メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

いつでもおいしい牛肉とペコロスのシチュー

2017-02-28 17:43:44 | レシピ

本来は冬のお料理ですけれど

メイ家では年がら年中、食べたくなると作るシチューがあります。

 

スーパーで良いペコロス(小玉ねぎ)と目があってしまって

しかもお値段がそれほど高くないと作ります(笑)。

 

お客様をお招きした時にもよく作るギリシャ料理です。

それがこのスティファド(牛肉とペコロスのシチュー)です。

 

赤ワイン、トマトジュース、赤ワインビネガーの

「3つの赤」で作るスティファドは

ムサカよりも手がかかりませんから気軽に作れます。

と言っても日本では

ペコロスもお肉もお高いのが難点ですが。

 

先週、いつものスーパーで

こんなに美しいペコロスと出会ってしまいました。

「Pearl Onion」と書いてあります。

本当に真珠みたい。

 

一目惚れしたメイおばさん、そのとたん

速やかに夕飯メニューを変更しましたよ。

 

神様が「メイ、スティファドを作りなさいよ。」と

言ってるようなものですからね(笑)。

 

メイおばさんが使っている基本のレシピを書いておきますが

今回もお肉はこの半分の量でしたし

ペコロスも2袋でまさか1キロなんてあるはずはないし。

 

要するにお肉の量も、ペコロスの量も

予算内の出たとこ勝負でかまわないと思います。

それだって十分おいしくできますから(笑)。

 

いちおう基本の量を参考までに書いておきます。

メイおばさんはお肉とペコロスの量に限らず

太字の部分はそのままに作ります。

 

□シチュー用牛肉 1キロ弱

□ペコロス 1キロ

□オリーブオイル 2分の1カップ

□トマトジュース 2カップ

□赤ワインビネガー 大匙4杯

□赤ワイン 2分の1カップ

□ベイリーフ 1枚

□ニンニク 2片

□バター 2分の1カップ

□パセリ みじん切り 少々

□ブイヨンパウダー、またはブイヨンキューブ 適宜

□塩、胡椒 適宜

 

①  ペコロスは熱湯をかけて皮をむき、煮込んでも形が崩れにくくなるように根の側に十字の切り込みを入れておきます。

熱湯をかけるのは涙が出るのを防ぐためと、皮をむきやすくするためです。

②  鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを入れ、一口大に切った牛肉を中火で炒めます

③  トマトジュース、ビネガー、ワイン、ベイリーフ、熱湯2カップを加えて、肉が柔らかくなるまで煮込みます。

 

④  別鍋にバターを熱し、①のペコロスとニンニク、熱湯1カップ、塩を入れてペコロスを茹でます。

 ④ペコロスが柔らかくなるまで茹でてからパセリと共に③に加え、さらに20分ほど火にかけます。

 

まあ、メイおばさんが長年作ってきたのはざざっとこんな感じなのですが

味付けには塩だけでなく、ブイヨンパウダーまたはブイヨンキューブを使っています。

 

それにしてもアメリカはお肉が安くて助かります。

この日使ったシチュー用ビーフは

1ポンドあたり6ドル49セントでしたから

え~と、え~と、100gで162円?!

 

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タイ料理の「テイクアウト」

2017-02-27 17:05:22 | レストラン

仲良しカップルとのお食事は

「お家ご飯」だろうが「お外ご飯」だろうが

心も話も弾むもの。

男同士も女同士も全員一緒も。

 

昨夜はシアトルダウンタウン

アマゾンンの本社のすぐそばの

こんなタイレストラン。

 

ところで実は

アマゾンもマイクロソフトもスターバックスもタリーズも

ボーイングだってここシアトルが発祥の地

本社がある所です。

 

大きなマッシュルームがたくさん入ったトムヤムスープ

揚げ豆腐

揚げワンタン

春巻き

ビーフと平麺の炒め物

茄子と青菜の炒め物   

 

などなど

めいめいに好きなものを注文して

みんなでわいわいつっついて

気づけばお腹がいっぱいで

結局こうなりました。

 

半分ずつにして持ち帰るつもりが

 

「メイ、左手まだちゃんと使えないんでしょう?

