メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

ちっとも暗くならない「お外ディナー」もいいものだね!

2020-08-10 05:53:59 | 友人

何なんでしょうねえ、いったい。

もう随分前に亡くなってしまった大好きなお婆ちゃんだったら

きっとこう言うかもしれません。

「メイ、そりゃきっと『お狐様』にいっぱい食わされたんだよ。」

まさにそんな感じ。

 

書きたいことがたくさんあるのに

大して忙しかったわけでもないのに

大移動をしてたわけでもないのに、、、

それなのにどうしたのかしら、こんなに間が空いてしまって。

 

まあ、過ぎたことを悔やんでも仕方がありませんから

メイおばさん、姿勢を正してまた書き始めます。

どうぞよろしくお願い致します。

 

何からにしようかなあ、、、、

手っ取り早く昨日の「お外ディナー」にしようかな、、、、

うん、そうしよう!!

というわけで、昨日のことを。

 

ここ、シアトルにも

ありがたいことに、良き友がたくさんいます。

昨晩、お招きされたのは

もう随分長い付き合いになるデイブとリサの家

などとサラリと言ってますが、このお宅、

メイおばさんが知る限り一番素敵かも。

斜面に沿って大きな家があり、広いお庭は

誰からも覗かれない森の中だし、、、、、

 

豪放磊落なデイブと、サバサバした美人のリサは

何と二人とも、知る人ぞ知る腕利きの「弁護士」です。

 

さて、百聞は一見にしかず、と言いますから

昨晩の「お外ディナー」の様子をね!

 

まずは海老と黄色パプリカの串刺しです。

お肉とパイナップルがなかなかのマッチング!

デイブが手袋をはめてしっかり働きます。

周り中が森です。しかも全部このご夫妻のものですから

誰かが入り込んで覗いたりすることもありません。

 

本当はもっともっとたくさん写真を撮りたかったのですが

遠慮をしましたよ。何しろよく言われるものですからね。

「ねえねえ、メイ、どうして日本の人ってどこでも

 写真をパチパチ撮りたがるの?」

 

とはあれ、親友夫妻との木々に囲まれた大きなデッキでの

「バーベキューパーティー」は

8時になったって暗くなりもしない緑したたる中

いつものように笑い声に満たされて、お腹も満たされて

楽しい時が過ぎて行くのでした。

 

気心知れた、しかも信頼できる友、尊敬できる友こそ人生の宝物!

ついでに言えば

美味しいものを一緒に食べることを楽しめる友はいいね!

(ごめんなさい、ちょっと用事があるもので、写真は後ほど貼っておきます。)

 


日本てやっぱりいいよね、、、

2019-11-15 22:20:11 | 友人

うわー、忙しいわけでもないのに

ただボケーっとしているうちに

こんなに間が空いてしまって、、、、(涙)

 

メイおばさん、相変らずの移動暮らしですが元気です。

久しぶりに日本に帰って

まずは同じように移動暮らしの友と

渋谷でカラオケなんかに行っちゃいました。

 

メイおばさん以上にぶっ飛んでいる友です。

東京の前はワシントンDCで一緒だったし

ワシントンDCの前はニューヨークで

その前はシアトルで一緒でした。

 

いやあ、いいもんですねえ、個室のカラオケルーム

料理だってなかなか美味しくて

調子に乗ってどんどんオーダーしてしまって

我に帰っては、「ねえねえ、ここって東京だったよねえ。」

などと確かめ合って(笑)。

 

煙突のような大根も

たっぷり鰹節がかかった卵焼きも

ポップコーンも

山のようなチキンの唐揚げも

美味しかったなあ、、、、、

 

飲んで食べて

喋って歌って

二人で一緒に呟きました。

 

「日本てやっぱりいいよね。」

「東京ってやっぱり楽しいよね。」


いいよね、気心知れた友人たちとのディナーって!

2019-08-23 02:54:40 | 友人

まあまあ、全くなんていうことでしょう。

アメリカ西海岸のシアトル暮らしから

ここ東海岸のワシントン暮らしに移ってから

なぜだか、いつも以上にボケっとしているうちに

こんなに時間がたっちゃって、、、、

 

書きたいことだってたくさんたまっちゃって、、、

なんだか時間泥棒がいるみたい(涙)。

 

などと言い訳はやめて

さあさあ、怠け癖から抜け出して気合を入れなくちゃ!

