メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

カルダモンを一つまみ~マンゴー・人参・カボチャのスープ

2016-02-15 08:32:44 | ハワイ

昨日はほんの少しでも目方で買えるスパイスについてでしたが
今日は、そうして買ったカルダモンをいったい何に使ったかについてのご報告。

シナモンやオレガノやナツメグならばともかく
カルダモンなんてあまり使いませんものね。

ところがこのハワイのスープには「ひとつまみのカルダモン」が
必須アイテムだったのです。
たしかに、「カルダモンあり」と「カルダモンなし」では
スープのしまり具合が違います。

マンゴーと人参とカボチャのスープです。
色々な国のスープを作ってきましたが
これは5本の指に入るぐらいに美味しいスープです。

それに、ざっくりと煮込んでブレンダ―にかけるだけですからとても簡単。

メイおばさんはバーミックスタイプを使って鍋の中でピューレ状にしてしまいますから、
ますますもって簡単!

マンゴーの香り、カボチャの甘さに生姜がピリリとアクセントを添え
ココナッツクリームがまろやかさと南国の風味を演出してくれます。

暖かいままでももちろん美味しいのですが
冷蔵庫で冷やしていただいても最高です。
冷たいスープの時にはこんなガラスの器が似合います。


果物と野菜を組み合わせて美味しい料理を創るのはハワイの人たちの得意技。
おまけにこのスープときたら、マンゴー、人参、カボチャのビタミンがたっぷりです。

味は光によって色を変える海のように繊細で
色はダイアモンドヘッドから眺めた夕日に染まる空のようです。
(なんてかっこうつけちゃって、、、、)

マンゴーが高値だったり、熟していなかったりする時は
メイおばさんは冷凍のザク切りマンゴーを使います。
アメリカではどこのスーパーでも売っていますし
日本ではいつもカルディーで買います。

冷凍庫に常備しておけばスムージーを作る時にも使えますからとても便利。

カボチャは生の物を使いたいところなのですが
急ぎの時にはこんな手抜きをしています。
缶詰です。


冷凍だろうが、缶詰だろうが
それでも美味しいスープです。


<6~8人前>
*バター 大匙2杯
*玉ねぎ1個 皮を剥いてみじん切りに
*生姜1片 皮を剥いてみじん切りに
*人参1本 皮を剥いてみじん切りに
*チキンストック 1000cc (同量の水にチキンブイヨンでかまいません。)
*カボチャ 皮を剥き3センチ四方ぐらいの賽の目にして375cc
*カルダモン 一つまみ
*熟したマンゴー 皮を剥きざく切りにして250cc
*ココナッツクリーム(ココナッツミルク) 125cc
*塩、胡椒 適宜

1. 大き目の鍋を中火で熱し、バターを入れて玉ねぎを柔らかくなるまで炒めます。

2. そこへ生姜と人参を加え、さらに2分ほど炒めます。


3. 温めたチキンストックを注ぎ入れ、カボチャとカルダモンを加えます。

沸騰したら弱火にして、蓋をし、約20分煮込みます。

4. 鍋にマンゴーを加え、さらに2分ほど煮込みます。


5. 鍋の中味をブレンダ―でピューレ状にし、中火にかけ、ココナッツクリームを加えます。


6. 塩、胡椒で味を調え温めますが、沸騰し過ぎないように注意してくださいね。

はい、できあがり。器に盛り付けてミントの葉を浮かべてもいいですし
オリーブオイルでニンニクのみじん切りとパセリ、パン粉を炒めて
トッピングにしてもよく合います。

具はどうせブレンダ―にかけますから、それほど細かくみじん切りにしなくても
大雑把で大丈夫(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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85分の28が日本です!@ハワイ

2015-09-15 23:52:56 | ハワイ
手元にある数あるハワイ料理本の中でも
これはなかなか優れもの。


「Best of the Best
From Hawaii Cookbook」です。

簡潔に要領よく書かれています。
ただし写真のないのがたまに傷。
想像力のお世話にならねばなりません(笑)。

けれども、写真の代わりに
ところどころにこんなキュートな絵が挿入されています。
お料理には何の関係もないんですけれどね(笑)。


ありがたくも興味深いのは
この本の最後に「Glossary of Food Terms」
つまり「食材辞書」のようなものが
「aburage」から「yatumi-zuke」までアルファベット順で
発音記号と共に記載されています。


その数たるや5ページ85品目!