 料理作るのに苦労してるんでしょう?

 これ持って帰れば明日の夕飯になるじゃない。」

 

との優しい言葉のおかげで

暖めなおして今晩のお夕飯になりました。

 

付け足したものは

卵のお粥と、大根と胡瓜の即席漬けと、ワカメのお味噌汁だけです。

 

ところで「お持ち帰り」という英語ですが

一昔のように「Doggy bag」(ドギーバッグ)と言う言葉は

最近ではまず使われなくなりました。

「Take out」(テイクアウト)が主流です。

 

面白いことに昨秋のロンドンで

「Take out」をお願いしようとしたら

同席のロンドン友に言われました。

 「メイ、イギリスでは『Take out』じゃなくて『Take away』(テイクアウェイ)というのよ。」

メイおばさん、いまだに楽しく学ぶことだらけ。

 

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実は弱気なメイおばさん

2017-02-26 10:40:18 | シアトルレストラン

シアトルには「インターナショナルディストリクト」と呼ばれる

とても面白い一角があります。

 

どう面白いのかと言えば

チャイナタウンばかりでなく、ベトナム、日本、フィリピン、カンボジア、、、、、

 

「インターナショナル」というよりは

「アジアン」と呼んだ方がより正確なような気もしますが(笑)。

 

つまりここに行けばイタリアンでもなくフレンチでもなく

ましてやアメリカンでもない、アジアの料理が楽しめます。

 

決して洗練された場所ではなくて

むしろごちゃごちゃの面白さ。

でも夜の独り歩きはちょっとこわいかな、、、的な。

 

長年、この一角でセラピストとして仕事をしていた日本人友が連れていってくれたのは

いくつもあるお粥のお店のひとつでした。

 

何の気取りもない

レストランと言うよりは食堂。

天井から下がっている赤いランタンと

厨房から聞こえてくる賑やかな中国語に

あれ、ここどこだったかしら?と一瞬思ってしまうような店。

 

これがここのお粥です。

もう驚くほどシンプルで、やたら量の多いお粥です。

 

青菜のソテーはけっこう濃い味付けですが

たぶん塩味もないお粥にのせて食べるため?

 

ワンタン麺と来たら大きすぎて麺が見えないぐらい。

あ、見えた?

ついでにワンタンからはみ出した海老さんも見えた?

それにしてもこんなに大きい海老がそのまま入っているワンタンが

いったいどのぐらい大きいかわかるというもの(笑)。

 箸はやたらに長いし重いし

どのテーブルの上にも、ラー油やら胡椒やらお酢やらが載ったトレイ。

 

お粥と青菜とワンタン麺を分け合って

お支払いはチップを入れても30ドル。

 

友が慌てて言いました。

「ごめんなさい、メイ、私お財布わすれてきちゃった。

次に会う時返すから今日は立て替えといて!」

 

そして昨日の金曜日、とある所でばたりと会って

何て切り出していいか困ったメイおばさん

 

「この間のお粥とワンタン麺おいしかったね。

あのお店の名前なんていうの?」

 

と誘導尋問らしきものをしたのですがだめでした(涙)。

こんな時にはどうします?

実は気の弱いメイおばさん、「この間のランチのお金」なんて口にできません。

 

そして心の中で呟きます。そして忘れます。

「ま、いいや、おいしかったし、面白かったし、楽しかったし。

300ドルならともかく30ドルだもん。」

 

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日本懐かし定食屋さん

2017-02-24 18:10:22 | 食文化

日本を離れていると

突然むしょうに行きたくなるレストランがあります。

不思議なことに老舗の料亭や

流行のお洒落なレストランなどではなくて

通りがかりにふと立ち寄ったこんな店。

 

たまたま用事があった町の

たまたま通った道の

こんな外看板に心惹かれて(笑)。

 