 

アメリカって国が本当に大きい!と思うのは

シアトル⇆ワシントンを移動する時です。

今回だって、シアトルの空港から飛行機に乗って

ワシントンの空港に着いたのは

ビュンビュン飛んで5時間以上藻たった頃。

空港での前後の待ち時間なども加えたら

これってもう一日仕事!!

 

さあて、ブツブツ&オロオロしていてもしょうがありませんからね、

今日からでもまた「日常」に戻りましょう。

いえ、怠け癖から抜け出しましょう!!!

 

本当ならば先回の後編から始めなければならないのですけれど

すっかり旬も過ぎちゃったものですから(涙)

またいずれフォローするとして

とりあえずは、ここアメリカの首都ワシントンの「今」から

粛々と始めることにいたします。

 

ありがたいことに

良き友は日本にもアメリカにもいて

私たちの帰国(?)、帰還(?)、出戻り(?)が知れるや

いつも嬉しいご招待状、いえメールが届きます。

 

「帰ってきたばかりで疲れてるでしょ?

 明日のお夕飯はウチに来ない?

 マークとナンシーも呼ぶから

 いつものように楽しくワイワイやりましょ!!」

 

というわけで、ありがたくお誘いに乗らせていただきましたよ。

かくして、長年の友人たちとの「ワシントン帰着翌日ディナー」が

楽しく、いえ賑やかに始まったのでした。

 

窓の向こうの海の上には

お喋りに花をさかせている場面が写っていたりする

夕映えの素敵な時間です。

 

お招きくださったイギリス人とアメリカ人のご夫婦からは

長年の心温まる交友の中から

たくさんのことを学ばせていただきましたが

その一つが、段取りやら、メニューやら、盛り付けやらを含む

ゲストディナーのテーブルセッティングです。
 
 
 
メインテーブルに移る前には
まずこうして別室でワインをいただきながらのお喋りです。
ホスト、ホステスが座をたって
キッチンの様子を見にいくこともあります。
 
お料理の準備ができたところで
客人がメインテーブルに案内されます。
 
ねえ、見てください。素敵でしょう?
 
大きな薄いピンクのバラを花瓶にさすでもなく
ただ置いただけですが
花瓶以上に自然な存在感を与えてくれます。
 
しかも我が友、ほとんど香りのないバラを選んだようです。
だって、バラの美しい香りに包まれたら
お料理の香りが負けちゃいますものねえ。
 
しみひとつない真っ白なナプキンは
銀のナプキンリングと合わせて小花模様のお皿の上に置けば
白と銀がなおさら上品に映ります。
しかもどんなお料理の色をも邪魔しません。

テーブルの上の百合の花に合わせた色と模様のナプキンも素敵です。

燭台のキャンドルの炎がそこはかとなく揺れ

窓の向こうの風景が次第に明るさを落としていくと共に

賑やかに会話が弾みます。

 

かと思えば、束の間の沈黙さえも

長きに渡る友情に浸る時間となります。

こんな時、いつも思います。

 

「いつの間にかみんなこんな年になっちゃったけれど

 一緒に歳をとっていくのって、なかなかいいもんだよね。」

 

ところで、テーブルに着く時には

好き勝手な席に座るのではなく

あるいは席取りゲームをするのではなく(笑)

必ずホストまたはホステスの指示に従います。

あらかじめテーブルの上のお皿の上あたりに

ネームカードが置かれている場合もあります。

こんな時にはもちろん、自分の名前が置かれたところに座ります。

 

なんて知ったふりしているメイおばさん

初めのうちは、やっぱりけっこう緊張したもんですが

最近ではすっかり慣れてきたものですから

調子に乗ってハメを外さないようにしておりますよ(笑)。

 

やっぱりいいもんです。

気心知れた友人たちとの、飲んで食べて聞いて喋って

笑ったかと思えばしんみりしたり、、、

そんな時間はメイおばさんの宝物です。


メイおばさんの宝物 @友との美味しい時間

2019-07-06 06:17:32 | 友人

ここは、ワシントン暮らしでの

メイおばさんお気に入りのレストラン。

つい足を向けたくなる場所。

家族や友人たちでも来ようものなら

まず一度は連れて行ってしまう場所。

 