そして、驚いたことには
このうちの28項目が「元日本語」だったのですよ。

ちょっと列記してみますね。
何だかわかります(笑)?

Aburage, Aji-mirin, ajinomoto, daikon, enoki mushrooms, katakuriko, kinako, mirin sake, miso, mochi, mochiko, nori, nori goma furikake, panko, sake, shoyu, soba, somen, sukiyaki, sushi, takuwan, tamari, tofu, togarashi, wasabi paste, yaki, yakitori, yatsumi zuke

日本語表記にしてみますね。
中にはちょっと怪しいものもありますけれど、ご愛嬌(笑)。

油揚げ、味味醂、味の素、大根、えのきマッシュルーム、片栗粉、黄粉、味醂酒、味噌、餅、餅粉、海苔、乗り胡麻ふりかけ、パン粉、酒、醤油、蕎麦、素麺、すき焼き、寿司、沢庵、たまり、豆腐、唐辛子、ワサビペースト、ヤキ(?)、焼き鳥、やつみ漬け(?)

ね、味噌も出てきたでしょう?

こうした日本の食材が、多民族、多文化のハワイでは広く使われてきたのです。
発音記号も面白く、たとえばMISOならば「MEE-soh」です。

ミーソウ
あらソウですかあ(笑)。

そしてこんな解説がなされています。

「Japanese for fermented soybean paste, ranging from a mild white version to a stronger red version. It is often used as the base to a broth.」
(大豆を発酵させた日本のペースト。マイルドな白味噌からストロングな赤味噌まであり、しばしば汁物のベースに使われる。)

と言うわけで、昨日ご紹介した「MISOドレッシング」も
ちっとも不思議ではないのです。

面白いです、ハワイの食文化!!

読んでくださってありがとうございました。
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スパムむすびの実験室

2015-08-15 06:52:26 | ハワイ
スパムと聞いて何が浮かびます?
たぶん迷惑メールではないかしら。

本当はこれなんですけれどね(笑)。

ミネソタ州の「HORWEL FOODS」が作るランチョンミートの缶詰です。

1937年の発売以来、細く(一時は太く)、長く
売れ続けているようですが
シアトルの「QFC」スーパーマーケットにはたくさん並んでいても
ワシントンDCの「Whole Foods」にはありませんでした。

つまりそれだけ何というか、、、、(笑)。

今ではオリジナルのクラシックに加えて、タバスコ風味やら減塩やら
低カロリーのライトやら、チーズ入り、ベーコン入り、ガーリック風味など
いろいろなバリエーションが見られます。

アメリカ50州の中でスパムの消費量が一番多いのはどこだと思います?
ハワイなんですって。

けれどもアメリカ領のグアムも含めれば、断トツにグアムが一位だそうですよ。

ええ、たしかに
ミクロネシアの島々のピクニックでは
スパムにケチャップをかけて白ごはんと食べるのが定番でしたっけ。

決しておいしいわけでもなく
ただただ塩辛いだけなのですが
それでも懐かしさに誘われて、突然食べたくなるのがスパムです。

特に懐かしいのは
ハワイに行くたびについ買っては食べてしまう「スパムむすび」

ここシアトルのスーパー「宇和島屋」でも買えるのですが
やっぱりそこはほら
ハワイの空の下で食べるのと
シアトルの空の下で食べるのとは大違い(笑)。

とはいえ、ハワイに飛んでいくわけにもいきませんから
昨夜はちょっと挑戦してみましたよ。

この日のために(大げさ!)
こんな押し寿司型を買っておいたのです。

これを試してダメなら
アマゾンで「Spam Musubi Mold」(スパムむすびの型)という
スパムむすびの専用型を注文するつもりでした。

でも、大丈夫、なんとかそれらしくできました!!
どころか型の形とサイズが
まるで注文したようにスパムと同じ!