だってこうした「お料理模型」なんて

まず日本の外では見られないんですもの。

 

チキン南蛮定食

チキンのトマト煮定食

ササミのチキン南蛮定食

若鶏の甘酢和え定食

若鶏のから揚げ定食

アジフライ定食

生姜焼き定食

サバの塩焼き定食

 

ある時、ヨーロッパからいらした方々に東京をご案内していたら

この「お料理模型」に皆さんが惚れ込んで

「メイ、これを買って帰りたいたいんだけれど。」

と言うもんですから慌てたことがありました(笑)。

 

さて、時はお昼

外看板に心ひかれたメイおばさん

階段を上がろうか、我慢して通り過ぎようか

さんざん逡巡してから

思い切ってトントントンと階段を上って店のドアを開けました。

なあんだ、大丈夫、中には「おひとり様」がたくさん(笑)。

 

メニューを見て頼んだ揚げ豆腐の定食は

まさにメイおばさんのハートを震わせましたよ。

 

このボリューム、しかもきちんと作られていて

しかもとっても美味しくて

しかもお新香バーとサラダバーまでついていて

しかもお店の人の感じがよくて

しかも千円もしないという「しかも」だらけ。

ここ、アメリカではありえません。

 次に日本に帰ったらまた飛んで行っちゃいますね、絶対(笑)。

 

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インスタントのソムタムが大人気!

2017-02-22 16:36:29 | パーティー

左腕の骨折はまだまだ発展途上、いえちがった回復途上ですが

もうそろそろいい頃かしらと

お客様ディナーを始めてみることにしました。

 

最初は予行演習も兼ねて(笑)

メイおじさんのアシスタントをしてくれている大学院の学生さんです。

メイおばさんとも仲の良い若い友です。

 

ゲストテーブルを作ったのはいったいいつ以来かしら。

クロスは深紅にしてみました。

フォークとナイフとスプーンは、いつものアルミからシルバーにしました。

 

いろいろ考えてメニューはこうなりました。

 

冷たいブルーチーズのスープ

紫キャベツと紫玉ねぎとリンゴのサラダ

ソムタム

スティファド

プラムケーキ

 

「ソムタム」とはタイのサラダですし

「スティファド」とはギリシャのシチューです。

 

スープにはイギリスのブルーチーズを使いましたし

サラダとケーキは、はてどこかしら(笑)。

 

そんな統一性のないメニューでしたけれど

なかなか美味しいディナーとなりました。

 

実はひとつだけ、超手抜きなインスタントものがあります。

どれだと思います?

 

そうなんです、「ソムタム」です。

たいして期待もしてなかったのですが

これがけっこう行けたのです。

あれよあれよという間にお皿が空になってしまうぐらいに。

 

日本から持ってきた「ソムタムペースト」の袋の裏にはこんなことが

日本語で書かれています。

「ソムタムはタイの東北地方の郷土料理で、いまやタイ全土で食べられている国民食です。『ソム』は酸っぱい、『タム』は突くという意味で、千切りにした青パパイヤやトマトなどを木の臼に入れ、棒でつきながら味付けします。爽やか酸味と辛さが特徴のサラダです。」

 

作り方はいとも簡単。

千切りにした青パパイヤと、3~4センチに切ったさやいんげんを

袋の中に入っているペーストと混ぜるだけ。

辛味は別袋になっていますから、好みで調整できます。

 

とはいえ、こちらのスーパーにあると思っていた「青パパイヤ」がありませんでしたので、代わりに大根と人参の千切りを使いました。

いんげんは軽く茹でました。

 

まるで膾(なます)みたいですけれど(笑)

これがまた大当たり!