 

何が好きかって

第一に水辺であるってこと。

 

第二に天井が高く広々とした店内であるってこと。

そして、もちろん料理のセンスとお味と、ほどほどのお値段。

もひとつ加えれば、その気になれば歩いても行けるし

それが面倒ならば「オールドタウン」への無料のシャトルバスもあるし

ちょっと贅沢してタクシーで行き来したって

たかがしれてる場所だってこと。

 

その名は「Chart House」

ガイドブックにはこんなことが書かれています。

 

「アレキサンドリアの東端、ボトマック川に面したとてもいいロケーションで、

 雰囲気もいい。夕暮れ時の川の景色は絶品だ。シーフードは新鮮で、

 ボリュームもたっぷり、味付けも濃すぎないので、素材の味を堪能できる。」

 

お値段は、もちろん頼んだものにもよりますけれど

古い表現で言えば、決して目の玉が飛び出るほどではありません。

 

今日のお仲間は、気心知れた友人夫妻のマークとジュディー。

背伸びをする必要もなければ、見栄を張る必要も

格好をつける必要もない心地よさ。

 

振り返ってみればこの二人

まあまあ、ワシントンに限らず

ローマでも、ミラノでも、アテネでも、

オークランド(ニュージーランド)でも

パリでも、一緒にご飯を食べて来ました。

旅先で怪我をして病院に運ばれた時には

ずっと一緒にいてくれました。

 

そんな気心知れた友人たちと

美味しいものを

心踊る風景の中で

心地よい会話をしながらいただく幸せ。

 

宝石がたくさん入った箱(そんなもん、持ってないけれど)よりも

ずっとずっと大切にしたい「メイおばさんの宝物」です。

 

ところでメイおばさんが今日選んでみたのはね

定番の「フィッシュ&チップス」ではなくて

4つのソースでいただくパリパリに揚がったエビフライ。

 

そして、お野菜たっぷりのこんなサラダ。

 

メイおじさんはこんなもの。

なぜか尻尾が持ち上がっていますが

これでもフィッシュ&チップスです。、

 

バリバリだろうが

尻尾か跳ねていようが

やっぱり水辺はいいね。

 


感謝祭だもの、、、

2018-11-23 14:55:47 | 友人

 日本ではあまりお馴染みのない「Thanksgiving (感謝祭)」ですが

ここアメリカでは、クリスマスの前に来る大きなイベントです。

と言っても、決してクリスマスのように華やかでも賑やかでもありませんが

家族が、そして友人たちが集まっては食卓を囲みます。

 

Wikiの説明を手短にまとめてみれば

「感謝祭は1620年にイギリスからアメリカに移住した人たちの最初の収穫を記念する行事。今ではアメリカの祝祭日のひとつである。」

「現代では宗教的な意味合いはかなり弱くなっており、現代アメリカ人の意識の中では、たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事のひとつと位置づけられている。」

 

そんな感謝祭ですが、いつかと言えば、毎年11月の第4木曜日です。

ということは、今年は11月の22日、昨日の木曜日でした。

はい、メイおばさん、アメリカに移ったばかりで

天然ボケに時差ぼけ、最近では華麗ボケならぬ加齢ボケ(涙)も

合わさった中でしたけれど

気心知れたと友人たちと一緒に

総勢10人で感謝祭の食卓を楽しく囲みましたよ。

 

今年の集まりはマイクの家。

感謝祭には付きもの大きな七面鳥を焼いてくれたのは

ルビーと二人のお嬢さん。

 

私たちはそれぞれにワインやらおつまみやらを持ち込んで

それはそれは楽しく賑やかに過ごしたのでした。

とりわけ宗教的、歴史的な意味を表に出さずとも

こうして集まる機会があるのは嬉しいことです。

 

早めに着いた女性陣はキッチンのルビーを手伝い

男性陣はマイクと暖炉を囲んで何やら難しい話に興じ

いよいよ出来上がった諸々のお料理が大きなテーブルに運ばれて、、、、

 

感謝祭=サンクスギビングに

長く深い友情で結ばれた友人たちと同じテーブルを囲めることに

心から感謝しながら、感謝祭の夜が更けていきました。 

 