ご飯を型に入れて

スライスしたスパムをのせて

ギューッと押すだけ。


たまたまあった二種類の振りかけでご飯を和えましたけれど
これは明らかに失敗。
ただでさえ塩辛いスパムが振り掛けご飯なんて(涙)
海苔はあとから巻きました。


それだけでは面白くないので
もう少し遊んでみようかと
切っただけのスパムと、照り焼き風に味をつけたスパムの二種類で。

はい、結論からまいります。
ノスタルジアは満足されました。
けれども、いかんせん、しょっぱすぎます。
血圧も上がりそうなぐらいに(笑)。

ハワイの太陽の下で食べる「スパムむすび」はこれほどではないのですが。
なぜかしら。貿易風のせいかしら。(まさか!)

次回は湯がいて塩抜きをしてからにしてみましょう。


ところでこの本
ハワイでつい買ってしまったスパム料理の本。

115ページ全部がスパムです。


中には明らかにスパムもあります。
(この場合はスパムメールのスパムです(笑))

夫が感心したように、そしてあきれたように言いました。

「メイ、君は毎日クリエイティブな料理を作る。
 キッチンが君のラボラトリー(実験室)、料理は君のエクスペリメント(実験)だね。」(笑)


読んでくださってありがとうございました。
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ハワイの夕日に染まったスープ

2015-08-03 03:20:40 | ハワイ
二日続きのてんやわんやゲストディナーでしたが
金曜日と土曜日のメニューは半分を同じにしましたから
2日目は格段に楽でした。

と、余裕を持って言いたいところなのですが
実はちょっと最後にばたつきました。

なんとなれば(う~っ、古い言い回し!)
食べる直前に作らねばならない料理を
デザートの前の締めに持ってきてしまったんです。

写真も残ってないんですから
メイおばさん、いかに慌てていたかですね(笑)。

インドネシア政府からのお客様は
3年間も日本の大学に留学し、学内寮に住んでいた元青年。

なんて他人行儀に言ってますが、実は夫さんの教え子です。
そしてたまたまメイおばさんも学問以外の分野で世話をした子ですから
つい母心が出てしまって、、、、

今は押しも押されもせぬ政府高官の「偉い人」になっちゃてるらしいのですが
そんなこと関係ありゃしません(笑)。

最後に「あの子」が好きだったものを、と思ったら
やっぱり天ぷらとお蕎麦になっちゃったんですよね。

たくさん食べた後ですから
お口直し的な感じで、ほんの少しだけ。

茹でたお蕎麦を冷たく冷やし、冷やしておいたつゆをかけ
人参と絹さやと玉ねぎの小さな三色天ぷらをのせました。

でもいっくら「小さな」と言ったって
こればかりは事前に準備することはできませんからね。
席を立ってキッチンにこもって
お蕎麦を茹でて冷やして、天ぷらを揚げたのでした。
そしてガラスの器に盛りました。

けっこうきれいに仕上がりましたし
美味しくできたのですが
なんせ焦っていて写真を撮りそこないました(涙)。

その代わりにこちらをどうぞ。

一昨日のスープは以前にも書いた「冷たいコーンのスープ」(7月23日)にしたのですが


昨夜は久しぶりに「冷たいマンゴー・人参・カボチャのスープ」にしました。


浮き身はご覧の通り両方同じで、乾燥ココナッツフレークと、バジルと、ピーナッツを細かく切って合わせたものです。

思い返せばこの「マンゴー・人参・カボチャのスープ」
いっときはやたら感動して作っていたのに
とんと忘れておりましたよ(笑)。

こちらはかつて作っていた頃のもの
浮かんでいるのはミントです。


多少色味が違うのはカボチャとマンゴーの色のせい。
器の感じでまた雰囲気が違いますけれど
これは本当にいいスープ。

2年前のメモ書きがPCの中に入っていたのですが
メイおばさんたらこんなことを書いていました。

「これまで色々な国のスープを作ってきましたが、このスープは5本の指に入るほどおいしいスープだと思いました。ざっくりと煮込んでブレンダ―に賭けるだけですから簡単に作れます。バーミックスタイプなら、鍋の中でピューレにできますからなお簡単。

