メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

ゲストディナーのテーブルのお花、どうする?

2016-07-18 10:19:35 | パーティー
昨夜は、初めてお迎えしたお客様方でしたのに
始まる前の緊張感もどこへやら
和気あいあいと楽しく美味しく
無事に大役を終えることができました。

何か月も前から決まっていたこのディナーイベントは
ちょっと特別なものでした。

どう特別かは次回にお話しさせていただくことにして
かなりほっとして、ウダウダの怠け者に戻ってしまったメイおばさん
今日はテーブルフラワーのことを少しばかり。

この町シアトルの、アメリカで一番古い公設市場「Pike Place Market」も
夏の活気にあふれてきました。


冬には早先のチューリップが少々と
ドライフラワーしかなかったお花屋さんも
こんなに彩りにあふれています。


この日のメイおばさんは、ゲストディナー用に二つの花束を選びました。
手前は10ドル、向こう側は5ドル。
日本では考えられない安さです。


帰ってすぐに
手前の花はすぐに花瓶にいけました。
そして暖炉の上の大きなテレビの左側という定位置に置かれました。


けれどもこちら5ドル組はしばらく仮住まい。
キッチンタオルの横に、仮の花瓶に入れられてしばらく放置されたまま。
別に色合わせをしたわけでもないのに
なんだかいやに色合いが同じです(笑)。


一晩仮住まいだった花たちは
翌日になってようやく本来の出番がやってきました。

お客様テーブルのまん真ん中、主役の座(笑)!


そのために選ばれた誇りある大輪のダリアたちです。


ただし、この座に座るためには
チョンチョンとかなり短く切られなくてはなりません。

ところで
栄えあるテーブルフラワーになるためには
高貴なる条件があります。

その1は、テーブルを囲んだ人たちの目より低くなければなりません。
ですからチョンチョンとかなり短く切られます。

その2は、香りのない花でないといけません。
どんなに素敵な香りでも、お料理の匂いの邪魔になるようではいけませんものねえ。

その3は、土のついた鉢物さんはテーブルに乗せてはいけません。

そしてもし付け加えるとすれば
やはりテーブルクロスやナプキン、お皿など
一緒にテーブルに載せられる仲間たちと
折り合いの良い色と、ほどよい存在感があることでしょうか。

というわけでこんなになりましたが
なんのことはない、日本から持ってきた漆器の菓子皿に水を張って
ただポンポンと差し込んでいるだけでございます(笑)。


剣山でもあればもう少し簡単にまとまりよくできるかもしれませんが
何しろ、あれ、小さいくせにものすごい重さ。
日本から運ぶのはあきらめました。

色合わせから外れてしまったこちらの紫の花はこんな器にいけました。


これ、シアトルの中古品のお店で偶然出会って買ったもの。
剣山付きの花器です。
たぶん中国製だと思いますけれど
ちょこっと刺すだけで形になるのでとても重宝してます。

テーブルメイキングもまたゲストディナーのお楽しみ!!

読んでくださってありがとうございました。
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簡単すぎるサクランボケーキ

2016-07-16 22:58:35 | レシピ
とりわけ忙しくなりそうな今週末を前に
それでも頑張って行くつもりでいたのに
どうしても3時間といういつもの時間がとれなくなって

せめて差し入れをと思い立ち
昨日の早朝に作ったものがこれでした。


どこに差し入れかといえば
毎週金曜日に通っている水彩画の教室です。

何を作ったかと言えば
サクランボをたっぷり使ったケーキです。


偶然に「Tastemade」というアメリカの料理サイトで見つけました。
これだけあればすぐにできちゃいます。

サクランボ
バター
砂糖
小麦粉

牛乳

まあ、サクランボ以外でしたら
おおかたいつだってあるでしょう。

そしてラッキーなことには
別にこのために買っておいたのではないのですが
メイおばさんの家の冷蔵庫の中にはたくさんのサクランボがあったのです。


始めます。
やたら簡単で、やたらきれいで、やたら美味しかった「チェリーケーキ」の作り方。

1. バターを塗った容器に種を抜いたサクランボを敷き詰めます。


この時に重宝するのがこんな種抜き器。
サクランボの形を崩さずにポンポン種を飛ばせます。
今回のサクランボはおデブさん過ぎて、ぎりぎり挟めるぐらいでしたが(笑)。


2. バター  4分の1カップ
  砂糖   3分の1カップ
  小麦粉  4分の3カップ + 大匙2杯
  卵    4個
  牛乳   4分の3カップ

これらを混ぜて、1のサクランボの上からまわしかけます。


3. 焼き時間は400度F(約200度C)で10分
  300度F(約150度C)で30分


はい出来上がり!