お金では決して買えない

こうしたことこそが人生の宝物です。


ありがとう!の東京パーティー

2018-11-14 12:18:20 | 友人

 書きたいことは山ほどあるのに

移動暮らしのドサクサで

しばらく間が空いてしまいました。

 

日本に帰るよ〜

とでも言おうものなら

すぐに友人たちがゴソゴソと動きだし

「メイ、⚪︎日空いてる〜?」

 

「空いてるよ〜」

とでも言おうものなら、すぐに集合がかかります。

 

その第一弾はこれでした。

場所はメイおばさんの東京の家。

メンバーは男子4名、女子3名。

ただし、だいぶ年長さんのね(笑)。

 

そうと決まれば話が早い。

色々な物が宅急便で届き始めました。

メイおばさんの負担にならないようにという

友の優しい気遣いです。

 

まずはこれ

 

ダンボールの箱の蓋を開けてみたら

日本酒、ワイン、そしてビール!!

日本酒は「久保田」と「八海山」

ビールは「エビス」と「プレイアムモルツ」

 

次に来たのは

青森から、赤と緑と黄色のリンゴたち。

 

当日のお昼前には銀座の松屋から

いつものように竹の籠に入ったお弁当が届きました。

 

この籠弁当、我が家のパーティーでは定番です。

これまで何度かお願いしましたけれど

一度として中身が同じだったことがない

季節を感じさせてくれる優れ物。

 

食べ終わった後の籠は

もったいなくて捨てずにいたら

クローゼットの中に山のように溜まってしまって

メイおばさん、何度かスーツケースの中に入れて

アメリカの家に運びました。

 

小さなおつまみをたくさん入れてお出しすると

お客様はいつも大喜び。

「よかったらどうぞ籠もお持ちくださいな。」

などと言えば、ますますもって大喜び。

 

良き家族は人生の恵み

良き友もまた人生の宝物

そりゃ人生、よいことばかりじゃありませんけれど

嫌な事も、辛いことも、苦しいことも

多々ありましたし、今だってないわけじゃありませんけれど

そんな「恵み」とそんな「宝物」があれば

ありがとう、ありがとうと

笑顔で歩いていけるものです。

 

世界に散らばっている家族たち、友人達

みんなみんな、ありがとう、ありがとう❣️ 


一緒に食べるという恵み

2018-10-15 04:35:57 | 友人

長い歴史を思い起こせば

ジュリーとマイクは、多分メイおばさんのアメリカ史の

かなり初期から顔を出すカップル。

 

本当に人が良くて

二人とも旅と料理が大好きで

知性も好奇心も素晴らしい

メイおじさんとメイおばさんの大切な旧友です。

 

私たちがイタリアに住んでいた時には

遠路はるばるアメリカから訪ねてきてくれて

それはそれは楽しい北イタリアの長旅を一緒にしたものでした。

 

私たちの親友には、実はもう一組、

イギリス人美女とアメリカ人ハンサムのぶっ飛んだカップルがいて

私たちなど足元にも及ばない大規模な移動暮らしを続けています。

 

この三組は、縁あって昔からの親友です。

なかなか全員が同じ時期に同じ場所にいることもないのですが

昨夜はニ組が同じ車に乗って高速を走ってもう一組の家を訪ね

 

6人で大きな食卓を囲んでジュディーの手料理を楽しみました。

 

なんて幸せな時間だったでしょう!

いろいろな国、いろいろな場所で暮らす

もう若くもない私たち6人が次に一つ所に集うのは

いったいいつ、何処ででしょうか。

 

次にまた同じテーブルを囲むのは

いったいいつのことでしょうか。

そんなことを思うたびに

きっと、昨日の食卓が目の前に浮かぶことでしょう。

きっと、賑やかな笑い声が耳に届くことでしょう。

 

美味しいものを大好きな人と食べることの幸せ。

笑いと優しさと愛おしさと感謝。

これもまた人生の大きな恵みです。

 

さあ、そろそろ腰を上げて

夕飯の買い出しに出かけなければ、、、、

今晩はメイおじさんと二人っきりですが

なんたって「人生の恵み」ですからねえ

面倒くさいなんて言ったらバチが当たります(笑)。


メイおばさんの宝物

2018-03-11 14:39:53 | 友人

メイおばさんには、たくさんの宝物があります。

その大方は形のないものです。

形ある物の場合は、お金で測れる価値ではなくて

どんな思い出と結びついているかです。

 

