチャンスがくるだろうと思います。あまり先走ってはいけませんが、流れが良い時に勝っておかないと意外に苦労することになりますからね。
【2024/7/14小倉12R 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)でのジーベック:公式HPより】
コンタンゴは、2日、栗東トレセンに帰厩しています。
◇奥場長のコメント 「速めは土曜日の終い15秒台がこちらでのラスト。今週は普通キャンター調整で送り出しました。馬体重こそ450kg以上に増やすことができませんでしたが、この馬の成長曲線に合わせて少しずつ中身がしっかりしてきているのは確かだと思います。頑張ってほしいですね」
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いよいよコンタンゴがトレセンに帰厩しました。吉澤ステーブルWESTでは成長促進とトレーニングをあわせて行ってきましたが、そこについては奥場長が「この馬の成長曲線に合わせて少しずつ中身がしっかりしてきている」と仰っていますので、馬体重の数字云々は別にして、それなりに成果があったということでしょう。
ちなみに吉澤WESTでは、速めをやると言っても、ある程度抑えながらの調教だったと思います。その点、トレセン藤原組ではいずれビシッと追われることになりますので、コンタンゴにとって初めての試練が来るかもしれません。
ただし、そういうハードルを乗り越えてこその素質馬、期待馬ですから簡単にヘコタレずにデビュー戦を迎えて欲しいですし、何だかんだで芯の強いところを見せてくれるハズ!?と思います。頑張れー!(^^)
門別・桧森邦夫厩舎在厩のアスロスは、10月3日(木)門別8R ジャノメギク特別C2-2 C3-1(ダ1800m)に桑村真明騎手で出走します。
◇桧森邦夫調教師のコメント 「26日(木)、30日(月)と坂路で3F38秒前後をマーク。中間もテンションが高めで、素直に走ってくれない難しさは残りますが、調教自体はしっかりやれていますよ。今回は転厩初戦で2着した時と同じ1800mの距離。3走前の走りでも上位争いになるわけですし、あとは真面目に走ってくれるかどうかだと思います」
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門別で苦労をしているアスロスの出走が決まりました。
レースは10/3のジャノメギク特別で、再びダート1800m戦に戻して前進を図ることになりました。
ただし前走の内容が内容でしたから、1800mに戻したからどうこうということではなく、(桧森調教師が仰る通り)まずは自分の走りを取り戻すこと、最後まで真面目に、全力で走り切ることが好走の条件になってきます。
正直、私も門別でここまで苦戦するとは考えていませんでしたが、現実は現実としてきちんと受け入れたうえで、しっかりした競馬をして地力アップを図って欲しいですし、その先にはきっと初勝利が待っていると信じていますm(_ _)m
**2024/10/3門別8R ジャノメギク特別(ダ1800m)出走馬**
出走表|レース情報|レースガイド|ホッカイドウ競馬
【2024/8/3札幌6R 3歳未勝利(芝2000m)でのアスロス:公式HPより】
22年産馬、23年産の出資候補牡馬ときましたので、次は当然23年産牝馬の報告になります。
ただ、この世代の牝馬は数が多いので何回かに分けないと無理かも…。いや、絶対無理ですし、ダラーッと長い記事を書いても迷惑でしかないですからね。ここは冷静になって、できる範囲の地道な作業に徹したいと思いますm(_ _)m
【募集中】エンパイアブルー’23・牝1:吉澤ステーブル在厩
父 ルヴァンスレーヴ、母父 エンパイアメーカー(美浦・高柳瑞樹厩舎)
馬体はまだ400kgソコソコですが、さすがにエンパイアブルーの仔らしい綺麗な牝馬を産んでくれました(^^)
現状については、「9/2に入厩、ブレーキングが終了し、先週火曜日(9/17)からBTCでの調教を開始した」とのこと。性格は「すごく人間に対して従順で、教えられてことについての飲み込みが早い頭の良いタイプ」、また、半兄ブルータスとの同時期比較については「コチラの方がひと回り大きいサイズ感、全然モノに動じないし手が掛からない」とかなり前向きなコメントでした。
ちなみにX界隈では有名な雀士系一口馬主さんが、本馬の見た目をすごく褒めておられました。が、なーになーにエンパイアブルーの仔ならこのぐらいは当たり前。そんなに簡単に感心されては困ります!的な返しをしておきました(^^ゞ
いやホント、毎年良い馬を産んでくれるエンパイアブルーは大したものです。
その上で、やはりエンパイアブルーにルヴァンスレーヴというのは私のイメージとは違うんですよねぇ。。本音を言えば、早くパンサラッサを付けて欲しいのですが、それはさて置き、とにかくダート全振り配合は違うんじゃないのかなと。だって、どんな種牡馬を付けてもスッとしたラインの芝馬シルエットな仔が出ちゃうんですから。
いや、ルヴァンスレーヴは芝馬も出すんじゃないかとか、そういう話があるのは承知をしていますし、もちろんその可能性もあるとは思います。ただし、社台SSさんでお話を聞いても、竹内さんの血統診断を見ても、普通に考えれば芝馬を狙ってルヴァンスレーヴはつけないワケで… と、これ以上書くと脱線するのでやめますが、とにかく『見ると欲しくなっちゃう系』の綺麗な馬でした。