荒熱がとれてから茶こしでお砂糖をふりかけるときれいです。

面白かったのは、この動画サイトのおねえさん
砂糖も小麦粉もふるわずに、卵だって溶かずに
とにかく2の5つの材料をボールにバンバン入れてかき混ぜるだけ。

「▲▲ccのXXをよくふるってボールに入れたところに、○○を大匙すり切り1杯加えてください。分量はきちんと計ってください。」

なんていうのとはまったく違うアメリカ的な大ざっぱさ。
いいですよねえ、これって(笑)。

メイおばさん、さすがに日本人の丁寧さで(笑)
粉も砂糖もふるいましたし
卵はよく溶いてから混ぜ合わせましたけれど
それにしたってさしたる時間がかかるわけでもありません。

出かける支度をしている間に、いい具合に焼き上がりました。
しかも底に敷き詰めていたサクランボが
きれいに浮かんできているものですから
見た目もきれいです。


持ち運びしやすいように
そして皆さんが食べやすいように
こんな風に切って、たまたまあった容器に詰めました。


そしてキッチンペーパーでくるみました。


もちろん夫さんと自分用にも4切れ取り分けて。
一晩たってみたら2切れになっていましたけれどね(笑)。


日本ではサクランボは小さくてお高いですし
種を抜くのも大変かもしれませんが
一見に値する、いえ一焼に値する簡単ケーキです。

しかも昨日よりも今朝の方が、しっかりしてきていい感じ。

読んでくださってありがとうございました。
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善意がぐるぐる回る場所「Goodwill」

2016-07-15 04:39:53 | びっくり!
シアトルにはなかなか素敵な中古品のお店があります。
いえ、中古品ばかりでなく新品も並んでいます。
えっ?と思うようなブランド品まで並んでいることがあります。

たとえばこの一目ぼれしたAnne Kleinの靴は
サイズもジャストな新品で
たったの6ドル99セントでした。


メイおばさんの家から歩いて行けるところにも
「Goodwill」という店があります。

時折、なんていうことなく気が向くと、散歩がてらに足を向けます。
ただし、掘り出し物に出会うことも考えて
ガラガラとカートを引いていきます(笑)。

昨日は気が向いた日でした。
そしてラッキーな日でした。
気に入ったお皿に出会ったのです。

ひとつはこちら。


もともとオリーブ模様が好きな上に
3つに区切れていますから、おつまみ用にはぴったりです。
これがたった3ドル99セント。

手持ちのこんな大皿に合わせて使うのも面白そう。
(これもずいぶん前にかなりお安く買ったお気に入りのお皿です。)


もうひとつはこちらです。


色もラインもシンプルで一目ぼれしました。
こちらは2ドル99セント。

早速、果物を並べてみましたが
なんのなんの、300円ちょっとだなんて見えないぐらいにエレガントです。


アルミホイルで作った型で大失敗した鶏肉の松風焼きは
今度はこれで作ります(ほっ!)。


新品2つ組で1ドル99セントです。
信じられない太っ腹。

この手のお店はまさに出会いの運。
1点物が並んでいるようなものですから
誰かが先に見つけて買ってしまえばそれまでですし

6人用に、などと思っても
まず6つも同じ物が見つかりません。

そんなこと全てひっくるめて出会いの運。
そして、そんなこと全部ひっくるめて
くじ引き、またはゲームみたいな楽しさ。

きちんとデパートで買ったのにどうもしっくりこない。
いただいたはいいけれど、うまく使えない。

あるいは
ちょっと飽きてきたけれど捨てるわけにもいかないし
などという物は、こうしたお店に持っていって寄付をすれば
誰かが上手に使ってくれます。

つまり名前の通りに「Goodwill」(善意)がぐるぐる回っているのです。

実は、、、
帰りがけに出口でこんなのに出会ってしまって
また後戻りしてレジに並んでしまいました。

だって、、、、
色も模様もジャストマイお気に入り(笑)。
サイズもエクストラスモールでぴったり(笑)。


ここの部分がとても素敵だし。


ほうらスカートにも


パンツにも合うじゃない?