そんな宝物のひとつ、我が積年の友が

手作り料理でお誕生日を祝ってくれました。

 

彼女と出会ったのは、大学を卒業して最初の職場でした。

二人とも大学は違いますから

文字通り新入社員としての出会いでした。

 

就職してすぐに結婚し

そのお相手がまた実によく似た境遇とあって

2組の若夫婦たちは、よくそれぞれの小さな家に集まっては

夜遅くまで、過去を、現在を、大きな未来を

文学を、哲学を、世相を語ったものでした。

 

その後、それぞれに北欧と南欧に住んだりもしながら

振り返れば早40年以上もたっています。

 

けれども、友の優しさと謙虚さと

知識の広さと深さと

どんな逆境の中にあっても忘れない花のような笑顔

そして料理のセンスはちっとも変りません。

 

「手ぶらでね!」

と言われながらも、メイおばさん

北海道にゆかりのある彼女に感謝して

「おたる」という名のスパークリングワイン

そして、スペインのシードラ「MAYADOR」を持っていきました。

 

友が用意していてくれたのは、、、、、

 

蛸のマリネー

 

3種のきのこのサラダ

ナッツの盛り合わせ

メルバトースト

ケイパー入りクリームチーズ

じゃがいものヨーグルト和え

 

蒸した鶏肉

そして素晴らしいサラダと

素晴らしいポークとエリンギのシチュー

 

サラダと来たらなんと7色の緑です。

ロマネスコ、スナップエンドウ、ブロッコリー

アボカド、レタス、ベビーリーフ

そして胡瓜。

 

過去、現在、未来

たくさんたくさんおしゃべりして

強気になったり、弱音を吐いたり

泣いたり笑ったり。

 

去年の夏にシアトルのメイおばさんを訪ねてくれて

みんなで一緒にキッチンでワイワイ料理を作った時のことなどを

懐かしく思いだし、、、、、

 

ところでこの器

なんとメイおばさんの結婚式の引き出物。

引っ越しを繰り替えす中で、割らずにちゃんと持っていてくれたなんて。

 

ほら、メイおばさんだって持ってます。

このスプーンはやはり何十年も前に

彼女からいただいた北欧みやげ。

 

人生の悲喜こもごもの場面に立ち会いながら

私たち、気づいたらもうこんな年になっていました。

目の前に広がる大きな未来を語りあっていた私たちが

今では孫の写真を見せ合うようになりました。

 

けれども

いくら年月がたとうと

共に食べる食事は美味しくて

共に過ごす時間は幸せです。

40年以上前と同じように「メイおばさんの宝物」です。

 

 

読んでくださってありがとうございました。
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ありがとう、お姉さん!

2017-12-13 23:27:26 | 友人

メイおばさん、お金はあまりありませんけれど(笑)

たくさんの良い友に恵まれています。

それが我が人生の恵み、我が人生の宝物。

 

ついでに言えば、良き家族にも恵まれています。

気づいてみれば、子供の結婚やら、出産やらで

家族の輪がどんどん大きくなっています。

ありがたいことです。

 

先日会った友はもう80歳。

そんなこと、信じられないぐらいにお元気です。

記憶力だってメイおばさんよりいいぐらい。

 

仮にミサコさんとでもしましょうか。

ミサコさんとは実に不思議なご縁です。

 

その昔、メイおばさんがヨーロッパのある国に住んでいた時に

偶然出会ったのがミサコさんの一番下の妹さんでした。

妹さんはこの国の男性と結婚し、二人の子供の母となり

この国に住んでいるのです。

 

我が家の子供たちとよく遊んでいた小さな女の子たちも

今では一人は弁護士に、ひとりは医者となり

かの国で活躍しています。

 

スリッパを持ってメイおばさんの子供たちをベランダで追い回していた

なんて信じられませんよ、まったく。

 

まあ、こうしたことが人生の恵み

人生のワンダーというものでしょうか。

 

さて、前置きが長くなりましたが

この友の一番上のお姉さんが、今ではなんとメイおばさんの

まるで姉のような大親友なのです。

 

きっかけは、妹さんに頼まれて何かをお届けしたことだったように覚えています。

つくづく人生というのは不思議なものです。

 