 

何品かのお料理を作る時に

指示通りにやるだけの「あっという間の一品」がひとつでもあると

とても気楽ですよね。

 

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メイおばさんのサラダ道

2017-02-20 18:15:10 | パーティー

このところ

いろいろ面白いサラダを作っています。

 

単なる思い付きだったり

苦肉の策だったり

他のブロガーさんのレシピからだったり。

 

これはとてもシンプルな

じゃがいもとレモンと紫玉ねぎのポテトサラダ。

 

 

こんな料理本からとりました。

 

珍しく夫がコメントをつけました。

 「メイ、このサラダ、もっとレモンを利かせて、ついでにガーリックも入れるといいんじゃないかな。」

 

謙虚にアドバイスを受け止めて

翌日また作り直しました。

いえ正直に言えば、前日の残りを改良しました。

たっぷりのレモンの搾り汁と、ガーリックをすりおろして。

 味だけでなく、ついでに見た目の方も少しは変えてみようかと

トマトと胡瓜とレモンで飾ってみました。

 

こちらはレタスとハムだけのシンプルなサラダの上に

クリスピーオニオンのトッピング。

 

こんな「クリスピーオニオン」

シャキシャキした食感も良いアクセントになって

なかなかの優れもの。

 このままポテトチップス、いえオニオンチップスとしても食べたいぐらい(笑)。

 

こちらの美しいサラダは

「あ、これ作りたい!」と一目惚れした

「ギリシャのごはん」さんのブログのサラダを

メイおばさん風に手抜きしてみました。

 オレンジとひよこ豆とアボカドと紫玉ねぎのサラダです。

 

そして昨日

ワシントン大学のブックストアで

こんな本を買ってしまいました。

けっこうな厚さのサラダだけのレシピ本です。

その名も「Salad for Dinner」です。

 

また道楽が増えました(笑)。

どうなるのでしょう、メイおばさんのサラダ道、、、、

 

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おうち居酒屋

2017-02-19 16:32:10 | びっくり!

重なる時は重なるものです。

どうしてこんな風に「泣きっ面に蜂」状態になるのかしら。

メイおばさん、いろいろ困ったことが連ちゃんで

ちょっと泣きたい気分の落ち込み中。

 

「今日は何を作ろうかしら」と

いつものように楽しく考えることもできなくて、頭の中が堂々めぐり。

ちっとも考え付きません。

 

ひとりならば適当にやればいいですけれど

メイおじさんがいますからねえ。

ある程度はちゃんと作ってあげねば。

 

そこで思いついたのが「おうち居酒屋」。

小皿で少しずつちょこちょこと。

残り物やら、手抜き物やら、出来合い物やら(笑)。

 

手前の舟形の細長いお皿にのっているのは

メイおじさんが大好きな「チコリ&ツナ」です。

缶詰のツナをマヨネーズやケチャップやマスタードやら気ままに混ぜ合わせて

チコリの器に上にのせます。

そして手で食べます。

チコリのシャリシャリ感が、ツナサラダのモチモチ感と合わさって

なかなかいい一品になります。

 

ズッキーニ2本をぽんぽん切って

塩&胡椒をして小麦粉をまぶして

焦げ色がつくぐらいに、オリーブオイルで両面を焼きました。

そしてたまたま作ってあったヨーグルトディップを添えました。

 

紫キャベツと紫玉ねぎの「紫x紫サラダ」は昨日の残り物。

紫色でないものはリンゴです。

この組み合わせ、なかなかです。

 

こちらはシンプルなポテトサラダ。

 

そしてこちらが本日の主役のクラブケーキです。

これだけは既製品を買って来てフライパンで焼きました。

 

あ、もうひとつ既製品がありました。

ハーブの入ったチーズです(笑)。

 

たまには手抜きも楽しい「おうち居酒屋」です。

 

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馬子にも衣装

2017-02-17 16:48:36 | 器、キッチン

この銀の器は

先月のオレゴン州ポートランドでの一目惚れの衝動買い(笑)。

 

 と言ったって中古品のお店ですから

お値段はまさかの17ドル(約2千円)。

 

お客様ディナーにと思って買ったはずが

何てことのないメイおじさんとのお二人様ディナーにも

しばしば登場しています。

 

たとえばこれは「マカロニ&チーズ」

 

こちらは「ビーフのストロガノフ風もどき」

 

そして今晩はこれです。

冷蔵庫で持てあましていたカボチャと大根を使い切ってしまおうと

苦肉の策でこんなタイのレッドカレー用のペーストを使って

同じく持て余していたココナッツミルクと合わせてみました。

ついでにライムを搾って入れました。

ココナッツミルクとライムなんて

ねえ、何となくいい感じじゃありません?