しかも2ドル99セント。



7月3日に陳列されて10日以上も売れずにいてくれたなんて、なんてラッキー!
どうして放っておけましょう(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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一杯のカプチーノから

2016-07-14 04:24:49 | 食文化
若い友とランチの後に立ち寄ったのは
一瞬イタリアにタイムスリップしてしまったのかと思うぐらいに
イタリアンなカフェ。

美しいタイルの丸テーブルはひとつずつ色合いも模様も違って


カウンターの向こうには見るからにイタリアーノなおじ様と
これまた見るからにイタリアーナなお姉さん。

口数も少なくもくもくと働いているところがまた素敵。
カウンターで注文して、カウンターで受け取ります。
お値段だって4ドルもしやしません。


カプチーノを頼んだら珍しく美味しかったものですから(笑)
「どうやってこのお店見つけたの?」と友に聞いたら

「YELPでとても評判が良かったので一度来たいと思っていたんです。」

と、さすが若い人らしい答が返ってきました。

彼女と一緒だと、どこへ行くにも後をついていけばいいのです。
だってスマホを片手に


「Let’s turn to the left at the next corner!」
(次の角を左に曲がります。)

などと教えてくれるんですから。

さて話をカフェに戻しましょう。
その名を「CAFFE SENSO UNICO」と言います。
場所はシアトルダウンタウンのオリーブ通り。


このお店の名前、どんな意味なのかしらと翻訳機能を使ってみたら
「感覚だけ」「独特の感覚」などと出てきましたよ(笑)。

うん、うん、なるほど。
イタリアでならともかく、アメリカのシアトルではちょっと独特な雰囲気かもしれませんもの。

友は大きな重いマグカップにたっぷり注がれたコーヒー
メイおばさんはカプチーノ。
アメリカでは珍しくコクがあります。

そのコクを口に含むごとに

いろいろな思い出のシーンが映像と一緒に頭の中に浮かびます。

ミラノで借りていた家から、歩いてワンブロックのカフェのカプチーノ。
よく夫と散歩に出かけました。


香港の「COVA CAFÉ」のカプチーノ。


そして渋谷のレストランカフェのカプチーノ。


そしてそして
これが東京の我が家で時々気が向くと作るカプチーノ。


温めたミルクをこれでホイップします。


一杯のカプチーノからも思い出が広がり
一杯のカプチーノから世界が広がります。

読んでくださってありがとうございました。
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失敗は次への踏み台?~ゲストディナー

2016-07-12 23:48:42 | パーティー
ほぼ時間通りにやってきた二組のカップル。
6時半なんて、外はまだ真昼間のよう。


マークとルビーも
ジョンとアニーも

「あれ、あれ、あれが私のオフィスよ。」
「僕らの家はあっちの方だよね。」
「オリンピック半島に夕日が沈み始めたらきれいだろうねえ。」
「ねえ、あんな所にあんなビル、あったかしら。」

などと、しばし展望窓のこちらからあちらへとウロウロしては
子どものようにはしゃぐのも相変わらずいつもと同じ。

ようやく落ち着いた頃に冷えた白ワイン。

おつまみは、日本で買ってきたお煎餅とお豆のお菓子。
薄切り大根をすし酢につけてピクルス風にして
スモークサーモンをくるりと巻いてケイパーをのせました。
そして、一口で食べられるように上から楊枝でさして
夏らしいガラスのお皿に盛りました。

メイおばさんたら
キッチンとの間を往復しては
ちょこっと一緒にワインを飲んだり
またキッチンに戻って料理の続きをしたり
また話に加わったりであわただしくしていたものですから
すっかり写真を撮りわすれました(涙)。

夕日が空を染め出した頃
食卓に移りました。


初めて頑張って作ってみた先付け3点盛りは
鶏肉の松風焼きがアルミ箔から上手にはがせなくて
哀れな姿になってしまいましたので
大慌てでまるめて「松風焼き団子」にして
何とか日本から運んできた丸い赤い漆器の器に上にのせました。

