【バスラットレオン】一週前はハードな内容、休み明け初戦から楽しみ

栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、１日に坂路で５２秒台をマークしています。

• 21.09.01　助 手　栗東坂良 1回　52.1-37.7-24.2-12.0 一杯に追う
  エルモドーロ(古馬１勝)一杯を0.6秒追走同入
• 21.08.27　助 手　栗東坂良 1回　54.3-38.3-24.5-12.3 馬ナリ余力

◇矢作調教師のコメント　「一週前追い切りとなる今週はある程度の負荷をかけて。１日の動きを見る限りでは、休み明けが気にならないほど順調に仕上がりつつあるように思います。以前からある、ハミを取らなかったり前ノメりに走ったりする面に急激な変化までは見られないものの、これから後駆がしっかりしてくるにしたがって良化していくはず。そんな中でもこれだけの競馬が出来ているのは、やはり本質的な能力があるのだと思います。９月１２日中山１１Ｒ 京成杯オータムＨ（Ｇ３・芝1600ｍ）、休み明け初戦から楽しみにしています」

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バスラットレオンが京成杯ＡＨの一週前追い切りを消化しました。

時計は52.1-37.7-24.2-12.0秒、外ラチ一杯を先行する古馬１勝クラスの真後ろにつけ、ラスト１ハロンで一気に脚を使って併入という、（矢作先生が「ある程度の負荷をかけた」と仰る通り）かなり実戦的でハードなもの。春先には坂路５０秒台も出しているので驚くほどの時計ではないですが、復帰初戦に向けて順調そのものといったところでしょう。来週は輸送もあるので目一杯にはやらないでしょうが、この一本で９分通り仕上がったと考えて良さそうです。

ちなみに、ここをステップにＢＣマイル遠征が既定路線のグレナディアガーズさんは、『バスラットレオンが行くならちょうど良い目標に…』と考えているはず。。加えて秋の中山開幕週はトンデモナイ時計が出ることもある馬場なので、玉砕覚悟の逃げを打つ馬がいるかもしれず、一体どんなレースになるかはなかなか難しいところです。

ということで、バスラットレオンがニュージーランドＴ同様、簡単に逃げられるとは限りませんが、もしも２、３番手からの競馬になった時には、先行馬の後ろにつけて最後に脚を使った今週の追い切り、これがバッチリの予行演習として生きてくるでしょう！（矢作先生は最初からそのつもりで…とも考えられますね）

しかし、７月末の写真と８月末の写真を見比べると、栗東に移動前の一ヶ月ほどで、馬体がガラッと戦闘モードに切り替わっていますよね。光の加減による見栄えの違いを差し引いても、特に腹回り、脾腹から後肢のあたりがグッと引き締まり、全体的にメリハリがついて、このままパドックに出てもおかしくないぐらいです。

矢作先生は「（以前からある課題について）急激な変化まではなく、これから後駆がしっかりしてくるにしたがって良化していく」と、バスラットレオンはまだ成長途上であるとの評価ですが、それはつまり伸びしろが大きいことにほかならず、現時点でどれほどの競馬ができるのか、先生ならずとも「休み明け初戦から楽しみ」で仕方がありません(^^)

あとは鞍上が誰になるかですが、今回の近況でアナウンスがなかったところを見ると、いろいろと難しい調整になっているのかもしれません。陣営は『来週になってから、空いている騎手を適当に…』とは考えていないはずで、当然ながらある程度決まっていたと思うのですが、ここ数日で候補ジョッキー側の事情が変わった可能性もあり…。いや、事情が変わったのはこちらサイドかもしれませんし、きちんと決まるまで大人しく待つことにします(^^ゞ

 

【シュウジデイファーム在厩のバスラットレオン：公式HP（2021/8/30更新分）より

【シュウジデイファーム在厩のバスラットレオン：公式HP（2021/7/30更新分）より】

 

＊広尾ＴＣ様よりクラブ公式ＨＰ等からの情報転載許可を頂いています。