【募集中】エレナレジーナ’23・牝1:吉澤ステーブル在厩
父 ルーラーシップ、母父 ノヴェリスト(美浦・加藤征弘厩舎)
エンパイアブルー’23もそうでしたが、このエレナレジーナ’23も見た目がイイ、とても目立つ馬でした。
「吉澤ステーブルへの入厩は8/8、ブレーキングが終了してエンパイアブルー’23と同じタイミングでBTC入りを始めた」とのこと。馬体重は441kgですからエンパイアブルー’23より、しっかりひと回りは大きい感じでした。母エレナレジーナは馬体の維持に苦労をしていた印象がありますが、本馬はルーラーシップが出ているのか、写真以上に腹回り、幅があって力強ささえ感じました。
性格については「落ち着いていて全く手が掛からないタイプ。ブレーキングでも飲み込みが早く、とても順調にこなしてくれた」ということで、単純比較は難しいながら、馬単体で見たらエンパイアブルー’23よりコチラかな?と思わないでもありません。
いや、馬はかなり良いと思いますので、あとはもう本当に好みや思い入れ次第かなと。。
個人的にはエンパイアブルー’23を推したいものの、血統(配合)や厩舎との相性、あとはお値段(コチラが2,000万円に対してエンパイアブルー’23はなんと3,800万円!)なども見比べて、総合的に判断するのがイイんじゃないかと思います(^^ゞ
ということなのですが、実はエンパイアブルー’23、エレナレジーナ’23以外に2頭、現地でかなり良く見えてしまった牝馬がおりまして、『もしかしたら、この世代のダークホースはこれかな?』とも感じていますので、これからその2頭を新たな出資候補として紹介します。(見学会の前はそういうつもりじゃなかったのですが(^^;))
【残261口】ストームハート’23・牝1:シュウジデイファーム在厩
父 ゴールドシップ、母父 Uncaptured(美浦・尾関知人厩舎)
ストームハートは現在442kg、シュウジデイファームの広尾TC牝馬では一番馬格があるそうですが、石川さんによれば、「馬格はあるけれど素軽い走りをする。性格面も今のところ問題なく、ここまで順調」とのことでした。
いやですね、この馬も気になってはいたのですが、間近で見てこんなに良いとは思っていませんでした。牝馬とは思えないムチッとした馬体は筋肉量が充分で、胸前から肩にかけて、お尻からトモにかけてもボリュームたっぷり。今のところ気性面の課題もないようなので、これかrバンバン乗り込んでいけば、かなり目を惹く牝馬になるんじゃないかと思います。
青鹿毛の馬は良く見せる…とは昔から言われることですが、それを差し引いても…。尾関厩舎でこのデキで2,000万円なら、エンパイアブルー’23に行くぐらいならこちらじゃないのか?とか考えてしまいます(^^ゞ
でも、さすがに皆さんお目が高いと言いますか、この馬はすでに残口表示が出ているんですね。しかも、残261口のあとに(バージョンワンさんなど)見学会参加会員さんが出資をしているようなので、今はもっと少ないんでしょうねぇ。。本当はもう少し様子見ができるとありがたいのですが、他人様の出資はコントロールできませんし、どうするかについては私もしっかり考えます(^^;)
【募集中】パーフェクトラヴ’23・牝1:小国ステーブル在厩
父 サンダースノー、母父 オルフェーヴル(美浦・田村康仁厩舎)
小国ステーブルの小國さんによれば、「現在の馬体重は436kgで、馴致で10kgほど減ったものがダク1500m、キャンター1500m程度をこなしつつ戻ってきた」イメージだそうです。
性格、気性については「少し元気がイイところはあるが、調教に対して前向きと捉えられるレベルなので問題なし」、また、「柔軟性があって成長力を感じさせるので、調教師の期待も大きい」と、かなり前向きなコメントが出ていました。
ちなみに田村先生の期待については、私がこっそり小國さんの背後に忍び寄ったところ、小國さんがY代表に「先生はこの世代の中でこれが一番良い…と仰るほど高く評価してくれている」とヒソヒソ話しているのを聞いてしまいました(°◇°;)
まあ、田村先生のヒソヒソ話については話半分として、今まで(諸般の事情で)本馬をノーマークにしていた私が見ても、馬体も歩きもかなり良い感じに映ったんですよねぇ。。正直、柔らかさだけならもっと柔らかい馬はいるでしょうが、父サンダースノーを考えると確かに…ですし、脚捌きが素軽くていかにも運動神経が良さそうでした。
小國さんが「まだ適性云々を言う段階ではないものの、柔らかさと軽さをあわせ持っているので芝からスタートしても良いのでは」と仰っていたように、芝砂兼用路線でかなり面白い活躍をするタイプかもしれません。
ということで、見学会終了後に出資候補入りした馬を含めて牝馬4頭を紹介しました。
今のところこの中で序列をつけるのは難しいですが、ぶっちゃけ最大のダークホース候補は1,400万円のサンダースノー牝馬じゃないかと思っています。もちろん、素人の感想レベルなので気にする必要はないですが、とある会員さんは「パーフェクトラヴ’23には絶対の自信がある」と仰っていましたので、あえて付け加えさせて頂きます。
あとはそうですねぇ、どの馬もほとんど馴致明けの状態なので、これからの変わり身次第なんですよね。。唯一残口表示が出ているストームハート’23がいつまで残っているかは気になりますが、10/18全容公開予定のパドックシアトル’23も比較対象に入れないといけませんし、いやホント、牝馬の検討、絞り込みがかなり難しくなってきました(^^;)