今週末にもう少し気合いを入れて
いくつものドジを教訓として
ほぼ同じ料理で別のお客様をお迎えしますので
その時にはしっかり写真を撮りますね。

メインは手巻きずしと天ぷらで


デザートはフルーツサラダと

抹茶のシャーベット。


どちらも簡単、とても簡単。

フルーツサラダには旬のブルーベリーとストロベリー
黄桃と大粒のチェリーを合わせてミントの葉を置きました。
蜂蜜でシロップを作って軽く和えようかしらと思っていたのですが
ブルーベリーもストロベリーも素敵に甘かったのでそのままお出ししました。

フルーツサラダはどんな組み合わせでもあり!だと思います。
ミントは葉を取り除いたあとでも
そこはかとない香りが残っていますのでお勧めの組み合わせです。

シャーベットはオレンジだろうが抹茶だろうが基本は全部同じです。
冷凍庫に入れて1時間おきにサクリとかき混ぜて空気を入れます。
だいたい数時間で固まってくれます。

日本は火曜日が終わろうとする深夜。
こちらは火曜日が始まったばかりの朝です。
さあ、今日も良い一日にしなければ!

読んでくださってありがとうございました。
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お客様を迎える前のドタバタキッチン

2016-07-11 08:39:37 | パーティー
いつもはこんなにスッキリしているキッチンですが(願わくば)


いざ気合いを入れて料理開始となると、こんな風に何かがヒラヒラ。

近づいてみましょうか?
レシピです。
こうすれば顔を上げるだけで見ることができますからとっても便利。


しかもこのキッチン、便利なことに
シルバーのバーにやたらたくさんコンセントがある上に
ここにマグネットがくっつくのです。

今ヒラヒラしているのは今日おいでになるお客様ディナーレシピ。
先回は話題が南太平洋になるだろうと
「南太平洋料理」の会にしましたので、今回は定番の和食メニューにしました。

初めて挑戦するものもあります。
(すでに失敗して慌てていますが)
そんなことはまた追々と
おしゃべりさせていただきますね。

目下、外は眩しいくらいに明るい16時半。

お客様がおいでになるのは18時半。

まずはこのコーナーで冷えた白ワインとおつまみで始めますが
う~ん、シェイドを下げないと日に焼けそう(笑)!


このまあるいアーチのようなのは
かつてイチローが在籍していたシアトルマリナーズの本拠地です。


白熱したゲームの時には花火があがったり
太鼓のような音が聞こえたりと
窓越しにこちらも声援を送りたくなります。

そして本日のテーブルです。


これだけは折れる!という鶴をたくさん折って
テーブルの上に散らした和洋折衷テーブルです(笑)。


さあ、キッチンに戻らなきゃ。
なんて言ってもこれ、キッチンで立ちんぼで書いているんですけれどね(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
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アーミッシュのベジタブルチャウダー

2016-07-10 02:08:57 | レシピ
一昨日の続きですが
どうして突然「アーミッシュディナー」になったのかと言えば、、、、、

夫がワインを買いに行った折に
なぜかついでにハムなどを買ってきて


「これ、夕飯に使って。」

と言われたってねえ(笑)。
サンドイッチでは面白くないし
ハム&エッグではまるで朝ごはんだし。
そうだ、あれでも作ろうかしら
というわけで、思い出したのがアーミッシュのスープです。

その名も「ベジタブルチャウダー」


これもまた先回のコーンの料理と同じく
信じられないほど簡単。

アーミッシュの分厚い英語の料理本は東京に置いてきてしまいましたが
とにかくすべての料理が超簡単でした。
あるいは超大ざっぱでした(笑)。

まずは次の材料を用意してくださいな。
これまた特別な物は何もありません。

○賽の目に切ったハム 1カップ
○賽の目に切ったジャガイモ 2カップ
○賽の目に切った玉ねぎ 1個
○牛乳 500cc
○バター 大匙1杯
○小麦粉 大匙1杯
○トマトペースト 半カップ
○コーンの缶詰 半カップ

あとは本当にアーミッシュ風のワン・ツー
いえ今回はワンからファイブで終わりです。

① ハム、玉ねぎ、ジャガイモを鍋に入れて、材料が隠れるぐらいの水を足します。


② 柔らかくなるまで火を通してから牛乳を加えます。

③ 別鍋にバターを溶かし、小麦粉、トマトペーストを加え、滑らかになるまで火にかけたら②の鍋に移します。


④ 塩、またはブイヨン、胡椒で味をととのえます。

⑤ コーンを入れて沸騰させます。

ただし今回は、⑤を省略しました。
だって「スキャロップト コーン」にたっぷりコーンを使いますから
コーンばかりになってもねえ。


ね、大ざっぱでしょう?
ね、簡単でしょう?