マンゴーの香り、かぼちゃの甘さにピリリと生姜がアクセントを添え、ココナッツクリームがまろやかさと南国の風味を演出します。果物と野菜を組み合わせて美味しいものを作るのはハワイの人たちの得意技です。おまけにこのスープときたら、マンゴー、人参、カボチャのビタミンAがたっぷりです。味は光によって色を変える海のように繊細で、色はダイアモンドヘッドから眺めた夕日に染まった空のようです。

マンゴーが高値の時には、カルディーなどでざく切りマンゴーの冷凍を買えば経済的ですね。」

うわあ、われながらすごい宣伝文句!
メイおばさんの頬も染まりますよ(笑)。

長々しい前置きのせいで、レシピまでたどり着けなくなりました。
ごめんなさい、レシピはまた明日。


読んでくださってありがとうございました。
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思い出の中の味覚~カウアイ島の山上で

2015-07-23 23:54:50 | ハワイ
父も母も亡くなってしまいましたが
不思議なものでいつもその存在を感じています。
本当につらい時には、「お父さん、お母さん、どうしたらいい?」などと
語りかけている自分に気づきます。

「親のことなんか思い出したくもない!」と
しかめっ面で呟く人に会ったこともありましたけれど

メイおばさんはたくさん思い出し
思い出しては「ありがとう」と呟きながら生きてます。
自分自身が親になってからはますますそうなりました。

父はカボチャが嫌いでした。
戦時中の粗食を強いられた時代、毎日カボチャばかりを食べていたからだと言いました。

母はトマトが食べられませんでした。
大好きだったはずなのに、トマトを食べた翌朝に盲腸で入院したからだそうです。

味覚とは本来はきちんと独立したものであるべきはずなのに
もしかしたらとても主観的なものかもしれないと思うことがあります。

どんなに美味しい料理でも、嫌な人と食べる料理はおいしく感じられませんし
どんなに質素な料理でも、愛する人と食べる料理はおいしく思えます。

6月のカウアイ島暮らしの間に「ワイメア渓谷展望台」まで車を走らせました。
3400フィート(1036メートル)です。


「息を飲むような」などという決まり文句も出てこないほどの眺めでした。

二人とも黙ったまま立っていました。

その先の「カララウ展望台」まで足を延ばす途中の山上の
ログハウスのようなレストランで軽い食事をとりました。

少ない選択肢の中で
メイおばさんは「ツナサンド」を選び

メイおじさんは「サラダ」を選んで、適当に取り換えっこして食べました。

飲み物はルートビアーです。


何てことのないごく普通のツナサンド。

レタスとリンゴとクルミとレーズンとブルーチーズのサラダの
「パッションフルーツ&ワサビドレッシング」にときめきましたけれど
レジの横に瓶詰のインスタントドレッシングが並んでいるのを見てちょっと興ざめ。

それでも思い返すと不思議なことに
ツナサンドもサラダも「美味しい記憶」なのです。

こんな山の上まで来た達成感や
爽やかな空気、届きそうな空、残り半分のドライブへの期待
そしてそれらを共有しながら
共に人生を歩む人との間に流れる時間。

「おいしいね」
「おいしいね」

どうおいしいか、なぜおいしいか、などの言葉などいらない
落ち着いた静かな時間でした。


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7月23日:プール少女と海少年の往復メール
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カウアイ島ノースショア「the Bistro」のカルアポーク

2015-07-11 10:12:53 | ハワイ
6月のハワイでもまた
たくさんの美味しいものに出会いました。
もちろんその逆のものもありましたけれど(笑)。

サイミン、海老バーガー、ロコモコ、シェイブアイス、ココナッツシュリンプ、、、、、、
等々ローカルなグルメについてはこの「料理帖」でも書かせていただいてきましたが、
実はまだまだあるんです。
そしてもしかしたら、これが一番おいしかったかも。