 

レシピも何もありません。

メイおばさんの行き当たりばったりです。

こんな料理本のこんなページがヒントになりました。

 「カボチャと豆腐と豆のカレー」

 

レッドカレーペーストとココナッツミルクのほかには

野菜のブロスと、お醤油と、ブイヨンパウダーと、オリーブオイルを使いました。

 

そんな思いつき料理なのにメイおじさんたら

「う~む、これは美味しい。

 メイ、レシピを取っておいてまた作って。」ですって。

レシピなんてないんですけれど(笑)。

 

この銀の器、たかが「マカロニ&チーズ」

たかが「ストロガノフもどき」

そして、たかが思いつき、いえ苦肉の策の「大根とカボチャの煮物」をも

まるでシンデレラのように変身させてくれます(笑)。

馬子にも衣装です。

あっ! 部屋が写ってる! 

左腕にサポーターと包帯を付けて右手でカメラを持つ

メイおばさんも写ってる!!!

 

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霧の中のバレンタインランチ@Maximilien

2017-02-16 18:06:56 | シアトル

シアトルと言えば「Pike Place Market」。

ここは1907年に創設されたアメリカで最初のパブリック・マーケット(公設市場)です。

地元の買い物客に加えて、たくさんの観光客で大賑わいです。

シアトル発祥のスターバックスの一号店があるのもここです。

そんな活気にあふれた賑やかな市場の中に

静かで洗練されたフレンチレストラン「Maximilien」があります。

 

こんな風にシアトルに住み始めるなんて思ってもみなかった頃

メイおじさんの仕事で何か月かこの町に滞在したことがありました。

 

シアトルで一番高いビルの最上階での歓迎レセプションで

最初のご挨拶やらスピーチやらが終わった後の

ワイングラス片手のビュッフェタイムに

主催者のケイティにこんなことを聞いてみました。

 あまりに月並みな質問ですが(笑)。

 

「お勧めのレストランを教えてください。」

 

その答がこうでした。

 

「この町は美味しいレストランがたくさんありますからお楽しみになれますよ。

私たちがよく行くのは、ここから目と鼻の先、『Pike Place Market』の中にある『Maximilien』です。

お料理ばかりでなく、雰囲気も眺めもいいですから、ぜひおいでになってみてください。」

 

以来、この店は私たちにとっても今日のように

「バレンタインランチしましょうか。」的な

お気に入りレストランのひとつになりました。

 

今日のシアトルは一日中霧が立ち込めた小雨模様。

窓の外もまるで「霧の中の光景」のようでしたけれど

それはそれで風情があっていいものです。

 

お天気の良い日には海がキラキラ輝いて

カモメが白い羽を広げて飛び交い

それはそれでもちろんいいものです。

つまり、どんなお天気でも水辺というのはいいものです(笑)。

 

よく冷えた白ワインを飲みながら

かき氷のような凍らせたビネガーといただく

新鮮な牡蠣は言わずもがなの至福ですが

 

市場から運ばれた地元の新鮮なお野菜を使ったシンプルなサラダもまた至福です。

 

アンチョビ、オリーブ、ベビーグリーン、インゲン、ジャガイモ、パプリカ、固ゆで卵、、、、、

ドレシングはディジョンマスタードのビネグレット。

 

ところで本日のスープはマッシュルーム。

なかなか濃厚なスープの表面に

なんとトリュフのオイルが浮いていました。

これだけでまるで「トリュフスープ」のようになるマジック(笑)。

 