と、またしても
前回と同じ言葉で締めくくるメイおばさんでございました(笑)。

追記
ところで「アーミッシュ」とは18世紀から19世紀にかけてヨーロッパからアメリカへ移住してきたプロテスタントの教派です。最初の移住地はペンシルベニア州。社会との接触を可能な限り避け、独特の戒律のもとに今でも暮らしています。たとえば、車には乗らず馬車で移動し、男女の役割が定められ、男も女も独特の服装をしています。男性なら幅広のズボンにサスペンダーとベスト、麦わら帽子かフェルトの黒い帽子。結婚をすると髭を生やします。女性ならば黒いボンネットで頭部、首筋すべてを覆い、生涯髪を切りませんので、長い髪を真ん中で分けて後ろで束ねています。長いスカートをはき、その上にエプロンをし、ケープで上半身を多い、ストッキングは黒の木綿、靴はひも付きの黒、、、、、等々。今ではだいぶ戒律も緩和されたようですが、ワシントンDCからペンシルベニアのフィラデルフィアへ車で行った途中では何度もアーミッシュの人たちの馬車を追い抜くことになりました。


読んでくださってありがとうございました。
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ワン・ツーでできるアーミッシュのコーン料理

2016-07-08 08:01:24 | レシピ
昨日お話しした大皿サラダの写真の右側に
なんだか地味な長方形の物が置かれていましたけれど


これ、いったい何だったんでしょうねえ。
いえいえ、ムサカではありません。
いえいえ、シェパーズパイでもありません。
まず絶対に当たらないマイナーなもの(笑)。

「Scalloped Corn」(スキャロップト・コーン)という名の
アーミッシュの人たちの料理です。

スキャロップってあのホタテ貝のスキャロップ?
ええ、そうなんです。
古くは陶器やプラスチックの器の代わりに
ホタテ貝の貝殻を使っていたからだとか。

18世紀から19世紀にかけてヨーロッパからアメリカへ移住してきた
アーミッシュの話は次回にまわすとして。。。。。

この「ホタテ貝コーン」ですが(笑)
いったいこれでいいんですか?
本当にこのままやっちゃっていいんですか?
と、不安になるぐらいの簡単さ。

アーミッシュの料理本によれば
なんたってワンツーだけの2ステップ。

まあ、そのわりにはなかなか美味しいんですけれどね。

ちょっともう一品、ちょっと存在感ある付け合わせを
ちょっと珍しい料理を
なんて言う時には頭の中に留めておかれるといいと思います。

まずは次の材料を用意してくださいな。
特別な物は何もありません。

○缶詰または冷凍のコーン 2カップ
○牛乳 1カップ
○クラッカーを砕いたもの 3分の2カップ
○溶かしバター 大匙3杯
○塩 小さじ2分の1杯 (メイおばさんはちょっとアクセントをつけるためにブイヨンパウダーを使ったりもします。)
○胡椒少々
○砂糖 小さじ1杯
○玉ねぎ半個のみじん切り
○卵 2個

あとは本当にアーミッシュ風のワン・ツーで終わりです。

① 耐熱容器にバターを塗って、バター以外の材料と調味料を混ぜたものを流しいれます。


② 180度のオーブンで30分焼きます。


ね、大ざっぱでしょう?
ね、簡単でしょう?

読んでくださってありがとうございました。
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大きなお皿に何のせよう?