カウアイ島のノースショアへと車を走らせ

昔馴染んでいた場所をセンチメンタルに思い出し

大海原を背にすっくと立つキラウェア灯台を訪れて


空きっ腹をかかえて立ち寄った店でのことでした。
その名も「the Bistro」

なかなかセンスの良い店構えに
まさかフランス料理のはずもあるまい、と入ってみたのが大当たり。
選んだメニューが大当たり。

「Loal Rice Bowl」です。


白菜と人参はほんのりと甘酢でしめられ
その上にはたっぷりのカルアポーク。
その上にご飯が乗せられ
海苔と胡麻のふりかけがパラパラと。


カルアポークとは、豚一匹をバナナの葉でくるみ
地面を掘ったかまどに入れて蒸し焼きにするハワイの伝統的料理。
宴会やお祝いの席にはつきものです。
蒸した豚はホロホロとさかれて食卓に出されます。

「Local Rice Bowl」の
甘酢野菜と、ホロホロのカルアポークと、ご飯と、ふりかけの
何という絶妙なコンビネーション、いえカルテット!!

あの味が忘れられずに
実はメイおばさん、昨日のお夕飯は「カルアポーク」に挑戦してみました。

ちょっと時間はかかりますが
漬けこんで焼くだけですから、本当に簡単。
焼き上がった豚肉は二本のフォークで
まさにホロホロと簡単に裂くことができます。

ふだんはあまり肉を食べない夫が
おいしい!おいしい!と食べること、食べること。

これ、我が家のお気に入り料理としてこれからもたびたび登場しそうです。
自宅で簡単にできる「カルアポーク」については明日お話ししますね。

「the Bistro (Light House Bistro)」
Kong Lung Center, Kilauea, Kauai Is.

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7月10日:どこまで伸びる?夢と野望と私たちの技術
7月9日:少女たちのフラダンス
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お野菜チョキチョキBlue Dragon@ハワイ島

2015-07-06 11:31:10 | ハワイ
このところ、ギリシャのライン友から
写真付きで届いていた現地報告がとうとう
「OXI(NO)です。シンタグマ広場は各国報道陣でいっぱいです。」
となりました。

バンクーバーで行われていたサッカー女子W杯に見入っていたら
すっかり時間が過ぎてしまいました。
アメリカ対日本、夫と二人で見るのも何やら複雑な気持ちです。
しかも、ここシアトルはバンクーバーとは同じタイムゾーン。
車で3時間もかからずに行けますから、よけいに他人事とは思えません。

ギリシャもアメリカも日本もよく頑張りました。
みんなお疲れ様!

そんな時にメイおばさんは何を書いたらよいのかと
しばし悩みましたけれど
いっそハワイに飛ぼうかと、、、、、(笑)

ハワイ島で友が連れて行ってくれたレストランのことを
ちょっとだけお話しさせてください。

その名を「Blue Dragon」と言います。


一見チャイニーズ?と思いましたけれど
いえいえとんでもない。
友がお気に入りというライブミュージックつきの屋根なし中庭
椰子の木の下のアメリカン&ハワイアンでした。


食事をしていたお客が、お気に入りのナンバーになると立ち上がって踊り出します。
プロ並みに上手な人もいれば、メイおばさん並みにまるっきり駄目な人もいて
それでもみんな楽しそうに音楽に合わせて踊ります。

この日はオールディーズあり、ビートルズあり
本当はメイおばさんも踊りたかったのですが
オットも、オット友も全くその気がないようであきらめました(涙)。

友のお気に入りだけあって料理はなかなかです。
意表を凝らしているだけでなく、お味もなかなかなのです。
おまけに椰子の木の下でライブミュージック付きと来ています。

フラッシュをたくのは憚れますから
暗い中で撮りましたので
ちっとも美味しそうには見えませんが
実はとても美味しかったのです。
お味もディスプレーも100点満点。


それよりなにより斬新だったのは
テーブルの上に運ばれてきた箱庭ボックス。


ベビーリーフのような野菜が植えられた箱にハサミがついているのです。
それを好きなように好きなだけチョキチョキ切ってお皿に運びます。


楽しい!

車がないと行きにくい場所ですが、お味、雰囲気、趣向ともにお勧めです。
ただしライブミュージックとそれに合わせて踊る人たちの中で
静かに語り合って、愛を伝え合うロマンチックナイトには向きません(笑)。

Blue Dragon
Coastal Cuisine & Musiquarium
61-3616 Kawaihae Road, Kawaihae Harbor, Big Island, Hawaii
www.BlueDragonHawaii.com
808-882-7771


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7月6日:ニュース速報@ギリシャの国民投票
7月5日:いよいよギリシャの国民投票が、、、、、
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マカダミアナッツベスト5フレーバーは?