わが姉ぎみは、まるで本当のお姉さんのように

ある時はお母さんのように

会うたびにたくさんの食べ物を持たせてくれます。

 

お料理上手な友が作る家庭料理は本当においしくて、、、、

 

しかもいつだってこうしてきちんとリサイクル。

空になった容器をきれいに洗って、手作りお惣菜を詰めて

渡してくれるのです。

 

 ほうら、この日はこれ。

 

中はこんにゃくの煮物です。

佃煮が入っていたプラスチックの容器に詰めています。

 

こちらはイカです。

なつかしいメイおばさんのお母さんの味。

 

青菜とサトイモと油揚げの煮物も薄味でとてもおいしくて、、、、

 

栗ご飯です。

 

ただの栗ご飯ではありません。

お庭の栗を使って炊いてくれました。

 

築地魚河岸のケースの中もまた栗ご飯。

 

スプレッドが入っていたケースの中身はお庭の柿でした。

 

しかも、不器用な妹のために(笑)

ちゃんと皮を剥いて切ってから詰めてくれています。

 

そしてこれが

こんな風景を見ながら、二人でゆっくりとランチをいただいて

たくさんおしゃべりをした日のメイおばさんのお夕食です。

 

ありがとう、お姉さん

いつも本当にありがとう。

 

読んでくださってありがとうございました。

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親友自慢

2017-11-27 00:25:58 | 友人

先回お話した、お米を育て収穫した友は

わが友の中でも3つの指に入るほどの料理上手。

 

そんな友の家で

少々どころかだいぶトウのたった元女子がふたり

飲んで食べて話して、泣いて笑って

最高の忘年会をしてきましたよ。

 

なにしろ大学を出て最初の職場で出会って以来の大親友です。

積年どころかもう「ン十年」。

お互いの人生の証人みたいなものです。

嬉しかったことも、悲しかったことも

出会いも別れも、お互いすべて知ってますからね(笑)。

 

とにかく彼女はお料理上手。

とにかく彼女は暮らし上手。  

 

メイおばさん持ち込みのブルームーンに心がふんわり溶けだして

いつもながらの友の手料理にますます幸せになって

古今東西、過去も現在も未来も語りながら

夜がふんわり更けていきました。

 

これが昨夜のメニューです。

 

*クリームチーズとケイパーのお手製ピクルス

 こんな小瓶にケイパーが浸かっています。お手製です。

 

*パンは地元で人気のベーカリーから。

 

しっかりした噛みごたえのとても美味しいパンでした。

 

*柿とベビーリーフと生ハムのサラダ

 

*エンダイブとミニトマトとネギのサラダを白味噌ドレッシングで

 

 

*チキンのトマト煮とクスクス

 

 

*そしてこれ、「ヤンソンの誘惑」という北欧料理。

長年スウェーデンに住んでいた友の郷土料理です(笑)。

簡単で美味しくて、メイおばさんももう何十年も前に彼女から教えてもらって以来、時々作ります。

 

作り方、ものすごく大雑把に(笑)書いておきますね。

ほんと簡単、なのに美味しい「ヤンソンの誘惑」です。

 

1.じゃがいもを薄切りにしてレンジでちょっと火を通します。

2.長ネギを切ってアンチョビフィレ3~4枚と一緒に耐熱容器に並べます。

3.上から生クリームをかけて、溶けるチーズをパラパラふりかけます。

4.アルミ箔で覆ってオーブントースターに入れて焼きます。途中でアルミ箔を取ってさらに焼きます。

 

ね、ヤンソンさんじゃなくたって、作ってみたくなるでしょう?

 

ところで美味しいお料理のほかにも「えっ、まさか!」と

驚くほどに嬉しかったことがありました。

 

このフクロウの栓抜き、まだ使っていてくれていたのです。

メイおばさんなんか、とっくにどこかにやってしまったのに。

昔も昔の大昔、かれこれ40年以上も前に

メイおばさんが彼女に買ってきたギリシャ土産の栓抜きです。

 

もうひとつこの器

何とメイおばさんとメイおじさんの結婚式の引き出物です!!

 

ねえ、いいでしょう、メイおばさんの親友って。

引っ越しを繰り返す人生なのに

ちゃんと大事に持っていてくれたなんて。

涙出ちゃいます。

 

読んでくださってありがとうございました。

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