メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

アーミッシュのベジタブルチャウダー

2016-07-10 02:08:57 | レシピ
一昨日の続きですが
どうして突然「アーミッシュディナー」になったのかと言えば、、、、、

夫がワインを買いに行った折に
なぜかついでにハムなどを買ってきて


「これ、夕飯に使って。」

と言われたってねえ(笑)。
サンドイッチでは面白くないし
ハム&エッグではまるで朝ごはんだし。
そうだ、あれでも作ろうかしら
というわけで、思い出したのがアーミッシュのスープです。

その名も「ベジタブルチャウダー」


これもまた先回のコーンの料理と同じく
信じられないほど簡単。

アーミッシュの分厚い英語の料理本は東京に置いてきてしまいましたが
とにかくすべての料理が超簡単でした。
あるいは超大ざっぱでした(笑)。

まずは次の材料を用意してくださいな。
これまた特別な物は何もありません。

○賽の目に切ったハム 1カップ
○賽の目に切ったジャガイモ 2カップ
○賽の目に切った玉ねぎ 1個
○牛乳 500cc
○バター 大匙1杯
○小麦粉 大匙1杯
○トマトペースト 半カップ
○コーンの缶詰 半カップ

あとは本当にアーミッシュ風のワン・ツー
いえ今回はワンからファイブで終わりです。

① ハム、玉ねぎ、ジャガイモを鍋に入れて、材料が隠れるぐらいの水を足します。


② 柔らかくなるまで火を通してから牛乳を加えます。

③ 別鍋にバターを溶かし、小麦粉、トマトペーストを加え、滑らかになるまで火にかけたら②の鍋に移します。


④ 塩、またはブイヨン、胡椒で味をととのえます。

⑤ コーンを入れて沸騰させます。

ただし今回は、⑤を省略しました。
だって「スキャロップト コーン」にたっぷりコーンを使いますから
コーンばかりになってもねえ。


ね、大ざっぱでしょう?
ね、簡単でしょう?

と、またしても
前回と同じ言葉で締めくくるメイおばさんでございました(笑)。

追記
ところで「アーミッシュ」とは18世紀から19世紀にかけてヨーロッパからアメリカへ移住してきたプロテスタントの教派です。最初の移住地はペンシルベニア州。社会との接触を可能な限り避け、独特の戒律のもとに今でも暮らしています。たとえば、車には乗らず馬車で移動し、男女の役割が定められ、男も女も独特の服装をしています。男性なら幅広のズボンにサスペンダーとベスト、麦わら帽子かフェルトの黒い帽子。結婚をすると髭を生やします。女性ならば黒いボンネットで頭部、首筋すべてを覆い、生涯髪を切りませんので、長い髪を真ん中で分けて後ろで束ねています。長いスカートをはき、その上にエプロンをし、ケープで上半身を多い、ストッキングは黒の木綿、靴はひも付きの黒、、、、、等々。今ではだいぶ戒律も緩和されたようですが、ワシントンDCからペンシルベニアのフィラデルフィアへ車で行った途中では何度もアーミッシュの人たちの馬車を追い抜くことになりました。


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