2015-06-26 09:08:32 | ハワイ
昨日に続いてマカダミアナッツの続きです。
さて、14ものフレーバーのうち
メイおばさんの選んだベスト3、いえベスト5はと言えば?

ハワイから帰ってシアトルの家で荷ほどきをして並べてみたら


なんと、なんと、なんと
一番多い袋が2種類ありました。
ということで厳正なる審査の結果(笑)

第一位:わさび 5個

    アイランドオニオン 5個


第三位:ハニーマスタード 4個


第四位:フラハラペーニョ 2個


第五位:チリペッパー 1個


と相成りました。

「わさび」が一位に輝いたのは、何といってもまさかの組み合わせ。
でも実際、かなりおいしいんです。

並んで「アイランドオニオン」が一位になったのは
たぶんある種のロマンチシズム(笑)。
ただの「オニオン」だけだったらたぶんこうはならなかったでしょうが
不思議なもので、「アイランド」が付いただけでロマンチックになるんですよねえ。

三位の「ハニーマスタード」はそれなりに美味しいです。
最もメイおばさんがもともと「ハニーマスタード」が好きだということもありますが(笑)。

四位の「フラハラペーニョ」も「アイランドオニオン」と同じで
「フラ」の接頭語の効果です(笑)。

そして五位の「チリペッパー」はやたら辛くて面白かったから。

「わさび」に至っては大袋も買ってしまいました。


そして同じく大袋の「マカダミアナッツパウダー」も買ってしまいました。

と言っても、パウダーというほどには細かくありません。
要するにマカダミアナッツを砕いたものです。
これをどんな料理に使おうか、ふふふ、楽しみ、楽しみ。
スープにもサラダにもパイにも使えそう。

さてさて最後に大急ぎで
工場の壁に貼ってあった「マカダミアナッツ」の健康上の4つの効果のことを。

1. コレステロールを下げる。
2. フラボノイドとビタミンEが肝臓、心臓疾患を予防する。
3. マカダミアナッツの油に含まれるオメガ3が心臓病と高血圧を改善する。
4. パルミトレイン酸が肥満の防止になる。

ですって。
だからと言って食べ過ぎは太りますよね(笑)。


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マカダミアナッツ14種類の味

2015-06-25 07:20:17 | ハワイ
ビッグアイランドと呼ばれるハワイ島では
コーヒーのプランテーションと、マカダミアナッツのプランテーションに行きました。


どちらもビジター用の説明やディスプレーがあり

試飲や試食も自由にでき、売店もあります。


コーヒーやナッツに関心のある人に限らず
なかなか面白いお立ち寄りスポットだと思います。

今日はまずマカダミアナッツの方から。

思い出しますよねえ。
一頃はハワイ土産と言えばこれが定番でした。
今ではちょっと「いかにも」「またですかぁ」になってしまいましたけれど(笑)。


昔なつかしマカダミアナッツチョコレートに代わるのが
今やこれかもしれません。

なんと14種類もの味のマカダミアナッツです。
そしてこの大盤振舞の工場では
この14種類を好きなだけ試食させてくれます。


14種類って?
はい、驚く味もございます。
でも、どれもなかなか美味しいのですよ。

わさび、ハラペーノ、チリペッパー、ブラックペッパー、ハニーマスタード、蜂蜜、コナコーヒー、塩抜き、うす塩、ココナッツ、バターラム、ガーリックバター、アイランドオニオン、そしてスパム!


行きつ戻りつ味見をしていたらかなりお腹が膨れました。
これ、「マカダミアナッツ腹」とでも言うんでしょうか(笑)。

それなのに、また山のように買い込んでしまいました。
14種の中でメイおばさん的に一位、二位、三位をつけるならば?

マカデミアナッツの医学的効用とは?