夫唱婦随の我が家では(笑)、夫は大皿、妻は小皿スープです。

いえ、メイおばさんはこの量で充分なのです。

だってスープでお腹がいっぱいになってしまったら

牡蠣もサラダも食べられなくなっちゃうでしょ?(笑)

 

デザートはメイおじさんの好きなクリームブリュレ。

加齢と共に甘いものがだんだん苦手になってきたメイおばさんは一口

加齢と共にますます甘いものが大好きになってきたメイおじさんは九口。

 

一日遅れのバレンタインランチから帰ってみれば

家の窓の外もまた霧でした。

 

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二つのディップでファラフェルを

2017-02-15 18:12:19 | レシピ

「そんなディップについてはまた明日」で終わった昨日の続きです。

なんのディップかと言えば

はい、レンズ豆を使った「ファラフェル」です。

 

では「ファラフェル」が何かと言えば

中東のお焼き、またはコロッケのようなもの。

ひよこ豆で作るのが主流ですが

手抜きメイおばさんは、水に戻さずともすぐに使えるレンズ豆を使います(笑)。

 

そんな「ファラフェル」に添える二種類のディップは

味も見た目も似ても似つかぬ二種類です。

 

一つはギリシャのジャジキ風、ヨーグルトと胡瓜のディップです。

「Raita」と呼ばれるこの白いディップの発祥の地はパキスタンとインドだとか。

「ファラフェル」に限らず、カレーにも相性ばっちり。

 

1.胡瓜2本の皮を剥いてみじん切りにして塩を振りかけてしばらく放置。

しばらくたったら(15分ぐらい)さっと水で洗い流しペーパータオルで水気をふき取ります。

 

2.その間にクミンシード小匙半分を小さなフライパンでローストします。パチパチ跳ね始めたら火からおろします。

 

3.1の胡瓜とプレーンヨーグルト2カップ(500g)、小口ねぎのみじん切り大匙2杯、レモンの絞り汁大匙1杯を混ぜて、塩と胡椒で好みの味付けにします。

 

4.ここに2のクミンシードを加えます。冷やしてミントの葉など添えるといいですよね。

(ところがメイおばさん、この時は胡瓜がなくてヨーグルトだけで作ったのがこの写真。

皆様はどうぞ胡瓜を入れてくださいね。)

 

さてこれが第一のディップなら、第二のディップはうっとりするほど華やかです(笑)。

なんたってマンゴーをたっぷり使った「マンゴーチャツネ」なんですもの。

甘酸っぱさがファラフェルとの相性抜群です。

 

これ、作り置きしておけばいろいろ使いまわしができます。

ハンバーグや、焼き肉、お魚のムニエルなんかにも使えます。

 

まずは次のものを用意してください。

 

*オリーブオイル 大匙1杯

*玉ねぎ1個のみじん切り

*ニンニク2片のみじん切り

*生姜1片(2.5センチぐらい)をおろしたもの。

*白いワインビネガー 250cc

*黒砂糖 90g

*唐辛子 少々

*熟したマンゴー3個 → 皮を剥いて実の部分をざく切りにします。

*レーズン 大匙4杯

 

1.        オリーブオイルをフライパンに熱して、玉ねぎ、ニンニク、生姜を十分火が通るまで中火で炒めます。

 

2.        そこへビネガー、黒砂糖、唐辛子、を加えて2~3分、良い香りがしてくるまで炒めます。

 

3.        さあ、あとは主役のマンゴーを加えて、脇役のレーズンも加えて弱火で15~20分ぐらいくつくつと煮ればまるでジャムのようになります。いえ、ディップのようになります(笑)。

 

 以上が優等生のレシピですが

優等生ではないメイおばさんは

熟したマンゴーの代わりに、冷凍マンゴーを使っちゃいます。

切る手間も省けますし(笑)。

 

始めは、「えっ? こんなにお酢を使っていいの?」

と思いましたけれど、いいんです。

こんなにお酢(ビネガー)を使ってこそのマンゴーチャツネです(笑)。

 

「ファラフェル」と一緒にどうぞ楽しくお試しくださいね。

 


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