2016-07-07 07:01:18 | レシピ
これは昨夜のお夕飯。

4品作ったうちのどれがメイン?と聞かれたら
いったいなんと答えましょう。

トマトとハムのチャウダーでもないし
コーンのスフレ風でもないし
ましてやパンがなくてあわてて作ったヨークシャープディングもどきでもないし

もしかしたらこれかしら。


メイおばさん、なんだか野菜をもりもり食べたくなって。
より正確には、ずっしり重いお気に入り大皿でサラダを食べたくなって。

レタスを入れて
まわりを茹で卵とアボカドで交互に飾って
ラディッシュの薄切りをパラパラと
さらにトッピングはクルミです。


もりもり食べたい時にはクリーミー系のドレッシングはNGですから
基本はオリーブオイルとビネガーですが
昨日はちょっと遊んじゃいました(笑)。

オリーブオイル+すし酢+麺つゆ+海苔&胡麻のふりかけ。

オリーブオイルさえエキストラヴァージンの香りと質のよいものならば
こんな遊びも可能です。

日本でなくアメリカでこの組み合わせにするってところが
ちょっと面白いでしょう?
いえ、アメリカだからやってみたくなったのかしら(笑)。

このマイルドなドレッシングのおかげで
大皿いっぱいのサラダがどんどん食べられます。

ついでに言えば、メイおばさん、からだは小さいのに
大きなお皿が大好きです。
大きいお皿に豪勢にたくさん盛るのも好きですが
大きいお皿に少しだけ盛るのも好きです(笑)。

丁寧に編まれたレースのような薔薇の花々が刻まれた
このガラスの大きな鉢皿は特に好き。


文庫本と比べればその大きさがわかるでしょう?


シアトルの中古品のお店で驚くぐらいの値段で買いました。
たしか何百円レベル。

けれども好き嫌いとお値段はまったく関係ありませんものね。
安くたって好きな物はあるし
逆に高い物、いい物だからと言っても好きになれない物もあるし。

重くて持ち運びも大変ですし
洗うのも大変ですけれど
それでもメイおばさん、時としてどうしてもこの器を使いたくなると
お皿を前に腕組みなどしながら
う~ん何を載せようか、どんな料理を盛ろうかしら
などと楽しく考えてしまいます。

料理からお皿ではなくて
お皿から料理のベクトルです(笑)。
これもまた楽し。

9時開始のお夕飯なのに、まだこんなに明るい7月のシアトルです。


読んでくださってありがとうございました。
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人のため?、自分のため?~料理の基本

2016-07-06 02:46:02 | ライフスタイル
つい4日前までの東京暮らしでは
家から駅まで歩くたった何分かで
額から汗がつたっていたというのに

まあまあ、なんてことでしょう。
家の中では冷房もいらず
外を歩いたって汗一つかかず
今、午前11時の気温は15度
まるで避暑地のようなシアトルです(笑)。

シアトルっ子の友人たちが
「シアトルはいいよ~。夏は特に最高だね!」
と自慢げに言うのがよくわかります。

夜でも暑かった出発前夜に
届け物があって娘の家へ寄りました。
なんていって「届け物」にかこつけて
顔を見たかったようなもの。
母とはいくつになっても母でございます(笑)。

「準備で忙しいとは思うけれど、どうせならちょこっと夕飯食べていかない?」

たとえいくら忙しくとも
そんな誘いにどうあらがえましょう。

要領よく、手際よく
さささ~っと母の目の前で作ります。

「何作ってるの?」
「春巻きよ。二種類のね。」

面白いものです。
私が作る春巻きとは巻き方も、中に入れる具材の組み合わせも違います。
ふむふむ、なるほど、母はまたもや勉強です。

カニと椎茸とネギ


長芋と挽肉とチーズ


焼き上がった春巻きは

3種類のソースでいただきます。


唐辛子とお酢とガーリックにお砂糖、お塩を加えたシラチャーソース。
スイートチリソースに
ナンプラー&レモン


ズッキーニのマリネと

わかめと卵の炒めもの


そしてご飯はミョウガのたきこみご飯。

嬉しいことに車で来た母のためにノンアルビールまで出てきました。


「ねえねえ、あなたひとりでもいつもこんな風に作るの?」

そんな母の質問にきょとんとした顔で答えます。

「そうだけど?」

負けました、完全に。
母であるメイおばさんはひとりの時にはまず手抜きして
目いっぱい、やすきに流れますからね(笑)。

そうかぁ、、、、、お料理って

「誰かのために作ってあげて、喜ぶ顔が見たい。」
ばかりではなくて

「自分のために作ってあげて、自分を喜ばせてあげる。」

というのが基本かもしれないなあ。

かくかくしかじか
最近はとみに子供たちから学ぶことが多くなったメイおばさんです。


読んでくださってありがとうございました。
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