そんな後篇は明日に譲ると致しまして、、、、、

まずはこれ、マカダミアの実です。


美しい緑色です。


この中に茶色の固い殻があって
色白の赤ちゃんのような実が隠れています。
これが私たちが目にし、口にするマカダミアナッツの原型です。


緑色のイガに守られて、さらにまた固い殻に守られた
栗の実を思い出しますね。

まるで貝塚のようにナッツの殻が捨てられた
砂漠のような殻の丘を歩けば、一歩ごとに足が沈みます。


ほうらメイおばさんの足もマカダミアの殻の屑だらけ。


それでも登っていたら、スッテンコロリンずるずる~(笑)。

マカダミアナッツ滑り台なんて
これもまた楽しい経験でしたよ。

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ロコモコ登場!

2015-06-24 09:03:11 | ハワイ

「First day of summer」(夏の最初の日)と呼ばれる夏至(Summer Solstice)の夜、
シアトルに帰ってきました。
この美しい町でもまた、名実共に夏が始まりました。

今の季節のシアトルの昼の長さと言ったら
いったいお日様はいつ眠っているのかと心配するぐらいです。

9時半になったって窓の外はまだこんな


9時45分になってやっと


なかなか夕ご飯モードにならずに困ります。
朝だって5時半にはすでに窓の外は眩しいぐらいです。

ハワイではもう少し早く暗くなってくれましたし
もう少し遅く明るくなってくれました。
緯度が違うせいなのでしょう。

さて、今日からはまた西海岸の日常の中に
まだまだ書いていないハワイの諸々のことなどを散りばめながら
「メイおばさんの料理帖」を綴ってまいります。

シェーブアイス、サイミン、ポキ、エビバーガー、ココナッツシュリンプ、、、、
などなどハワイのローカルフードを書いてまいりましたけれど
肝心なものがまだですし
感動の美味しさだったものもまだですし
まさかの盛り付けに驚いたものもまだです。

まずは肝心なものからにしましょうか。
はい、もちろん「ロコモコ」です。
ハワイに来るとやはり一度は食べたくなります。
そして一度で満足しちゃいます(笑)。

今回の「ロコモコ」は
ハワイ島東側のコナから海沿いの道路をそれて
「ワイピオ渓谷展望台」(Waipio Valley Lookout)に向かう途中で一休みした
「ホノカア」(Honoka'a)という小さな町での「ロコモコ」。
土地の人たちが朝ごはんを食べるような気取らない店の「ロコモコ」です。


「Loco Moco Plate 12.55ドル
 Bowl 6.5ドル」

と書いてある中から、迷わず「Bowl」の方を選びました。
つまり半量ということです。
注文を伝えると、ウェイトレスのお姉さんに聞かれました。

「卵は何にする?」

そこで答えました。

「サニーサイドアップで」

ね、気取らない店と言った通りでしょう。
出てきた「ロコモコ」も素っ気ないぐらいに気取ってません(笑)。
しかもせっかく「サニーサイドアップ」(片面目玉焼き)と言ったのに
厚くかかったグレービーでその姿もよく見えません(笑)。


でもね、これが驚くほど美味しくて、、、、、
ああそれなのに、頑張っても頑張っても食べきれません。


オットは手伝ってもくれないで、勝手にミルクセーキかなんか飲んじゃってるし、、、、
半量を頼んだのにこれでは、フルサイズを頼んだらどんなことになったことやら(涙)。

大きなハンバーガーのパティをご飯の上に乗せて
玉子を二つ、そしてリッチなブラウングレービーを
お日様を隠す雲のようにたっぷりと。

たったこれだけのことなのです。
でもハワイで食べると不思議に美味しく感じます。

でもどうしても食べきれなかったメイおばさん
運んでくれたウェイトレスさんのところまで律儀にご挨拶に行きました。

「すみません。とてもとても美味しかったのですが
どうしても食べきれませんでした。
いえ、けっして美味しくなかったからではありません。
なにせわたし、こんな小柄なもので、、、、、、(しどろもどろ)」

お姉さんがさらりと笑顔で言いました。

「That’s OK. No problem.
 Do you want to take it?」

と言われても、昼日中グレービーたっぷりのロコモコ
持ち歩くわけにもいきませんよねえ(笑)。

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6月22日:今やみんな英語です!それにしても、、、、、
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